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2006年4月26日 (水)

[映] ターミナル

 話題になった映画だ。東欧の国クラコウジアからNYの空港に降り立った男ビクターが、祖国がクーデターのため、パスポートが無効に。そのため、祖国に帰ることも、空港から外に出ることもできなくなってしまう…

 実話を元にした映画らしい。実際の人物は、もっと図々しく、外に出られるようになっても居座っていると聞いたが、映画の方は、とても真面目な男性だ。空港に足止めされた彼を、空港のトップは見てないフリをしてこっそり外に出そうとする。外に出てしまえば、自分の管轄ではないから、どうなっても関係ないというのだ。だがビクターは出ない。認められるまで待つと言い張る。
 空港で暮らすというのは、どういうことか。寝る場所はある。冷暖房完備なので、寒さの心配もない。食べ物はある。お金さえ稼げれば、不自由しないのだ。はじめ、彼はカートを返却して戻ってくる25セントをためて、食事にありつく。その後も、いろいろな人と関わりながら、お金や食べ物を得る。言葉も覚える。彼ががんばっている様を、いつしか回りのみんなが応援するようになる。その過程がなんともほほえましく、暖かい。コミカルだし、見ていて心地よいのだ。

 はじめは誰からも相手にされなかったビクターが、一躍有名になるシーンがある。違法に薬を持ち込んだ、東欧の国から来た男の通訳を頼まれるシーンだ。事情を知り、とっさに嘘の通訳をする。その武勇伝があっと言う間に空港内に広まり、そのときにとってしまった「手のひらのコピー」は、ヒーロー・ビクターの象徴となる。権力に立ち向かう人間が、彼らはとてもお好きなようだ。

 この映画、もう一ひねりある。英語もわからなかった彼が、一人でNYに来た理由。どうしてもNYに行きたかった理由がある。みんなに応援されて、無事目的を達成。彼の表情はとても満足げ。ジーンとくるラストだ。

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