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2006年12月28日 (木)

[映] 銀河ヒッチハイク・ガイド

 奇想天外、支離滅裂なSFコメディ映画だ。なのだが、シニカルな笑いが随所にちりばめられていて、いかにもイギリス的。主演は、「The Office」のティムこと、マーティン・フリーマンだ。

 アーサーがある朝目覚めると、周りを重機で囲まれ、立ち退きを言い渡される。バイパスが通るらしい。パジャマのまんま、庭に寝ころんで断固反対していると、10年来の友達フォードが彼をパブに連れだす。なんでも、あと数分で地球が滅びるというのだ。しかも彼はエイリアンだと言う。そして自宅に戻ると、取り壊されているのだが、それどころではなく、突然やってきた宇宙人によって地球が一瞬で破壊されてしまう。宇宙のバイパスを作るため、地球が邪魔らしい。だが、フォードはアーサーを連れて、その直前に宇宙船にヒッチハイク。そして二人の壮大な冒険が始まる…

 周りに他の家など無い、だだっ広い場所で、バイパス建設のためにその家を壊すということからして、どう考えてもおかしい。何もそこを通らなくても良いのだ。同様に、地球が一瞬で破壊されてしまう様子はショッキングだが、何せその辺はコメディ。最後は丸くおさまってしまうからすごい。

 アーサーたちはヒッチハイクの末、ちょっとした知り合いの宇宙船に同乗することになる。そして彼らの冒険が始まる訳だが、出てくる宇宙人もめちゃくちゃなら、未来の装置の類もやりたい放題だ。だいたい、宇宙船に乗っているロボット、マーヴィンはロボットのくせになぜかいつもクヨクヨ落ち込んでいる。転送装置は、転送直後、転送した物を他の物体に変えてしまう。ミサイルがクジラになってしまうのだ。(この辺り意味不明)

 どうやら本作品、78年BBCのラジオドラマが原作らしい。小説やテレビドラマにもなっているとのこと。カルトな人気作らしいのだ。出演者もおもしろい。主役のアーサーは、マーティン・フリーマン。根暗ロボットの中に入っているのは、「ウィロー」でウィロー役の彼。スラーティバートファースト役は、「アンダーワールド」でバンパイア役やってたビル・ナイ。そして、怪しげな宿敵ハーマ・カブーラ役はジョン・マルコビッチだ。

 とにかく支離滅裂なのだが、そこに一本通ったお笑いの筋があり、皮肉たっぷりな描写がたまらない。宇宙を作っている人たち(ってことは、あんたたち神様??)との出会いは、かなり壮大だし、オチも決まってる。コメディだと思って「ながら見」なんかしてると置いて行かれる。ポップコーン片手にどっかり腰を落ち着けて、じっくり見て笑ってほしい。

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2006年12月21日 (木)

[ド] リトル・ブリテン

 同じくイギリスのコメディ。コメディUKとして、WOWOWで放送されている数本のうちの一つだ。前回、スケッチショーと「The Office」の時は、アナログで普通に放送してくれたが、今回はデジタルで先行放送。その後、アナログに落ちてきた形だ。

 スケッチショー同様、いくつものスケッチで構成されているコメディだ。主な登場人物は、ほとんどマット・ルーカスとデヴィッド・ウィリアムズが演じている。スケッチショーではキャスト5人でほとんど全てをこなしていたのに対し、こちらはエキストラのような役の人も結構いるようだ。さらに、前者ではありそうでなさそうな、普通の人々の日常が描かれていたのに対し、こちらはどうやらしっかり変装した特定のキャラクターがいるらしい。その辺りは、モンティ・パイソンに近いかもしれない。日本で言うところの、ドリフみたいな感じか。

 どうしても、同類のスケッチショーと比べてしまうのだが、個人的にはスケッチショーの方が断然好みだ。なんと言っても品がある。「ウィットに富んだ」という表現がピッタリで、大人のコメディという気がする。それに対して、こちらはどうかというと、もう少し低年齢向けなのではないか。確かにおもしろいけれど、少々下品だ。キャラクターもしつこい。かなりキモいキャラもある。こういう人いるいると思いつつ、かなりオーバーに表現されているあたり、まさにドリフのノリ。

 とはいえ、スキットの数はかなり多く、よく見ていないとわからないような物もある。小学生の下の子には理解不能なスキットも多い。ずっと見ていれば、お気に入りのキャラというのも出てくるのだろう。そういう意味では、見続けていきたいコメディではある。今後を楽しみにしている。

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[ド] エキストラ/スターに近づけ!

 久しぶりにイギリスのドラマだ。イギリス版元祖「The Office」の嫌みな上司でおなじみ、リッキー・ジャーヴェイス主演。今回、彼は、スター俳優を目指すエキストラ。エキストラ仲間の物語らしい。

 #1では、ベン・スティラーが監督する映画にエキストラ出演するアンディたち。なんとかセリフをもらおうと画策。またパーティに参加してプロデューサーに近づこうとするが…

 有名人が、本人役で出演しているのがおもしろい。ここでのベン・スティラーは、感じ悪いヤツになっている。(本当は違うと思うけどね) アンディと、友達マギーの会話がおもしろい。知ったかぶりをするアンディと、何かと彼を頼るマギー。このアンディは、やっぱり少々自己中で、正直あまり友達になりたいタイプではない。だが、「The Office」のデヴィッド・ブレントほどイヤなヤツでもない。二人の無知な会話は、何かを象徴しているのか。おいおいとつっこみたくなるが、なかなかおもしろい。

 1シーズン6話で、とりあえずシーズン2まであるらしい。#2は、SASでなじみロス・ケンプ編。その後も一流俳優が毎回登場するようなので、楽しみだ。

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2006年12月15日 (金)

[ド] チャーリー・ジェイド

 かなり異色のドラマと言ってよさそうだ。カナダと南アの共同製作らしい。舞台は南アのケープタウンのようだが、3つのパラレルワールドそれぞれで名前が違うようだ。

 チャーリー・ジェイドは私立探偵。行方不明者の捜索が主な仕事だ。彼の住むケープシティは、ヴェクスコアという巨大企業に支配されている。ある日彼の元へ、ケイティという若い女性がやってくる。ヴェクスコアの創設者の息子、ゼロワン・ボクサーにレイプされたらしい。しかも、自分のいたのはケープタウンだという。だが、取り乱した様子の彼女は、そのまま失踪。翌日死体で発見される。
 ケイティの身元を証明するデータが存在しないため、チャーリーはゼロワン・ボクサーを追う。ヴェクスコアの巨大基地近くまで来たとき、突然爆発が起こり、意識を失う。気がつくと、そこは今まで彼が住んでいた世界とは、そっくりだがどこか違う… そこはケープタウンであることを知る。そして、爆発直前に見た女を見つけ、追うが…

 というのが、#1の内容だ。どうやら、チャーリーが元いた世界はアルファ界。女がいたのはガンマ界。二人が共に飛ばされてきたのが、ベータ界らしい。どの世界にもヴェクスコア社は存在し、どうやら何か企んでいるらしい。それを阻止すべく、その女たちはレジスタンス活動をしていて、基地を爆破。その影響で、別の世界へ飛ばされてしまったという訳だ。
 この3つの世界のカギを握るのが、ヴェクスコア社であり、ゼロワン・ボクサーらしい。この企業が何を企んでいるのか、チャーリーは今後どうすればいいのか、まだまだ先が見えない状態だ。だが、壮大なSFドラマらしいことはわかる。今後どう展開するのか。誰が善人で誰が悪人なのか。設定が複雑なだけに、しっかり見ていないと訳ワカメになりそうだが、楽しみな作品だ。

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2006年12月14日 (木)

ジェイミー・オリバー/イタリアに魅せられて

 給食革命や、レストランでの仕事で、精魂使い果たしたジェイミーが、リフレッシュするためにイタリアへ行った。邦題では「イタリアに魅せられて」となっているが、原題は「Jamie's Great Escape」。いわば、「ジェイミーの大脱走」とでも言ったところか。

 給食革命では、ある程度の成果を出したとは言え、かなり周りからたたかれたし、子供たちの反応やメニューの予算など、頭の痛いことも多かったに違いない。レストランの仕事でも、むしゃくしゃすることがあったようで、どうやらイタリアへ逃避行したようだ。

 なんと言っても、イタリアは食の街。ジェイミーの恩師ジェナーロもイタリア人らしい。そこで彼は、キャンピングカーにキッチンをくっつけて、イタリアを走り回った。シチリア、マレッティモ島、ラツィオの修道院、マルケ州山岳地帯、プーリア州、アマルフィ海岸… それぞれの地で、地元の野菜や、魚介類をふんだんに使った料理に挑む。時に料理を教わり、時に自分の料理を披露。舌の肥えた客たちに、自慢の料理が「イマイチ」と言われた時のジェイミーの表情はおもしろい。

 どうやら、豊かな食文化には、伝統を重んじる頑固さが関係しているらしい。同じイタリアの中でも、地域によって料理が違う。どこも、自分たちこそ真のイタリア料理と信じて疑わない。それに対して、食に無頓着なイギリス人は、無頓着故に、なんでも受け入れる寛大さがある。ジェイミーはそう分析していたが、なかなかおもしろい見方だと思う。

 料理もすばらしいが、彼らの食文化がすばらしい。大勢で集まって、ワイワイと食事を楽しむ。メニューの無いレストラン(その日の食材で、メニューを決める)や、ヘルシーな学校給食。食べることを心底楽しむ国民だというのが、よくわかる。ジェイミーも彼らにすっかりとけ込んで、一緒に楽しんでいる。

 ジェイミーが言っていた、「誰に聞いてもマンマ(お母さん)の料理が一番だって言う」という言葉が印象に残る。日本で言うところの、お袋の味というヤツか。以前、講演会で「お袋の味が、袋の味(レトルトなどのインスタント食品ってことか)にならないように」と言っていたことを思い出した。忙しいとき、ついつい料理は手抜きになりがちだ。だが、手を抜いても、なるべく手作りで、安全な食事を作っていこうと思った。だって、食事は健康の基本。しっかり食べなきゃ、元気も出ない。

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[映] ヒトラー~最期の12日間~

 文字通り、ヒトラー最期の12日間の物語だ。彼の秘書であった、トラウドゥル・ユンゲという女性が、自らの体験をつづったものらしい。

 1942年、トラウドゥルは、ヒトラーの個人秘書に採用される。そして1945年、ドイツ軍は連合軍に追いつめられ、苦境に立たされる。ヒトラーは、愛人のエヴァ・ブラウンや、腹心の部下、その家族らと共に、首相官邸の地下要塞にこもる。ドイツ軍に勝ち目がないにもかかわらず、まだ反撃の作戦を練り続けるヒトラーだったが、ドイツ崩壊を確信した部下たちは、少しずつ離れていく…

 まず、ヒトラー役のブルーノ・ガンツが、あまりにも似ていて怖い。どうやら、彼は二面性を持った人物だったらしい。ナチズムの理想を掲げ、世界統一を夢見る冷酷非道な男。国民のことを本当に考えているとはとても思えない。勝ち目がないとわかったら、街を焼き払えと命令した男だ。(敵にとって、価値のない物にしてしまうため) だがその一方で、秘書トラウドゥルや、エヴァ、ゲッベルス夫人に対して見せるような、心優しい一面も持っている。それは単に、自分に対して従順な者に対してだけ見せる、偽りの優しさかもしれないが。

 腹心の部下たちにも、いろいろな人物がいる。本当に心底彼を支持している人物、疑問を持ちつつも、逆らえない人物。前者は洗脳されているとしか思えない。ナチズム崩壊を悟って、自らの手で子供たちを毒殺し、自身も自殺を選んだゲッベルス夫妻。彼らの心情を、どうしても理解することができない。

 要塞内部の様子を描くと共に、街の様子も描かれている。敗戦が近いのも知らず、正しいと信じて戦う子供たち。だが、ヒトラーは、彼らのことなど死のうが生きようが、気にかけていない。周りの仲間がみんな殺されてしまい、やっと我に返って家に逃げ帰る少年。失ったものは大きい。

 トラウドゥルは、この戦争を生き延びた。だが、崩壊の危機にあってもなお、ヒトラーのそばを離れようとしなかった。彼が自殺した後、要塞を離れて逃げたらしい。脱出のチャンスは何度もあったのに、なぜそこまで彼に尽くしたのか。何がそこまで彼女をそうさせたのか。それがどうしても理解できない。

 とても重い映画だ。ヒトラーという人物の最期を知る上で、とても興味深い作品と言えよう。見るからには、じっくり腰を据えて見てほしい。

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2006年12月11日 (月)

ガスコンロ

 ガスコンロを替えた。本当はキッチンのリフォームといきたいところだったのだが、金銭的、時間的、精神的余裕がなく、もっと手軽に気分だけリフォームということになったのだ。

Konro1

 ←今までのコンロ。これでもがんばって掃除してみた。ガスバーナーの周りのリング部分は、焦げついていて、どうにも汚れが落ちない状態だ。魚焼きグリルに至っては、サビてる部分あり。中はとても見せられない。

 ま、汚れているのは、自分のせいなのだけれど(^o^;、なにより不満だったのは、天然ガスに切り替わってからの火力。熱量が倍になったからということで、単純にガスの量を半分にしたようで、ヘラヘラとなんとも頼りない炎。そのくせ、鍋の外側にまではみ出てしまう。ガスの量も安定しないのか、弱火にしているといつの間にか消えていたり、強火にしたのに中火になっていたりと、なんとも危なかった。

Imgp0226 さすがにIHクッキングヒーターの便利さには及ばないが、最近のガラストップ・ガスコンロもなかなかお利口のようだ。予算の関係で、中くらいの金額のものにしたのだが、それでもなかなかのもの。温度調節機能や、タイマーがついているし、消し忘れ防止装置もついている。魚焼きグリルが「水なし両面グリル」というのは、憧れだった。なにより、お手入れが今までよりしやすそう。火力もパワフルでうれしい。

 こんどこそ、綺麗に使おう。まめにお手入れしよう… この気持ちがいつまで持続できるかわからないが、しばらくはがんばろうと心に誓った。さて、今夜は何を作ろうか。

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