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2007年1月 3日 (水)

[映] インサイド・マン

 去年紹介されていた番組を見て、気になっていた映画。もうDVDになっていたので、さっそく借りてみることに。早いねぇ。銀行強盗の話だが、ただの強盗事件ではない。かなりヒネリのある映画だ。

 冒頭で、ダルトン・ラッセルは、これから強盗に入ることをカメラに向かって(?)宣言する。宣言通り、仲間と共に覆面をして銀行へ。彼らの手口は巧妙だ。準備万端でぬかりない。防犯カメラはこっそり赤外線ライト(?)で見えなくする。作業員を装って静かに侵入。互いをスティーブ、スティービー、スティーブオーと呼び、名前を明かさない。人質はいっさい傷つけず、みんなに自分たちと同じ服装をさせる。そして銀行に立てこもる。
 気づいた警官が応援を呼び、周りは警官に取り囲まれる。要求は飛行機とバス。たまたま上司が休暇中なため、かり出された刑事フレイジャーは、横領の容疑がかかっていて、実は干されている身。犯人の出方を見ようとのんびり構えていると、なかなか要求が出てこない。相手も妙にのんびりしている。そして相手も時間稼ぎをしていることに気づく…

 なんとも緊迫感のない銀行強盗事件。だが、単なる金目当てではないとわかる辺りから、謎解きへと変わり、違った意味でのおもしろさが出てくる。またこの映画、事件の様子と、その後の様子が交互に描かれるという、変わった構成になっている。結局、1人の怪我人もなければ、盗まれた物もない上に、犯人も捕まらず。この事件はいったいなんだったのか?
 ここでポイントになるのが、銀行の会長アーサー・ケイスなる人物。彼がこの事件の秘密を握る。そして彼の依頼で動いた弁護士マデリーン・ホワイト。大胆不敵な強盗犯だが、彼の本当の狙いは何なのか。フレイジャーはそれを突き止められるのか。彼自身にかかった疑惑は? といった辺りが、この映画の見所だろう。

 緻密な計画の元に実行された、完璧な手口。その裏に隠された、真意。その後に起こるであろうことを想像させる終わり方。少々大人向けの映画だ。じっくり味わってほしい。

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