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2007年1月10日 (水)

[映] イン・ハー・シューズ

 久々に感動した作品だ。全く性格の違う姉妹の物語。

 大手事務所で弁護士としてキャリアを積む姉ローズ。だが、容姿に自身が持てず。妹のマギーは、美貌と抜群のスタイルだが、何をやっても長続きせず、現在実家でプー太郎。高校の同窓会でへべれけになった彼女は、実家を閉め出され、ローズのアパートへ転がり込む。姉の服や靴、お金までも失敬して、勝手なことをしているマギー。だが、恋人まで寝取られてしまい、ついにローズの怒り爆発…

 頼りにしているローズにまで追い出されてしまい、行き場を失ったマギーは、ふと思いついて、疎遠になっていた母方の祖母の元へ転がり込む。最初は喜んだ祖母も、マギーが金をたかりに来ただけだとすぐに気づく。その後の彼女の対応がすばらしい。マギーを働くようし向けるのだ。しぶしぶお年寄りの世話をするマギーだったが、お年寄りと接することで、彼女は変わっていく。そしていつの間にか、老人ホームのアイドルになっている。

 一方、マギーを追い出したものの、心配で仕方がないローズ。恋人もできて、結婚まで決まるが、マギーのことをどうしても話せない。そして、ふと思いついて、祖母に会いに行く。

 こんな妹、私だったらほしくないと思うのだが、そうでは無いらしい。ローズにとっては大切な妹なのだ。また、いつも利用しているが、マギーにとってもローズは大切な姉。喧嘩しながらも、二人の絆は深い。それは、母との楽しかった思い出だけでなく、母を亡くした後のつらい思い出も共有しているからなのか。

 ストーリー展開が実に巧妙だ。マギーの仕事が長続きしないのには訳がある。ローズに男運がないのは、男を見る目がないからだ。二人とも、その欠点をクリアし、成長する。祖母を演ずるシャーリー・マクレーンがまたすばらしい。ただの甘いおばあちゃんではない。毅然とした態度で、孫娘をうまくコントロールする。

 仲間にアドバイスされ、マギーの気をひこうと、若者が好みそうな番組を見るシーンがあるのだが、どうやらそれは「セックス・アンド・ザ・シティ」らしい。かなりイケてるおばあちゃんだ。

 少々長いが、心温まる作品。姉妹の関係がうらやましい。人生まだ始まったばかりのお子さまには向かないかも知れない。できれば、1人でじっくりと見たい映画だ。ハンカチをお忘れ無く。

 HPにも紹介してあるので、よかったらどうぞ。
http://www.ne.jp/asahi/mikey/showcase/mv.htm

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