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2007年1月29日 (月)

ロボコンつくば遠征記

 なんだかんだと、ずいぶんとロボコン騒動に振り回されている。中学生の上の子は、ロボコンに夢中だ。今度は全国大会へ。こちらとしては、2泊3日のつくば旅行である。金曜の夕方、子供たちとロボットたちを乗せて車で出発。

 実は、首都高初体験。といっても、自分で運転するわけでは無いのだが、当のドライバーが「もしかしたら、わからなくてグルグル回っちゃうかも~」なんて言うので、妙に緊張してしまった。それにしても、首都高ってすごい。あんな狭いビルとビルの間を、迷路のように張り巡らされている。(ビルの方が後か) しかも立体的だ(当たり前か)。今まで、首都高の下を走ったり、歩いたりしたことは何度もあるが、上は全く別世界。なんたって、ビルの背が低く見える。それに、夜の首都高はなかなか綺麗だ。ライトアップされた東京タワーが、ビルとビルの間にチラリと見えたりして、かつて都民だったとは思えないほど、妙に感動。
 そんな感動は長く続かず(渋滞して無くて良かった)、あっと言う間に景色が暗くなる。道路も広くなる。そして夜9時ごろだろうか、現地に到着。

 ちょっとした事情で、上の子と、私たちは別のホテルに泊まることとなった。彼らはそれなりのホテルだったようだが、私と下の子が泊まったのは、かなりレトロなホテル。なんとなく薄汚い雰囲気に、最初から引いてしまったが、フロントのおっちゃんはなかなかフレンドリー。朝食はレストランでと言われたので、レストランらしきものを探したが、あれはどう見ても食堂(だってお座敷)。でも、525円とはとても思えないボリューム。部屋に入ると、この私でも掃除したくなってしまうようなエアコン。少々ためらったが、つけないと寒いので、やむなくスイッチオン。

 翌朝、本人たちは早めに会場入り。私と下の子は、のんびりと開会式に合わせてホテルを出た。会場では、「全国中学生創造ものづくり教育フェア」が行われていて(ロボコンもその一環)、てんやわんや。何がなにやらさっぱりわからず。やっと会場を探し当て、入ってみると、コートはあるものの、参加者のピットがどこにもない。会場内の机には、すでに先に来た人たちが陣取っている。つまり彼らの居場所がない。スタッフを捕まえて事情を聞くが、ピットはないという。じゃ、どこにいればいいの?と問いつめるが、どうもスタッフたちも、訳がわかっていないようす。朝からおばさん3人は、スタッフ(おそらく中学の先生あたり)数人を捕まえて喧嘩である。

 朝から文句タラタラ、ヤキモキしていると、そこに見覚えのあるお方が現れた。以前お世話になっていた、技術科の先生だ。他の学校へ行ってしまったにも関わらず、見に来てくれたらしい。(単にロボコンが見たかっただけか?) 全国大会に何度も来ている先生から、毎年こんなもんですよと言われ、子供たちも少々アドバイスや声援を送ってもらい、ホッとする。後光がさして見えた。後で知ったのだが、他にも、私たちの知らないところで彼らを見守り、応援してくれた人たちがいたらしい。本当にありがたいことだ。そういう人たちがいることを、彼らにはいつまでも忘れないでいてほしい。

 会場には、いろいろな企業の出展、屋台などがあって、かなりにぎやか。退屈しないかと心配した下の子も、ものづくりを体験させてくれるブースや、ゲームのブースを見つけて遊び回っていた。周りにはお昼を食べる店もあまりないからという理由で、JTBは事前にお弁当の手配までしていた(1000円!)が、なんのことはない。コンビニもあればファミレスもあるし、なんたって会場にいろいろな食べ物の屋台があり、全く不自由しなかった。

 当の試合状況は、予選3位で通過ならず。ま、予想通りといえば予想通りなのだが、東海北陸地区大会3位での出場ということもあって、予選ブロックではいきなり強敵とぶつかってしまい、不利と言えば不利。さらに、初の全国大会ということで緊張したのか、練習ではもっとうまくできていた(本人談)ハズなのに、本番ではできなかったとのこと。まぁ、しょうがない。そういうもんだ。

 負けが決まり、開放感いっぱいの彼らは、2日目はもう見なくていいと言いだし、遊んで帰る計画を立て始めた。なんて切り替えの早いこと。だが、ロボットをホテルに運ぶ途中で、迷子になって行方不明に。そんなんで帰って来られるのか?

 予想してはいたものの、まったく予定の無くなってしまった日曜日。下の子と、観光でもして帰ろうと言うことになったが、アテがあるわけでもなく、とりあえず、近くにある「つくばエキスポセンター」へ行ってみることに。つくば博の跡地にできた施設だ。料金から言って、あまり期待はしていなかったのだけれど、あまりにショボい内容にガッカリ。ロケットや、宇宙飛行士など、宇宙関連の展示はあるものの、みんなどこかで見たようなものばかり。特に目新しい物はなかった。そのせいか、かなり広く立派な施設にもかかわらず、ガラガラだった。ただ、変なキャラクターやアニメに頼らず、シンプルに冬の星空を紹介するプラネタリウム番組はなかなか良かった。

 どうも朝から下の子の元気がないので、早々に引き上げることに。疲れが出たのか? 熱も出始め、どうやら風邪をひいた様子。あのホテルのエアコンが臭いとにらんでいるのだが、真相はわからない。そして夕方帰宅。

 ほどなく、上の子も帰宅。どうやら、秋葉原をうろついてきたらしい。帰宅早々、次回のロボコンにも出るぞと鼻息荒い。まぁ、がんばってくれ。こちらは応援くらいしかできない。ただ、高校受験があることもお忘れ無く。何が一番大切なのかは、自分で判断してね。

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2007年1月22日 (月)

[映] SPIRIT

 馬のアニメかと思ったら、そっちではなかった(^o^;。ジェット・リー主演、香港とアメリカの共同製作、実在の武闘家の話だ。

 武闘家を父に持つ霍元甲(フォ・ユァンジアと読むのか??)は、幼い頃から父に憧れて育った。ある日、父の試合を見ていた彼は、父が相手にとどめを刺さなかったために負けてしまったことにショックを受ける。そして彼は成長し、強い武闘家に。連戦の彼は、父よりも強くなったことを疑わなかった。ところが、ある日弟子の仇討ちのため、長年のライバルと戦うことになり、相手を死なせてしまう…

 前半の霍元甲は、まさに「おごれる者」だ。技術的には確かに申し分なく強くなった。向かうところ敵なし。弟子もたくさん集まり、連日酒盛りの日々。借金もふくらむが、そんなことはお構いなしだ。そういう時に集まってくる人間は、良い人ばかりではない。そう親友から忠告されても、聞く耳持たず。やがて親友も離れていく。

 仇討ちで相手を死なせてしまってからの彼は、別人のようだ。愛する者を失い、失意の日々。だが、農村での暮らしで、本当に大切なものは何なのか、初めて気づく。

 決してハッピーエンドではないが、とても教訓の多い映画だ。知徳体のバランスの重要性を教えてくれる。アクションシーンも見応えある。昔の香港映画同様、日本人と西洋人は悪役だが、中村獅童の役はなかなか骨がある役だ。教訓がわかりやすすぎて、少々臭い気がしないでもないが、それもいいかもしれない。アクションは派手だが、子供にもお勧めだ。

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牛乳パックでロボットサッカー

 ディスカバリーパーク焼津では、いろいろな講座が企画されている。以前からちょくちょく利用していたのだが、先日、親子で牛乳パックを使ってロボットを作って、サッカーゲームをするという講座を発見。下の子と申し込んでみた。

 以前、上の子が、同様の講座に申し込み、ロボットサッカーを体験。かなり時間をかけてロボットを自力で製作し、サッカー大会をしていた。その時のロボットは、簡単な車の構造に、アームにシャベル状のものをつけていた気がする。今回も同じようなものだろうと思っていた。ところが…

Photo_4

Photo_5








 まさにシンプルそのもの。タイヤがないのだ。モーターの軸につけたビニールチューブがタイヤ代わり。ものすごくわかりやすい。そして、牛乳パックを余すところなく使っている。なんたって、リモコンから手作りというすごさ。めぼしい材料と言えば、モーターとコード、電池ボックス、そしてアルミシールくらいのもの。

 なんじゃこりゃ~と思ったのだが、これ、意外とよく動くのだ。それに、ちょっとした工夫で動きが変わる、なかなか優れもの。材料代900円というのも納得だ。せっかちな下の子にせかされ、ろくに説明も聞かずにさっさとロボットを製作完了し、微調整。しっかり配線確認したつもりだったのに、なんだか妙な動き。よくよく見たら、下の子が電池を逆向きに入れていた(-_-;)。

 そして、いよいよみんなでサッカー大会。これがまた大変。立派なコートが準備してあり、3対3でピンポン玉をゴールに入れるのだが、みんな相手のゴール付近に固まって入れるのに必死で、誰も自分のゴールを守らない。コートに6人も子供が集まっているので、コードは絡まるわ、自分のゴールに球入れるわで、大騒ぎ。勝ったり負けたりだったけれど、みんな意外と真剣。ワイワイと楽しい試合となった。

 お弁当持ちで朝からの参加だったが、あっという間だった。帰宅してからも、ロボットでピンポン玉を転がして遊んでいた。しばらく楽しめそうだ。リモコン部分を作るのに時間がかかったが、市販のリモコン部分とモーターさえあれば、30分もあればできてしまうような、簡単なロボットだ。自分なりの飾りをつけるのも楽しそう。親子でこういう物を作るのも久しぶりだった。今後も期待しているよ、ディスカバリーパークさん。

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2007年1月18日 (木)

海外ドラマ検定

 いつものごとく、海外ドラマの調べものをしようと検索していて、おもしろいサイトを見つけた。その名も、「海外ドラマ検定」。日経エンタテイメントMOVIEの記事らしいのだが、HPで検定を受けられるようになっている。新旧の海外ドラマについての設問がぎっしり。そういえばこんなドラマもあったなぁなどと考え、楽しみながらやってみた。結果は以下の通り。

+++ 海外ドラマ検定 成績発表 +++

あなたの総合得点は89点  全国平均 51点

全国順位(1月18日 15時現在)
162位(5608人中)

--ジャンル別得点表------------
                                    0_________50__________100%
SF/超常現象                 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■
アクション                        ■■■■■■■■■■■■■■■■■
シリアスドラマ                   ■■■■■■■■■■■■■■■■■■
青春/恋愛/コメディ        ■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ミステリー/サスペンス      ■■■■■■■■■■■■■■■■■■
雑学                               ■■■■■■■■■■■■■■■■
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--講評---------------------
あなたは「海外ドラマの達人クラス」
きっとある時代のドラマだけ、詳しくないのではないでしょうか。でも「神様」までもう一歩です。あなたの興味のないドラマでも知っておいて損はないはず。ワンランク上をめざせば、レンタル店での「海外ドラマの仕入れ担当」も務まりますよ。
あなたは1950年代から70年代のドラマに強いタイプです。若い人たちに往年の名ドラマを教えてあげてください。きっと話が弾むはずです。
あなたはSF/超常現象ものに最も興味があります。最近でしたら『LOST』がオススメです。
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 んんん… 点数的には微妙?? もうちょっと行くと思ったのだけれど、しっかり見ていたドラマでも、忘れていることが多く、結構間違えていた感じ。講評がまた笑える。「LOST」見てないわけないでしょ。

 とにかく、とっても楽しめたので、海外ドラマファンの方は、どうぞお試しあれ。
http://ent.nikkeibp.co.jp/ent/kaigai/

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[ド] 大草原の小さな家[2005年版]

 昔見ていた、「大草原の小さな家」の、2005年版だ。全3話のミニシリーズ。お馴染みのお話だが、今回は、一家がウィスコンシン州ピピンからカンザスへ移り、そこからまた旅立つまでのお話だ。

 チャールズとキャロライン夫妻、そして長女のメアリーと次女のローラ。ピピンからカンザスへ移り住むことになったインガルス一家。誰もいない土地を耕し、5年間住めば60エーカーの土地がただでもらえると聞いての移転。だが、様々な困難が一家を襲う…

 開拓者たちの苦難は、相当なものだったに違いない。幼い子供を連れての、馬車での移動だけでも大変なのに、何もない荒野を開拓するのだ。家だって一から手作りだし、水道がないだけだって大変そうだ。オオカミなどの野生動物もたくさんいる。先住民だって怖い。病気になったって、医者なんていない。見渡す限り大平原。ご近所さんだって、馬車がないと来られないのだ。

 そんな生活の中でこそ味わえる幸せというものが、随所に描かれていた。家が完成したとき(とりあえず壁だけ)の喜び。初めて家の中で料理をした日に、みんなで少々おめかしをして食事をするシーンは印象的だ。

 また先住民との関わり方も興味深い。人間とすら考えていない人たちもいる。自分たちの方が後から入り込んだよそ者なのに、まるで自分たちの方に優先権があるかのように考えている人たち。でも、彼らだって同じ人間、いい人だっているし、話し合えば分かり合えると説く父チャールズの影響か、インガルス一家の子供たちは、先住民に対して変な偏見は持っていない。

 ちょっと変わり者のご近所さん、エドワーズがいい。独り者なのだが、とても頼りになる、すばらしい男だ。彼が、吹雪の夜、一家のためにちょっとしたプレゼントを持ってやってくるのだが、子供たちに語ったサンタの話がおもしろい。とても心温まるシーンだ。

 原作を読んだことはないのだが、かつてのテレビシリーズはずっと見ていた。かなり懐かしい思い出のドラマだ。この作品も、良くできている。アメリカの歴史ドラマと言えよう。原作も読んでみたくなった。

 ちょうどこれが放送された少し後に、朝日新聞のbeに、ローラ・インガルス・ワイルダーについての記事が掲載された。一家の様子がよくわかるので、興味のある方は参考にどうぞ。
http://www.be.asahi.com/20061209/W21/20061127TBEH0018A.html

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2007年1月15日 (月)

[映] シティ・スリッカーズ

 1991年の作品。今まで何度も見る機会はあったのだが、どうもあの西部劇風のシーンが苦手で、全編通して見たことがなかった。友人の強い勧めで、実は渋々見たのだが(^o^;、なかなかおもしろい映画。食わず嫌いはいけないということか。

 ミッチ・ロビンスは、都会に住む中年男性。仕事にもなんとなく身が入らず、家族との関係もなんだかぎこちない。だが、何が不満なのかもよくわからない。そんなある日、友人から2週間の牛追いツアーに誘われる。気乗りしないものの、周りの勧めもあって、渋々参加すると、ハプニングの連続。だが、2週間の旅で、彼は大切なものを見つける…

 都会で、毎日同じことを繰り返す生活をしていると、本当に大切なものは何なのかわからなくなるというのは、わかる気がする。若い頃は生活に必死で、そんなことを考えるヒマも無いが、キャリア的にも私生活も、共に軌道に乗って余裕ができた証拠でもある。ミッチは39才、ちょうどそんな年代ということだろう。

 牛追いツアーでは、かなりいろいろなハプニングがある。苦手だったカウボーイシーンだが、このハプニングこそ、この映画の見所だ。これらハプニングを乗り越えることで、彼らは都会のもやしっ子(子供ではないが)から、大人の男に成長する。そして、本当に大切なものは何なのか、はっきりとわかる。最後にはオチもある。

 出演者もなかなか興味深い。主演のミッチはビリー・クリスタル。友人はダニエル・スターンとブルーノ・カービー。ミッチの妻バーバラ役は、エイリアスのドクター、またプリズン・ブレイクの怖い副大統領でお馴染みパトリシア・ウェティグ。息子ダニー役は、まだ幼さの残るジェイク・ギレンホール(正しい発音はジレンホールらしい)だし、娘ホリー役は、ビリー・クリスタルの実の娘だ。
 また、昔気質の牧童頭は、惜しくも去年11月に亡くなった名優ジャック・パランス。年輩の牧童クッキー役は、ナッシュ・ブリッジスのエンジェルおじさんだし、意地悪な若い牧童は、ホミサイドのティム・ベイリス刑事。ミッチの上司ルーは、「Arrested Development(ブルース一家は大暴走)」の家長だ。

 ただ、一つ残念に思うのは、これが完全に「男性」の映画だということ。牛追いは男の世界ということなのか。ここに出てくる女性は、全て脇役だ。ツアーに同行する女性はただ1人なのだが、あまり出番はない。(彼女、「スーパーガール」だったんだね) 中年の危機も、あくまでも男性版。女性はまたちょっと違うかなと言う気がする。

 とはいえ、ビリー・クリスタルのジョークも楽しいし、ちょっと心が温まる、素敵な映画だ。勧めてくれてありがとね。

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2007年1月14日 (日)

[ド] NUMBERS

 「NUMB3RS」と表記されているのがおもしろい。1月からFOXで始まったドラマだが、元々FOXクライムの方で放送されていたもの。クライムの方は契約していないのだが、ロブ・モローが主演のようだし、見てみたいと思っていた。なんと、リドリーとトニーのスコット兄弟が製作総指揮!!

 FBI捜査官ドンは、連続殺人事件の担当に。だが、なかなか手がかりがつかめず、行き詰まっていた。そんなある日、天才数学者である弟のチャーリーが偶然資料を見て、手助けを申し出る。遺体の遺棄現場の地図から、犯人の居場所を「数学」で割り出すというのだ…

 という訳で、FBI捜査官である兄を、数学者の弟が手伝うということらしい。事件を数学的に解き明かすというのが、斬新だ。兄ドン役は、「たどりつけばアラスカ」のジョエル・フライシュマンこと、ロブ・モロー。弟チャーリー役は「プリティ・イン・ニューヨーク」のデヴィッド・クロムホルツ。さらに、チャーリーの大学の同僚役で、「アリー・マクビール」のジョン・ケイジこと、ピーター・マクニコルも出ている。彼の役が、シリアスなドラマに、少々コミカルな要素を加えていて、おもしろい。

 FBIの捜査という意外にも、ドンとチャーリー、そして父アラン、男3人の家族関係や、チャーリーと同僚(?)アミダの関係など、人間関係もいろいろありそうだ。また、チャーリーは本業が数学者なので、そちらの仕事もいろいろあるだろう。

 ということで、とても楽しみなドラマだ。アメリカでは、2005年1月に放送が始まり、現在シーズン3の放送中。日本では前述のように、FOXクライムで放送、その後FOXでシーズン1(13話)のみ特別に放送みたいな言い方だったので、続きはFOXクライムを契約してくれということなのか? その辺が少々心配だ。

 

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2007年1月10日 (水)

[映] イン・ハー・シューズ

 久々に感動した作品だ。全く性格の違う姉妹の物語。

 大手事務所で弁護士としてキャリアを積む姉ローズ。だが、容姿に自身が持てず。妹のマギーは、美貌と抜群のスタイルだが、何をやっても長続きせず、現在実家でプー太郎。高校の同窓会でへべれけになった彼女は、実家を閉め出され、ローズのアパートへ転がり込む。姉の服や靴、お金までも失敬して、勝手なことをしているマギー。だが、恋人まで寝取られてしまい、ついにローズの怒り爆発…

 頼りにしているローズにまで追い出されてしまい、行き場を失ったマギーは、ふと思いついて、疎遠になっていた母方の祖母の元へ転がり込む。最初は喜んだ祖母も、マギーが金をたかりに来ただけだとすぐに気づく。その後の彼女の対応がすばらしい。マギーを働くようし向けるのだ。しぶしぶお年寄りの世話をするマギーだったが、お年寄りと接することで、彼女は変わっていく。そしていつの間にか、老人ホームのアイドルになっている。

 一方、マギーを追い出したものの、心配で仕方がないローズ。恋人もできて、結婚まで決まるが、マギーのことをどうしても話せない。そして、ふと思いついて、祖母に会いに行く。

 こんな妹、私だったらほしくないと思うのだが、そうでは無いらしい。ローズにとっては大切な妹なのだ。また、いつも利用しているが、マギーにとってもローズは大切な姉。喧嘩しながらも、二人の絆は深い。それは、母との楽しかった思い出だけでなく、母を亡くした後のつらい思い出も共有しているからなのか。

 ストーリー展開が実に巧妙だ。マギーの仕事が長続きしないのには訳がある。ローズに男運がないのは、男を見る目がないからだ。二人とも、その欠点をクリアし、成長する。祖母を演ずるシャーリー・マクレーンがまたすばらしい。ただの甘いおばあちゃんではない。毅然とした態度で、孫娘をうまくコントロールする。

 仲間にアドバイスされ、マギーの気をひこうと、若者が好みそうな番組を見るシーンがあるのだが、どうやらそれは「セックス・アンド・ザ・シティ」らしい。かなりイケてるおばあちゃんだ。

 少々長いが、心温まる作品。姉妹の関係がうらやましい。人生まだ始まったばかりのお子さまには向かないかも知れない。できれば、1人でじっくりと見たい映画だ。ハンカチをお忘れ無く。

 HPにも紹介してあるので、よかったらどうぞ。
http://www.ne.jp/asahi/mikey/showcase/mv.htm

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2007年1月 6日 (土)

[映] 時計じかけのオレンジ

 1971年イギリスの作品。賛否両論で、絶賛する人もあれば、嫌悪感を示す人もいる。今まで見る機会が無かったが、お正月にWOWOWで放送されていたので、やっと見ることができた。

 舞台は近未来のロンドンらしい。青年アレックスはいわゆる不良だ。昼間はグダグダと寝て過ごす。夜になると仲間3人と共に、麻薬入りミルクを飲んで街に繰り出す。ホームレスを虐待し、他の不良グループと喧嘩をする。金持ちの家に侵入し、夫の目の前で妻をレイプする。それが彼らの日常だった。
 ところが、仲間の裏切りで、アレックスは逮捕されてしまう。14年の刑。だが、早く出所したい彼は、受ければすぐに釈放されるという、人格矯正プログラムの存在を知り、志願。そして見事矯正された彼は釈放されるのだが…

 アレックスはリーダーで、常に他の3人より上の立場だ。だが、1人がちょっと力をつけ、そのことに脅威を感じた彼は、自分の力を誇示する。そのことで、仲間から疎まれ、裏切られてしまう。この辺りまでの描写は、ありがちなお話だ。暴力シーンもかなり多く、多くの人に顔を背けられる理由だろう。だが、これはほんの序の口。監督の意図したお話は、この後なのだ。
 人格矯正プログラム。刑務所が満員で、刑務所を増やすよりは、対象者を減らした方が金がかからないという理由で取り入れられた方法らしい。犯罪を犯そうとすると、吐き気がして、暴力的なことができない体にしてしまうというプログラムだ。一見、悪いことではないような気もする。だが、道徳的なこと、物事の善悪を自分で判断するという能力を、完全に奪ってしまっている。暴力的なことをしたい気持ちは変わらないが、肉体的にできないというだけなのだ。

 釈放されたアレックスは、今まで自分が痛めつけた相手に、仕返しをされる。さらに、妻をレイプされた夫には、政府を攻撃する材料として利用されてしまうのだ。そして、今度は政府側にも利用され…

 アレックスは確かに善良な人間ではない。暴力を好み、相手のことを考えない。だが、それなら、人格矯正プログラムはどうなのか。とても人間的とはいえない。それを考えた人間はどうなのか。それを実施した人間はどうなのか。政府はどうなのか。彼を利用した人間はどうなのか。アレックスと比べて、どちらの方が悪人なのか。
 最初は、全て自分の思い通りだと思っていたに違いないアレックスは、いつの間にか、大人たちに利用されてしまう。彼自身はそれに気づいていない。無知というのは、なんと恐ろしいことか。

 この映画のおもしろいところは、シニカルなストーリーだけではなく、斬新な映像、そして、ストーリーとはかなりミスマッチ感ただよう、ベートーベンの優雅な音楽だ。全編通して、クラシックの優雅な音楽が流れているのだ。

 この映画が拒絶される理由はよくわかる。でも絶賛される理由もわかる。見たくない人がいるのは確かだ。だが、皮肉たっぷりのストーリーは、見て損はないと思う。私は好きだ。子供には見せたくないシーンも多いが、若者には見てほしいお話でもある。特に暴力に明け暮れている若者にはね。

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2007年1月 3日 (水)

[ド] リ・ジェネシス

 WOWOWで2006年末に#1だけ先行放送した、カナダ製作のこのドラマ。2007年お正月、1シーズン#13を一挙に放送中である。なんとも大胆な。その後、毎週の放送になるようだ。ノーバック(NorBAC:北アメリカバイオテクノロジー諮問委員会)のチームを描いたドラマだ。

 その中心となるのは、主任科学者デヴィッド・サンドストローム博士。頭脳明晰なリーダーだが、私生活はかなり悲惨。妻とは離婚。思春期の娘リリスが同居することになるが、娘のことに構ってる余裕もない。

 #1~#3くらいまで、謎の殺人ウィルスを追うが、ある程度沈静化したものの、完全に解決しないまま、次はプリオン疾患で死者発生。どうやら、1話ですっきりお話が終わるわけではないらしい。この辺り、かなりリアルと言えるだろう。

 メインの物語と平行して、自分はクローンで死にかけていると訴える少年ミックがつきまとう。リリスはミックと親しくなる。学校へ行っていない。だが、デヴィッドは仕事のことで精一杯で、娘のことには気づかない。彼の仕事中の賢明さと、それ以外のダラダラさ。なんともメリハリのある生活だ。

 バイオテロは現実的な脅威だ。見えないだけに、なおさら怖い。そんな恐怖と、彼らは戦っている。1シーズン13話で、シーズン3くらいまであるようだ。しっかり見ていないと置いて行かれる。

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[映] コーチ・カーター

 よくあるスポコン物かと思っていたが、そう単純ではなく、奥が深い。高校バスケットボールチームと、新任コーチの物語だが、実話に基づいているらしい。コーチのケン・カーター役は、サミュエル・L・ジャクソンだ。

 スポーツ用品店を営むカーターは、かつてのバスケ全米代表選手。母校であるリッチモンド高校のバスケチームコーチを依頼される。だが、その様子を見て愕然。バスケの成績も良くない上に、下品な言葉遣い、荒れた学校。迷ったあげく引き受けることにした彼は、強引とも言えるやり方で、選手たちを指導。チームは力をつけるが…

 ダメチームを、変わったやり方で指導して、強いチームにするというのは、ありがちな話だろう。だが、そう単純ではない。バスケだけ強くてもダメ、勉強もしろというのがこのコーチの方針。というのも、卒業できるのは50%というこの高校で、今だけバスケで輝くのではなく、将来も輝き続けるために、今努力しろということなのだ。
 そのやり方はかなり強引だ。まず体力をつけさせる。そしてわかりやすい方法で戦略を教える。そしてバスケチームとしては早々に成功を収める。だが、約束通り勉強していないことが発覚。怒ったコーチは、約束通りの成績になるまで、バスケの試合を中止してしまうのだ。そのことで、親たちから猛反発を食らう。それでも自分の信念を決して曲げない。

 この戦略がまたおもしろい。彼の姉の名(いったい何人の姉がいるんだ?)にちなんだ戦法になっている。また、おそらく優等生である彼の息子が、父にバスケを教わりたいがために、わざわざこの荒れた高校に転校してくるというのもおもしろい。

 周りから総すかんを食らっても、決して信念を曲げず、正しいと信じることを訴え続けるコーチの姿がすばらしい。彼はいつでも生徒を1人の人間として敬意を払って扱う。そして、彼の気持ちに応え、がんばる生徒たちの姿もすばらしい。そしてなんと言っても、スピーディな試合シーンは見応えある。少々長いが、彼らの成長は見ていて心地よい。家族で楽しめる映画だ。

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[映] インサイド・マン

 去年紹介されていた番組を見て、気になっていた映画。もうDVDになっていたので、さっそく借りてみることに。早いねぇ。銀行強盗の話だが、ただの強盗事件ではない。かなりヒネリのある映画だ。

 冒頭で、ダルトン・ラッセルは、これから強盗に入ることをカメラに向かって(?)宣言する。宣言通り、仲間と共に覆面をして銀行へ。彼らの手口は巧妙だ。準備万端でぬかりない。防犯カメラはこっそり赤外線ライト(?)で見えなくする。作業員を装って静かに侵入。互いをスティーブ、スティービー、スティーブオーと呼び、名前を明かさない。人質はいっさい傷つけず、みんなに自分たちと同じ服装をさせる。そして銀行に立てこもる。
 気づいた警官が応援を呼び、周りは警官に取り囲まれる。要求は飛行機とバス。たまたま上司が休暇中なため、かり出された刑事フレイジャーは、横領の容疑がかかっていて、実は干されている身。犯人の出方を見ようとのんびり構えていると、なかなか要求が出てこない。相手も妙にのんびりしている。そして相手も時間稼ぎをしていることに気づく…

 なんとも緊迫感のない銀行強盗事件。だが、単なる金目当てではないとわかる辺りから、謎解きへと変わり、違った意味でのおもしろさが出てくる。またこの映画、事件の様子と、その後の様子が交互に描かれるという、変わった構成になっている。結局、1人の怪我人もなければ、盗まれた物もない上に、犯人も捕まらず。この事件はいったいなんだったのか?
 ここでポイントになるのが、銀行の会長アーサー・ケイスなる人物。彼がこの事件の秘密を握る。そして彼の依頼で動いた弁護士マデリーン・ホワイト。大胆不敵な強盗犯だが、彼の本当の狙いは何なのか。フレイジャーはそれを突き止められるのか。彼自身にかかった疑惑は? といった辺りが、この映画の見所だろう。

 緻密な計画の元に実行された、完璧な手口。その裏に隠された、真意。その後に起こるであろうことを想像させる終わり方。少々大人向けの映画だ。じっくり味わってほしい。

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2007年1月 1日 (月)

[映] ダヴィンチ・コード

 去年本は読んだのだが、やっと映画の方を見ることができた。結末が、原作とは少々違うということで、興味津々。

 ストーリーについては、原作を読んだときに少々書いたので、こちらを参照してね。で、映画を見た感想なのだが、イメージ通りというか、原作通りというか。ま、本を読んでいる時に、すでに映画はできていて(配役もわかっていて)、イメージしながら読んでいたので、まさにそのまんまという感じ。当然っちゃ当然なのだが、その辺りは、期待を裏切られずに済んだようだ。

 で、肝心の結末。ソフィーについて、最終的にわかったことが、少々原作とは違っているようだ。だが、物語の内容を損なうほどではないし、全く問題ないと思う。私としては、本を最後まで読んで、「これで終わり??」と拍子抜けしてしまったのだが、その点、映画の方がもうちょっとわかりやすく、少々感動的に作られていた気がする。

 暗号解読の場面がいくつかあるが、原作に比べてずいぶんと簡単に解読している感じはある。だが全体的に、原作をうまく映画にしたねという感じ。原作を読む前に映画を見た方が、楽しめるかもしれないが、原作を先に読んだ方が、より理解できる気もする。いずれにせよ、キリスト教の歴史に関わることであり、その辺りを知っている人にとっては、なるほどという作りなのだが、全く知らない人にとっては、筋を追うのが大変だろう。下の子がとても楽しみにしていたのだが、さすがに小学生にはちょっと難しかったようだ。ということで、おすすめとしては中学生以上、さらにマグダラのマリア辺りを少々知ってから見るといいかな。

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