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2006年10月25日 (水)

[映] 奥様は魔女

 60年代の名作ドラマ、「奥様は魔女」の映画版ながら、ドラマとは少々違う設定になっている。偶然なのか、意図的なのか、BS-11でかつての「奥様は魔女」の放送が始まり、なんともタイムリー。映画の中にも、ドラマのシーンが出てくるので、そういう意味では楽しめる映画だ。

 イザベラ・ビグローは魔女。同じく魔法使いの父に反対されつつも、人間界で生活したいと考える。そのころ、落ち目の役者ジャック・ワイアットは、かつての名作ドラマ「奥様は魔女」のリメイク版のダーリン役に。この役で、盛り返そうと考える。そして、イザベラの中にサマンサを見つけたジャックは、彼女を相手役に抜擢。ドラマの撮影が始まる…

 ニコール・キッドマンは、なんともキュートだ。口元の動きは、少々ぎこちない気もするが、エリザベス・モンゴメリーと似ている気もするし、微妙に違う気もする。彼女の魔女役、サマンサ役はなかなかハマっている。
 それに対して、ウィル・フェレルはいかがなものか。落ち目の役者(結構嫌われているらしい)というのはわかるが、ダーリン役にふさわしいだろうか。またイザベラが彼に惚れるのだが、果たしてそういうキャラだろうか。その辺りがどうにも納得がいかない。

 物語も、至って単純だ。傲慢で自己中な落ち目役者ジャックは、自分が主役とばかりに、イザベラそっちのけ。そして、自分の好感度が低いことを知って激怒する。とにかく感じ悪い大根役者なのだが、イザベラが思い切って一喝すると、急に態度が変わってしまう。今までのヤな男はどこかへ行ってしまい、急にいい人になってしまうのだ。この辺りも、どうも解せない。自分が売れることしか考えていないような男が、素人の女性に怒鳴られたくらいで、改心するか?
 二人は恋に落ち、自分が魔女であることを告白すると、彼は動揺し… というお決まりのパターン。ジャックの元妻が出てきた辺りで、一波乱あるかとちょっと期待したが、あっけなく退場。面白みのないまま終わってしまった。

 せっかくの名作ドラマを題材にした映画なのに、なんとも残念だ。唯一の救いは、脇役のうまさ。イザベルのパパ役はマイケル・ケイン。そして、エンドーラを演ずる、実は本当の魔女らしいアイリス役は、シャーリー・マクレーン。脇エピソードながら、いい味を出してくれている。また、小道具係(?)か何かの役で、「プラクティス」のジミーこと、マイケル・バダルッコが、アーサーおじさんなる役で、アメリカ版「The Office」のスティーブ・カレルが出ている。

 キュートなニコールを見る分には楽しい。旧ドラマの#1も見られるし、そのリメイク撮影風景も楽しめる。かつて「奥様は魔女」を見ていた人なら、少しは楽しめるかな。

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