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2006年9月23日 (土)

[映] X-MEN ファイナル・ディシジョン

 今年映画館で見た6作品目。ここ数年では見に行った回数が一番多いかもしれない。他に見たい映画が無かったから見たというのが本音だ。前2作は、それほど印象深くなかったが、今回は評判が良かったので少しは期待していたのだが…

 前作で、みんなを守るために命を落としたジーン。そのことで自暴自棄になっていたスコットは、気の向くままバイクで湖へ。そこでジーンの声を聞いた彼は、彼女を見つけるが…
 一方、ミュータントの治療薬キュアの開発に成功した人類。だがミュータントは、賛成する者と、反発する者に分かれる。反発する者を集め、テロ集団を結成したマグニートーは、キュアの破壊、そして世界征服を企む…

 タイトルにもあるように、今回は様々な決断を迫られる物語だと言うことだった。確かにそうだ。ミュータントたちはキュアを利用するか否か。復活したジーンは、封じ込めていたハズの邪悪な人格が目覚め、最強のパワーを持つ兵器と化していたのだが、ローガンは愛している彼女を救うか、人類を救うか。
 だが、どうも物語的には浅い。ジーンが元のジーンに戻らないのなら、打つ手は限られている。選択の余地はほとんど無いのだ。それに、キュアを利用するか否かは、ミュータント各個人の問題。有益なパワーを持つミュータントが人間に戻る意味はよくわからないが、ローグのような少々不便なパワーなら、必要ないと思うのは無理もない。どちらも、さほど難しい選択とは思えない。

 戦闘シーンや、ミュータントたちの活躍シーンは見応えある。だが、内容的には、あちこち飛躍している割には、どれも掘り下げが浅く、物足りなさを感じる。つまり、個性的なミュータントのこと、それぞれに物語があり、それぞれドラマになっていいハズのもの。2時間の映画に納めるには無理があるようだ。特に、いいところが無いまま退場となったスコットや、早々に出ていってしまったローグ… その点、スピン・オフ映画とでも言うのか、「ウルヴァリン」が製作されるようなので、楽しみだ。ただ、個人的には、ヒュー・ジャックマンにはもうちょっと違う映画を期待しているのだが。

 今回、プロフェッサーがジーンをスカウトに行くシーンや、ジーンと戦うシーンを見ていて、どうもハリー・ポッターと似ているように思えてきた。プロフェッサー=ダンブルドアという訳だ。なるほど、マイケル・ガンボンよりはパトリック・スチュアートの方がダンブルドアに合ってるかも、なんて考えも浮かんだ。

 エンドロールを見るまで気づかなかったのだが、青色の野獣(博士で、なんたら長官でもある)役は、ケルシー・グラマー。フレイジャーの彼だ。これには少々驚いた。青白いインテリのイメージだったので、あんなマッチョな野獣役をやるとは思わなかったのだ。
 また、大きな白い翼を持つエンジェル役は、シックス・フィート・アンダーでクレアの友達ラッセル役のベン・フォスター。もっと出番があっても良かったのにと思うと、少々残念だ。

 この映画は、エンドロールの後にも重要なシーンがある。映画館でそのことをあらかじめ放送していたほど。エンドロールの最中に席を立つのはタブーだが、この映画でそれをやると、損するよ。

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