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2006年6月18日 (日)

[映] アサインメント

 冷戦時代(?)のテロリストと、彼を追うCIA捜査官らの物語。テロリスト、カルロス通称「ジャッカル」を、何度も取り逃がし、悔しい思いをしているCIA捜査官ジャック。ジャッカルにそっくりなアメリカ海軍将校が、間違えられて逮捕されたことを知り、彼をジャッカルに仕立て上げ、陥れようと計画するのだが…

 CIA捜査官ジャック役はドナルド・サザーランド。ジャッカルをとらえることだけを考えている冷酷な男だ。ジャッカルと、彼のそっくりさん役はアイダン・クイン。冷酷なテロリストと、温厚な家庭人とをうまく演じ分けている。
 80年代の話で、今イメージするテロリスト(アラブ系)とはずいぶんと違う。ジャッカルはKGBと手を組んでいて、それをCIAが追う。ジャッカルは、無差別テロを行う冷徹な男だが、彼の狙いがなんなのか、何を訴えてテロ活動をしているのかはよくわからない。だが、彼に似ているというだけで計画に無理矢理かり出されたアニバル・ラミレスが、訓練でカルロスそっくりになっていく様子は興味深い。すっかり粗暴な男に変身してしまった彼は、家族の元に戻ってもなかなか元の自分に戻れない。人を殺してしまったトラウマに苦しむ。

 一方、とりつかれたようにジャッカルを追うことに執念を燃やしているジャックの変化もおもしろい。アニバルのことを、自分の計画の道具としか考えていなかったジャックが、彼を大切に思うようになるのだ。

 ストーリー展開もテンポよく、見る者を飽きさせない。政治的な小難しい話もいっさい無い。結末も気分いい。知名度低いし、タイトルもパッとしないけど、見て損はない映画だ。

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