カテゴリー「映画の感想(2005~2012)」の1000件の記事

映画の感想 2005年~2012年

2018年7月 1日 (日)

[映] ブラッド・スローン

 まっとうな人間が、あることをきっかけに犯罪者として成り上がっていくさまを描く。この邦題、どういう意味かなとしばし考える。もしかして、ゲーム・オブ・スローンズを意識したタイトル?? 原題は"Shot caller"、リーダーとかボスを意味することばらしい。

Shot_caller
 愛する家族と暮らし、エリート社員だったジェイコブは、ある日、不注意で起こした交通事故で、親友を死なせてしまう。服役することになるが、そこはギャングに支配された無法地帯だった… そこで生き残るため、ギャングの仲間に入り、次第にのし上がっていくジェイコブ。

 ジェイコブ役にニコライ・コスター=ワルドー(ゲーム・オブ・スローンズのジェイミー・ラニスター)。妻役にレイク・ベル。友人役にマックス・グリーンフィールド(ヴェロニカ・マーズの保安官レオ)。ジェイコブのギャング仲間役にジョン・バーンサル(ウォーキング・デッドのシェーン)。刑務所を仕切るボトルズ役にジェフリー・ドノヴァン(バーン・ノーティスのマイケル・ウェステン ちょっと太った?)。彼らを追う刑事役にオマリ・ハードウィック。

 悲しい話だなぁ。最初の事故は明らかに本人の不注意ではある。服役というのもしょうが無いとは思う。でも、服役したことによって、まっとうな人生を歩んでいた人が、ギャングの道にどっぷりはまってしまうって、どうなの?? 刑務所って、更生が目的なんじゃないの??

 自らを守るため、生き残るためにギャングの道に身を投じたジェイコブは、今度は家族を守るためにその道から抜けられなくなってしまう。それでも、彼の中に善人の感情も残っていることを見せるシーンが。これが彼の選んだ道なのか。

 やるせない気持ちになった作品。

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2018年6月30日 (土)

[映] ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー

 スター・ウォーズのスピン・オフ第二弾。今度は、ハン・ソロの物語。誰が若きハン・ソロ役をやるかで結構盛り上がっていたね。

Solo
 惑星コレリアで、こそ泥のような仕事を請け負っていたハン。幼なじみの恋人キーラと共に、この地を脱出しようとするが、土壇場でキーラだけ捕らえられてしまう。とっさの判断で、帝国軍のパイロットに志願したハン。自分の船を手に入れて、キーラを迎えに戻るつもりだったが、歩兵として戦場に送られて3年が過ぎる。そこで、物資の略奪をしているグループを見つけて強引に仲間に入るが…

 ハン役はオールデン・エアエンライク。オーディションを勝ち抜いた青年、なかなかいい感じだ。ハンの恋人キーラ役はエミリア・クラーク(ゲーム・オブ・スローンズのディナーリス)。ハンが仲間となるベケット役にウディ・ハレルソン。その相棒ヴァル役にタンディ・ニュートン(ウェスト・ワールドのメーブ)。リオの声にジョン・ファヴロー。チューバッカ役はヨーナス・スオタモ。ミレニアム・ファルコンの持ち主ランド役にドナルド・グローヴァー。ベケットのボス、ドライデン役にポール・ベタニー。レディ・プロキシマの声はリンダ・ハント。

 かなり盛りだくさんなストーリー。チューバッカとの出会いや、ミレニアム・ファルコンをいかにして手に入れたのかなど、スター・ウォーズファンにはとても興味深い内容。個人的にはエミリア・クラークの役、キーラがすごく気になった。彼女のためにパイロットになって戻ってきたハンだったが、戻ってくるのが遅すぎて、彼女はすっかり変わっていた。生きるために。一応はハッピーエンドな感じだが、含みのある終わり方なので、続編もあるかも?

 ベケットとヴァル、リオのグループは、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを思わせるチームワークの良さを見せてくれたので、その辺はちょっと残念な展開だったな。でも主役はハンなので、しょうがないか。

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2018年6月23日 (土)

[映] インビジブル・ゲスト 悪魔の証明

 不倫相手を殺害した容疑がかかっている実業家と、彼を弁護するために事情を聞きにやってきた弁護士。そのとき何が起こったのかを語るうちに意外な事実がわかり… と言うストーリー。実に巧みなストーリー展開。スペインの作品。

Contratiempo
 不倫相手ローラを殺害した容疑をかけられたドリアのもとへ、女性弁護士グッドマンがやってくる。彼の無罪を証明するため、真相を詳しく説明するよう求めたグッドマン。事件について語り始めたドリアだったが、この事件の前に、もう一つの事件があった…

 ドリア役にマリオ・カサス。グッドマン役にアナ・ワヘネル。ローラ役にバルバラ・レニー。

 これ… 実は冒頭でオチがわかってしまったのだが…(^o^; でも見事な展開だ。ローラ殺害は自分ではなく、ハメられたと主張するドリアだったが、彼にはある過去が。その過去が、真犯人に関係するはずだと読んだグッドマンが、その事件についての詳細を説明するよう求める。

 ところが。グッドマンの話はあくまでも彼の主張。違う見方もできるのでは?と言い出すグッドマン…  果たして真相はいかに?? と言うところで、例のオチ。

 これは是非、ピュアな気持ちで見て欲しい。そして最後呆然として欲しい。

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2018年6月17日 (日)

[映] イン・ユア・アイズ 近くて遠い恋人たち

 お互いの存在を全く知らない男女が、お互いの感覚を共有していることに気づき… と言うストーリー。入れ替わりモノはいろいろあるけれど、感覚を共有するって言うのはちょっと新鮮かも!?

In_your_eyes
 医者の夫と暮らすレベッカは、資金集めのパーティなど富裕層の知人との付き合いになじめず、悩んでいた。ある日、パーティの最中に突然肩に衝撃を感じて倒れる。夫は、精神障害を疑うが…
 一方、自動車修理工として働くディランは仮出所中で、保護観察官の監視を受けていた。バーで飲んでいた時、突然ビリヤードのキューで肩を打たれ…
 ある日、感覚を共有している互いの存在を知り、昼夜問わず会話をするようになったレベッカとディラン。

 レベッカ役にゾーイ・カザン。ディラン役にマイケル・スタール=デヴィッド。レベッカの夫フィリップ役にマーク・フォイアスタイン(救命医ハンクのハンク)。ディランの悪友役にスティーヴ・ハウイー(シェイムレスのケヴィン)。

 まさに心の友ってやつかなぁ。ここまで互いのことを深く知っている友達関係ってなかなかない。その気持ちは次第に友達以上となり… と言う展開は予想通り。結末には少々不安もつきまとうが、二人が次第に心を通わせる展開はよかったなぁ。こういう友達っていいなぁ。

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2018年6月16日 (土)

[映] ジーサンズ はじめての強盗

 原題は"Going in style"で、同名の79年の作品のリメイクらしい。真面目に生きてきたじいさんたち3人が、年金を打ち切られたことに腹を立てて銀行強盗をすると言うストーリー。この邦題気に入った。

Going_in_style
 年金生活を送っていたジョーは、突然年金を打ち切られ、住宅ローンが支払えなくなってしまう。銀行に話を聞きに行くと、偶然銀行強盗が。その手際の良さを目の当たりにしたジョーは、親友のウィリー、アルに、強盗を持ちかけるが…

 ジョー役にマイケル・ケイン。ウィリー役にモーガン・フリーマン。アル役にアラン・アーキン。アルにちょっかいを出す女性アニー役にアン・マーグレット。FBI捜査官役にマット・ディロン。じいさん仲間ミルトン役にクリストファー・ロイド。

 なんともほのぼの系クライムコメディ。40年も真面目に務めていたのに突然会社の事情で年金を打ち切られるなんて、なんとも理不尽な話。突然金利が上がる住宅ローンや、横柄な銀行など、社会問題がコミカルに描かれる。

 この3人より、クリストファー・ロイドの方が若いと知ってちょっと驚く… 80代のじーさん3人の友情もいいし、機敏じゃ無い強盗ってのも笑える。最後のシーンにはほっこりした。

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2018年6月 3日 (日)

[映] ワンダーウーマン

 ワンダーウーマンと言えばリンダ・カーター。彼女が大好きだった身としては、他の人が演じるなんて… と思っていたが、ガル・ガドットも負けず劣らず美しく強いね。素晴らしい。

Wonderwoman
 女性のみが住む島アマゾンで生まれ育ったプリンセス、ダイアナ。最強の戦士になるべく訓練に励む日々。そんなある日、島の近くにアメリカ人パイロット、スティーブが不時着。彼を救出したダイアナだったが、彼を追ってきたドイツ軍との戦いで、叔母アンティオペを失う。スティーブを尋問した結果、外の世界では戦争が勃発し、ドイツ軍が世界を滅ぼしかねない兵器を開発中と知る。ドイツ軍を阻止し、戦争を止めるために、スティーブと共にイギリスへ渡ることにしたダイアナ。

 ダイアナ役にガル・ガドット。スティーブ役にクリス・パイン。ダイアナの母でアマゾンの女王ピッポリタ役にコニー・ニールセン(ザ・フォロイングのリリー・グレイ)。叔母アンティオペ役にロビン・ライト(サンタバーバラの初代ケリー・キャプウェル、ハウス・オブ・カードのクレア・アンダーウッド)。ドイツ軍のルーデンドルフ役にダニー・ヒューストン。イギリス軍のパトリック卿役にデヴィッド・シューリス(ハリー・ポッターシリーズのルーピン先生、FARGO3のヴァーガ)。

 第二次大戦中の話を振り返ると言う内容なので、現代の彼女は洗練された都会の女性。生まれ育った島のことを回想し、スティーブとの出会いを回想し、世界を救ったときのことを回想すると言うのが今回のストーリー。ジャスティス・リーグに参加するのは現代の話だよね、全く容姿が変わらないってすごいぞ…

 時系列としては今回の騒動が外界に出てきたきっかけなので一番最初だろう。だが作品としては、バットマンvsスーパーマンへの出演の方が先で、その後にこの作品、そしてジャスティス・リーグ、次にワンダーウーマン2、フラッシュの作品(タイトル未定)、ジャスティス・リーグ2へと続くらしい。こちらもあちこち入り乱れて展開するので、追うのが大変そう。

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2018年5月27日 (日)

[映] パトリオット・デイ

 2013年のボストンマラソンでの爆弾テロ事件を描いた作品。この事件は記憶に新しいけれど、こんな騒動になっていたとはつゆ知らず… 大変だったね…

Patriots_day
 2013年4月15日。一大イベントであるボストンマラソンの警備に当たることになった殺人課の刑事トミー。ランナーたちが次々とゴールしていると、突然大爆発が起こり、現場は騒然となる。とっさの判断で救護活動と事態の収拾に奔走していると、FBIが到着。テロ事件と判断し、現場を仕切り始める。防犯カメラの映像から、犯人らしき人物を特定し、その足取りを追うために、現場に詳しいトミーが協力することに。

 トミー役にマーク・ウォールバーグ。妻役にミシェル・モナハン。警視総監役にジョン・グッドマン。巡査部長役にJ.K.シモンズ。知事役にマイケル・ビーチ(サード・ウォッチのドク)。FBI捜査官役にケヴィン・ベーコン。

 その瞬間に現場にいた人たちの、普段の生活からシーンは始まる。トミーは殺人課の刑事だが、なにかやらかしたらしく、お仕置きとして下っ端警官の仕事をさせられている。その一環で、マラソンの警備にたまたま入ったと言うことらしい。

 事件が起こった現場では救護活動と、再爆発に備えて被害が出ないように指示したりと、アドレナリン全開で現場を仕切るトミー。一段落して帰宅してふと気が抜けた瞬間に、そのときのことを思い出して泣き出す。

 防犯カメラの映像から、すぐに犯人らしき人物が特定されるが、そこからがまた一騒動。写真を公開するか否かもめていると、マスコミに漏れて公開を余儀なくされる。焦った犯人が動き出し… と緊迫の展開。まさかの戒厳令まで出ていたとは!

 最後に、実際の人物も登場し、亡くなった方々の写真も紹介される。悲惨な事件だったけれど、このことでボストンの人々が強く結束したと言う。こんなこと二度と起きて欲しくない。

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2018年5月20日 (日)

[映] タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら

 アマゾンプライムTVで視聴。山小屋を手に入れた中年2人組が、近くにキャンプにやってきた大学生たちに殺人鬼と間違えられると言うホラーコメディ。

Tucker_and_dale_vs_evil
 親友2人組タッカーとデイルは、念願の山小屋を購入。手直しして休暇を過ごすために工具を持ち込む。偶然近くにキャンプをするためにやってきた大学生グループと遭遇。彼らの工具や古びた山小屋を見て、怪しい2人組だと思い込んだ大学生たち。偶然、グループの1人の女性アリソンを助けたタッカーとデイルだったが、拉致されたと勘違いした大学生たちが暴走…

 タッカー役にアラン・テュディック。デイル役にタイラー・ラビーン。アリソン役にカトリーナ・ボウデン。グループのリーダー的なチャド役にジェシー・モス。

 アリソンは心理学専攻だそうで、コミュニケーション不足から起こるもめ事について語るシーンがあるが、まさにその典型。アホな大学生たちが暴走し、バッタバッタと自爆… 結果、スプラッターになってしまうと言う、スプラッターホラーコメディ。あまりにバカらしいんだけど、笑える…

 コミュニケーション不足、あるよね… いるよね、人の話聞かないで思い込みで決めつける輩。人の話をちゃんと聞いて受け止めた上で、自分の意見をしっかり言って伝えると言う、アサーティブ・コミュニケーションを思い出した。

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2018年5月19日 (土)

[映] メン・イン・キャット

 アマゾンプライムTVで視聴。Netflixでも見られるらしい。ワンマンで家族を顧みない社長が、ひょんなことから猫のカラダに入ってしまい… と言うストーリー。原題は"Nine lives"、猫には命が9つあると言う迷信から来ているのかな。

Ninelives
 ワンマンなやり方で社員から嫌われている自己中な社長トム・ブランド。仕事一筋で家族を顧みない毎日だったが、愛娘の誕生日プレゼントに猫をせがまれ購入。ひょんなことからその猫のカラダに閉じ込められてしまい…

 トム・ブランド役にケヴィン・スペイシー。妻役にジェニファー・ガーナー(エイリアスのシドニー・ブリストウ)。息子でトムの右腕デヴィッド役にロビー・アメル。トムの娘役にマリーナ・ワイスマン。ペットショップのオーナー役にクリストファー・ウォーケン。トムの元妻役にシェリル・ハインズ。社長の座を狙う社員役にマーク・コンスエロス。

 入れ替わり系はいろいろあるね。昔、犬になってしまったと言うドラマがあったね。自己中な人間を戒めるために… と言う設定は、クリスマス・キャロル的かな。立場が変わることで自分を客観的に見ることができて、その結果、これまでしてきたことを反省と言う、ありがちな展開。お子様向けかなー。なかなかの豪華キャストだけど。

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2018年5月13日 (日)

[映] 手紙は憶えている

 アウシュヴィッツのサバイバーの老人が、復讐を果たすための旅に出ると言うストーリーだが、ひねりが利いていてなかなか面白い。

Remember
 介護施設で暮らしている90歳の老人ゼヴ。最愛の妻に先立たれたが、認知症が悪化し、そのことすら忘れる日々。ある日、施設の親友マックスから手紙を渡される。そこには、彼がやるべき使命が綴られていた。彼らは共にアウシュヴィッツの生き残りで、ルディ・コランダーと言う偽名で生き延びているアウシュヴィッツ収容所の看守を探し出して復讐すると言う内容。マックスの手配でこっそり施設を抜け出して、旅に出たゼヴだったが…

 ゼヴ役にクリストファー・プラマー。マックス役にマーティン・ランドー。最初に見つけたルディ・コランダー役にブルーノ・ガンツ。2番目のコランダー役にハインツ・リーフェン。3番目のコランダーの息子役にディーン・ノリス(ブレイキング・バッドのハンク)。4人目のコランダー役にユルゲン・プロフノウ。

 これ、実は最初にオチが読めてしまったのだが、でもなかなかスリリング。なんたって主人公ゼヴは認知症。とにかく危なっかしい。ちょっと居眠りしただけで、自分がどこにいるのか、何をしようとしているのか忘れてしまう。手紙に細かく指示が書いてあるので、読めば思い出すのだが、それすら忘れてしまう。しょうがないので、まず手紙を読むように手に書いておく(^_^;)。

 そんなゼヴが、ルディ・コランダーを一人ずつ探して、目的の人物を突き止めようとする。家族を殺された恨みを晴らすために。

 これ、原題は"Remember"。主人公は認知症。なんとも皮肉なタイトルだけれど、すごくうまいタイトルだ。オチもいいね。

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