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2006年8月28日 (月)

新車

 車を買い換えた。そもそも、車に対する思い入れはさほど強くない。走ればいいと思っていた。長年ペーパードライバーだったから、運転は得意とは言えない。乗るのはせいぜい通勤と近場の買い物くらいだ。田舎に住んでいなかったら、ペーパーのままだっただろう。だいたい、田舎に転勤する予定が無ければ、免許自体持っていなかったかもしれない。

 子供の通院やら、習い事やらで、車を運転せざるを得なくなった。仕方なく車を買った。なにしろペーパーなので、中古で十分と思った。そして買ったのがこの車だ。赤のマーチ。
Photo_1 中古とはいえ、前の持ち主の方が綺麗に乗ってくれていたようで、とても状態は良かった。
 だが、乗り始めて数日で2度もぶつけた。1度目はかなりひどかったので修理してもらったが、2度目は後ろのドアがへこんだだけだったので、そのまま乗っていた。自分に対する戒めをこめて。

 そして今日、新車が届いた。MRワゴン、通称ママワゴンだ。車なんてどうでもいいと思っていたが、やっぱり新車はいい。ピカピカだ。それになんたってパワーウィンドウだっ!(今までは手動だったのさ…)Photo_2
 なんだかんだ言って、新しい車はなかなかお利口だ。カギを刺さなくてもドアが開けられるらしい。便利な機能がいろいろとついている。CDだけでなく、MDがついているのもありがたい。乗り心地もなかなかGOOD。子供も満足そう。色も気に入っている。車に乗るのが楽しみになりそうだ。

 そうは言っても、去っていった車が少し気の毒な気もした。12才。坂道を登るとかなり苦しそうな音を立てていたし、「軽」の友達のスピードについていくのも必死だった。エアコンをつけるとこれまたつらそうなエンジン音だったので、そろそろ引退の時期と思ったのだが、まだ乗れたかもしれないという思いもある。

 いろいろ考えたが、燃費は格段に良くなっている新車。環境のためには、買い換えて良かったんだと夫に言われて納得。これからも、安全運転に気をつけて乗ろう。燃費も考えて乗ろう。

 

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[映] 隣のリッチマン

 タイトル的には、「隣のヒットマン」のパクリだろうか。だが、原題は「Envy」。嫉妬、妬みのお話だ。またまたベン・ステイラー主演。共演はジャック・ブラック。二人は親友でお向かいさんという役柄だ。

 ティムとニックはお向かいさん。家族ぐるみのつきあいで、職場も一緒。毎朝ティムの車で一緒に通勤。同じような家庭、同じような生活をしている。ただ、勤勉でクソがつくマジメぶりのティムには、小さなオフィスがあるが、おおらかで思いつき人間のニックにはない。そのことで、ほんの少しだけ優越感を感じていたティム。
 ある日、ニックは、ペットの糞を一瞬で消し去るスプレーを開発しようと言い出す。本気にしなかったティムに対して、ニックはやる気満々。そしてついに、開発に成功してしまう。そこから二人の人生は大きく変わってしまい…

 ティムとニックの対比がおもしろい。コツコツとマジメに働くことで少しずつキャリアアップし、庭に豆型プールを作ろう!とささやかな希望を持っているティムに対して、アイデアで一発あて、大もうけを考えているニック。堅実派とギャンブル派。自分の方がほんの少し上だと信じていたティムにとって、ニックの成功はかなりのショックだった。ニックにはまるで悪気がなく、今までと同じようにティムと友達でいたいだけなのに、ティムにはすべて当てつけに思えてしまう。そして、ちょっとした妬みから、とんでもない騒動に発展してしまうのだ。

 ま、お話全体として、(糞を消すスプレーとかね)嘘くさい感じはある。でも、友達の幸運が少々妬ましくなってしまった経験って、誰でもあると思う。ただ、そういう気持ちを、うちにこめたまま、卑屈になるのは得策ではないということを、この映画は教えてくれる。

 Jマンなる謎の人物を演ずるクリストファー・ウォーケン、ベン・ステイラーの奥さんを演ずるレイチェル・ワイズなど、なかなか豪華な顔ぶれだが、役としてはあまり面白みがない。アメリカでの評価も低かったようだが、ドタバタコメディとしては、なかなかイケるのではないか。まるでミュージカルのように、彼らの状況を教訓として歌い上げている挿入歌もおもしろい。最後は、なんだかとってつけたようなどんでん返しがあるのだが、ご愛敬。なかなか楽しい映画だ。

 

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2006年8月27日 (日)

中学生ロボコン2006静岡大会

 昨日、8月26日(土)、沼津高専体育館にて、第3回中学生ロボコンの静岡大会が行われた。去年、まさかの優勝をしてしまった上の子たちのチームは、懲りもせず今年も出場したのだ。

 去年は、1年生ということもあり、様子がさっぱりわからず、学校内で部品の取り合いになってしまったらしい。要領が悪いことも手伝って、ロボットづくりはかなり難航した。でもまぁ、そういうのも勉強のうちと思って放って置いた。失敗から学ぶことが必要だ。
 ところが、何をどう間違ったのか、校内予選を勝ち抜き、静岡大会でもあれよあれよという間に勝ち進み、気がついたら優勝。こんなボロっちいロボットで?? まだ授業でロボットづくり習ってないのに??
 ところがところが、そこですっかり有頂天になってしまった彼ら、次の東海北陸ブロック大会も楽勝と思っていたらしいが、かなりあっけなく予選敗退。他県のロボットは、もっと手強かった。そう、世の中そんなに甘くないのだ。

 そして今年。どうも彼らには学習機能が無いらしく、今年もかなりギリギリまで製作。(というか、ギリギリになって製作…) なんとも危なっかしいロボットができあがった。去年もひどかったが、今年はさらにひどかった。おまけに、担当の先生(去年とは違う先生)に嫌われているようで、連絡が回ってこないなどのトラブル続出。早々に校内予選敗退して、今年はとっとと夏休みの宿題に取りかかれるねと踏んでいたのだが… 今年も出ることになってしまったのだ。

Photo そんなこんなでやってきた沼津高専。なぜか上の子の機嫌も悪い。担当のロボットは、ガムテープで補修してあった。ま、今度こそここで終わるだろう、かわいそうだけれど。他校のロボットはなかなか立派だ。(少なくとも彼らのよりは) 去年まで教えてくれた先生の、今年の赴任校も、ずいぶんと力が入っている。とりあえずリーグ戦、1回くらい勝てれば気が済むかな… と見ていると、気がつくと全部勝っていた。あれま。
 とはいえ、トーナメントの対戦相手、かなり高得点を取っているし、ここでは勝ち抜けないよね、いくらなんでも… と思っているうち、またもや勝ち進んでしまい、今年も優勝してしまったのだ。そんな…

 もちろん優勝したのはうれしい。彼らもよくがんばったとは思う。先生との関係が少々気にかかるところではあるが、今の盛り上がっている気持ちをうまく利用して、早めに改良(改悪じゃなくてね)して12月の東海北陸ブロック大会までには、まともなロボットに仕上げてほしい。だって今年のブロック大会は富山。そこまで行って、去年のような惨敗は勘弁してほしい…

 今年の中学生ロボコンA部門のルールは、ビルに見立てたタワーに、人に見立てたピンポン玉+ペットボトルキャップを配置し、それを規定の場所に移動させるというもの。ビルなどでの災害時救助をイメージしているらしい。とはいえ、2階、3階の「人」を払い落としたり、落ちている「人」をロボットで押したりと、とても災害救助とは縁遠い感じがしたが(^o^;、みんなそれぞれアイデアを出し合って、試行錯誤したのがよくわかり、とても楽しい大会だった。なんたって、オタッキーたちが輝いていた。
 詳しいルールについては、こちらに載っているので、興味のある方はどうぞ。
http://ajgika.ne.jp/~robo/

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2006年8月21日 (月)

冷凍みかん

 どうやらちまたで冷凍みかんが人気らしい。ラジオで「冷凍みかんの歌」が流行ったおかげで、冷凍みかんが急に売れるようになり、売り切れ続出という話を聞いた数日後、買い物に行った生協の冷凍コーナーで冷凍みかんをみつけた。ついつい買ってしまったのだが、昔ながらの冷凍みかんとは少々違い、個包装の冷凍みかん4個が、ネットに入っていた。今時の冷凍みかんということだろうか。

 今はどうだか知らないが、冷凍みかんというと思い出すのが給食。よく冷凍みかんが出たものだ。給食を食べ終わる頃には程良く溶けていて、美味しかった。列車の旅=冷凍みかんという人も多いだろう。

Dscn2298 毎年、6月頃だろうか、ニューサマーオレンジを送ってもらっているのだが、今年は多めに送ってもらったので、小振りなものを10個ほど冷凍庫に入れてみた。冷凍ニューサマーオレンジというわけだ。

Dscn2301  やっと夏らしくなってきたので、さっそく食べてみることに。カチンコチンに凍っているので、どうやって食べたものかと思ったが、包丁で皮と一緒に白い部分まで剥き、縦半分に切るととても食べやすいことがわかった。天然のシャーベットだ。皮を剥くと、さわやかな香りが辺りに広がる。凍り具合もちょうどいい。味も香りも申し分ない。来年はもっとたくさん冷凍してみよう。

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[映] シャーク・テイル

 豪華声優陣で話題になったアニメーションだ。舞台は海の中。だが、ファインディング・ニモのようなリアルな描写ではなく、人間社会を海に置き換えたアニメだ。

 海のマフィアであるシャークのボス、ドン・リノの息子でありながら、菜食主義であるレニーは、そのことを父にうち明けられずに悩む。一方、海の洗車場ならぬ洗鯨場で働くオスカーは、借金を返せずシャークたちに殺されそうに。そのとき起こった偶然から、オスカーはシャーク・キラーとして有名になり、同時にレニーと仲良くなる。二人は、互いの利益を考えて、ある作戦を実行する…

 主役のオスカーがウィル・スミス、彼に恋するアンジーが、レニー・ゼルウィガー、シャークのボス、ドン・リノがロバート・デ・ニーロ、その息子で菜食主義のレニーがジャック・ブラック(「スクール・オブ・ロック」の彼ね)、謎の美女がアンジェリーナ・ジョリー。オスカーの上司役では、マーティン・スコセッシ監督まで出ている。レニーの兄弟役では、ソプラノズのクリスこと、マイケル・インペリオリ、ドンの部下の一人では、同じくソプラノズのプッシーことヴィンセント・パストーレ。ピーター・フォークだって出ているのだ。
 このメンバーを見てピンとくるもの… そう、イタリア系マフィア。しかも、舞台は海の中だが、どうやらNY。息子を殺されたマフィアのボスが、殺した相手に復讐する話… ということならば、実写でもう一本別の映画ができそうだ。だがこれは、「鮫でありながら菜食主義の息子が、父にカミングアウトするお話」なのだ。その辺が、子供向けアニメらしい。最後は、なんだかよくわからないままハッピーエンド。

 子供は楽しんだようだが、私はどうも納得がいかない。この手のお話を、なぜ海が舞台のアニメにする必要があったのか。魚っぽい形ではあるが、彼らはどう見ても魚ではない。

 とはいえ、役者の顔そっくりの人面魚はなかなか笑える。特にマーティン・スコセッシ監督。あの眉毛は必見。

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2006年8月20日 (日)

[映] ドッジボール

 大の大人が大まじめでドッジボールをする映画だ。ベン・ステイラーが、悪役を演じているのだが、いかにもという感じのワルぶりで、楽しめる。

 ジムを経営するピーターは、借金がふくらんで5万ドルにもなってしまう。ついに、あと1ヶ月で支払わなければジムを差し押さえられてしまうことに。でもそんな大金持ってない。なんとかならないか… と、ジムのメンバーが思いついたのが、ラスベガスで行われる、ドッジボールの大会出場。優勝賞金が5万ドルなのだ。彼らは、大会優勝に向けて特訓をするのだが…

 ここでちょっと驚いたのが、ドッジボールのルールだ。我々が慣れ親しんだドッジボールとは、少々違うものらしい。アメリカン・ドッジボールというらしい。6人対6人で、ボールも6個。ボールを 当てられたらコートを出るのは同じだが、「外野」ゾーンは無いので、当てられた人は外野からボールを投げることはできない。相手のボールをバウンドなしで 取った場合は、外に出てしまったメンバーを一人呼び戻すことができる。自分に向けられて投げられたボールを、持っているボールで跳ね返すことができる(こ の場合は、当たったことにはならない)。
 とにかく、人にめがけてボールを投げる、かなり野蛮なゲームだ。ボールも6個あるので、油断できない。詳しいルールは、下記のHPに載っているので、興味のある方はどうぞ。
http://www.foxjapan.com/movies/dodgeball/rule/index.html

 ズボラなジムのオーナー、ピーターの敵役で、大手ジムの経営者ホワイトを演ずるのがベン・ステイラー。小柄ながらかなりのマッチョ体型を維持。(かつてはかなりの肥満体だったという想定) ホワイトは事業では成功しているが、絵に描いたようなイヤな男だ。ナルシストだし、自己中。ピーターのジムを買収しようと企んでいるのだが、彼らがドッジボール大会に最後の望みを賭けていると知り、自分たちも出場して阻止しようとする。
 みんなが目的に向かって努力し、最後は大会での対決という、ま、言ってみればお決まりのパターンだ。だが、ベンのわざとらしいまでのイヤな男ぶり、無謀な特訓、あり得ないような試合進行など、笑える部分が多い。日本人と思われるチームが出ていたり、ドイツチームのコーチとして、デヴィッド・ハッセルホフが出ていたり、審判としてチャック・ノリスが出ていたり。「エド」のウォーレン役や、映画「ジーパーズ・クリーパーズ」のジャスティン・ロングが、高校生役で出ている。この映画撮影当時、25~6才のはずだが…

 ドッジボールの試合シーンは迫力。ストーリーもわかりやすく、家族で楽しめる映画だ。

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2006年8月18日 (金)

[ド] HOUSE

 スカパーのFOXチャンネルで放送が始まったこのドラマ。タイトルだけ聞いても、どんなドラマだか全く想像がつかなかった。これは医療ドラマである。だが、よくある医療ドラマとは違う。患者嫌いの医者が主人公なのだ。

 ドクター・グレゴリー・ハウスは偏屈な男だ。患者を診察しない。仕事熱心ではないし、患者の気持ちなんか考えていない。だが、医師としての能力はピカイチだ。患者の情報から、病気の原因を推理する。患者の対応はチームのメンバーに任せ、自分は理論的に原因を導き出す。かなり変わった医療チームだ。

 彼の能力はすばらしく、そのため、診察は週に4時間だけという特別ルールが認められている。だが、経営者リサとの対立することも多い。医者としての使命に燃えているわけではなく、単純に知的好奇心から、原因不明の病気と取り組んでいるようだ。かなり毒舌だが、彼の観察眼は鋭く、まるで探偵のよう。そう、医療ドラマだが、推理ドラマでもある。

 彼のチームの一員、エリック・フォアマン役が、オマー・エップスというのもおもしろい。ハイヤー・ラーニングの演技が印象的だった彼だが、ERでは、研修中に自殺(?)したガントくんを演じていた。今回は、ちょっと訳ありの医者らしい。

 アメリカでは2004年から放送が始まり、シーズン2まで放送済み。9月からシーズン3に入る予定で、どうやら好評の様子。FOXではなぜか2話ずつ放送するようだ。かなり内容の濃いお話なので、1度に2話みるのは正直言ってキツイが、楽しみなドラマだ。

 

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2006年8月15日 (火)

[映] パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

 東京に帰省した際、恒例の「歌舞伎町で映画鑑賞」をしてきた。別に歌舞伎町でなくてもよかったのだが(^o^;、なにしろ実家から一番近く、とりあえず一通りの話題作は見られそうで、良く知っている場所なのだ。

 で、何を見ようかと探していたのだが、どうもこの時期パッとしない。あれこれ迷ったあげく、この映画を見ることとなった。正直、他に見たい映画があったら、映画館では見なかったと思う。

 ご存じパイレーツ・オブ・カリビアン(カリブの海賊やね)の続編である。今回、ジャック・スパロウを逃がした罪とやらで、逮捕されてしまったウィルとエリザベス。ジャックの持っている方位磁石を手に入れれば釈放してやると言われ、エリザベスを救うため、ウィルはジャック探しの旅に出る。一方、ジャックは、自分の呪われた運命を変えるため、デイビー・ジョーンズの心臓の入った木箱を探していた。ウィルとエリザベスを言葉巧みに操って、木箱を見つけようと画策するのだが…

 確かに迫力のある映画だ。コミカルな部分もたくさんあるし、見ていて飽きない。少々設定がわかりにくいので、話が???な部分もあるが、この際その辺はいいだろう。
 とにかく真面目で一途な青年ウィルは、エリザベスを救うために、ジャックの助けを借りようとする。が、ジャックとしては、そんなことはどうでもよく、デッドマンズ・チェストを探している。当然自分のためだ。それさえあれば、エリザベスを救えるとかなんとかいい加減なことを言って、ウィルに手伝わせる。そしてウィルはデイビー・ジョーンズの幽霊船に捕まってしまう。
 一方、牢獄から逃亡したエリザベスは、ウィルを助けようとジャックを探す。男装して船に乗り込み、ジャックを探し当てるが、ウィルはいない。そして彼女もうまく言いくるめられてチェストを探す手伝いをさせられる。

 今回は、ハッピーエンドではない。何も決着がつかぬまま、終わってしまう。明らかに続編へと続くお話なのだ。そういう意味では、消化不良だ。なんだかスッキリしない。スターウォーズにたとえるなら、3部作の真ん中ということか。エリザベス→レイア→お嬢様、ハンソロ→ジャック→少々自己中でコミカル路線、ルーク→ウィル→真面目な青年ってな構図も似ている気がする。

 コミカルな乗組員の一人で、義眼の男性は、イギリス版「the office」のギャレス。映画やドラマに好調な様子。続編にも出るようなので、楽しみだ。

 夏、家族で見るにはいい作品だ。大人も子供も楽しめる。ハラハラドキドキしつつ、大笑いできる。それだけという気もするが。

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2006年8月14日 (月)

今昔「お江戸事情」 その2:今編

 田舎では車が無いと生活できない。いつの間にかそんな生活が身に付いてしまい、すっかり歩くことが少なくなった。だが、東京ではよく歩く。バス停まで歩く。駅まで歩く。街を歩く。買い物でも歩く。今年は、お台場で歩いた。

 お江戸事情:今編

 お台場といっても、人が集まるフジテレビの辺りは素通り。いつも行くのは、科学未来館だ。開館前に着いたのに、すでに長蛇の列。話題の プラネタリウムの整理券が狙いらしい。なんとか2時の回の整理券をもらう。だが、どうだろう、プラネタリウムとしてはかなり期待はずれだった。焼津のディ スカバリーパークの方がずっとおもしろい。(大きいしね) おまけに、後ろの席の子供が、私らの「頭」に足を乗せてきた。あまりの行動に、思わず振り向いて、やめなさいと注意したのだが、親は気づく様子もない。頭に来たので、その足を払いのけ、何度も注意していると、やっと気づいたその親、今度はヒステリックに子供を叱りつける。そんな声で叱らなくても。
  常設の展示はいつも通り。できたばかりの頃よりは、だいぶ空いている気がした。だが、漢字検索ゲームで順番を待って並んでいたら、前の子の友達と思われる子供が、さりげ なく横入り。思わず注意した(その子は逃げていった)のだが、上の子曰く、「それって、ただの怖いおばさんじゃん」。怖いおばさんで結構。横入りで電車に乗り込もうとした子供の シャツをつかんで、引きずりおろしたことあるもんね。
 特別展示会場に、愛地球博で展示されていたマンモスの骨が来ていたのだが、下の子以外、誰も見たいと言わず、下の子の意見はあえなく却下。

 その後未来館から、少々歩いてパナソニックセンターへ。リスーピアというのができたと聞き(恐竜のダイナソー何たらはなくなった模様)、期待して行ったのだが、入場制限で入れず。延々と歩いたのに、がっかり。また来年ってか。

 パナソニックセンターを出ると、りんかい線の駅に向かう人、人、人。いつもはガラガラのこの辺りに、ぞろぞろと人が歩いているのだ。人が湧いてく る方を見ると、ビッグサイト。そして、その人たちは、みんなアニメの紙袋を持ち、大きな荷物を引きずっている。オタク風のたたずまい。どうやら、コミック やら、コスプレやらのイベントがあったらしい。切符売り場もすごい行列。だが、比較的みんなお行儀良く、整然と並んでいる。そして、特にトラブルもなく(時間はかかったが) 電車に乗り込む。

 埼京線直通で、そのまま新宿へ向かう電車内でのこと。とある駅でドアが開いた瞬間、何かがすごい勢い飛び込んできた。そしてその固まりは夫に激突 してバウンドし、一つだけ空いていた席にすっぽりとはまった。(というか、ねじ込まれた) よくよく見ると、100kgは優に超えると思われる巨体の男性 であった。空いた席をめがけて突進してきたらしい。ぶつかっても謝る様子もない。おまけにそこは優先席。一番座るべきでない人物のように思えた。いや、あの塊が電車内で立っていたら、その方が迷惑か??
  私たちが新宿で降りた直後、その脂肪塊がまたもや飛び出してきた。前の人の肩に手をかけて、「どけっ」と叫びながら。そう、人をかき分けることで推進力を 得ているようである。さらに、前から来た女性とすれ違う時、十分に幅はあるのに、わざと肘を張って肩にぶつかっているのを目撃。どうやら、人間性に問題が あるようだ。どういう暮らしをしているんだろうと、妙な心配をしてしまう。そのとき、後ろから、怒った男性の声が飛んだ。「いい加減にしろっ、このデ ブ」。思わず拍手したくなった。

 人が集まると殺気立つ。暑さも手伝ってイライラするのもわかる。だがちょっと待て。ちょっとした心遣いをすることで、お互い気持ちよくなるものだ。コスプレ軍団が良い例。すごい混雑だったけれど、至って平和的だった。

 帰りの新幹線は、帰省ラッシュということもあり、「こだま」でもかなり混んでいた。デッキ部分にも人が座り込んでいたのだが、年輩男性は自分たち が降りる際、小さな子連れ一家に座るよう声をかけていた。もうすぐ降りるからと、早めに席を立って譲っていた年輩女性もいた。そうでなくちゃ。でも、同時 に、小学生と思われる子供たち数人が、それぞれに小型ゲーム機を手にしているのを見て、複雑な心境に。一人に一台ずつ買う必要があるのか? (大きなお世話か)

 お盆の頃、実家周辺道路は空いている。新青梅街道はいつも、早朝から夜中まで車が途絶えることはなく、大型車が通るたびに家が揺れるのだが、このころだけは妙に静かだ。そしてそのころ、田舎では、久しぶりに戻った家族でにぎわっているのだろう。

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今昔「お江戸事情」 その1:昔編

 お盆にというわけでもないが、帰省した。とはいえ、ここは田舎、そして実家は東京。多くの人々とは逆方向への帰省である。毎年2週間ほどのんびりとしているのだが、去年あたりから家族の夏休み日程調整が難しくなり、今年はがんばってギリギリ1週間の滞在だった。

 お江戸事情:昔編

 台風が来たりして、あまり出かけなかったこともあり、母と久しぶりによく話をした。そこで聞いた昔の話。それは、父方の祖父のそのまた親の世代、江戸末期の話らしい。当時、南部藩の江戸屋敷に住んでいたのだが、井伊直弼の家臣らが、そこへ助けを求めにやってきたらしい。そう、「桜田門外の変」だ。だが、関わり合うのをおそれて、門を開けなかったという。歴史上の話だけれど、そうやって聞くとなんだかとても身近に思える。
 その祖先は、江戸屋敷にいたときに江戸時代が終わったことになり、そのまま江戸に住むこととなる。彼らが江戸勤めの時でなければ、もしかしたら東北の人になっていたかもしれないのかなとも思う。

 そして時代が少し進んで昭和初期。父が子供の頃、仕事に出かけた祖父は、なにやら異様な気配を感じる。憲兵が大勢いて、職場にたどり着けずに戻ってきたというのだ。そしてそれは、2.26事件だということがわかる。そのとき祖父が話していたことを、幼いながらよく覚えていると、父は言っていたらしい。

 近くの歴史民俗資料館へ行ったら、明治30年頃の東京の地図があった。実家の辺りは田圃や畑ばかりだ。中央線や、山手線の一部はあるものの、皇居の周りに住宅地があるくらいで、後はかなりのどかな風景が広がっていたんだろうと想像する。そして皇居から海までが結構近い。昔の中野駅は、木造の小屋みたいだ。父が子供の頃、山羊を飼っていたと聞いたが、それもわかる。そんな時代もあったのだ。

 資料館の展示に、昔の道具というコーナーが。母が言っていたような、昔の計算機が置いてある。ぐるぐる回すハンドルがついていて、なにやら数字のあるつまみがたくさんついている。そろばんのできる人なら、その方がずっと早そうだ。昔の洗濯機は、ローラー部分が懐かしい。アイロンは、結婚したとき夫が持っていたような物が展示されている。ポータブルレコードプレーヤーは、家にあったようなものだ。これも昔の道具になってしまうのか。

 子供たちに80年代(青春時代~)の話をすると、大昔の話だと言われてしまう。確かにそうだろう、彼らは生まれていないのだから。でも、私にしてみりゃ、ついこの間の話なのだよ…

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