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2006年3月31日 (金)

[映] 12人のパパ

 このタイトルを見て、「パパが12人いる」と勘違いしたのは私だけだろうか(^o^;。原題は「Cheaper by the Dozen」。こっちの方がシャレているし、映画の中に出てくる本のタイトルもこれだ。ともかく、子供12人の家族の物語である。

 都会で暮らしていたトムとケイト夫妻。子供がどんどん増えたたため、郊外へ引っ越すことに。さらに子供は増え続け、ついに12人に。そんなある日、トムに、故郷のフットボールチームでのコーチの仕事が舞い込む。子供たちの反対を押し切って、再び引っ越すことになった一家。だが、引っ越して早々、ケイトの本が出版されることになり、キャンペーンで2週間不在に。子供たちの世話と、コーチの仕事でてんてこ舞いのトム…

 子だくさんファミリーの話は、最近テレビでもドキュメンタリーをよく放送していたりする。少子化時代ならではの話題だ。確かに12人はすごい。一番上の子はもう自立していて、一番下の子はまだ入学前だ。朝から戦争である。その様子は想像できるし、親、特に母親の負担が大きいのもよくわかる。そんな忙しいお母さんが、2週間不在になったら… というお話なのだろうか。
 この映画を見ていて、大家族のしっちゃかめっちゃかぶりは想像通りだったが、論点がどこにあるのかが見えてこなかった。大変だけど楽しいよということだけなのか。それぞれの子供についての話題は、あまり多くない。田舎暮らしと都会暮らしの利点欠点も、あるようなないような。仕事が何か問題なのか。何を描きたかったのかが、よくわからないのだ。

 だが、出演者はちょっとおもしろい。トムがスティーブ・マーティン。ケイトがボニー・ハント。長男チャーリー役が、「ヤング・スーパーマン」のクラークことトム・ウェリング。次女ロレインがヒラリー・ダフ。さらに、末っ子の双子は、「デスパレートな妻たち」のプレストンとポーターだ。
 隣人夫妻は、「スピンシティ」のスチュワートことアラン・ラックと、「スヌープス」のポーラ・マーシャル。トムの上司役は「シックス・フィート・アンダー」のナサニエルだし、長女の彼氏役は「70’sショー」のケルソー、シャンデリアを何度も直しに来ては、怪我をしている電気屋さんは、「サインフェルド」のニューマンだ。(彼、ちょっと痩せた?) ドラマファンとしては、そういう意味では楽しめた作品。

 続編もあるようだが、これより評価が低い様子。せっかくスティーブ・マーティンが出ているのに、なんだかもったいない気もする。脚本が良くないんだろうか。

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2006年3月29日 (水)

[映] レジェンド・オブ・エジプト

 これ、タイトルが悪いと思う。エジプトの伝説って言うよりは、クレオパトラの物語だ。原題はそうなっている。映画ではなく、おそらくTVムービーだろう。

 野心的なクレオパトラは、シーザーと親密な関係になり、見事エジプト女王の座を手に入れる。だが、シーザーの愛人という位置づけに満足できず、彼の子を出産すると、シーザリオンと名付け、彼の子であることを認めさせる。だが、そのことが原因でシーザーは暗殺されてしまい…

 シーザー役がティモシー・ダルトン。アントニー役がビリー・ゼイン。クレオパトラ役の人は、見たことないけど、クレオパトラのカリスマ性を持っているね。気丈で、野心あふれる女性を見事に演じている。まぁ、お話は、ご存じクレオパトラのお話なので、あまり新鮮みはないけれど、なかなか見応えはあった。

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30デイズ#4

 4回目のテーマは、「ゲイと一緒に30日」。軍隊予備役の経験もあり、スポーツ万能、飲むのはビールという、典型的なアメリカの地方青年(??)が、ゲイの街で、ゲイのルームメイトと暮らすという企画。

 これも、ゲイと暮らして、彼らの暮らしぶりを見るのねと思ったが、そんな単純な話ではなかった。彼は敬虔なクリスチャンで、同性愛は罪であると信じて疑わないのだ。彼にとっては、ゲイは許されない存在。生まれながらのゲイなどいるはずもなく、それは自ら選択したことなハズ。間違った選択をした人たちだと信じている。
 ゲイに対して、彼なりのイメージも持っている。だが、ルームメイトは普通の人となんら変わらない。ただ同性愛者だというだけ。だが彼とはうち解けることができても、聖書の記述に関しては、どうしても信念を曲げない。同性愛は罪だと言い張る。

 いろいろな人と出会い、話をしているのだが、最後に、同性愛の娘を持つ親と話したとき、彼の気持ちが変わる。頑固一徹だった彼も、同性愛について理解を示し始めるのだ。
 この回は、モーガンお気に入りの回だという。なるほど、感動的だ。人の意識はここまで変えられる。ここまで分かり合える。たった30日間で。

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30デイズ#3

 3回目のテーマは、「イスラム修行」。敬虔なクリスチャンの男性が、イスラム教徒と一緒に30日間過ごすという企画。

 はじめは、違う宗教の人と暮らすっていうことねと思ったが、そう単純ではなかった。アメリカ人にとってのイスラム教徒のイメージは、=テロリストなのである。この男性も、イスラム教について、彼なりのイメージを持っていたに違いない。
 彼らと生活を共にするうちに、信じるものが違うというだけで、彼らも普通の人間なんだと言うことがわかる。(当たり前だが) イスラム教徒がみんなテロリストな訳ではない。そうわかってきた彼も、祈りにだけはどうしても参加できない。何を祈っているのかわからないから、(もしかして、自分の信じる神に反することを言っているかもしれないから)できないというのだ。そんな彼も、最後には考え方の違う人たちを、受け入れられるようになる。

 見ていて思ったのは、日本人って本当に宗教心が薄いなということ。信心深い人もいるんだろうけど、そう多くはない。正月は神社に行くけど、葬式は仏教だったり、クリスマスもやったりと、節操がない。「どうかお願い~」と祈るときも、特にどの神とか考えない。神様でも仏様でもいいのだ。そういう意味では、柔軟なのかもしれない。

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30デイズ#2

 2回目のテーマは「アンチ・エイジング」。最近、体力の衰え、無気力、体重の増加を感じるという30代の男性が、ホルモン剤やビタミン剤の力を借りて、30日間で昔のように戻ることに挑戦する。

 ホルモン剤だなんて、いくら番組のためとは言え、ちょっと危ないんじゃないの?という思いがよぎったが、「問題ない、安全ですよ、私もやってます」というドクター。いかにも怪しげである。ほかにも、いろいろなドクターの診察を受けつつの挑戦だったのだが、案の定、様々な弊害が起こる。

 まず、肝臓へのダメージ。どうやら、大量のビタミン剤が原因のようだ。さらに、精子の死滅。事前の検査では、平均より多く、元気いっぱい。ところが、実験の後半の検査では、生きている精子はゼロになってしまったのだ。明らかにホルモン剤の影響だ。
 体重は多少減り、元気も出てきて、そういう意味では若返ったとも言える。だが、ホルモンのせいか、やたら攻撃的になっていたし、代償は大きい。

 見ていて思ったのは、ホルモン剤の前に、食生活を変えればいいんじゃないの?ということ。太り方といい、気力の無さ、疲れやすさは、まさにスーパーサイズ・ミーのモーガンそのものじゃないか! 奥さんも太っていたし、食生活を変えて、運動すればだいぶ体力が戻るハズ。だってまだ30代なんだもの。
 教訓:近道には落とし穴。

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電話セールス

 ここ数年、電話セールスが多い。それも、家庭教師、学習教材ばかりなのだ。なぜか、忙しいときに限ってかかってくる。食事中や、食事の支度中。うたた寝の最中だったりすると、無性に腹が立つ。

 ナンバーディスプレイにしたので、出る前にだいたい想像はつく。出た瞬間、相手の声の調子や、背後の物音などで、「まただ」とわかる。延々としゃべり続けるので、以前はずっと聞いていたが、時間がもったいないので、最近はすぐに切るようにしている。
「○○さんのお宅ですか? △くんのお母さんですか? 私、家庭教師をしております…」の辺りで、
「必要ありませんので」と言って、相手の返事を待たずに切るのだ。
 そしたら、先日はこちらが切る前に、
「あ、なんか電話の接続が悪いな~、よく聞こえない、もしもし~」とわざとらしくガチャガチャやる音に続いて、ブチッと切られた。なんとも気分悪い。

 とはいえ、だいたいは丁寧な口調だし、少々気の毒な思いもあるのだが、先日は、かなり無礼な電話だった。
「○○中学へ通っているお子さんの、お母さんはいますか?
うちの子は、この中学へ通っていない。でも、いるか、いないかという質問なので、
「いません」
と答えた。すると、
「あれ~、おかしいな~、おねぇちゃんかなぁ? おばあちゃん?」
この中学の生徒と信じている相手は、「私が母親ではない」と思ったらしく、妙な聞き方をするのだ。私が、「はぁ???」と言うと、
「はー、じゃくてー、お母さんいるの、いないの?」
なんだかとても無礼な口のきき方に、こちらもキレてしまい、
「そういう者はいませんっ」というと、
「じゃ、最初からそういってよ」
というなり、電話を切られた。なら最初からそう聞けよ。

「私、家庭教師をしているんですね」
と言った人もいた。「ですね」ってなんだよ、「ですね」って。そんな変な日本語使う人に、家庭教師してほしくない。
「○○大学の学生で、家庭教師のサークルを作っている者です」
というのも多い。たいてい、決まり文句は、「塾よりも安い」だ。んなアホな。

 昨日は、ついに学習教材のセールスがやってきた。私は、用件はドアホンごしに聞くようにしているのだが、どうしても出てきてほしいという。夕食の支度中だったので、手が離せないと言ったのに、かなりしつこい。
「今、肉焼いてるんだけど、そんなに緊急なことなんですか!?」と聞いたら、
「それじゃ、また後日、出直してきます」というので、
「来なくていいです!!」と言って切った。危うく肉が焦げるところだった。

 そういう仕事をしている人には気の毒だとは思うが、明らかに詐欺まがいのセールスをしている方もどうかと思う。そっちはお金もらってるかもしれないけど、こっちは突然の電話に貴重な時間を奪われるのだからたまらない。塾や家庭教師を探している人だって、突然かかってきたセールスの電話に飛びつくことなんてないだろう。全く知らない相手に、うちの子は理科が苦手で…なんて相談するわけがない。
 様々な名簿が出回っていることも気になる。名前まで知っているところもある。同級生を聞き出そうとする者もいる。どうしてそんな世の中になってしまったのだろう。ほんの少し、相手を思いやる気持ちがあれば、そんな仕事できないだろうに。

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[映] パニッシャー

 「制裁人」ってとこだろうか。このパニッシャー役、トーマス・ジェーンって、どこかクリストファー・ランバートに似ている気がした。

 FBIで潜入捜査をしているフランク。だが、最後の仕事で、マフィアのボス、セイントの息子が巻き添えで死亡。セイントは、フランクを恨み、家族を抹殺。だが、フランクだけ奇跡的に生き残る。すべてを失ったフランクは、セイントへの復讐を誓う…

 最初の方は、見ていて「マッドマックス」に似てるなと言う感じ。妻子を殺されて、復讐する男の話だ。ただ、復讐の仕方は、そう単純ではない。マフィアのボスだけあって、一筋縄ではいかない。周りから攻めていく。
 彼の住むアパートの隣人たちも、ちょっとしたアクセントになっている。世間のつまはじき者という感じの彼らなのだが、フランクとの間に、ちょっとした友情が芽生える。隣人の1人役で、レベッカ・ローミン(X-MENシリーズで、全身真っ青のミスティーク役)が出ている。

 悪党セイント役がジョン・トラボルタ。そしてその愛妻役が、サンセットビーチのポーラ、そして「マルホランド・ドライブ」で魅惑的な美女を演じたローラ・ハーリング。セイントの腹心の部下役が、ウィル・パットン。とこう見ると、ジョン・トラボルタ以外は、どうもテレビドラマの雰囲気。そして、まるでこのあとテレビシリーズになるかのような終わり方。

 どうしてここに、トラボルタが出ているのかが疑問なのだが、Bムービーとしてはなかなかの作りだと思う。少々モタモタした感はあるし、セリフが臭いとも思うが、そこそこ楽しめる。

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[映] ボーン・スプレマシー

 ボーン・アイデンティティの続編である。マット・デイモンは、「ふたりにクギづけ」とは全く違った演技を見せてくれる。

 恋人とひっそりと暮らしていたボーンのところへ、再び刺客がやってくる。そして恋人が殺され、真相究明と復讐(?)に乗り出すボーン…

 アクションという意味では、見せ場がたくさんあって、おもしろい。けれど、お話という意味では、今ひとつだろうか。つまりはCIAの秘密工作してる奴らに利用されたわけなのだが、状況を素早く把握し、それを証明する。めでたしめでたし。ちょっと意外だったのは、かつて自分がしたことを思い出し、遺族に謝罪するシーン。人間らしいところを見せてくれた。

 ボーンの恋人マリー役は、「ラン・ローラ・ラン」のローラ役の人。出番は少なかったが。アクションを見てスッキリしたいという人にはいいかも。

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[映] スーパーサイズ・ミー

 初めてこの映画のことを聞いたのは、去年だったかなぁ。マックのバーガーを30日間食べ続ける男のドキュメンタリーって聞いて、なんてつまんないことやるんだかと、少々バカにしていたのだが、自分の認識が甘かったことがわかった。この映画の製作者、モーガン・スパーロックは、いわば第2のマイケル・ムーア(?)、信念の人である。

 アメリカは、なんでも巨大。家もデカけりゃ、車もデカい。食べ物だってデカい。よって、人もデカい。アメリカ人の60%が過体重か肥満だそうで、ここ20~30年で肥満児は2倍に増えたという。そんな国で、肥満体の少女2人が、自分の肥満の原因はマクドナルドにあると提訴した。だが、根拠がないとして棄却されてしまう。でも!! それが実証できれば、再提訴は可能と言われたらしい。そこで、モーガンが自らの体を張って、実証しようという企画なのだ。

 実験の前に、まずモーガンは、徹底的に健康診断を受けた。すべて全く問題なし。至って健康体。しかも、体脂肪率11%で、適正体重。申し分ない。そして、30日間のマック生活に入るわけだが、その間も、欠かさずドクターと栄養士の診断を受ける。
 マック生活の取り決めとして、
1.マックの製品以外の物は食べない。
2.スーパーサイズを勧められたら、それを頼むこと。
3.マックの全商品を1度は食べること。
を実践した。

 マック生活数日で、モーガンの体に変化が出始める。体重やコレステロールの増加は言うまでもなく、糖分過多による症状や、意欲の減退、ハンバーガーの中毒症状など、かなり深刻だ。中でも一番気になったのは、肝臓。30日経つ前にかなりのダメージを受けていた。ドクターストップもかかったが、彼はやり抜いた。

 この映画では、いろいろな人や場所のインタビューや、取材が出てくるのだが、病んだアメリカの一面を、また一つ見た気がした。日本では食育が盛んだが、子供の頃からのそういった教育は、とても重要なことである。アメリカの給食(といっても、カフェテリア形式)の現状を見ていて、改めてそれを認識させられた。

 自ら体を張って実証してくれたモーガンには拍手を送りたい。彼のしたことは意義深い。
 小学校高学年なら理解できる内容だと思う。小学生、中学生、高校生などに、是非見てほしい映画だ。そして考えてほしい。今食べているものが、あなたの体を作るんだということを。

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2006年3月27日 (月)

[映] スタスキー&ハッチ

 これ、楽しみにしていた。なんたって、当時このドラマの大ファンだったから。それに、何年前かのアカデミー賞授賞式では、ベン・スティラーとオーエン・ウィルソンが、このスタハチの扮装でプレゼンターとして登場していて、その時からとても気になっていた。

 70年代のアメリカ。真面目な堅物刑事デヴィッド・スタスキー。どんな小さな犯罪も見逃さない。が、ついついやりすぎてしまい、何度も問題を起こしている問題児。彼が新しく組むことになったのは、正反対のケン・ハッチンソン。潜入捜査と称して、強盗にだって手を貸しちゃう。そんな彼らが、文句垂れつつも一緒に捜査に乗り出す…

 ストーリー展開は、昔の刑事物そのまんまで、特にびっくりするようなヒネリもなければ、大どんでん返しもない。だけれど、当時のスタハチを知るものとしては、思わずニヤリとしてしまう小道具がそろっていて、とても楽しめる。まずは、二人のキャラクター。ドラマとは多少違う気もするが、スタさんなんか、本当に当時のスタさんなのだ。ファンにはたまらない。彼の愛車もそのまんま。白いラインの赤い車に、当時どれだけあこがれたことか。それに、最後には、当時のファンへのお楽しみがある。

 とはいえ、少々設定が違う気がして、不満な部分もある。ハギー・ベアである。情報屋なのだが、チンピラというか、小者だったハズ。この映画では、意外に大物になっていた。スヌープ・ドッグが演じている。
 悪役は、ヴィンス・ヴォーン。彼の愛人役が、ジュリエット・ルイス。そして、スタハチコンビと仲良くなる女子大生(?)の一人役で、「フェリシティの青春」のルビーこと、エイミー・スマートがでていた。

 彼らをおちょくる同僚役で、クリス・ペン(ショーン・ペンの弟)が出ていた。彼は今年亡くなっている。まだ若いのに、残念だ。もしかしたら、これが遺作なのかと思ったら、おそらく直前まで仕事をしていたのだろう、これから映画になるものもあるようで、まだしばらくは姿が見られそうだ。

 当時このドラマのファンだった人は必見。難しいこと考えずに、少々コミカルなアクション見て発散したい人にもお勧め。

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[映] ウォレスとグルミット

 ウォレスとグルミット「野菜畑で大ピンチ」。息子とこれを見ようと映画館へ行って、直前にナルニアに変更してしまったのだが、その後結局こちらも見てしまった。久々に映画のはしご。こちらは、気楽に楽しめる作品だ。どちらかというと、低学年向きかな。でも大人も楽しめる工夫がある。

 野菜畑を荒らすウサギを退治する、「アンチ・ペスト」社を経営するウォレスとグルミット。町では、巨大野菜コンテストの準備が進んでいたが、そこへ、巨大なウサギが現れ、野菜を食い荒らす事件が続く。その巨大ウサギを退治することになったウォレスとグルミットだったが、このウサギの正体、実は…

 ウォレスとグルミットは、とにかくストーリーがおもしろい。ただ巨大ウサギを退治するだけではない。その裏で、ウォレスに対抗意識を燃やすもの、ウォレスの珍発明の弊害などが、微妙に絡み合う。脚本がうまいのだ。映画のパロディシーンなどもあり、展開が早いので、よく見ていないとちょっとしたギャグを見逃してしまう。

 クレイアニメというのは、実に地道な作業だと思う。この作品も、長い時間かけて作ったのだろう。今ならCGという手もあるけれど、あえてクレイを使ったという。そのため、指紋がはっきり残っていたり、明らかに粘土だなとわかるところが随所にある。けれど、粘土っぽく作ったCGの部分もあるという。

 この作品は、アカデミー賞長編アニメ部門賞を受賞。授賞式では、大きな蝶ネクタイをつけたニック・パークたち、オスカー像にも持参した蝶ネクタイをつけていたね。彼らのその遊び心が、この作品をすてきなものにしているんだと思った。

 グルミットお得意の飛行シーンがあるので、映画館で見るとちょっとした迫力。吹き替え版なので、小さな子供でも楽しめる。でも、レイフ・ファインズも声をあてているらしいので、字幕版も見てみたいなぁ。

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2006年3月26日 (日)

[映] ナルニア国物語

 久しぶりに映画館へ行った。ウォレスとグルミットを見るつもりで行ったのだが、迷ったあげく、こちらを見てしまった。ナルニア国物語「ライオンと魔女」である。小学生の息子と行ったのだが、変更して後悔はしなかった。

 戦争中、ロンドンから田舎のお屋敷へ疎開することになったピーター、スーザン、エドモンド、ルーシーの4人兄弟。そのお屋敷にある、衣装ダンスの奥が、ナルニア国につながることを知ってしまった4人はナルニア国に迷い込み…

 原作を読んでいないのだが、BBC制作のテレビ版を見たことがある。話の筋はだいたい覚えていた。だが、やはりスケールが違う。展開も比較的テンポ良く、子供も飽きない工夫がされている。アカデミー賞では、メイクアップ賞を受賞していたね。

 なんといってもすばらしいのは、子供たちの演技だろう。CMで見たときは、なんて野暮ったい子たちだろうと思ったが、この物語にピッタリなのだ。特にルーシーは、うれしそうな時、悲しそうな時の表情が、なんとも愛らしく、この物語の要となるにふさわしい人材。

 いかにもディズニーという作りで、大人も子供も安心してみられる作品。原作がすばらしいだけに、映画に対する期待も大きく、難しかっただろうに、うまくできていると思う。ハリー・ポッターシリーズのワクワク感と、ロード・オブ・ザ・リングの戦闘シーンをミックスして、子供にわかりやすくした映画って感じだろうか。

 いつも、子供と映画に行くと、吹き替えで見るハメになり、特に子役の声を子供が吹き替えるとガッカリすることが多いのだが、今回は良かった。ルーシー役の吹き替えがうまい。違和感なく見られた。でも、字幕でも見てみたいな。

 まだ第1作目で、この後6作もあるし、「ライオンと魔女」の前のお話もあるようなので、今後の楽しみでもある。原作を読んでみようと息子が言っていた。

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2006年3月17日 (金)

30デイズ#1

 スーパーサイズ・ミーと言う映画をご存じだろうか。モーガン・スパーロックという人物が、30日間マクドナルドのハンバーガーを食べ続けたらどうなるかを、実際に体験したドキュメンタリー映画だ。これについては、また後日感想を書こうと思っているが、このモーガンくんが、様々な体験を30日間すると言う企画の、テレビシリーズがこの「30デイズ」だ。

 #1は、最低賃金で1ヶ月生活。どこかで聞いたような企画だが、なかなか面白い。恋人アレックスと共に、オハイオ州にアパートを借り、最低賃金で働きながら30日生活するのだ。
 まずは家探しから始まるのだが、とにかく低価格の物件と言うことで、治安の悪い場所に。アリやゴキブリとの同居なだけでなく、寒さも身に染みる。
 仕事も過酷だ。モーガンは肉体労働。アレックスはお店で皿洗い。毎日食べる分を稼がなければならない。それでも、救いの手もあるにはある。無料で家具などを提供してくれるところや、無料のクリニック。さっそくベッドやソファ、テーブルを調達。やっと多少人間らしい暮らしができるように。
 ところが、寒さと疲れでまずアレックスがダウン。どうやら重い膀胱炎のようで、無料のクリニックでは間に合わない。やむなく病院へ。そして、次はモーガン。労働のせいで、手首をかなり痛めた様子。無料クリニックは人でいっぱいで診察してもらえず。やむなく救急病院へ。だが、その間、稼げない。医療費も払えない。まさにギリギリの生活。

 彼らは、その後、元の生活に戻ればいい。でも、一生そこから抜け出せない人たちもいる。世界一裕福な国の、底辺の人たちだ。働いても働いてもラクにはならない。疲労と空腹で、夫婦げんかも耐えない。低所得者層の離婚率は、かなり高いそうだ。

 モーガンはこの番組を通して、問題提起している。自ら体験することで、病んだアメリカの一部を見せてくれる。とても興味深いテレビシリーズだ。

 全6回で、それぞれのテーマなどについては、こちらを見てね。
http://www.ne.jp/asahi/mikey/showcase/30days.html

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2006年3月16日 (木)

[映] ふたりにクギづけ

 いわゆるシャム双生児のお話だ。そう呼ばれるのを嫌がる彼らは、自分たちのことを結合双生児と言っているが。

 田舎町でバーガー店を経営するボブとウォルト。彼らは結合双生児だが、特に不自由は感じておらず、逆にそれをうまく使って、学生時代は様々なスポーツで活躍。仕事でも相性バッチリ。だがそんなある日、ウォルトは役者になる夢を捨てきれないことをボブにうち明ける。そして2人は憧れの地、ハリウッドへ。だが、結合双生児の彼らに、役はなかなか見つからない。そこへ、ひょんなことからチャンスが…

 結合双生児の物語ではあるけれど、コメディ。それほどシリアスになることもなく、とにかく最後まで楽しめる作品だ。なんたって、マット・デイモンとグレッグ・キニアが双子ってこと自体、ありえないおもしろさ…
 全く性格の違うこの2人、お互い、相手を邪魔だと思ったことはない。なんともナイスなコンビネーション。そして意外と高い運動能力。そんな彼らが、あるドラマ出演をきっかけに、大ブレイクしてしまったために、状況が一変。ボブの彼女との関係もあり、ついに分離手術に踏み切ることに。その後の2人の心の変化、お互いへの思いの再認識など、見ていてほほえましい。

 脇役として、メリル・ストリープとシェールが、本人役で出てくる。彼女たちがまた面白い。また、シェールの愛人(?)役で、フランキー・ミューニーズもちらっと出てきて、笑える。難しいこと考えず気楽に楽しめる映画かな。

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[映] ツイステッド

 なぜかわかんないけど、なんか好きって人、いると思う。私の場合はアシュレイ・ジャドがそう。(他にもいるけど) 彼女が主演なので、飛びついた。おまけに、アンディ・ガルシアも出てる。もうたまらん…

 昇進して、殺人課の刑事になったジェシカ(アシュレイ・ジャド)。パートナーはマイク(アンディ・ガルシア)。すぐに、最初の事件が起きる。男性の死体が発見され、それが少し前にジェシカが一夜を共にした男性だとわかる。続いて男性の死体が発見されるが、それも彼女と関係を持った男性。さらに、以前関係のあった弁護士も死体で発見され、彼女が第一発見者に。犯行のあったと思われる時間帯の記憶が全くないジェシカは、自分が知らないうちに犯行を犯していたのではと思い始める…

 お話的には、ありがちで、結末までだいたい見えている。ちょっとしたヒネリはあるが、先が読めるのだ。そう言う意味では、思った通りの展開と言えよう。同様の映画として、「テイキング・ライブス」を思い出した。ひねってあるつもりなんだろうけど、最初からミエミエで、さっぱり面白くなかったのだが、印象がずいぶんと違う。何かが違う。何だろう…

 と考えていて、気づいた。アシュレイ・ジャドとアンジェリーナ・ジョリーの違いなのだ。もはや、どちらの方が面白いとか、面白くないとか言う問題ではない。好みの問題、しかも役者さんの。私は、アンジェリーナよりもアシュレイの方が好き。だからこちらの映画の方が印象が良い、それだけのことなのだ… 人間って勝手なものね。

 この映画、脇もちょっと面白い人たちが出ている。まずは、いま話題の(?)デヴィッド・ストラザーン。アカデミー賞にノミネートされていたのを見た直後だったので、ちょっと新鮮。ジェシカの上司役は、サミュエル・L・ジャクソン。検死官リサ役が、キャムリン・マンハイム(プラクティスのエレノア)。弁護士役がD・W・モフェット(その昔、ドラマ「パレス・ガード」に出ていた彼が好きだった)。あと、「ブルックリンサウス」の警官役やってた人もいたね。

 アンディ・ガルシアファンとしては、彼の出番が少ない(と言うか、いいところが少ない)のが少々残念な気もするが、まぁそこそこのおもしろさという感じかな。

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2006年3月11日 (土)

「まんさいかん」初挑戦!

 むちゃむちゃローカルな話題で申し訳ないが、近所で「まんさいかん」が話題だ。藤枝市青木にあるJA大井川のファーマーズマーケットである。正確には大型農産物直売施設と言うらしい。いろいろな友達から、いいよ~と言われていたが、今日、初めて行ってみた。

 一見、スーパーのようである。でも中へ入ると、ガラーンとしていて、とれたての野菜や、手作りの品々が台の上に並べられていて、普通のスーパーとは明らかに違う。さすがに旬の野菜は安い。けれど、手作りの食品は、物によっては結構な値段である。でも、例えば手作りジャムだって、こんにゃくだって、かなりの手間がかかっているハズで、当然っちゃ当然。スーパーで安く売っている方がおかしいのだ。安いには理由がある。

 一通り見て、買い物をした後、出口付近で友達お薦めの焼き芋を発見。20分待ちだった。でも、どうしても食べたかったので、待っている間、再び店内へ。これまた友達お薦めの「ゆずジャム」を見つけて、また買ってしまった。焼き芋のシーズンが終わったら、今度はジェラートを食べてみたいな。

 駐車場が少ないと困るからと、自転車で行ってみたが、心配は無用だった。買ってきたよもぎ餅を、お昼にさっそく食べてみた。よもぎの香りが口いっぱいに広がる。焼き芋も美味しかった。春キャベツも柔らかくてとっても美味しい。多分、日によって、季節によって、手作り品もいろいろ変わるのだろう。仕事帰りに寄れる場所だし、これからちょくちょく通うことになりそうだ。

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アメリカ人って負けず嫌い!?

 「The Office」のところでも書いたが、どうもアメリカ人は負けず嫌いのようである。特にイギリスにはやたらライバル意識を持っているようだ。イギリスのドラマをアメリカでリメイクするってどういうことよ?

 アメリカとイギリスでは、使っている言葉や発音が違うのだろうけれど、なにもわざわざ作り直さなくたっていいじゃないのと思う。だが、きっと、せっかくの面白い題材を、イギリス版はイマイチ生かし切れていない、アメリカでならもっと面白いドラマにできると思ったに違いない。そう言う意味で、アメリカ版「The Office」は、とても楽しみなドラマだ。是非どこかの局で放送してほしい。

 他にもある。「心理探偵フィッツ」なども、わざわざリメイクしている。これはどちらも見ていないので、コメントしようがないが、生活習慣とかの違いが気になったのだろうか。

 ま、そう言う意味でのリメイクはともかく、ドキュメンタリー映画「ディープ・ブルー」のナレーションはどうだろう。イギリスとドイツ制作なので、英語版ナレーション(マイケル・ガンボン)とドイツ語版ナレーションがあるのはわかる。だが、なぜアメリカ版ナレーション(ピアース・ブロスナン)が必要なのか、理解できない。魚の名前が違うのだろうか?? 発音という意味で言えば、ピアースだってアイルランド出身だし、イギリス英語だよね。ジェームズ・ボンドだもの。

 アメリカの庶民は、イギリス英語を「きどった」発音だと感じるようだが、ちょっとハイソな人たちは「とても上品で洗練されている」と感じているようで、ちょっと面白い。そう言う位置づけなのかな。
 イギリスの上流階級の人たちは、アメリカ人を少々さげすんでいるように思えるが、それとは逆に、上流でない人たちはアメリカに対するある種の憧れがあるようで、これまた興味深い。映画「ラブ・アクチュアリー」では、全然モテないイギリス青年が、アメリカに行けば美女がたくさんいる、モテるに違いないと信じて、ナンパ旅行へ出かけるエピソードがある。アメリカ=ビーチに、ナイスバディの美女があふれている と言うイメージがあるのだろう。映画では、それがあっけなく実現してしまうところが笑えるが。(ありえねー)
 でも、イギリスってそう言う目でアメリカを見ているのねと、素直に信じてはいけない。この映画、イギリスとアメリカの合作のようなので、アメリカ勢の意図が入っているのかも。きっと、憧れの地アメリカであり続けたいのだ。だってアメリカ人は負けず嫌いだもの。

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[ド] The Office

 イギリスBBC制作の、一見ドキュメンタリー風のドラマだ。とある紙業界のオフィス。ボスであるデヴィッド・ブレントは、なんともイケ好かない男だ。自分をハンサムで有能、ウィットに富んでいて、さらに部下から尊敬されていると思いこんでいる。だが、これは大きな勘違い。見かけもさえないが、自己中で無能、いつも言い訳ばかりしていて、下品なジョークを言っては女性から煙たがられている、最低の男なのだ。

 部下の1人ギャレスは、コバンザメのようにデヴィッドにベッタリ。なんとか優遇してもらおうと必死だ。彼も自己中。デヴィッドの機嫌をとっているのは、あくまでも自分のため。自分を過大評価しすぎている辺り、第2のデヴィッドという感じだ。
 だが、彼の同僚ティムは、ちょっと違う。思いやりもあるし、繊細。時々ギャレスをからかって遊んでいる。そして、受付嬢のドーンに密かに恋心を寄せている。
 だがドーンには恋人がいる。婚約して、シーズン2の終わりには、彼と2人でアメリカへ行ってしまうのだ。

 このドラマ、見ていてちっとも面白くない。どう見ても無能なデヴィッドがしぶとく上司の座に居座り、好青年ティムは失恋。何もいいことがない。毎回大した事も起こらない。何がいいんだと思いつつ見ていたら、シーズン2の終わりに、事件は起こった。デヴィッドがクビになったのだ。やっと少しスッキリしたと思ったに、終わってしまった。

 ところが、特別編として、シーズン3が存在した。クリスマスバージョン。シーズン2の数年後か、数ヶ月後かのお話で、アメリカに行ったドーンが、オフィスに里帰りすると言う設定だ。
 デヴィッドは寂れたステージでスタンドアップコメディか何かをやっている。だが、全然受けない。落ちるところまで落ちた感じで、ちょっとうれしい。
 アメリカでの生活は、想像とはかけ離れたもので、イギリスへ戻るお金もなかったドーンは、ドキュメンタリーのテレビ局が里帰り資金を出してくれると言う話に飛びつく。ドーンが戻ってくると言うことで、ティムは複雑な心境に。

 最後はとても感動的で、あのデヴィッドにも少し変化の兆しが見える。とても前向きなラストなのだ。ここまで見て、初めて報われた気がした。

 で、最近、このドラマのことが話題に出た。ゴールデングローブ賞、主演男優賞を受賞したと言うのだ。だが、名前を見て??? 全然違う人物なのだ。よくよく調べたら、アメリカ版の「The Office」だった。どうもアメリカ人は負けず嫌いのようで、イギリスのドラマ(言葉通じてるだろうに)をわざわざ自国でリメイクしたようなのだ。舞台はやはり紙業界のオフィスとのことだが、内容は見ていないのでわからない。イギリス版が早々に打ち切りになってしまったのとは対称的に、こちらは好評らしい。こちらも是非見てみたい。

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[映] アビエーター

 長い。とにかく長い。その一語に尽きる。資産家で、映画監督であったハワード・ヒューズの物語。監督であっただけでなく、飛行家として、飛行機開発に人生をかけた人だったようだ。レオナルド・ディカプリオがハワードを熱演している。

 ハワードは、航空機をふんだんに使った映画を撮影。費用も時間もかさんだが、なんとか撮影を終え、評価を得る。その後、彼の情熱は飛行機開発に向けられ、パンナムと張り合う。パンナムの社長が、アレック・ボールドウィン。レオ対アレック。

 ハワードは、ある意味の天才なのだろう。夢を実現させる財力があったことも有利だった。だが、精神を病んでいたようだ。その辺りも描かれているのだが、とにかく長い… 一番見応えがあったのは、公聴会のシーンだろうか。パンナムの社長の息のかかった議員(?)に質問攻めにされるが、ハワードは逆にやりこめる。前日まで部屋に引きこもっていた人物とは思えないキレだ。

 自身も飛行機を操縦し、墜落して死にかけたこともある。それでも、飛行機にかける情熱は衰えない。何が彼をそこまで駆り立てるのか?

 往年のスターも登場する。キャサリン・ヘップバーンにエヴァ・ガードナー、エロール・フリン… 中でもキャサリン・ヘップバーンを演じたケイト・ブランシェットは、助演女優賞を受賞している。ぶっきらぼうなしゃべり方は、初めは不自然に感じたが、サバサバした感じが良く出ていたね。

 ハワード・ヒューズや、その周りにいたスターたち(この業界だけに、アカデミー会員の評価が高かったのかなとも思う)、レオの演技、パンナムとの対決、飛行シーンや、数々の飛行機などなど、見どころはいろいろあるとは思うが、んんん… 私としては、3時間近くかけて見る価値をあまり見いだせない。正直な感想は、やはり
「長い」の一語に尽きるのだ。

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2006年3月 9日 (木)

[ド] Nip/Tuck 2-#16

 シーズン2の#16にしてシーズン最終話。全然気づかなかった。

 このお話で何が驚いたって、アバが実は… と言う話も、ええっと思ったが、アバの夫役がアレック・ボールドウィンで、ひっくり返りそうになった。このドラマ、きっと短命に終わるだろうと思っていたのに、意外と侮れない。ゲストが意外と豪華だ。

 しかし、アレック・ボールドウィン、どうしちゃたんだろう。「ハッとしてキャット」の時もどうかと思ったが、今回も、性転換手術の権威(?)で、その道を極めたのに、植物学者に転向したと言う、妙な役だった。あの太り方もちょっと許せない。キム・ベイシンガーと別れてから生活荒れたんだろうか? ベジタリアンは続いていないのだろうか? (ベジタリアンであんなに太れるとは思えないもん) 「ビートルジュース」とか、「レッド・オクトーバーを追え」とか、「キスへのプレリュード」の頃、大好きだった者として、なんとかウェイトダウンを願う。

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[映] Ray/レイ

 ご存じ、レイ・チャールズの人生を描いた伝記だ。彼のミュージシャン人生に、生い立ちを絡ませる形で描かれている。

 カバン一つでバスに乗り、各地を転々としてピアニストとして稼ぎながら修行をする。才能を見いだされ、人気も出てくるが、盲目であるために利用される。が、目が見えない代わりに、彼には「人を見抜く目」があった。信念を貫く強さもあった。そして数々のヒット曲を生み出し、大成功を収める。家庭も築き、順風満帆に思えたが、ドラッグにおぼれ、愛人もいて… と、決して聖人君子ではなかったと言うところも、きちんと描かれている。

 幼い頃は目が見えていたんだね。そして、事故で弟を失っている。自分の責任なのかもしれないと言う思いが、常につきまとう。そのトラウマから逃れるように、ドラッグにハマって行く。

 彼の才能は本当にすばらしい。しかし、それ以上にすばらしいと思ったのは、盲目になってしまった彼を、自立できるように育てた彼の母親だ。盲学校に入れたのは、つらい決断だったに違いない。が、その結果、彼は世界に羽ばたいた。

 この映画では、ジェイミー・フォックスの演技がとにかくすばらしい。レイ・チャールズそっくりなのだ。元々似ている部分に加え、話し方、歌い方、演奏の仕方、身振り、仕草などなど、相当研究したのだと思う。そして、全編を通して、レイ・チャールズの曲が存分に楽しめる。お薦めの映画だ。

 こちらにも載せたので、よかったら見てね。
http://www.ne.jp/asahi/mikey/showcase/mv.htm

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2006年3月 6日 (月)

[映] ミリオン・ダラー・ベイビー

 見る前から、重たい映画だとか、暗い映画、悲しい映画だといろいろ言われていたからだろうか、思っていたほどずっしりとは来なかった。楽しい映画ではないけれど、見た後に残る物は大きい。

 フランキーが経営するボクシングジムに、1人の女性マギーがやってくる。彼にトレーニングして欲しいという。女性はとらないとあっさり断るフランキーだったが、一歩も引かない彼女の熱意に押され、トレーニングを引き受けることに。厳しい訓練にも耐え、彼女はすばらしいボクサーに。そして念願のタイトル戦…

 途中までは、見ていて本当に面白い。ヒラリー・スワンクのトレーニング風景はすばらしい。肉体美。頑張る姿は美しいし、成果も出る。フランキーとマギーのコンビネーションもとてもいい。お互いを信頼し合っているのがよくわかる。マギーの母親や家族がとんでもない人物ばかりなだけに、なおさら、2人の絆は強くなる。
 が、残り30~40分辺りだろうか、悲劇が起こる。なんとも理不尽な結果になるのだ。どうにもやりきれない。見ていてどこかに怒りをぶつけたいけれど、どこにぶつけて良いのかわからない。そして、フランキーは苦渋の決断を迫られる。この辺りのストーリーが、私としてはどうも納得いかない。

 とは言え、すばらしい映画だと思う。ハッピーエンドでない分、より現実的なのかもしれない。世の中そんなにうまく行くことばかりではないのだから。

 こちらにも載せたので、よかったら見てね。
http://www.ne.jp/asahi/mikey/showcase/mv.htm

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アカデミー賞授賞式2006

 少し前に、2006年アカデミー賞授賞式の生中継が終わった。結果については、こちら

http://www.ne.jp/asahi/mikey/showcase/mvaa2006.html

を参照してね。

 今年は、司会がジョン・スチュワートということもあり、特に問題もなく(唯一、ジェニファー・ガーナーがちょっとコケそうになったけど)、スムーズに進んだね。冒頭でのトム・ハンクスの演技(スピーチが長いとどんな目に遭うか、とくと見せてくれた)が良かったんだろうか。

 ジョージ・クルーニーが助演男優賞を取ったのはうれしいけれど、フェリシティ・ハフマンやミシェル・ウィリアムスは残念。ジョージ・クルーニーも、監督賞の方が欲しかったようだ。
 結果から言うと、「ブロークバック・マウンテン」は、当初言っていたほどはのびず、監督賞、脚色賞、作曲賞の3部門受賞。「クラッシュ」も、作品賞、脚本賞、編集賞の3部門。主要部門は、作品賞が「クラッシュ」、主男が「カポーティ」から、主女が「ウォーク・ザ・ライン」から、助男が「シリアナ」から、助女が「ナイロビの蜂」から、そして監督賞が「ブロークバック・マウンテン」からと、ずいぶんと分散したね。

 「SAYURI」も「キング・コング」も、裏方さんだけど3部門受賞。長編アニメは、ウォレスとグルミットが受賞で、宮崎監督残念。

 今夜、WOWOWで字幕版を放送するので、またじっくりと見てみたい。同時通訳だと、どうしてもわかりづらい部分があるからね。

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2006年3月 5日 (日)

[映] キャリー・ミー・ホーム

 これはどうやらTVムービーだね。かなり地味な作品だけれど、そこそこ楽しめる。1947年のニューヨーク郊外(?)。戦争で夫を亡くした女性ハリエットとその子どもたちの物語だ。

 服の仕立てをして生計を立てているハリエットに、顧客の1人が、自分の甥バーナードを紹介する。2人は親しくなるが、娘キャリーは面白くない。母親に反発する娘。反抗期というか思春期というか、とにかく何をしても腹が立つお年頃。
 一方、隣の農場に住む、知的障害を持つ青年チャーリーの子犬を一匹拝借してしまったキャリーたちは、そのことでチャーリーにつきまとわれ、関係が少々こじれる。

 子どもたちの生活のため、結婚しようかと考えるハリエット。そんな時、事件が起こり、勘違いバーナードの本性が見える。母の決断、そして母娘は最後には分かり合う。
 母親役はペネロープ・アン・ミラー。「デスパレートな妻たち」のシーズン2にもゲスト出演しているらしい。最近はTVの出演が多いようだが、映画で頑張って欲しい女優さんだ。

 低予算ムービーっぽいし、全体的に地味で、特にハラハラする場面もなければ大笑いするようなシーンもないけれど、ちょっと心温まる映画だ。

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[映] チャーリーとチョコレート工場

 ずっと気になっていて、やっと見ることができた。子どもがワクワクするようなファンタジーだ。チャーリーが、チョコレート工場見学のゴールデンチケットを手に入れるお話と聞いていたが、そう単純ではなかった。

 まず、チャーリーの一家は極貧である。チョコレートを買ってもらえるのは年に一度、お誕生日の時だけ。当然、そのお誕生日に買ってもらったチョコ1枚で当たりが出るんだと期待すると、そう簡単にはいかない。なにせ、当たりは全世界でたった5枚。しかも、金持ちのわがままな子どもたちが、手段を選ばずに買いあさり、次々に当たりを出していく。
 続いて、ウォンカのチョコレート工場と言うのが、どんなすごい所なのかが描かれる。今時、チョコレート工場の見学なんて、別に珍しくない。私自身何度も行っているし、そう特別なところでもない。子どもだって帰りにチョコをもらえることを期待して行くようなもんだ。だが、ウォンカの工場は違う。だいたい、おじいちゃんの期待からしてすごいのだ。

 ラッキーなチャーリー少年のファンタジックな物語だと思ったが、とっても家族思いの優しい少年チャーリーと、彼と出会ったことで父親とのわだかまりが解けたウィリー・ウォンカのお話なのだ。

 でもこのお話でウォンカの影は意外と薄い。とにかく、チャーリー役のフレディ・ハイモアくんがすごいのだ。彼はネバーランドでもすばらしい演技をしている(ピーター役)。将来が楽しみな人物だ。また、脇役なのだけれど、かなり重要でインパクトがあるのがウンパルンパ。みんな同じ顔なのがちょっと怖いが、彼らのプチミュージカルが楽しい。ミュージカル苦手な私でも、これくらいなら楽しめる。

 大人は少々眠くなってしまうところもあるが(^o^;、子どもにはすばらしい映画だと思う。だって、見ていてワクワクしてしまうもの。

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2006年3月 3日 (金)

[ド] デスパレートな妻たち 終

 シーズン1が終了した、デスパレートな妻たち。最後の最後に、かなりいろいろなことが、ドタバタと起こった。そして、これまたチラリチラリとわかってきた、メアリー・アリスの過去がはっきりとわかった。そして、様々な余韻を残して終わった。

 いきなりメアリー・アリスの過去で始まる。今回は少々長かったのか、オープニングが短かった。ザックを育てることになった経緯、ディアドラとのつながり、彼女の殺害。今まで、いろいろな人の話で、少しずつわかってきた事実を、映像でおさらいと言う感じかな。
 マイクは、ディアドラを殺したのがポールではなく、メアリー・アリスだと知り、この後どうするのだろう? 何事もなかったかのように、スーザンと仲良く暮らすのだろうか? マイクを殺すと息巻いていたザックは、あのあとどうしたか? 何もしなかったとしても、フェリシアに対する暴力行為や、スーザンの家に押し入ったことを考えると、元の生活に戻れるとは思えない。

 ブリーに薬を盛られたと思いこんだまま死んでしまったレックス。最愛の夫を亡くしたブリーは、このあとどう暮らしていくのだろう?

 突然会社を辞めてしまったトム。その原因は自分にあると知ったリネット。主夫になると宣言した夫に代わり、働くことを決意するのだろう。2人の生活は、どう変わるのだろう?

 ガブリエルの浮気相手がジョンだと知ったカルロスは、この後どう行動する? ガブリエルは?

 最大の謎は解けたけれど、それぞれの家庭に、問題が山積み。シーズン2が早く見たいと思わせるこの作り。視聴者の心理をうまくついている。それにまんまと乗せられてしまった私たち、続きが気になって仕方がない。シーズン2の放送は、秋になるのだろうか。

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2006年3月 2日 (木)

「映」 オペラ座の怪人

 これはミュージカルである。ミュージカルが苦手な者にとって、これはちょっとした問題だ。お話は知っている。名作である。だが、眠くなってしまうのだ… 映画に申し訳ないと思いつつ、睡魔と戦いながら見た。

 名作なので、ストーリーの説明はいらないと思うが、歌はすばらしかった。若手で、日本ではあまり知名度の無い役者ばかりだが、実力はなかなかのもの。クリスティーン役のエミー・ロッサムは、どこかで見たことがあると思ったら、ドラマ「スヌープス」や「プラクティス」にゲスト出演していたね。ミスティック・リバーや、デイ・アフター・トゥマローにも出演していて、これからが楽しみな女優さんだ。また、ラウール役、パトリック・ウィルソンも、どこかで見覚えが… と思ったら、「エンジェルス・イン・アメリカ」のジョーだね。
 もう1人、わがままな主演女優役はミニー・ドライバー。可愛い彼女がこんな役をやるとは、ちょっと意外だったけれど、彼女もこんなに歌える人だとは知らなかった。しかも、ジャズ・シンガーやギタリストとしてロンドンで働いていたことがあるらしい。本当に芸達者な人が多いね、あちらの役者さんは。

 かなり前に、同名の映画(だと思うが、もしかすると、TVムービーだったのかもしれない)を見た記憶があるのだが、お話が少々違っていたような気もする。それに、ミュージカルではなかった。調べてみると、ガストン・ルルーのこの名作、何度も映画化(ドラマ化)されているようで、数多くの作品があった。ミュージカルもあるし、ミステリー映画だったり、音楽は流れるけどミュージカルではない(??)ものがあったりと、いろいろ。
 ミュージカルファンには、ミュージカルで見るのがいいのかもしれないが、そうでない者としては、純粋なお話として見てみたかった。と言いつつ、今、頭の中で、テーマ曲がずっと鳴り続けている…

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