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2006年9月29日 (金)

[映] ビューティ・ショップ

 クイーン・ラティーファ主演、ヘアサロンを舞台にした物語だ。

 ホルヘのヘアサロンで働くジーナは、店一番の腕。どんな髪でも、ジーナの魔法にかかれば、あっと言う間にサラサラヘア。お金をためて、いずれは自分の店を出したいと思っていた彼女だったが、ホルヘと衝突、クビにされてしまう。そこで心機一転、ついに自分の店を出すことに…

 イキのいいクイーン・ラティーファが大好きだ。ピンと背筋を伸ばして堂々と歩く姿も好きだし、あの、まさにラップそのままの話し方もいい。そんな彼女のイキの良さが楽しめる作品だ。
 特にひねったストーリーもなければ、ビックリするような話題もない。だが、1人の女性が店を成功させる姿はすばらしいし、、彼女を囲む仲間たちも良い雰囲気だ。かなり卑猥なジョークもあるが、彼女たちの会話はテンポいいし、笑える部分も多い。なにより、はち切れるようなボディ、辺りに広がる明るさが見ていて気持ちいい。店に流れるラジオのDJも女性なのだが、彼女の口調が映画のテンポ、雰囲気を作っている。

 脇もなかなか豪華キャストだ。特に良かったのは、ケビン・ベーコン。いつもの、目つきの鋭い悪役タイプとは全く違い、ちょっと意地悪なゲイ(たぶん)のオーナー、ホルヘ役が、なかなかハマっていた。この映画の大きなポイントと言えよう。
 また、ナイスキャラだと思ったのは、アリシア・シルバーストーン。かつての、少々タカビーで意地悪系のお嬢様キャラとは正反対の、純真で明るく、黒人社会になんとかとけ込もうと必死の、かわいい女性を演じている。若い頃のジョーン・キューザックとちょっとかぶるかな。

 また、このサロンの店員の1人役で、デス妻の新キャラでもある、アルフレ・ウッダードが、はじけた演技を見せてくれる。

 ビューティショップなので、お客はほとんどが女性。女が主役の映画だ。それも、とても元気の良い女性たちばかり。最後は、お決まりの感じはあるが、オチもある。パワフルな女性たちから、元気をもらえる映画だ。

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2006年9月28日 (木)

[ド] HUFF

 精神科医の話で、タイトルが「HUFF」。どうも私の中で「HOUSE」とかぶっていて、同じような感じのドラマを想像していたのだが、全く違う系統のドラマだった。

 精神科医のクレイグ・ハフスタッド、通称ハフ。ティーンエイジャーの息子を持つ、普通の父親。ゲストハウスに母親が住み、半ば同居状態。妻と母親は今ひとつ意見が合わず、板挟み状態。だがまぁ、夫婦仲は良く、息子も立派に育ち、言うことなし… のハズが、彼の患者の1人が、セラピーの最中、彼の目の前で銃で頭を撃ち抜き自殺。患者の両親からは訴えられ、自分はトラウマに悩まされる…

 ハフ役はハンク・アザリア。コミカルではあるが、なんとなく悲壮感漂う。でも良き夫、良き父である。彼の親友で弁護士役は、オリバー・プラット。かなりいい加減な男だ。酒に女にドラッグと節操がない。だが、意外とやり手?? 妻ベスは、切れ者という感じ。言いたいことをはっきり言うタイプなので、義母と衝突することも多い。息子バード役は、アントン・イェルチン。「TAKEN」や、「アトランティスの心」での名演技が心に残る。バードはかなり好青年だ。というより、驚くほどいい子だ。

 出演者はなかなか豪華だが、中でも一番インパクトがあるのは、やはりブライス・ダナーだろう。グウィネス・パルトロウの母親でもある彼女、今年、去年ともに、エミー賞助演女優賞を受賞している。ハフの母親役だが、かなりの強者だ。インテリ、上品なことこの上ないのだが、かなり無神経でもある。インド系ドクターに向かって、祖国イラクとの戦争をどう思うかなどと聞いてしまうのだ。

 出演者が個性的で、ストーリーもなかなか奥が深い。夫婦の問題、ティーンエイジャーの問題、嫁姑問題、そして仕事のストレス。どれも身近な話題で興味深い。楽しみなドラマだ。
 少々気になっているのが… ハフにたびたび声をかけてくるホームレスの自称指揮者の男性、彼の妄想ではないかと言う気がするのだが、どうだろう?

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[ド] ドクター・フー

 これはいったいなんなの!? ドクター・フーってなに?? NHKのBS-11で25日から始まった、BBC製作のこの番組。何の予備知識もなく見たのだが…

 このドクターなる人物は、地球外生命体「タイムロード」というものらしい。電話ボックス型のタイムマシンを操り、あらゆる時間、場所に出没可能。そして、#1で命を救われた女性ローズは、彼と共に冒険することを決断する。

 #2まで見た感じでは、この設定ならば、なんでもアリだと言う気がした。#1では、現代の地球にやってきた悪い生命体から地球を救った。#2では、50億年後、地球最後の日の出来事だった。#3では、過去へ行くらしい。悪と戦うドクター、母星は滅び、自分が最後の生き残りだそうだが、悲壮感はない。毎回、かなり突飛な異星人が出てくるし、失敗したらどうなってしまうのというほどの危機なのだが、どこかお気楽なドクター。ドタバタSFアクションコメディという感じ。

 シーズン1は13話。シーズン2は14話で、イギリスではシーズン3が12月から放送予定だ。そもそも63年に始まったシリーズらしい。各シーズンごとにドクター役が違うようだ。ちなみに、シーズン1のドクターはクリストファー・エクルストンだが、シーズン2では、デヴィッド・テナント。ローズは、1、2と出演するようだが、3には出ていないらしい。

 気楽に見られるドラマかなと思う。どんなお話が展開するのか、少々楽しみだ。28日(木)まで一挙に4話まで放送し、5話からは毎週火曜日の放送となるらしい。

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2006年9月24日 (日)

「生すじこ」の季節到来!!

 毎年この季節を楽しみにしている。夏の暑さから解放されるからでもあるが、夏の間、生魚の類を食べないことにしている我が家で、唯一、少々早めに解禁になる「生もの」がコレだ。「生すじこ」→いくらしょうゆ漬けである。

Cook35
 今日買ってきたのがコレ。まだ少々高めだったが、あまりにきれいなので、思わず買ってしまった。322g。

 まず手でほぐして、筋をとる。そして、塩水で何度か洗う。この作業を手早くしないと生臭くなるので注意が必要。この段階で分量を量ったら305gになっていた。筋の分、約5%減ったようだ。その状態が下の写真左。

Dscn2419_3Dscn2421いくらの分量にあわせて調味液を作り、いくらを混ぜる。一晩つけておけばできあがりだが、つけた後、数時間後に一度かき混ぜて、味見をした方がよい。ここでなら、まだ微調整が可能。

 調味液の分量など、詳しい作り方については、HPに書いたのでそちらをどうぞ。
http://www.ne.jp/asahi/mikey/showcase/cooking.htm

 今日作ったので、食べられるのは明日。ちょっと皮が固いようで、作業はラクだったが、味の方はいかがなものか。とりあえず、明日が楽しみだ。

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2006年9月23日 (土)

[映] エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画

 タイトルにわざわざ、エリザベス・ハーレーのとつけてしまうところが、少々情けない。タイトルを見たときの印象では、彼女は悪女で、金持ちの夫と離婚しようと策を練る話かと思ったのだが、少々事情が違ったようだ。

 通知書を本人に配達するのが仕事のジョー。彼はこれまで数々の難しいケースをこなしてきた。今回の仕事は、サラ・ムーアなる女性に離婚の通知書を手渡すこと。だが、彼をねたむ同僚から邪魔をされ、一度目は失敗。なんとか手渡すことに成功するが、彼女の立場に同情した彼は、先に通知書を手渡した方が離婚訴訟で有利になることを教える。サラは、逆にジョーを雇って、通知書を受け取っていないことにし、夫に先に通知書を渡すことを提案…

 離婚計画というよりは、通知書の送達合戦だ。ジョーは、サラから大金の提案を持ちかけられ、あっけなく寝返る。さらに、これまで同僚のトニーに何度も邪魔されていたことに気づいて、闘志むきだし。彼らの、争いというよりは足の引っ張り合い。見ていてなかなか笑える。
 だが、当事者の事情はなかなか見えてこない。夫ゴードンは農場を持っているなかなかの富豪のようだが、サラのような美人の妻をあっけなく捨てる理由はよくわからない。サラの方も、離婚される理由が全くわからないという感じだったが、その割には気持ちの切り替えが早い気もする。ま、コメディなので、その辺はどうでもいいのか。

 ジョー役は、フレンズのチャンドラーこと、マシュー・ペリー。「エリザベス・ハーレーの」と邦題にはついているが、どう考えてもマシュー・ペリー主演だ。ちょっとドジで意地の悪い同僚トニー役は、ソプラノズのプッシーこと、ヴィンセント・パストーレ。そして、ジョーの手助けをしてくれる、警官のミルトン役は、ベン・スティラーのお父さん、ジェリー・スティラーだね。

 ま、難しいこと考えずに、気軽に見るにはいい映画かもしれない。

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[映] X-MEN ファイナル・ディシジョン

 今年映画館で見た6作品目。ここ数年では見に行った回数が一番多いかもしれない。他に見たい映画が無かったから見たというのが本音だ。前2作は、それほど印象深くなかったが、今回は評判が良かったので少しは期待していたのだが…

 前作で、みんなを守るために命を落としたジーン。そのことで自暴自棄になっていたスコットは、気の向くままバイクで湖へ。そこでジーンの声を聞いた彼は、彼女を見つけるが…
 一方、ミュータントの治療薬キュアの開発に成功した人類。だがミュータントは、賛成する者と、反発する者に分かれる。反発する者を集め、テロ集団を結成したマグニートーは、キュアの破壊、そして世界征服を企む…

 タイトルにもあるように、今回は様々な決断を迫られる物語だと言うことだった。確かにそうだ。ミュータントたちはキュアを利用するか否か。復活したジーンは、封じ込めていたハズの邪悪な人格が目覚め、最強のパワーを持つ兵器と化していたのだが、ローガンは愛している彼女を救うか、人類を救うか。
 だが、どうも物語的には浅い。ジーンが元のジーンに戻らないのなら、打つ手は限られている。選択の余地はほとんど無いのだ。それに、キュアを利用するか否かは、ミュータント各個人の問題。有益なパワーを持つミュータントが人間に戻る意味はよくわからないが、ローグのような少々不便なパワーなら、必要ないと思うのは無理もない。どちらも、さほど難しい選択とは思えない。

 戦闘シーンや、ミュータントたちの活躍シーンは見応えある。だが、内容的には、あちこち飛躍している割には、どれも掘り下げが浅く、物足りなさを感じる。つまり、個性的なミュータントのこと、それぞれに物語があり、それぞれドラマになっていいハズのもの。2時間の映画に納めるには無理があるようだ。特に、いいところが無いまま退場となったスコットや、早々に出ていってしまったローグ… その点、スピン・オフ映画とでも言うのか、「ウルヴァリン」が製作されるようなので、楽しみだ。ただ、個人的には、ヒュー・ジャックマンにはもうちょっと違う映画を期待しているのだが。

 今回、プロフェッサーがジーンをスカウトに行くシーンや、ジーンと戦うシーンを見ていて、どうもハリー・ポッターと似ているように思えてきた。プロフェッサー=ダンブルドアという訳だ。なるほど、マイケル・ガンボンよりはパトリック・スチュアートの方がダンブルドアに合ってるかも、なんて考えも浮かんだ。

 エンドロールを見るまで気づかなかったのだが、青色の野獣(博士で、なんたら長官でもある)役は、ケルシー・グラマー。フレイジャーの彼だ。これには少々驚いた。青白いインテリのイメージだったので、あんなマッチョな野獣役をやるとは思わなかったのだ。
 また、大きな白い翼を持つエンジェル役は、シックス・フィート・アンダーでクレアの友達ラッセル役のベン・フォスター。もっと出番があっても良かったのにと思うと、少々残念だ。

 この映画は、エンドロールの後にも重要なシーンがある。映画館でそのことをあらかじめ放送していたほど。エンドロールの最中に席を立つのはタブーだが、この映画でそれをやると、損するよ。

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2006年9月19日 (火)

[映] ラベンダーの咲く庭で

 邦題もシャレているが、原題もすばらしい。「Ladies in Lavender」。ただ、映画を見ていて、ラベンダーはあまり印象に残っていないのだが(^o^;。

 イギリスの田舎町に住む老姉妹、ジャネットとアーシュラ。平穏な毎日を送っていた二人だったが、ある日、浜辺に若い男が倒れているのを見つけ、大騒ぎになる。彼の名前はアンドレア・マロウスキー。ポーランド人らしい。彼の世話をするうち、恋心を抱くようになるアーシュラ…

 一目見たときから、彼の虜になってしまったアーシュラ。英語が話せず、ドイツ語を話せる姉ジャネットが通訳をするのだが、そのことで遅れをとったとばかりに、何かと張り合おうとする。相手にならないのはわかってる。それでも好きにならずにいられない…

 この姉妹に、何があったのだろう。姉ジャネットは、戦争中に看護師として働き、兵士の1人と恋に落ちたことがあるらしい。だが、アーシュラにはそういう経験がなく、そのことでも姉をうらやんでいる。
 彼女たちはアンドレアの祖母くらいの年齢だ。普通に考えれば、孫をかわいがるような気持ちになるのではないか。だが、彼女たちは、乙女のように彼を想う。特にアーシュラは、本当に恋する乙女だ。

 アンドレアには、バイオリンの才能があることがわかる。そのことを知った、有名なバイオリニストの妹と名乗る女性が、彼らの前に現れる。邪魔者登場だ。姉妹は、若くて綺麗なこの女性に嫉妬する。アンドレアを渡したくないと考える…

 最後は切ない終わり方だが、心温まる作品だ。二人のベテラン女優の演技はすばらしい。ただ一つ気になるのは、アンドレアの過去。なぜ浜に打ち上げられていたのか。何者で、どこから来たのか。その辺りは、いっさい触れられていないのが気にかかる。

 

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[映] レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語

 ずいぶんと暗い話だが、ファンタジー作品だ。原作があるらしい。ジム・キャリーの悪人ぶりがおもしろい。メイクアップ部門でアカデミー賞を受賞している。

 裕福な家庭の3兄弟。姉バイオレットは発明好き。弟クラウスは読書家。そして末の妹はまだよちよち歩きだが、何でもかじることにかけては誰にも負けない。何不自由なく暮らしていた3人だったが、ある日自宅が全焼し、両親が死亡。突然孤児になってしまう。遠縁に当たるオラフ伯爵に引き取られることになるが、彼は3人の財産目当てだった…

 全体的に暗い雰囲気だ。3人はいきなり孤児になってしまう。しかも彼らを引き取ったのは、いかにも悪そうな男。面倒をみないどころか、彼らを家政婦のように扱う。だがその生活も長くは続かなかった。オラフは財産目当てに3人を殺そうとする…
 3人は、次々不幸に襲われる。だが、そのたびに機転を利かせ、最後まで諦めず、苦難を脱するのだ。彼らは決して泣き言は言わない。3人で肩寄せ合って、力を合わせて生きている姿がすばらしい。

 彼らの両親には、どうやら秘密があったらしい。両親の死の真相はわかるのだが、彼らの秘密については明かされないままだ。もう少し秘密を知りたかった気もする。

 暗い雰囲気だし、確かに不幸せな物語ではあるが、コミカルだし、悲しいお話ではない。逆に、彼らの強さに元気づけられるお話だ。

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[映] ロボッツ

 ロボットの世界を描いたCGアニメ作品だ。

 貧しい皿洗いロボットの家庭に生まれたロドニー。彼は偉大な発明家ビッグウェルドに憧れ、発明家になるという夢を持っていた。優しい両親に育てられ、立派に成長した彼は、ある日、夢を実現すべく、ロボットシティへ旅立つ。だが、ビッグウェルドの会社は腹黒いラチェットに乗っ取られていた…

 映像がすばらしい。まるで実写のようだ。ロボットもおもしろい。よくよく考えれば、無意味な部品があちこちについている気がするが、ご愛敬。
 ストーリーは単純だ。偉大な発明家ビッグウェルド社長は、儲け主義のラチェットに追い出されてしまっている。そのせいで、会社の方針は、部品を作らず、アップグレードという方向へ。古くなったロボットたちは、大金を出してアップグレードするか、スクラップになるかの選択を迫られる。その事実を知ったロドニーは、復帰するよう社長を説得する。自信を失っていたビッグウェルドは、ロドニーの熱意に打たれ復帰を決意、ラチェットの悪事もバレて、一件落着。

 まるで今の時代のことではないか。数年で部品はなくなってしまうから、修理ができない。古くなったら新しい物に買い換える。修理するより、買った方が安い場合だってある。そんな世界に、警告しているようだ。もっと物を大切にしなくては。子供たちに、そう教えてくれる作品だ。

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2006年9月11日 (月)

[映] バス男 ~ナポレオン★ダイナマイト~

 おそらくタイトルを見ても、何のことだかさっぱりわからないだろう。原題は「Napoleon Dynamite」なのだが、これは、主人公の名前、彼の高校生活を描いた映画だ。実に大それた名前。オタク系ということで、電車男ならぬバス男(一応、スクールバスで通学しているから??)ということなのだろうが、ナポレオン・ダイナマイトだけで、十分インパクトあるタイトルだったように思う。

 田舎町のサエない高校生ナポレオン。彼はスクールバスで通っている。友達もいない。手話サークルに所属。かなり地味な高校生活。そんなある日、ヒスパニック系(?)の同じく地味目なペドロが転校してくる。すぐに友達になった二人。そしてなんと、ペドロは生徒会長に立候補することを思いつき、ナポレオンが応援することに…

 ナポレオンとペドロは、ほとんど表情がない。いつも口は半開き(通称ポカン口)だし、ボーッとしている。いじめられているし、地味な毎日だ。だが、なぜか志だけは妙に高い。ペドロはダンスパーティに、どう考えても無理な相手を誘おうとしたり、生徒会長に立候補したり。

 ナポレオンの家族もどこか変だ。兄(?32才らしい)キップは、ほとんど引きこもり状態。ネットでチャットする毎日だ。おばあちゃんは、かなりぶっ飛んでいる。リコおじさんというのも、怪しげなセールスをしている、いかにも怪しげな男だ。

 そして彼らと友達になる、同じく地味目な女の子デブ役は、名子役と言われたティナ・マジョリーノ。すっかり大きくなって… うつむき加減で、同じく表情をほとんど変えないデブが、ナポレオンのダンスを見て、にっこりとほほえむ姿がとてもいい。

 全体的にさめた感じの映画だ。最初は、何がおもしろいのかよくわからないが、見ているうちに、小さな出来事一つ一つが笑えることに気づく。そして、普段地味で目立たない彼らが光る瞬間がいい。なんだかなー、と思う部分もかなりあるが、それはそれで楽しい。奇妙だが、ぷっと吹き出してしまう映画だ。

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2006年9月 9日 (土)

[映] マイアミ・バイス

 とても楽しみしていた映画だ。なんと言っても、テレビ版の大ファンだった。映画化の話を聞いたときから、この日を待っていた…

 マイアミ・バイス。それはマイアミの囮捜査官たち特捜課。売春のおとり捜査をしていたソニーとリコは、情報屋から緊急電話を受ける。FBIの囮捜査官と、麻薬ディーラーを引き合わせたが、素性が相手にバレているというのだ。おまけに妻を人質にされているらしい。そして二人は、顔が割れていないということで、FBIに協力して麻薬のおとり捜査をすることになる…

 結論から言ってしまうと、銃撃戦などのアクションシーンは迫力満点(映画館で見たせいもあるだろうが、その場にいるかのようだった)、ジェイミー・フォックスの演技もすばらしかったが、ストーリー的には浅すぎ。コリン・ファレルもいただけない。麻薬がらみの刑事ものというよりは、刑事の恋愛もの、アクションもあるぜってな感じだ。麻薬の取引に潜入する囮捜査官の話だし、FBI内部に内通者がいるということもわかるのだが、その辺の掘り下げは全くない。現場囮捜査官の愛の物語になってしまっている。

 それに、マイアミ・バイスファンの立場から言わせてもらうと、「マイアミ」・バイスである意味が全くわからない。なぜマイアミなのか。麻薬犯罪が渦巻く地、南米からの麻薬の中継地であるというのはわかる。だが、それなら他の都市でもいいはず。マイアミの、あの麻薬という闇の部分の対比が、マイアミ・バイスの売りの一つだったハズ。それが、この映画にはカケラも見られない。だいたい、マイアミでの映像は少ししかない。ほとんどが南米での潜入シーンとなっている。ソニーとリコのファッションセンスもいただけない。ソニーの、ゾクゾクするような格好良さが、コリン・ファレルには感じられないのだ。

 チームのメンバーは、テレビ版同様、ソニーとタブス(と日本では呼んでいたが、あちらでは当時からリコだったのかな??)、スワイテクとジート(コミカル部門担当!?)、トゥルーディとジーナ(売春婦役が多かったかな)。そしてカステロ(本当の読み方はカスティーヨ)主任。残念だったのは、ソニーとリコ、トゥルーディ、カスティーヨ主任以外は、出番が少なかったこと。スワイテクなんて、名前さえ出てこなかった。そして、疑問だったのは、カステロ主任はヒスパニック系(だからカスティーヨなのでは?)だったハズなのに、映画では黒人だったこと。

 「アレキサンダー」もそうだが、コリン・ファレルでは役不足。彼の演技力がどうこうということでは決してない。役に向いていないのだ。そういう役で評価されてしまうのは、彼にとってもマイナスだろう。いっそのこと、ジェイミー・フォックスをもっと全面に出した方が良かったのでは??

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2006年9月 6日 (水)

[映] ハッカビーズ

 なんじゃこりゃ。支離滅裂、意味不明。コメディって書いてあるけど、どこで笑っていいのかもわからない。何が言いたいのかさっぱりわからないし、どこがいいのかも全くわからない。豪華俳優陣だけど、はっきり言って全然おもしろくないのだ。

 環境保護活動家のアルバートは、大手スーパー、ハッカビーズの新店舗進出から、沼地と森林を守るため奮闘中。だが、ハッカビーズ社のやり手社員ブラッドは、その場所の環境を守ると約束。そこで手を組むことに。だが、環境保護団体支部をブラッドに乗っ取られてしまい、アルバートの立場なし。すっかり自信を失ったアルバートは、夫婦で経営する謎の探偵社を訪れる。

 まず、実存主義の探偵社というのが、そもそもよくわからない。彼らはわけのわからないことを、もっともらしく言っているだけだ。だいたい、アルバートが彼らに何を頼みに行ったのかもわからないし、解決したのかどうかもわからない。

 それに、アルバートの分身なるなる人物トミーも意味不明。環境問題について考え、彼と同じように葛藤しているらしい消防士とのことだが、だからなんなのという感じだ。

 探偵社のライバルらしき思想家(?)の女性とか、ブラッドの彼女であり、「ハッカビーズの顔」ドーンとか、謎の黒人とか、登場人物がみんなどこか変。ロバート・アルトマン流を気取っているのかもしれないが、彼の作品には一本筋が通っている。一見バラバラのような出来事が少しずつつながり、最後にはまとまるのだが、これにはそれがない。その変さ加減、わけのわからなさ加減がおもしろいという人もいるのか。妙に気に入っている人もいるようで、不思議だ。

 意味不明のことが好きな人にはおもしろいのかもしれない。だが、普通の映画が見たい、普通にコメディで笑いたいと思う人にはお勧めしない。だっておもしろくないんだもの。

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2006年9月 4日 (月)

[ド] インベイジョン

 タイトルからして不気味だ。いったい何が「侵入」してくるのか。

 フロリダ州にある小さな町をハリケーンが襲う。いつものように準備する住人たち。だが、ハリケーンは予想以上に早いスピードでやってきた。そして、マリエルが行方不明に。翌日、湖で全裸で気を失っているところを発見される。一方、ハリケーンの間、猫を探していた少女は、不思議な光を目撃。その場所には謎の遺体(?)が…

 パーク・レンジャーのラッセル(エディ・シブリアン)には、前妻マリエル(カリ・マチェット)との間に二人の子がいる。現在の妻は、TVレポーターのラーキン。マリエルは医者で、今は保安官のトムと結婚している。トムには娘がいる。しょっぱなから、少々ややっこしい人間関係だ。そして、ハリケーンの後、なにやら町の様子がおかしいのだ。

 マリエルはなぜ全裸で倒れていたのか。目撃された光は何なのか。湖にあるのは何? #1では、まだ謎は始まったばかりで、詳しいことは何一つわからない。どうやら、「LOST」同様、謎が謎を呼ぶドラマのようだ。これまた今後が楽しみの作品。

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[ド] スターゲイト/アトランティス

 スターゲイトも、今年シーズン10に入るらしい。まさかそんなに長く続くとは思っても見なかった。SF作品としては最長らしく、ギネスにも載るとか。そんなドラマのスピンオフがやってきた。アトランティスだ。ジャックやダニエル、サムもゲスト出演するようだ。

 南極で、エンシェントの失われた都市アトランティスを探し続けていたエリザベス・ウィアー博士たちのチーム。ついに手がかりをつかみ、遠くベガサス星雲にある星へ調査に出かけることになるが、それは片道切符だった…

 ということで、アトランティスを探すことになるようだ。この辺りの設定が、しっかり見ていないとよくわからないのだが、ゴアウルドなどの敵に対抗するため、エンシェントのテクノロジーが必要 → エンシェントの失われた都市を探せば、テクノロジーを得られるかも… という発想らしい。スターゲイトSG-1を見ていた方なら周知の事実だと思うが、初めてアトランティスを見た人には意味不明だろう。その場合は、スターゲイト用語を知る必要がある。

 登場人物もなかなか興味深い。スターゲイトにも出てきたウィアー博士がリーダー。同じくスターゲイトにも出ていたマッケイ博士は科学者。パイロットとしてジャックを乗せて来たら、エンシェントの遺伝子を持っているとわかり急遽仲間入りしたジョン・シェパード。空軍中尉のエイデン・フォード。そして、ペガサス星雲の星で出会った女性リーダー、テイラもどうやら仲間入りするらしい。

 #1には、ジャックとダニエルがゲスト出演している。アトランティスらしき海底都市に到着する一行だが、前途多難。元々片道切符な上に、エネルギーが底をつきそうで、どこかへ避難しなくてはならない状態だ。今後、どんな展開を見せてくれるのか、楽しみだ。

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[映] 最後の恋のはじめ方

 なかなかシャレた映画だ。ウィル・スミスがなかなかイカしてる。

 アレックス・ヒッチ(ウィル・スミス)は、恋愛のチャンスになかなか恵まれない男性のために、女性へのアプローチの仕方を伝授するのが仕事。つまりデート・コンサルタントという訳だ。彼のアドバイス通り女性にアタックすれば、成功率はとても高い。ある日、さえない会計士アルバートから仕事を持ちかけられるが、相手は超セレブな美女アレグラ。それでも、彼の一途な思いを聞いて仕事を引き受ける。さらに、彼へのアドバイスをしつつ、自分も女性ゴシップ記者サラと恋に落ち…

 デート・コンサルタントなる職業が本当にあるかどうかは知らないが、アメリカならいかにもありそうだ。何事も完璧に決めているようなアレックスだったが、彼にも苦い経験があるらしい。そして、人へのアドバイスは完璧だが、自分のデートはなかなかのドジぶり。その辺りのギャップがおもしろい。

 アルバートも、アドバイス通り完璧にとはいかない。ほとんどがアドリブだし、どんなアドバイス受けていたって、その場その場の反応は彼自身によるものだ。そんな彼に惹かれるアレグラ。そう、完璧じゃなくったっていい。問題は、誠実かどうかなのだ。

 二組のカップルは、途中までは順調だが、アレックスの職業について、サラが他から悪い形で聞いてしまったことで、二組とも危ういことに。とはいえ、雨降って地固まる。最後は丸く収まり、ハッピーエンドだ。ラブコメの定番だね。

 その手のことに無縁な年になってしまったが、デートの定石や、アレックス流の分析もでてきて、なかなかおもしろい。どちらかというと、若者向けかな。

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2006年9月 3日 (日)

[映] ビッグ・バウンス

 これははっきり言って、なんだかよくわからない映画だ。ウィリー・ネルソンまで出演していて、かなり豪華俳優陣なのだが…

 こそ泥などの前科があるジャック(オーエン・ウィルソン)。ハワイの建設現場で働くことになるが、トラブルを起こしてクビに。彼に目をつけたウォルター(モーガン・フリーマン)は、自分のバンガローで彼を雇うことにする。だが、悪徳建設業者リッチー(ゲイリー・シニーズ)の愛人ナンシーと親しくなったジャックは、リッチーが隠し持つ裏金20万ドルを盗む計画を持ちかけられ…

 まず、ナンシーがよくわからない。リッチーに邪険にされて、金を盗もうとするのはわかる。ジャックに目をつけたのもわかる。だが、リッチーの右腕であるボブ(チャーリー・シーン)の愛人でもあるのだ。彼と二人の未来を夢見て誘ったのか、利用しただけなのか。
 ボブの存在理由もよくわからない。けんかっ早く、その割に大して強いわけでもなく、リッチーには頭が上がらないが、機転が利く方でもないので、言ってみればうまく使われているだけの、さえない男だ。

 そしてリッチー。愛人をかこっているが、女性に対する敬意などカケラもなく、感じの悪い男だ。強引に開発を進める、悪徳開発業者らしい。だが出番は少なく、最後もあっけない。なんなんだこいつは。
 その上、唯一、温厚で善人っぽく見えたウォールターは、実はとんだ食わせ物だったらしい。だが、あまりにこじつけのようで、最後は納得がいかないのだ。

 極めつけがジャック。(ジャック・ライアンっておいおい…) 彼が主人公だろう。だが、空き巣したり、車泥棒したりと、節操がない。女にも節操がない。機転は利くようだが、あまりいいところがないのだ。

 つまり、登場人物誰一人として、好感が持てる人物がいない。見ていて応援したくなる人がいないのだ。おまけに話もよくわからない。騙しあいの話だが、見終わった後、どうもスッキリしない。

 

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[映] ベイビートーク

 昔見たきりだったのだが、子供に見せようと思って録画した。久々に見たが、好きな映画だ。幸せになれる。

 会計士のモリーは、仕事先の妻子持ち男性と不倫関係。そして妊娠。シングルマザーに。出産時に乗ったタクシードライバー、ジェームズがベビーシッターとして手伝ってくれることになるが…

 冒頭の受精シーンが好きだ。なんとも神秘的な映像だが、泳いでいく精子にまで声がついていておもしろい。生まれる前から競争なのだ。

 モリーとジェームズの関係は、想像したとおりの結末となる。だが、そこに至るまで、モリーにはいろいろな葛藤がある。それも含めて、今から見ればお決まりのパターンではあるだろう。だが、ジェームズの一途さ、チャランポランに見えて、マイキーにとって実はとても良い父親役であることなど、見ていて心地よい。ジョン・トラボルタが、いい男に見える映画だ。カースティ・アレイもまだまだ綺麗だ。

 ジェームズの父親役は、「ゴッドファーザー」のテシオ。モリーの母親はオリンピア・デュカキス。脇を名優で固めている。マイキー役の赤ちゃん(4人くらいいるのかな?)もかわいい。それになんと言っても、ブルース・ウィリスの声が絶妙。本当にそんな感じのことを言ってそうだ。

 以前は気づかなかったのだが、この後ベイビートーク2を続けて見て気がついた。1の最後で、二人の間に子供が生まれるシーンがあるのだが、2の最初では2番目の子はまだ妊娠中だ。(どちらも女の子であることに変わりはないが)  おまけに、1では難なく生まれたようだったが、2では帝王切開になった様子。

 なぜかアメリカでは評価が低かったらしい。単純すぎるのか? でも私は好きだ。

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2006年9月 1日 (金)

[映] NY式ハッピーセラピー

 アダム・サンドラー主演作品の2本目。こちらのお相手はマリサ・トメイ。久々に見るが、相変わらず綺麗。

 ビジネスマンのデイヴは、能力はあるのに上司にいいように使われ、なかなか出世できず。もっと積極的にアピールすべきだと、恋人のリンダから言われるが、なかなか実行できない。ある日、出張で飛行機に乗ると、自分の席には別人が。文句も言えず、空いていた他の席へ。だが隣の席の男はなんだかうっとうしい。その男のペースに巻き込まれ、わけもわからぬまま、スチュワーデスに暴力をふるったことになってしまう。そして受けることになった「怒り抑制セラピー」。だが、セラピストは、隣の席の男だった…

 なかなか積極的になれないデイヴに、怒り抑制セラピーをするバディ。だが、このセラピーはなんだか変だ。怒り抑制とは関係ないことをさせられる。だいたい、バディ自体が変なオヤジだ。いかにも怪しい。わがままだし、行動が支離滅裂。そしてどうやら、恋人リンダに気があるらしい… なんだかわからぬまま、あれあれよという間にバディにリンダを奪われそうになってしまうのだ。そうか、そういう魂胆だったのか。

 だが、最後にもう一ひねりあり、セラピーの本当の意味がわかる。それがNY式ハッピーセラピーというわけか。この邦題もなかなかイケてる気がする。原題は「Anger Management」だが、邦題の方がわかりやすい。

 NYの人にとって、ヤンキースタジアムでのプロポーズというのは、憧れなのだろうか?? ここでも、そのシーンがある。本物の選手や、ジュリアーニ元市長(&現在の奥さん)まで出てくる。

 また、モンクの弟でもおなじみ、ジョン・タトゥーロが、キレやすい男として出ている他、ウディ・ハレルソンがニューハーフの役(そして、ヤンキースタジアムの警備員)で出ている。彼はなかなかキモかわいい。なかなか女装も似合う!?

 これも、比較的順当なラブコメだが、最後のオチはなかなかいい。途中、イカれたセラピスト、ジャック・ニコルソンにかなりイライラさせられるが、その分最後はホッとできる。あまり評価は高くなかったようだが、アダム・サンドラー好きには許せる映画だ。

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[映] 50回目のファーストキス

 アダム・サンドラー主演作品を2本連続で見た。まずはこれ。お相手はドリュー・バリモア。相変わらずキュートだ。

 水族館で獣医として働いているヘンリーは、特定の女性と長くつきあえない男。深入りするのが怖いのか、飽きっぽいのか。そんな彼が、朝食のために入ったダイナーで、ルーシーと出会う。話をするうちに意気投合。翌朝も同じ場所で合う約束をするが、そのときになってみると、変態扱い。ルーシーは彼を覚えていなかった…

 このルーシー、事故で受けた傷が原因で、前日の記憶が無いという設定。なんとか彼女の気を引こうとするヘンリーだが、毎日自己紹介しなければならない。やっと親しくなれても、翌日はまた振り出しに戻る。ラブコメだが、なんとも悲しい設定だ。

 ルーシーを幸せにするために、ヘンリーは様々な手段を使う。そしてついに、彼女にプロポーズし、成功するが… とにかく一途なヘンリーがほほえましい。そして、毎日彼に恋するルーシーも素敵だ。悲しい設定ではあるが、暗くならず、最後は本当に良かったと思える終わり方だ。今後の彼らが気がかりではあるが。

 邦題は「50回目のファーストキス」だが、原題は「50 first dates」。50回のファーストデートだが、邦題の方が気が利いている。
 ルーシーの弟役で、ショーン・アスティン(ロード・オブ・ザ・リングのサム)が出ている。また、チョイ役だが、「ドッジボール」の敵役で、眉毛つながった怖いねーちゃん役をしていた、ミッシー・パイルが出ている。見比べてみるのもおもしろい。

 心温まる映画だ。唯一欠点を上げるとすれば、思った通りだということ。意外性はあまりない。だが、見たかった物が見られた感はある。それでいいのではないか。

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