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2006年8月14日 (月)

今昔「お江戸事情」 その1:昔編

 お盆にというわけでもないが、帰省した。とはいえ、ここは田舎、そして実家は東京。多くの人々とは逆方向への帰省である。毎年2週間ほどのんびりとしているのだが、去年あたりから家族の夏休み日程調整が難しくなり、今年はがんばってギリギリ1週間の滞在だった。

 お江戸事情:昔編

 台風が来たりして、あまり出かけなかったこともあり、母と久しぶりによく話をした。そこで聞いた昔の話。それは、父方の祖父のそのまた親の世代、江戸末期の話らしい。当時、南部藩の江戸屋敷に住んでいたのだが、井伊直弼の家臣らが、そこへ助けを求めにやってきたらしい。そう、「桜田門外の変」だ。だが、関わり合うのをおそれて、門を開けなかったという。歴史上の話だけれど、そうやって聞くとなんだかとても身近に思える。
 その祖先は、江戸屋敷にいたときに江戸時代が終わったことになり、そのまま江戸に住むこととなる。彼らが江戸勤めの時でなければ、もしかしたら東北の人になっていたかもしれないのかなとも思う。

 そして時代が少し進んで昭和初期。父が子供の頃、仕事に出かけた祖父は、なにやら異様な気配を感じる。憲兵が大勢いて、職場にたどり着けずに戻ってきたというのだ。そしてそれは、2.26事件だということがわかる。そのとき祖父が話していたことを、幼いながらよく覚えていると、父は言っていたらしい。

 近くの歴史民俗資料館へ行ったら、明治30年頃の東京の地図があった。実家の辺りは田圃や畑ばかりだ。中央線や、山手線の一部はあるものの、皇居の周りに住宅地があるくらいで、後はかなりのどかな風景が広がっていたんだろうと想像する。そして皇居から海までが結構近い。昔の中野駅は、木造の小屋みたいだ。父が子供の頃、山羊を飼っていたと聞いたが、それもわかる。そんな時代もあったのだ。

 資料館の展示に、昔の道具というコーナーが。母が言っていたような、昔の計算機が置いてある。ぐるぐる回すハンドルがついていて、なにやら数字のあるつまみがたくさんついている。そろばんのできる人なら、その方がずっと早そうだ。昔の洗濯機は、ローラー部分が懐かしい。アイロンは、結婚したとき夫が持っていたような物が展示されている。ポータブルレコードプレーヤーは、家にあったようなものだ。これも昔の道具になってしまうのか。

 子供たちに80年代(青春時代~)の話をすると、大昔の話だと言われてしまう。確かにそうだろう、彼らは生まれていないのだから。でも、私にしてみりゃ、ついこの間の話なのだよ…

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コメント

中学生なら、この辺りの歴史も勉強したてで興味あるかなと思ったのだけれど、今ひとつピンと来ない様子。昭和はまだ勉強してないとか言うし(-_-;)。下の子は、なんのことやら~って感じだった。そんなもんかな…

投稿: マイキー | 2006年8月15日 (火) 09:53

歴史に残る事件を身内で語り継ぐってすごいね~ご先祖様は参勤交代で江戸に住んでいたってことなんだよね。ほえー!
お母様の話をお子達も興味津々で聞いていたんだろうなぁって想像するよ。そういう家族のつながりって大事にしたいよね。

投稿: パプコーン | 2006年8月14日 (月) 14:02

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