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2006年7月31日 (月)

[映] サスペクト・ゼロ

 サイコ・サスペンスで、キャリー・アン・モス(私は「モデル・エージェンシー」でのキャリーの印象が強いけど、最近ではマトリックスのトリニティだね)、ベン・キングスレーが出ていると聞けば、期待してしまう。だが、ちょっと…

 連続殺人犯の捜査で不当逮捕を行ったため、犯人釈放のあげく、自らも片田舎へ左遷されてしまったFBI捜査官トム。だが、赴任早々、異様な殺人事件が次々と起こり、そのうちの一人は、左遷の原因となった連続殺人犯だった…

 自称、元捜査官という男がカギだ。彼は、連続殺人犯の行動が「見える」らしい。彼は捜査の助けをしてくれているようだ。だが、彼自身も犯人なのか?? そして、トムにもその能力があるのか?? ベン・キングスレーの役は奇怪だし、スリリングなお話だとは思うが、どうも話がよく見えない。とてもわかりにくいのだ。
 また、トムのかつての恋人で同僚フランの存在意味もよくわからない。せっかくキャリー・アン・モスが演じているのだから、もう少し見せ場がほしかった。

 出演者とサスペンスにつられて見てしまうと、ちょっとハズされる。子供にも見せない方が良さそうだ。残虐なシーンが出てくる割には、なんだかよくわからない結末だった。残念。

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[映] ライフ・アクアティック

 一風変わったコメディだ。コメディなのに、なかなか笑えない。確かにおかしいのだが、悲しいお話であり、笑っていられないのだ。

 かつては一世を風靡した(?)海洋探検家スティーブ・ズィスー。だが最近ではすっかり落ち目で、ドキュメンタリー映画もどうもパッとしない。目的のジャガーザメの映像が無いばかりか、親友を食べられてしまったのだ。そこで、名誉挽回とばかりに、再びジャガーザメ探索の旅に出ることにした彼の前に、息子かもしれない青年が現れ…

 なんともハチャメチャなお話だ。チーム・ズィスー自体、なんだかとても胡散臭い。彼らの乗るベラフォンテ号は、昔の特撮映画の乗り物さながら。おそろいの赤い帽子も奇妙だし、ロゴは妙に安っぽい。スティーブの計画性の無さ、身勝手さばかりが目に付く。息子かもしれない青年、ネッドとの関係も、どこか変だ。無精子症らしいので、おそらく息子ではないのだろう。

 おかしなシーンはたくさんあるのだが、どこで笑っていいのかわからない。何がおもしろいのかも、よくわからない。ただ、出演者だけは異様に豪華だ。スティーブがビル・マーレイなら、妻はアンジェリカ・ヒューストン。息子かもしれないネッドはオーウェン・ウィルソン。記者がケイト・ブランシェットだし、マイケル・ガンボン、ジェフ・ゴールドブラムまで出ている。おまけに、わがままなスティーブのことを、なぜかとても慕っている部下役を、ウィレム・デフォーが演じている。いつもの彼とは全く違う役だ。

 海中のシーンは、明らかにセットだ。あり得ない生物がたくさん出てくる。ジャガーザメもそう。最後、潜水艦でジャガーザメをついに見つけるシーンは、やっと笑えるシーンになったという気がした。
 唯一すばらしかったのは、船の上で一人ギターの弾き語りをするクルー。彼のギターも歌もすばらしい。デヴィッド・ボウイも曲を提供しているらしい。それだけでも、一見の価値はあるか??

 意味不明な冒険なのだが、なぜか哀愁漂う。だが、それすら、映画のためのヤラセ臭い。そこが狙いなのか??

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「蜂の巣」撤去大作戦

 蜂は苦手だ。もっとも、蜂が得意という人はあまりいないかもしれないが、子供の頃から「花より虫」だったので、たいていの虫は大丈夫なのだが、未だ苦手なのが蜂とゴキブリなのだ。しかも、刺さないゴキブリに対して、蜂は刺す。毒もあるし、怖い。

 で、先日、蜂が自宅外壁の下の方に巣を作っているのを、たまたま見つけてしまったのだ。

 以前にも、巣を作られたことはある。そのときはアシナガバチだった。2Fの雨戸の戸袋に、気づいたときにはもう立派な巣ができあがっていた。市役所に電話したら、アシナガバチなら自分で撤去してくれという。とはいえ、やっぱり怖いので、しばらく放っておき、夏を過ぎ、だいぶ活動が収まった頃、市役所の支持通り思い切って撤去した。

 今回は、ちょっと違う蜂のようだった。巣の形も違うし、蜂自体も少々違う。出入りしているのはどうやら一匹だけだし、今なら撤去できそうだ。ということで、ミニ家族会議の結果、その一匹が巣を離れたスキに撤去してしまおうということになった。途端、なぜかシャベルを手渡されてしまった。なんで私?

 子供は避難させ、夫に見張りを頼み、その蜂が巣を離れた直後に巣に突進。シャベルで削り落とした。ドロでできているようだった。中には何層も部屋があり、大きな幼虫がそれぞれに入っていた。なんと、もうこんなに大きな幼虫が?? 少々疑問に思いつつ、シャベルでつついて抹殺。痕跡もなくそうと、巣を削り落としていたその時、ブーンと不気味な羽音が、すぐ近くで聞こえた。振り返ると、夫は「うぉっ」と言いながら、すでにとんでもなく遠くまで逃げている(-_-;)。蜂が戻ってきたのだ。逃げる前に言ってくれよ~、何のための見張りだよ~。

 その蜂はしばらくの間、巣のあった場所を探し回っていた。かなりしつこく。だがやがて諦めて、どこかへ去っていった。後で図鑑を調べてみると、単独生活をする蜂で、どうやらあの大きな幼虫は、自分の子供たちの餌だったようだ。蜂も生きていくのに必死なんだろう。毛虫などを食べてくれる蜂もいるし、そういう意味では助かるんだけど… でも家に巣を作るのは、やっぱり勘弁してほしい。

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[映] アイランド

 去年の夏、映画館で見たのだが、WOWOWで放送していたのでまた見てしまった。近未来が舞台のSFではあるが、ちょっとありそうなお話だ。

 隔離された施設の中で暮らす人々。着る物、食べるもの、運動から睡眠まで、すべて管理された環境。施設の外は汚染されており、出ることはできない。だが、時々行われる抽選会で当選した者だけは、アイランドと呼ばれる、唯一汚染を免れた夢の島へ移住できるのだ。単調な毎日を生きる人々は、アイランドを夢見て日々暮らしていた。だが、リンカーン・6エコーは、この生活に疑問を持ち始める…

 発想がなかなかおもしろい。施設の彼らは、実は「臓器」でしかないのだが、彼ら自身は幸運な生存者だと信じている。アイランド行きを夢見ているが、実はそれは死を意味する。実に残酷な話なのだが、クローン技術が進歩する現在、あり得ない話でもないと思える。

 単調な生活の前半に対して、スリリングな逃亡劇の後半は目が離せない。最後は簡単過ぎる気もするが、見応えは十分だ。また、ちょっとおもしろいシーンとしては、初めてバイカーを見たリンカーンが、興味を示すシーン。ご存じのように、ユアンは大のバイク好きだ。また、リンカーン・6エコーの元人間、トム・リンカーンと対面するシーンでは、少々訛りのあるトムと、それを真似するクローンのリンカーンとを演じ分けている。

 子供には少々説明が必要かもしれないが、親子で楽しめる映画だ。大画面の方が当然迫力もある。夏休みにおすすめかな。

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2006年7月30日 (日)

[映] ポーラー・エクスプレス

 クリスマスのお話。むちゃむちゃ季節はずれではあるが… CGアニメーションなのだが、パフォーマンス・キャプチャーという技術を使って、俳優の演技をコンピュータに取り込んで作ったものらしい。それだけに、描写は顔の表情など、細部まで見事というしかない。トム・ハンクスは、車掌から主役の子供まで、実に6役もこなしている。

 クリスマス・イブの夜。妹と違って、サンタの存在を疑い始めた少年。寝たふりをしていて、両親の会話を聞いてしまい、疑いが確信に変わりつつあったそのとき、家の前に、北極行きの急行列車「ポーラー・エクスプレス」が突如現れる。慌てて家を飛び出し、列車を見に行くと、乗るように勧められ…

 絵本の方は読んだことがないのだが、映画の方は、絵本を思わせるすばらしい映像に仕上がっている。訳もわからず、突然家の前に現れた急行列車に乗ってしまった少年。これから何があるかもわからず、不安になる。チケットに刻まれた文字も意味不明だ。列車が北極に着くまでが、これまた大変。何度も危険な目に遭う。きっと夢だから、早く覚めてくれと必死になるシーンは笑える。

 一緒に乗っている子供たちと仲良くなり、協力しながら、ちょっとした冒険をする。そして、最後には、チケットに刻まれた文字の意味がわかる。一つ成長した気分だ。

 サンタにもらった鈴の音はすばらしい。子供がワクワクする、素敵な物語だ。クリスマスにもう一度見たい。

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2006年7月28日 (金)

[ド] 華麗なるペテン師たち

 NHKのBS-11、火曜枠のモンクが終わってしまったと思ったら、後番組として始まったのがこれ。久しぶりにイギリスのドラマらしい。詐欺師チームの物語らしい。

 #1は、チーム結成ということで、それぞれのメンバー紹介と、初仕事。メンバーそれぞれに役割がある。リーダーはミッキー。彼の愛人(?)で、お色気を武器にするステイシー。調達係は、アッシュ。新入りのダニーは修行中か。そして、カモを見つけて、チームに引き合わせるのは、大御所アルバート。なんと、ロバート・ボーンが演じている。

 しょっぱなから、かなりお見事だ。手際もよければ、計画も万全。ヒヤリとするシーンもあるが、ちゃんと考えられている。ぬかりないのだ。彼らのポリシーがまたいい。貧乏人をだまして金を取ることは決してしない。狙うのは、強欲な金持ちばかり。

 今のところ、シーズン3まであるらしい。各シーズン6話だ。どこまで放送してくれるかわからないが、楽しみだ。

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2006年7月19日 (水)

[映] フライト・オブ・フェニックス

 飛行機の映画だが、「LOST」的おもしろさも味わえる。大作ではないが、気軽に楽しむにはいい映画だ。

 モンゴルの油田が閉鎖されることになり、従業員は引き上げることに。パイロットのフランクは、従業員や荷物を飛行機に積み離陸するが、砂嵐に巻き込まれ砂漠に不時着。だが、救助が来る見込みはなく、彼らは脱出を試みる…

 砂漠に不時着した飛行機は、壊れていて飛べない。水は少々残っているが、そのうちつきてしまう。救助が来る見込みはほとんどない。さてどうするか。まるで、「チーズはどこへ消えた?」のようだ。できるだけ動かず、少ない水で長く生き延びて救助を待つか、歩いて逃げ出すか。ところが、一人の提案で、第3の選択肢が出てくる。使える部品を使って、飛行機を作って脱出するという選択肢。飛行機のエンジニアだという彼に説得され、彼らは第3の選択肢に賭けることに。

 飛行機を作る過程で、様々なトラブルが起こる。死者も出る。困難を乗り越えて、砂漠を脱出するまでの物語だ。ある程度、予想通りの展開。ありがちなストーリーではある。だが、最後はなかなか感動的。思わず拍手してしまう。暇なら見てもいいかなという作品だね。

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[映] クローサー

 4人の男女の恋愛を描いた物語だ。主な登場人物は4人だけ。シンプルなようで、なかなか凝ったストーリーとなっている。

 新聞の死亡欄を書いているダンは、NYからきたストリッパー、アリスと出会い恋に落ちる。二人は同棲。ある日、ダンは出版する本の写真を撮影してもらいにスタジオへ行き、カメラマンのアンナに一目惚れ。アンナも彼に好意を持つが、アリスと同棲中と聞いて彼を諦める。その後、ダンはインターネットのチャットルームで、女性になりすまして医師ラリーをその気にさせ、アンナと会うようし向ける。その後アンナとラリーは結婚することになるのだが…

 ひょんなことから知り合った4人。ダンとアリス、アンナとラリーのカップルができあがるが、ダンとアンナが不倫をしたことから物語は妙な方向へ進んでいく。ストーリーもさることながら、4人のキャラクターがなかなかおもしろい。いかにもという感じのプレイボーイ、ダンにジュード・ロウ。若いストリッパー、アリス役がナタリー・ポートマン。大人の女アンナ役がジュリア・ロバーツ。そして、医師でエロオヤジ、ラリーがクライヴ・オーウェン。

 紳士のイメージがあるクライヴ・オーウェンが、インターネットのエッチサイトで、仕事中にチャットしている姿はなかなか笑える。また、ナタリー・ポートマンのストリッパー姿にはビックリだ。かなり卑猥な表現が出てくるので、子供には向かないと思うが、子供がいない時間帯にこっそり見るのもいいかもしれない。ちょっと変わった恋愛物語だ。

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2006年7月17日 (月)

[ド] OC

 OC → オレンジ・カウンティのことらしい。で、オレンジ・カウンティとはなんぞやということになるのだが(^o^;、ロサンゼルス都市圏の南東あたりにある郡らしい。アメリカでも有数のお金持ちエリア。ディズニーランドがあるのもオレンジ・カウンティだ。

 兄と車泥棒をしているところを捕まったライアン。父親は刑務所。母親は他の男を平気で家に連れ込む家庭で育ち、兄は前科があるということで、刑務所行きに。ライアンを担当した弁護士サンディ・コーエンは、彼の成績は良いことから、更正の可能性を感じ、自宅で預かることにする。

 コーエン家はオレンジ・カウンティにある豪邸。同じ年頃の子供たちは、車やブランド品を与えられ、何不自由ない暮らしをしている。ライアンがとまどうのも無理はない。OCでの金持ち連中の暮らしぶりは、まさに別世界だ。だいたい、ライアンの家だって、劣悪な環境って感じで描かれていたが、我が家より広そうだった。

 ちょっと不思議だったのは、コーエン一家の息子セス。あんな豪邸に住み、何でも買ってもらえたら、もっとわがままなドラ息子になりそうなもんだが、真面目で、少々内向的だがとても好青年だ。また、ライアンは、ひどい家庭でと言いつつ、妙にこざっぱりしていて(特に髪型)、悲壮感など全くなく、OCに馴染んでいるルックス。ちょっとできすぎな気もした。

 #1は、先日番組紹介で出てきた内容ばかりだったので、目新しいことは何もなかったが、登場人物がなかなかおもしろそうだったので、今後に期待したい。

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[映] キングダム・オブ・ヘブン

 オーランド・ブルーム主演の、十字軍遠征の話だ。時代物というのはわかっていたが、どんな話なのか全く予備知識無く見た。

 妻子を亡くして失意の鍛冶屋、バリアンの元に、ある日実の父ゴッドフリーと名乗る男が現れた。彼はイベリンの領主であり、エリサレム王に仕える騎士であるという。彼に誘われ、聖地へ旅立つことにしたバリアンだが、道中でゴッドフリーは死亡。バリアンは、父の称号を受け継いで、エルサレム王に仕えることに…

 歴史的知識が皆無なので、最初の方はしっかり見ていないとさっぱりわからなかった。十字軍や、キリスト教、イスラム教両方の聖地であるエルサレム辺りの事情に詳しい人には、興味深い映画なのかもしれない。

 だが、オーランド・ブルーム演ずるバリアンは、すばらしい。鍛冶職人なのに、なぜあれほどの剣の達人なのかという疑問はあるが、人格的にも、剣の腕前も申し分ない。どうもコスチューム系の役ばかりな気がする彼だが、「トロイ」のしょうもない軟弱男とは天地の差。戦闘シーンは迫力あるし、見ていて飽きない。

 ただ、どうしてもよくわからなかったのは、エルサレム王から、後を継いでほしいと言われたときのバリアンの反応だ。王と考え方の違うギーとその賛同者を倒し、ギーの妻であり王の妹であるシビラの面倒を頼むと言われたとき、バリアンは拒むのだ。そのため、王の亡き後、ギーが暴走し、イスラム軍との戦争に発展。最終的にはバリアンが国民を守ったものの、多くの犠牲者がでることとなった。あそこで王に言われたとおりにしていたら、イスラム教徒との関係も良いまま、犠牲者も出ずに済んだのではないか。そう思えてならない。

 かなり大がかりな映画だけあって、出演者もかなり豪華。だが、ちょっとおもしろいと思ったのは、イスラム教徒でありながら、バリアンを騎士として一目置いている領主(?)役で出ているのは、DS9のドクター・ベシア。また、キリスト教徒側で、バリアンの味方の一人として、映画「ハリー・ポッター」のルーピン先生。バリアンと敵対するルノー役が、同じく「ハリー・ポッター」のマッドアイ・ムーディ。

 超大作だし、見応え十分。キリスト教とイスラム教という、未だに問題を抱えている宗教戦争が話題だけあって、興味深い。だが、どうしてもわからない。なぜ戦わなくてはならないのか。なぜ殺し合わなくてはならないのかが。バリアンも言っていたように、一番大切なのは、人の命だ。人の命を奪う宗教って、いったいなんだろう。

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2006年7月16日 (日)

[映] ライフ・イズ・ビューティフル

 今までずっと見る機会がなかったのだが、アカデミー賞授賞式で、ロベルト・ベニーニ監督が偉く喜んでいたのが印象的だったので、いつか見たいと思っていた。

 1930年代のイタリア。ユダヤ人のグイドは、恋人のいる女性に一目惚れし、彼女を口説き落として幸せな家庭を築いていた。だが、ある日、彼と息子はユダヤ人収容所に送られてしまう。不安がる息子を、なんとか助けようと考えたグイドは、作り話を聞かせることで息子の不安を取り除き、収容所での生活を切り抜ける…

 「嘘も方便」という言葉を思い出した。グイドは嘘つきである。一目惚れしたドーラを口説いたときも、あちこちで嘘をつき、彼女を口説いた。収容所でも、怖がる息子を楽しませようと、これはゲームなんだと嘘をつく。だが、彼の嘘は悪意がない。愛情から来ている。そこがすばらしい。ドイツ人によるユダヤ人虐殺の話だ。本来なら、つらく悲しい話なハズなのに、彼のコミカルな口調で、なぜか暗さをあまり感じない。そして、彼の嘘は、人の心を温かくする。見ていて思わず笑ってしまう。

 彼は最後まで嘘を続ける。息子を救うために。見終わった後、感動していることに気づく、そんな映画だ。

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[ド] BONES

 骨を鑑定することで、FBIの犯罪捜査に協力する法医人類学者テンパレンス・ブレナン博士。通称「BONES」の物語だ。実際に、法医人類学者であり、人気作家でもあるキャシー・ライクス着想のドラマというだけあって、かなり専門的だ。

 ブレナン博士は、ジェファソニアン・インスティテューションで働き、副業で小説も書くという設定なので、キャシー・レイクス自身を投影した形になっている。そして、彼女とチームを組むのは、FBIのシーリー・ブース。現場で経験を元に捜査することの多いブースに対して、いわばオタク的頭脳の集まりであるブレナン博士のチーム(研究所仲間)。このギャップがおもしろい。

 ブース役は、エンジェルでおなじみ、デヴィッド・ボレアナズ。彼とブレナン博士の関係も見所だ。

 ただ、鑑定で犯罪捜査ということで言えば、CSIが元祖。CSIがビジュアル的に説明してくれるのに対して、こちらではちょっと違うようだ。派手さがない分、どう見せてくれるのか、期待したい。

 

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[映] コニー&カーラ

 「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」のニア・バルダロスが、再び脚本を書いたドタバタコメディだ。

 幼なじみのコニーとカーラは、子供の頃から、歌って踊れるスターを夢見ていた。だが、現実は、カフェで無関心な客を相手に歌う毎日。そんなある日、麻薬がらみの殺人を目撃してしまい、マフィアに追われるハメに。二人は逃げ出してLAへ。たまたま入ったゲイクラブで、ドラッグクイーンとして歌ったら、人気が出てしまい…

 女性として歌っていた時には全く相手にされなかったのに、ゲイとして歌ったら大ブレイクというのが笑える。追ってくるマフィアも、かなりドジなら、コニーとカーラも本名で出演してまうあたり、かなり間抜けだ。だが、二人のコンビは見ていて楽しい。お決まりだが、ゲイとの妙な友情もいい。

 ストレートな男性役として、X-ファイルのモルダーこと、デヴィッド・ドゥカブニーが出てくるのだが、コニーが彼に恋をする。だが、自分はゲイだと思われているので、相手にされない。うち明けたいけど、追われている身。嘘を突き続けるのもつらい… と、ストーリー展開は、比較的ありがちなパターンだが、なかなか楽しめる。

 また、二人を含め、ゲイのショーも見所だ。ゲイクラブのオーナー役で、ニアの実夫イアン・ゴメスが出ているのもうれしい。デビー・レイノルズが本人役で登場するのもすごい。気楽に楽しめる映画だ。

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2006年7月14日 (金)

災難

 災難は続くものだ。どうもこのところ、ガックリくることが多い。暑さのせいで、たるんでいるのだろうか。

 下の子が怪我をするところから始まった。家の中で、慌てて走っていて、足を強打したらしい。指の付け根にヒビが入ってしまった。整形外科通いである。おまけに、登下校の送迎までしなくてはならない。ただでさえ朝早い出勤なのに、勘弁してほしい。

 そういう時に限って、こちらも体調を崩して、病院通い。病院三昧。暑さでかったるいし…

 で、楽しみにしていた休日。映画を見に行ったのだが、見たい映画の始まる時間がちょっと遅かったために、お昼を急いで食べることに。そういう時に限って、店は混んでいるし、食べ物もなかなか出てこない。やっと出てきたところで慌てて食べていたら、奥歯の詰め物がとれてしまった。今度は歯医者だ…
 案の定、下の子のお迎えの時間には間に合わず、ずいぶんと待たせるハメに。そしてやっと帰宅すると、職場訪問に出かけていったハズの上の子が、なぜかいるのだ。バスに乗り遅れたらしい。約束の時間まで、もう時間がない。やむなく車で送ることに。(これはパパに頼んだ)

 そして翌日。子供を迎えに行って病院へ連れて行き、帰宅。すると鍵を忘れた上の子が家の前に待っていた。外は土砂降りである。やれやれと家に入ろうとしたのだが、なんと鍵が入らない。さっき閉めた時は全く問題なかったはずの鍵穴に、鍵が入らないのだ! なんだ、どういうことだと、親子3人で鍵と格闘したが、びくともしない。家の前にいて、鍵が2本もあるのに、家に入れないなんて!!
 途方に暮れていたとき、2Fの窓を閉め忘れていたことに気づいた。ベランダから入る方法を思いついた下の子。とりあえず一番背が高いということで、上の子がよじ登ることに。半分諦めていたのだが、なんと、いとも簡単によじ登ることに成功。無事家に入れた。このときほど、上の子を頼もしいと思ったことはない。小さい頃は高所恐怖症だったのに、成長したものだ。
 「泥棒も簡単に入れるね」、と親子で話した。でも、窓が開いてなかったら家には入れなかったのだと思うと、複雑な心境だ。

 さて、この災難はいつまで続くのだろう… 唯一の救いは、最悪の一日だと思っても、一晩寝れば最悪の記憶は薄れること。あとで冷静に考えれば、たいしたこと無いじゃんと思える。

 いいこともあった気がする。下の子の病院通いは予定外の出費だが、私の歯は、詰め物をとっておいたおかげで、その日のうちに治療は完了した。映画も、期待していなかった割にはおもしろかった。鍵も、予定外の大出費にはなってしまったが、防犯を意識した新しい物に変えた。子供たちの意外な一面も見られた。

 …ま、そんな日もあるよね。

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[映] MI:3

 これは、久しぶりに映画館で見た。そもそも、トム・クルーズはあまり好きではないし、わざわざ映画館で見るつもりもなかったのだが、たまたま見に行ったら、他に見たい映画が無かったのでしかたなく…

 3作目なので、説明の必要もないだろう。「スパイ大作戦」というタイトルで知られた、かつての名作ドラマ、ミッション・インポッシブルの映画版、第三弾だ。この手の映画は、だいたいパターンが決まっている。ミッションがあり、それをこなすにあたって、ハラハラドキドキのアクション満載という類だ。最後は決まってハッピーエンドである。だから、特に見たいとも思わなかった。

 だが、今回はちょっと違う。トム・クルーズ演ずるイーサンは、恋人と結婚するにあたって、一線を退いているのだ。教育係という、安全な仕事を選んだハズだったが、教え子が任務中に拉致されたと聞き、奪還作戦に参加することになる。彼女を連れ戻したら、元の生活に戻るはずだった。ちょっと手伝えば終わるはずだった…

 ということで、今回は、イーサンに、「何があっても守らなければならない人」がいる。家族を持つというのはそういうことだ。それはすなわち、弱みになる。今回は、その辺りが見所だと思う。

 冒頭で、イーサンを復帰させるきっかけとなった教え子を演じるのは、「フェリシティの青春」でおなじみ、ケリ・ラッセルだ。出番は少ないが、重要な役。華奢な感じの彼女が、エージェント役なんてできるの??と思っていたが、なかなか機敏な動きを見せてくれた。
 ちょっとおもしろいと思ったのは、ほんのチョイ役だけれど、同じくフェリシティに出ていた、グレッグ・グランバーグが出ていたこと。余談だが、彼とアマンダ・フォアマン(同じくフェリシティ仲間)は、エイリアスで共演しているが、こちらもJJエイブラムズ製作だ。もしかしてお気に入り俳優なのかな?

 さて、肝心のアクションの方はどうだろう。見ていて思ったのは、さほど新鮮みはないということ。確かに派手だし、金かけてるぞという感じはよくわかる。飽きないし、見応えは十分だ。だが、なんだか見覚えがあるような… いつも見ている気がする… そうだ、エイリアスなのだ。彼がこなすミッションは、毎週エイリアスでシドニーがこなしているのだよ…

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[映] バットマン・ビギンズ

 長い。とにかく長い。こんなに長い必要があるんだろうかと思うほど長い。みなさまご存じ、バットマン。ブルース・ウェインが、いかにしてバットマンになったか、のお話だ。

 大富豪のウェイン家に生まれ、何不自由なく暮らしていたブルースだったが、目の前で両親を殺されてしまう。その辺は、バットマンでも描かれている通りだ。だが、その後、何があってバットマンになったかまでは、不明だった。その辺りが細かく描かれている。
 冒頭は、なぜか監獄のようなところにいるところから始まる。大学を中退(?)の状態で、世界を放ろうしていたらしい。そこで出会った男から、謎の組織を紹介され、ヒマラヤの奥地で修行するのだ。その組織の導師役が渡辺謙。

 全体として、バットマンのルーツを知るという意味では、なかなかおもしろいとは思う。自宅をバットマンの本拠地に改造するところや、バットモービルの原型など、興味深い。バットマンの道具を提供してくれる科学者役がモーガン・フリーマンなのだが、彼が実にいい。ちょっと暗いあの感じ、最初のバットマンのあの感じも出ていて、そういう点もなかなかいい。だが、渡辺謙の役がどうも、今ひとつ。リーアム・ニーソンだけで、十分だった気もするのだ。
 そして、なんといってもこの長さ。もうちょっとなんとかまとまらなかったものか。

 バットマンの幼なじみ(家政婦の娘か?)役として、ケイティ・ホームズ(トム・クルーズと結婚したばかりだね)が出ているので、ドーソンズ・クリークのファンだった者として、とても楽しみにしていたのだが、どうやら彼女、ラジー賞の助演女優賞にノミネートされていた様子。なるほど、この役では、彼女の良さがまったく出ていないね。そういう意味ではとても残念。今後に期待。

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[映] ダニー・ザ・ドッグ

 タイトル見たとき、何の話だろうと思った。ジェット・リーとモーガン・フリーマン、そしてボブ・ホスキンスという顔ぶれも、なんだか異色。だが、なかなかおもしろい映画だ。

 マフィアのボス、バートに、番犬のように扱われているダニー。だがある時、ボスと共に乗った車が襲われ、逃げ出したダニーは、盲目の調律師サムに助けられる。彼と、彼の義理の娘ビクトリアの家庭に暖かく迎えられ、次第に人間性を取り戻す…

 ダニー(ジェット・リー)は、向かうところ敵なし。だが、首輪をハズされてバートに命令されない限り、攻撃しない。普段はまるで犬のような扱いを受けているが、それを疑問に思うこともなければ、自分から何かをしようとする意志のかけらもない。完全に「道具」なのだ。
 彼に、子供の頃の記憶はない。親の記憶もない。ところが、心優しいサムとビクトリアと暮らすうちに、次第に心を開き、過去を思い出し始める。自分の母親に何があったのか。自分はなぜバートの犬になったのか。人間性を取り戻したとき、彼にはいろいろな意志が生まれる。人殺しはしないという意志、大切な人を守ろうとする意志。

 極悪非道のボスを演ずるボブ・ホスキンスもハマっているし、盲目の調律師を演ずるモーガン・フリーマンの紳士ぶりも心地よい。番犬になりきっている時と、サムとビクトリアとの暖かい「家庭」の対比もおもしろい。当然最後はハッピーエンドだ。アクションも存分に見られる。楽しめる映画だ。

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2006年7月 6日 (木)

[映] ペネロペ・クルスの「抱きしめたい」

 スペイン、フランス合作の映画だ。ペネロペ・クルスがでているというのと、ビートルズに関することがでてくるらしいというので、とりあえず見てみた。アメリカでのタイトルは、「Love can seriously damage your health」と、なんともサエないが、邦題もなんだかね。

 65年のスペイン。ビートルズがスペイン公演の際、ジョン・レノンに憧れるディアナは、彼の泊まるホテルの部屋に忍び込む。ジョンとの対面には失敗したものの、そこで鉢合わせした、ボーイのサンティとの、その後約30年にも及ぶつきあいのお話。

 若い頃のディアナ役がペネロペ・クルス。二人は、ジョンの泊まる部屋のベッドの下で隠れて以来、それぞれ別の道を歩みながらも、何度か偶然に出会い、密会を重ねる。その都度、ディアナの夫は別人になっていて、サンティは違う職についている。金持ちとの結婚、離婚を繰り返し、派手な生活を送っているディアナに対し、妻と子供たちに囲まれ、平和な人生を送っているサンティ。何も共通点がなさそうなこの二人が、なぜか会うたびに浮気に走るのは、かなり不思議な気もするが、わかるような気もする。

 ディアナの夫に隠れて密会するあたりは、ドタバタコメディだ。なぜか惹かれあう二人を見ていると、ラブロマンスでもある。二人の関係を見ていると、サンティはディアナに振り回されている感じである。ディアナはかなり気まぐれで、サンティは彼女にぞっこんなのだ。
 そして現在。またまた偶然再会した二人だが、今度は、立場が少し変わっている。相変わらずドタバタしていて、ピンチにも陥るが、そこは場数を踏んだ二人のこと。うまく切り抜ける。

 ディアナ、サンティそれぞれ、若い頃と壮年時代と役者が交代しているのだが、雰囲気が似ていておもしろい。よくぞ選んだという感じ。また、ペネロペ・クルスは、ディアナの娘役としてもちょこっとでてくる。

 で、お目当てのビートルズだが、彼らの当時の映像も、チラッとだが見られる。そして、彼らの出会いの場、また、ジョンの命日のニュースを聞いてディアナのことを思い出すサンティのシーンなど、効果的に使われている。そういう思い出ってあるよね。

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2006年7月 3日 (月)

ピアノを弾こう!!

 NHK教育テレビで、6月から始まった、西村由紀江のやさしいピアノレッスン「世界の名曲を弾いてみよう」という番組をご存じだろうか。初心者向けの、ピアノレッスン番組だ。

 私はピアノを弾くので、全然気づかなかったのだが、本屋でテキストを見つけた夫が、やってみたいと言い出した。今まで音楽は聴くだけだった彼が、なぜ? と思いつつも、さっそくテキストを購入。番組も録画予約した。
 取り上げられている曲は、確かにどれも知っている曲ばかり。最初は指一本から(^o^;、最終的には両手で弾けるようになろうという感じらしい。メロディだけなら、とても簡単だし、繰り返し練習すれば彼にももしかしたらできるかも!?

 だが、番組を見ていると、先生が伴奏を弾いてくれている。確かに、メロディだけを弾いてもちょっと物足りないし、寂しい。伴奏が良ければ、メロディが多少ぎこちなくても、まとまって聞こえる。そう思って、伴奏を作ってみることにした。これに合わせて弾けば、なんとなく弾けた気分になるかもしれない。

 彼一人が使うんじゃもったいないので、HPにも載せてみた。ので、興味のある方は、是非使ってみてほしい。
http://www.ne.jp/asahi/mikey/showcase/pianobgm.html

 なんたって、音楽は楽しむことが大切。リズムや音程が、多少違ったってご愛敬。伴奏に合わせて楽しんでほしい。

 …で、当の夫は、録画だけしておいて、ちっとも番組を見ていない(-_-;)。私が作った伴奏も、さっそくやってみようよと提案しても、あとでいいよと、すでに盛り下がりムード。テキスト買うと安心してしまうタイプのようだ…

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[ド] ミディアム 霊能者アリソン・デュボア

 一風変わったドラマだ。霊能者アリソン・デュボアが、犯罪のヴィジョンを見ることで、犯人を追いつめるというドラマ。

 ヴィジョンが見えるというのは、今までもあった。ミレニアムとか、デッドゾーンとか。アリソン・デュボアも、その類なのだが、彼女の場合は、死者との会話。それは、被害者であったり、犯罪を見ていた霊であったり。まるで犯罪現場にいたかのように、詳しいヴィジョンで見ることもあれば、霊との会話で情報を得ることもある。

 自分の能力を、はじめは疑っていた彼女は、弁護士を目指して勉強中だった。だが、彼女の能力に気づいた、科学者である夫の勧めで犯人逮捕に協力することになる。夫の協力が大きいし、理解ある夫が魅力的だ。

 アリソン役は、パトリシア・アークエット。ロザンナ・アークエットの妹、デヴィッド・アークエットの姉だ。5人兄弟の真ん中らしい。今ひとつインパクトの薄い彼女、今まで、頭の足りないブロンド美人的役が多かった気がするが、今回は違う。ソフトなイメージは変わらないが、なかなかの切れ者だ。

 これから、どういう話が展開するのかわからないが、アメリカではシーズン2が終了したところらしい。まだ続くようなので、楽しみだ。

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