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2007年2月28日 (水)

久々の箱根観光

 前回行ったのは下の子が生まれる前、しかも上の子がよちよち歩きだったと思うので、10数年前か。以前は茅ヶ崎に住んでいたので、よく行った場所、箱根である。特にどこを見たいとか、何がやりたいと言うこともなく、3月までに行かなければならない事情があり、ただ行く予定だけが入った。

 とはいえ、この時期。夫は仕事がめちゃめちゃ忙しい時期である。上の子は、試験が終わった直後、のんびりしたい様子。どうしても行かなきゃだめなのかと、しつこい。家族と旅行というのも、嫌な年頃なのだろう。ホテルに泊まれる~と喜んでいた下の子も、いざ行くとなると支度が面倒だと言い出した。ロボコン遠征につきあわされての旅行が多かったせいか。この時期ヒマなのは私だけなのだが、週明けにアカデミー賞授賞式生中継があり、友達を呼ぶ予定。掃除や買い物をしなくちゃならないし、正直、旅行へ行きたい気分ではなかった。

 そんなこんなで渋々出発。上の子はお腹が痛いなどと、おこちゃまのようなことを言いだし、下の子は車に酔う~と騒いで、出発して早々に爆睡。車中はみんな寡黙。だが心配していた渋滞もなく、あっと言う間に御殿場ICに到着。宿が強羅方面なので、とりあえず芦ノ湖へ。晴天を期待して、駒ヶ岳ロープウェーに乗って、上から富士山を見よう!などと言っていたのだが、あいにくの雨。?? 雪である。昼食を食べるためにそば屋へ入ったのだが、車を降りて初めて、冬であることを思い出した

Photo_31 とにかく寒いので、箱根園へ行き、ショッピングセンターへ直行。寄木細工コーナーがあると聞いていたので、それらしきところを探す。高いのはわかっていたが、品数の少なさにショックを受けた。とりあえず、ちょっとだけ購入し、店を出た。さてどうしようとぶらぶら歩いていると… 本物の寄木細工コーナーを発見。ショッピングセンター内にあったのは、単なる寄木細工売り場だったらしい。本物の方は、1軒のお店のようだった。こちらはさすがに品数豊富。お店のおっちゃんも、職人っぽい。ついついあれこれ買ってしまっPhoto_32た。先ほど購入したのと同じ物が、100円ほど安く売っていて、またまたショック…

 からくり箱は、以前から欲しかったもの。上の子が、どうしても欲しいとダダをこね、ちょっと奮発。21回のもので、5000円弱。この辺りで、上の子の機嫌もお腹もすっかり直った(治った)様子。

 写真下の手前に写っているのは、自分でコースターを作れるというキット630円。コースター1個分である。1個ではどうしようもないのだが、5個も6個も買う気になれず…

 箱根園内に、プリンスホテルのパン工房があり、そこで翌朝の朝食のパンを調達。そしていよいよ大涌谷へ。

Photo_33 私は子供の頃連れて行かれた記憶はあるのだが、夫は存在を知らなかったらしい。地面からモクモク湯気(煙?)が出ている光景に、上の子も興味津々。上まで登ろう!と下の子も行く気満々。

 硫黄の臭いがするからね~、臭いよ~と言ったのだが、下の子は大好きなゆでたまごのにおい ということで、ご機嫌。そう、大涌谷と言えば、黒玉子である。

Photo_12 上まで登ると、地熱を利用して作ったという黒いゆでたまご、しかもできたてのアツアツを売っている。(黒い屋根の小屋が売り場。人が群がっている) みんなが食べていると、食べたくなるらしい。ゆでたまごのようなにおいもするし、寒いし… だが、あまりの行列に、断念。下のお土産屋さんで買うことに。

 6個500円。バラ売りはなし。なかなかいい値段だが、ここでしか食べられない(?)と思うと、買わずにはいられない。殻が黒くなるのは、温泉の鉄分と、殻の成分が反応すPhoto_7るためらしい。殻は真っ黒だが、中は普通のゆでたまご。とはいえ、1個食べれば7年寿命が延びると言われている。そんなわけないじゃんと、ツッコミを入れる上の子。いいじゃないの、そう思って食べれば… 下の売店で買ったたまごも、ほかほかだった。

 しかし、普通のたまごなのに、ここでゆでただけで1個約83円。しかも、M玉かS玉だ。いい商売だなぁ… なんて話をしてしまったが、ほかほかのゆで卵は、とっても美味。ゆでたまご好きの子供たちはご満悦。

 翌日は、懐かしの彫刻の森へ。この日は晴れていた。ホテルでのんびり支度をしてしまい、おまけに下の子が9時からのテレビが見たいなどと言い出したため、出発は9:30過ぎ。夫は、もしかして混んでるかもよ~などと脅したのだが、なんのことはない。ガラガラである。その理由は、すぐにわかる。何せ冬の箱根、そしてこの時期の「森」。寒い&杉花粉が… マスク&メガネにもかかわらず、夫は涙目になっていた。

Photo_34 下の子は、あらかじめワークショップに申し込んでいたので、さっそく体験。石を使って作品を作ろうというもの。自然のものの形を何かに見立てて、作品を作るという企画なのだが、石の種類が多くなく、下の子苦戦。しかも、他に参加者はおらず、スタッフの男性たちに見守られてしまい(無言のプレッシャー)、ドキドキである。散々迷ったあげく、ささっと犬を作って退散。もうちょっといろいろな形の石がほしかったな。

Photo_38Photo_39Photo_40 ネットのお城とか、シャボン玉のお城とか、懐かしのアートも健在。ただ、さすがにネットのお城ではしゃぐ年齢ではなくなってしまったようだ。もうちょっと早く連れてきてあげればよかった。
 幸せをよぶシンフォニー彫刻(タワーね)に、さっさと駆け上がっていってしまった下の子。やむなく後からついていったのだが、運動不足のため、ゼーゼーハーハー。

Photo_35 このタワー、外から見ると、ただのタワーなのだが、中から見るとステンドグラスがすばらしいことに気づく。階段が狭いので、たぶんみんな、そそくさと登って、てっぺんからの景色を楽しんで、またそそくさと降りてしまうのだろうけれど、本当は綺麗なステンドグラスを楽しみながらゆっくり登るのが理想的。

 タワーと、ギャラリーカフェの近くに、足湯コーナー(ほっとふっと)ができていた。寒いこともあり、わーいと喜んで行こPhoto_36うとしたら、下の子が私を手で制止し、「ちょっと待って!」。1人で慎重に偵察に行く。何事かと思っていると、どうやら「100円」という文字に反応した様子。有料だったらやめようということか。妙にしっかり者である。

 足湯自体は無料で、タオルが1枚100円で有料ということだった。そうとわかれば入るしかない。さっさと靴脱いで、靴下脱いで(いや~ん、靴下穴空いちゃった~)、チャポン。ちょっと熱めのようだが、冷えていたこともあり、とっても気持ちいい。のんびり足湯につかって、ぼんやりとしてしまった。

 中のレストランでお昼を食べて、土産物を買って、早めに帰路につくことに。そのころは、彫刻の森の駐車場もいっぱいに。みんな出足が遅いのね。

Photo_37 途中、富士山がとても綺麗だった。でも、停まる場所もなく、とりあえず、車の中から撮影。前日が雪だったのがとても残念。

 車に乗った途端、子供たち爆睡。私も爆睡。夫はやっと目のかゆみと鼻が落ち着いてきた様子。帰りも渋滞することなく、3時ごろ無事帰宅。

 みんなそれぞれの理由で、渋々でかけた旅行だったけれど、気分リフレッシュ。土曜の昼食べたそば、うどん(関東風の汁だった(^o^)!)も、晩に入った居酒屋さんの釜飯も、朝食に食べたプリンスホテル・パン工房のパンも、とっても美味しかった。黒玉子も美味しかった。散財してしまったけれど、寄木細工は味わい深い。なんの計画もなしに行ったけれど、楽しめた。ただ1つ、教訓:この時期、花粉症の人は行ってはいけない

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2007年アカデミー賞授賞式

 日本時間26日午前10:30~(現地時間25日夜)、アカデミー賞授賞式がWOWOWで生中継された。今回は第79回。歴史ある賞だ。毎年、友達を呼んで、ワイワイ言いながら鑑賞している。今年の司会は、エレン・デジェネレス。「ファインディング・ニモ」のドリーの声でお馴染み、毒舌のスタンド・アップ・コメディアンだ。

 ここ数年、長すぎるスピーチもなく、時間通りに終わっている気がするが、今年もそう。だいたい、しょっぱなからエレンにクギを刺されてしまう。「長いスピーチが問題なのではなく、つまらないスピーチが問題なの」。

 今年はノミネート作品が分散の傾向にあり、どういう結果になるんだろうと思っていたのだが、「ディパーテッド」が最多の4部門受賞。スコセッシ監督大健闘という感じだった。主演女優、男優、助演女優、男優賞は、綺麗に分散。みんなに分けたという感じか。でも、どの賞も予想通り。ビックリ感はなかった。個人的には、アラン・アーキンの助演男優賞がとてもうれしい。息子(アダム・アーキン)も結構好きだが、彼の若かった頃の映画「フリービーとビーン」が未だ忘れられない。

 プレゼンターもなかなか興味深かった。渡辺謙カトリーヌ・ドヌーヴが、一緒に外国語映画賞の紹介をしたり、子役のアビゲイル・ブレスリンジェイデン・クリストファー・サイアー・スミス(ウィル・スミス息子)が短編アニメ映画賞、短編実写映画賞の発表をしたり。ウィル・フェレル、ジョン・C・ライリー、ジャック・ブラック3人で、ミュージカルばりのパフォーマンス(プレゼンターなのに…)を見せてくれたり、ディカプリオアル・ゴア氏がアカデミー賞も環境保護に貢献しているとアピールしたり。
 ゴア氏(大統領選ね)も、助演女優賞のジェニファー・ハドソン(アメリカン・アイドル)も、アメリカ国民の支持No1をとれなかった人だねと、エレンに指摘されていた。確かにそうだ。だけど、フォレスト・ウィテカーが受賞スピーチで言っていたように、自分を信じてがんばれば、夢を叶えることができるというのは、まさにアメリカン・ドリームだね。ゴア氏には、今後もがんばってほしい。

 とても意外な展開もあった。長編ドキュメンタリー賞を「不都合な真実」が受賞するのはわかる。でも、歌曲賞まで取るとは… しかも、直前に歌曲賞パフォーマンスで、「ドリーム・ガールズ」勢がノミネートされた3曲を熱唱。観客のムードもドリーム・ガールズ一色だっただけに、ドキュメンタリー映画の曲が取ったことには、みんなビックリしたはず。でも、それだけメッセージ性のある曲だったのかな。早く映画を見てみたい。
 また、メキシコの映画、「パンズ・ラビリンス」も3部門受賞と大健闘。全くチェックしていなかったので、どんな映画なのか不明なのだが、受賞したことだし、話題になるかな。期待している。

 司会のエレンの、派手すぎない毒舌ぶりが良かった。スコセッシ監督に、自分の脚本を手渡してアピールしたり、クリント・イーストウッドとツーショット写真を撮ったり(しかも、スピルバーグに撮らせてた!)、会場に掃除機をかけたり… オスカー像用のだっこヒモも笑える。

 今年も楽しんだ数時間だったが、不満がある。それは、日本側のホスト。最新の映画情報に詳しいとはとても思えない3人。なぜこの人選?? あちらがCMの間、通常なら今見た映像について解説が入るところなのだが、解説できる人が誰もいない。おまけに、メインと思われる男性アイドルは、とんちんかんなことを言って、ウケを狙う。実際、スタジオでスタッフにウケているのだが、そんな内輪ウケの映像は、はっきり言って見たくない。ここは最新映画事情に詳しい映画評論家か、戸田奈津子さんでも呼ぶべきだろう。WOWOWには、ふざけるなと言いたい。

 授賞式の流れや結果、プレゼンターなども簡単にまとめてみたので、良かったら見てね。
http://www.ne.jp/asahi/mikey/showcase/mvaa2007.html

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2007年2月22日 (木)

[映] サイレント・ヒル

 下の子は、恐がりのくせに怖い映画が大好きで、この映画も公開当初からチェックを入れていた。レンタルで見つけて、ダダをこねて借りてきたのだ。テレビゲームが元になっているらしい。だが、はっきり言って、ハズレである。金返せと言いたい。

 娘シャロンが、夜な夜なうなされることを気に病むデシルバ夫妻。彼女が口にするのは決まって、「サイレントヒル」という言葉。実際にサイレントヒルという場所があることを知った母親ローズは、夫クリストファーに相談もなく、シャロンを連れてサイレントヒルへと向かう。だが、途中で警官に追われ、逃げようとして事故を起こしてしまう。気がつくと車に乗っていたハズのシャロンがいない。そして目の前にはサイレントヒルの町。ローズは娘を捜すため、サイレントヒルへ入る…

 まず、なぜ夫に黙って子供を連れてサイレントヒルへ行こうとしたのかがわからない。反対されるだろうと思ったとか言っているが、当たり前だ。さらに、警官に停められたとき、なぜ逃げたのか。最初から、訳のわからない女なのだ。

 サイレントヒルは、過去に事件があったらしい。そして、シャロンにそっくりな少女が絡んで、彼女を呼び寄せたらしいことがわかる。だが、そこへたどり着くまでに、サイレントヒルをさまようシーンが延々と続く。この辺りで、もう眠くなってしまう。長すぎ。
 魔女狩りをしていた女ボス(こいつの方がよっぽど魔女っぽい)役が、ライン・オブ・ビューティで議員の妻を演じていたので、ズッコケてしまった。後半は、この女との戦いである。女と女の戦い。最後は、あらあらという感じで、決してハッピーエンドとは言えない。

 物語の要となる少女役は、キングダム・ホスピタルにも出てきた幽霊少女。どうもそういう役がお似合いの様子。あちらもよくわからないまま終わったっけ。

 サイレントヒルでの過去の出来事が鍵だと思うのだが、どうもはっきりしない。よくわからないのだ。さらに、妻子を捜しに来た夫(ショーン・ビーン)も、あまりいいところがないまま、帰ってしまう。もうちょっとがんばってよ。ローズを追ってきた警官は、途中からローズを助ける側に回るのだが、彼女も報われない。かわいそうとしか言いようがない。何もかも中途半端なまま、怖いシーンだけが続く映画だ。もう一ひねりしてほしいし、もうちょっとストーリーを練って欲しい。いくらゲームを元にしたって、内容がなくちゃ始まらないよ。

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[ド] ライン・オブ・ビューティ

 イギリスのドラマだ。全3話のミニシリーズで、80年代のゲイのお話だ。どうやら、ブッカー賞を受賞したイギリスの小説を元にしたドラマらしい。

 保守党議員の息子トビーと友達のニック・ゲストは、彼の家に下宿することになる。トビーの妹キャットは情緒不安定で、留守中彼女の面倒をみるという名目で。ニックがゲイであることから、彼の恋人探しを手伝うキャット。そして彼はレオと出会い、深い関係になるが、すぐに破局。
 そして数年後、相変わらず下宿しているニックは、トビーの家族からすっかり信頼を得て、家族のようになっていた。雑誌の創刊や映画製作も手がけるように。そして恋人もできるが…

 アメリカで、「エンジェルス・イン・アメリカ」(同じくゲイのミニシリーズ)が話題になったが、お話的にはこちらの方がわかりやすい。単純に、ゲイの青年ニック・ゲストのお話だからだ。#1、#2は、延々とゲイの生活が描かれる。
 ニックは最初からゲイであることをカミングアウトしている。だが、世間体から、カミングアウトできない富豪の息子は、両親を納得させるため、偽装結婚までする。目の前で、恋人と他の男がSEXを始める。乱交パーティのようだ。そういうことを、何とも思っていないゲイがいる一方、ニックはそういうことが許せない。
 ゲイに理解を見せる人たちが意外と多い一方、やはりゲイ自体を毛嫌いする人たちもいる。あからさまに嫌そうな顔をするのだ。そして、エイズが問題となりはじめる。エイズ=ゲイの病気という、誤った情報が流れ、偏見に満ちた目で見られる。愛した人を失う。

 そして#3では、ついに事件が起こる。議員の汚職が発覚し、そこから不倫まで発覚し、ついでにニックの性生活まで暴かれる。キャットに裏切られたことを知る。今まで家族同然だった議員、その妻までもが、彼に冷たくあたる。当然のように、雑誌は続けられそうにない。そして彼は出ていく…

 華やかだった前半に比べ、後半はどん底まで転落。踏んだり蹴ったりというか、踏まれたり蹴られたりというか、とにかくいいことがないのだ。見終わった後、なんだったんだろう?という気持ちになった。この映画はなんだったんだろう。何が言いたかったんだろう。ニックは悪いことをしたのか? 快楽を求め続けたから罰が下ったのか? キャットはなぜニックを裏切ったのか? 今まで息子のように接していた議員と妻は、ゲイであることを知っていたハズなのに、なんでそこまで酷い扱いをできるのか? そんなスッキリしない気持ちだけが残った作品だ。

 彼らの露骨なSEX描写がかなり出てくるので、お子さまには勧めない。注意してね。

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[映] ホワイト・プリンセス

 タイトルだけ見ると、何の話かと思う。なんのことはない、アメリカ大統領の娘ということらしい。当然のことながら、こんな言い方は邦題だけで、原題は「First Daughter」である。大統領の娘役を、ケイティ・ホームズ(ドーソンズ・クリークのジョーイ・ポッター。今ではトム・クルーズ夫人の方がわかりやすいか)が演じているし、監督がフォレスト・ウィテカーということで、興味を持った。

 何不自由なく、お嬢様として育ったサマンサ。父は知事を経て大統領になり、彼女は大統領の娘となった。ある日彼女は、ホワイトハウスを出て、単身LAの大学へ通うことにする。だが、周りは厳重な護衛。自由に楽しむことなど許されず。そこで出会ったジェームズに恋をして、彼と親密になるが…

 前半は、現代版「ローマの休日」のようだ。堅苦しい警備に息が詰まりそうになり、ジェームズと共に、ちょっとした逃避行を楽しむ。初めて味わった開放感。だが、彼には秘密があった。その辺からが、ちょっとおもしろくなる。

 大統領がマイケル・キートンってのが、どうもしっくり来ない気がするが、父親としての彼の役はなかなかいい。娘といい距離を保っている、素敵なパパだ。ケイティの笑顔も、相変わらずキュートだ。それを楽しむという意味では、とてもいい映画かもしれない。だが、それ以上でも以下でもない。コメディというほど笑えないし、それほどシリアスな内容でもない。物語の掘り下げも浅いし、特にメッセージらしきものもない。キャンパスライフもあまり出てこないし、大統領の娘の日常生活も、警備が厳重ということ以外、大して描かれていない。軽い青春物という感じか。あまり期待しなければ、そこそこ楽しめるかも。

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2007年2月20日 (火)

[ド] ハイっ、こちらIT課!

 コメディUK第5弾? ある企業のIT課が舞台のシットコムだ。

 主なメンバーは、3人。IT課らしい、オタク青年モス。怠惰で無責任な男ロイ。そして、コンピュータ知識ゼロにも関わらず、なぜかやってきた新任の責任者ジェン。彼らのオフィスは、地下の掃きだめ。誰もやってこないし、誰にも気にしてもらえない。コンピュータが壊れたときだけ電話が鳴る。だが、普段怠惰な生活をしている彼ら、たまの電話の応対も怠惰だ。

 設定的にはおもしろい。IT課にパソコンオタクというのは、いかにもだ。だが、全体的に、どうも芝居臭い。わざとらしいセリフや、大げさなリアクションは、ドラマっぽさより、芝居臭さが目立つ。逆にそれがいいのか?? 笑わせ方がかなり強引な気もする。これまたドリフのノリに近い。オフィスが舞台ではあるが、子供向けのような気がする。今後に期待かな。

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[ド] リトルブリテン #8

 どうもあの下品な感じが、とっつきにくかったこのドラマだが、最終回ともなるとだいぶ慣れてきて、おもしろくなってきた。

 キャラクターの持ち味がわかってくると、オチがわかっているのに、それを楽しみにするようになる。おかしなものだ。ヴィッキー・ポラードなんて、本当に見ていて腹立たしかったのに、毎週見ていると、「おぉ、ヴィッキーね~」などと膝をたたいてしまう。
 お気に入りのキャラは、ゲイのダヴィド、エミリー・ハワード、催眠術師のケニー・クレイグ、ルーとアンディ、そしてヴィッキーだ。

 このドラマ、タイトルでもわかるが、「イギリス人」というものを分析している。「グレート・ブリテン」ならぬ、「リトル・ブリテン」というわけだ。スコットランドの天気や、理不尽に厳しい私立の学校、対照的に荒れている公立学校。低所得者向けの集合住宅。貧乏になってもプライドだけは捨てられない人たち。そんな人々を描いたドラマであると気づいた。皮肉の効いたナレーションもまた笑える。

 第2、第3シーズンもあるようなので、是非続きも見たい。

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[映] CUBE ZERO

 CUBEシリーズ第3弾にして、シリーズの原点とも言える作品だ。CUBE最大の謎に迫るこの作品は、初めて「CUBEの外から見る」ことができる。

 謎の殺人CUBEに閉じこめられる人々。それを監視する人物がいた。年長者のドッドは、事なかれ主義で、言われたとおりのことをこなす毎日。だが、新参者のウィンは、外での生活の記憶が無いばかりか、戻らない同僚がいることから、自分の仕事に疑問を抱く。ある時、CUBEの中にその同僚がいることに気づく。CUBEに閉じこめられた美女が気になって仕方ないウィンは、ついに彼女を救うべく、CUBEの中に入り込む…

 1作目以前の話ということで、CUBEの作りはややレトロ感漂う。通路に刻まれているのは数字ではなく、アルファベットだ。CUBE内での残酷な処刑法は、今までのCUBEに比べると少ない。被験者が、自分についての記憶をほぼ完全に失っているところも、これまでとは違う。

 監視している人物は、自分たちもとらわれの身であることに気づいていない。いや、気づいているのかもしれないが、意識しないようにしている。気づいた者は、次の被験者になってしまうから。
 そして、正義感に燃えたウィンは、ドッドの忠告も聞かず、CUBE内に入ってしまう。ただ、彼はCUBEの仕組みを知っている分、かなり有利だ。とはいえ、そう簡単には脱出できない。

 今までのCUBEでは、謎が多すぎて、見終わった後どうもスッキリしない感が強かったが、今回は比較的わかりやすい。1作目のCUBEへと続く終わり方だ。残酷なシーンがやや少ない分、物足りなく感じる人もいるかもしれないが、十分という気もする。少し残念に思ったのは、主人公ウィンは、チェスの達人ということなのだが、彼の特技が生かしきれていなかったところ。
 とにかく人がバンバン殺される映画なので、お子さまに勧めたいとは思わないが、下の子はキャーキャーいいながら見ていた。

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2007年2月15日 (木)

[ド] マイ・ネーム・イズ・アール#24

 毎回2話ずつ放送しているので、あっと言う間に終わってしまった「マイ・ネーム・イズ・アール」。最終回は、なんともよくできたお話。

 ダーネルに言われて、リストの1番目を償うことにしたアールたち。それは、コンビニの客から10ドルを盗んだ件。ところが、その客は、その金でクジを買うつもりが、金が無くて買えず。結局アールが買った → 10万ドル当たった ということがわかり、彼に10万ドルを返すことに…

 この10万ドルというのは、まさにこのドラマの根幹に関わる部分。この10万ドルを使って、リスト消化をしているのだ。それを、あっさりと返してしまうというのだから、アールらしい。だが、一文無しになってしまい、モーテルを追い出され、食べるものにも困ってしまう。ついにガソリンもなくなり、車も手放すことに。それでも、リスト消化を続けると言い張るアール。そして不思議なことが起こるのだ。

 思えば、アールはずいぶんといいことをしてきている。険悪だった父親との仲も、うまく行きつつあるし、悪いことはしなくなった。彼のおかげで、立ち直った人は多い。なにより、彼は10万ドルという大金を手に入れても、自分だけのために使うことをしていない。

 最後のオチがたまらない。まさに因果応報。カルマ。このドラマの最終話にふさわしいと言えよう。シーズン2が待ち遠しい。

 アールのページに、彼の悪行リストを更新しているので、興味のある方は参考にしてね。
http://www.ne.jp/asahi/mikey/showcase/earl.html

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2007年2月14日 (水)

[ド] メルローズ・プレイスの思い出

 子供の頃から見てきた海外ドラマだが、何度か波があった。最初のマイブームは、スタートレック。カーク船長の大ファンだった。次に私を魅了したのは、刑事スタスキー&ハッチ。スタさんの大ファンとなった。そして、マイアミ・バイスの後、しばらく停滞。再燃のきっかけとなったのが、ソープオペラのサンタバーバラだ。そこからは、WOWOWの海外ドラマを中心に、見まくりである。そして当時、キャッチUSAというキャッチフレーズで、連日放送されていた多くのドラマの中に、メルローズ・プレイスがある。

 ビバリーヒルズ青春白書からスピンオフされたこのドラマ、最初は青春ドラマだった。かなりのさわやか路線である。それでも、若かったこともあり、欠かさず見ていたのだが、途中からかなりの路線変更、ドロドロのソープオペラになってしまったのだ。もう目が離せない状態である。ところが、何を考えたのか、WOWOWはシーズン4まで放送したところで、急遽放送をうち切ってしまったのだ。しかも、話はとんでもない状態で、続きが見られないなんて。

 落ち込んでもいられないので、WOWOWに熱心にリクエストしたり、ニフティの海外ドラマフォーラムでリクエスト運動を呼びかけたり(ま、所詮その程度だけど)、地道にがんばっていたところ、スカパーのFOXチャンネルで放送が決定。めでたく最終話まで見ることができた。その後、他のチャンネルでも放送しているようである。

 当時、かなり入れ込んでいたこともあり、毎回あらすじを書いて、フォーラムにアップロード。全話まとまったところで、ライブラリにアップロードまでしていたのだが、当のフォーラムはインターネットに取って代わられ消滅。その当時の資料が残っていることを思い出し、HP化することにした。

 内容は、中盤の印象深いエピソード以外、ほとんど忘れていたのだが、資料を読んでいてよみがえってきた。かなりすごいドラマである。なんたって死亡者の数が半端じゃない。各キャラクターの恋愛遍歴もかなりのもの。主なメンバーは、だいたい一通りの他メンバーとつきあっている。7シーズンも続いた超人気ドラマだが、各シーズン34話ほどある点も驚きだ。(多くのドラマは22~24話程度) エピソードはかなり突飛で、みんなだいたい人格が途中で変わっている。そして、善人はロクなことがない。まさにソープ、これぞソープ。

 このドラマの後、あまりパッとしない役者さんもいるが、マーシア・クロスとダグ・サヴァントは「デスパレートな妻たち」(ブリー・バンデカンプ、トム・スカーボ)、クリスティン・デイヴィスは「セックス・アンド・ザ・シティ」(シャーロット・ヨーク)と、その後も活躍している人もいる。もちろん、アマンダ役ヘザー・ロックリアも健在だ。

 そういえば見ていたな~、とか、今もまだ見ているという人、良かったら見に来てね。
http://www.ne.jp/asahi/mikey/showcase/melrose.html

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2007年2月 7日 (水)

[映] スタンドアップ

 とても重い作品だ。原題は「North Country」。邦題の方がしっくりくるんじゃないかと思っていたが、最後まで見ると、このタイトルの奥深さがよくわかる。シャーリズ・セロンが、セクハラ集団訴訟を起こした実在の女性を熱演している。

 80年代のアメリカ。子供を連れ、暴力夫から逃げ出した女性ジョージー。彼女は実家に転がり込むが、出戻り娘に対して父親はいい顔をしない。鉱山でも女性を雇うようになり、他の仕事よりも給料が良いと知り、彼女は鉱山で働くことにする。だが、女性の参入を快く思わない男性たちによるセクハラが日常的に行われていた。彼らの行為に疑問を持ったジョージーは、やめてくれるよう働きかけるが…

 まず彼女の生い立ちが悲しい。かなりの美貌の持ち主、もっと違う人生もあったハズだ。だが、高校生の時に妊娠してしまう。相手が誰なのかわからない → 誰とでも寝る娘と思いこみ、世間体もあり、娘に冷たく当たる父。彼もまた、鉱山で働いているのだが、娘が受けるセクハラを、見て見ぬふりする。
 大多数が男性で、そもそも男ばかりの職場。女に仕事を奪われると思っている男たち。さらに、ジョージーの元彼までセクハラに加わる。仲間であるハズの女性陣は、仕事を失いたくないために、我慢している。

 これはいじめだ。誰も助けてくれない。誰も話を聞いてくれない。こんなにつらいことはないだろう。だが、子供たちを養い、家のローンを払うために、この仕事は必要なのだ。そしてついに、彼女は訴訟に踏み切る。
 ここからは本当に感動的だ。まず弁護を引き受けてくれる弁護士。彼の存在は大きい。そして彼女の味方になってくれた父。共に訴訟に臨んでくれた同僚。今まで反発していたが、真相を知って母親を気遣うようになってくれた息子。彼女の強い意志は、少しずつ周りに拡がり、正義の連鎖を生む。

 ジョージーを演ずるシャーリズ・セロンの熱演は言うまでもないが、脇を固める俳優陣もすばらしい。いつでも娘を暖かく見守る母役はシシー・スペイセク。彼女を鉱山の仕事へ誘い、自らは難病で自由がきかなくなっても彼女の味方をしてくれた友人グローリー役は、フランシス・マクドーマンド。彼女を支える優しい夫役は、ショーン・ビーン。そして、この大きな波のきっかけとなってくれた弁護士役はウディ・ハレルソン。
 声を上げた女性の物語だが、彼女を支えた男性もすばらしかった。特に、ショーン・ビーンとウディ・ハレルソンの役がいい。母親を憎むというジョージーの息子に、カイルが優しく問いかけるシーンは感動的だ。

 R-15指定なので、15才以下は鑑賞不可である。確かに、かなり卑猥な表現が出てくるし、レイプシーンなどもある。だが、セクハラ(いじめだ!)に立ち向かった女性の物語だ。いじめに悩む子供たちにも見てほしいと思う。
http://www.ne.jp/asahi/mikey/showcase/mv.htm

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2007年2月 6日 (火)

ジーン・シモンズのロック・スクール

 KISSのジーン・シモンズが、イギリスの名門校の生徒にロックを教えて、バンドを作り、ステージに立たせるという企画らしい。映画「スクール・オブ・ロック」そのまんまという感じだ。春から放送開始ということで、#1だけ先行放送。

 イギリスの名門校というところがポイントだろう。普通の中学だったら、みんな大喜びのハズだ。だが、規律の厳しい学校で、「ロックを聴かない少年少女」ばかりを集めて、バンドを作るというのがおもしろい。教頭先生が授業内容を見て、目が点になっていた。想像とだいぶ違ったらしい。

 集められた子供たちは、クラシックの基礎がある。ピアノが弾ける、バイオリンが弾ける、すばらしい歌声などなど、それぞれ才能ある子供たちだ。ギターやキーボードもお手の物かと思いきや、意外とそう簡単ではないらしい。ジーン曰く、「ロックは上手である必要はなく、リズムが重要で、ノリが大切なんだ」とのこと。そして#1で彼が選んだボーカルは、みんなが一番歌が下手だと思っている少年。他の子たちは納得行かない様子だが、本人はやる気満々だ。どうやら、彼の個性的な歌い方にピンと来たらしい。

 こんな彼らが、ジーンに反発しつつ、ロックを学ぶ姿に興味津々。どんなステージを見せてくれるのか、今から楽しみだ。

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リップクリーム

 つくばに行った際、国際会議場近くのドラッグストアに入った。鼻炎の下の子のために、ティッシュを箱ごと買おうと思ったのだ。レジに並んでいる時に、小さな容器に入ったリップクリームが目に入った。なんだかすごく良さそうなことが書いてある。だが、7gで714円と少々高い。しばし迷ったのだが、旅先で懐がゆるんだのか(って金額でもないが)、買ってみた。

Lipcream 下の子は肌が弱い。冬場は乾燥で唇が荒れてしまい、いつもどこかしらが切れて血を流している。だから、冬場はニッコリ笑えない。笑うとピッと切れてしまう。唇を気にしながらの笑顔なのだ。リップクリームを塗っていてもあまり効果がない。

 買ったリップをさっそく使ってみた。指で取って唇に塗ってみる。赤ちゃんのほっぺにもいいなどと書いてあるので、ついでに、かみすぎてガサガサになっている鼻の周りにも塗ってみた。
「いや~ん、同じ指で塗らないで~」などと言うのだが、
「鼻に塗った指で唇に塗るよりいいでしょっ」と説得。そういう問題ではないか。

 まぁ、半信半疑である。リップをホテルの部屋に置いてきてしまったこともあり、なんでも良かったというのもある。とりあえず塗ってみたのだが、これがすごい。効果てきめん。切れていた唇が、見る見る治ったのだ。そして数日つけていたら、つるつるの唇になった。毎年冬場に苦労していたのが、嘘のようだ。鼻の周りも良くなっている。ついでに使っていた私の方も、しっとり感がいつまでも続き、とても良い状態に。

Lipcream2 帰宅してから、こんなに良いものなら、もっと買ってくれば良かったなぁと少々後悔。ところが、静岡のドラッグストアでも同じものを発見。パッケージは少々違う気がするが、中身は全く同じ物だ。どこでも売っているのね… と思いつつ、(まだ残っているにもかかわらず)また買ってしまった。これでしばらくは大丈夫。

 その後、朝晩と帰宅後に自分で塗るよう言ったところ、下の子の口周りは、だいぶ綺麗になった。さらに、指先も荒れていたのだが、指でリップを塗っていたせいか、指先の方も回復しているという。まさに一石二鳥!? 唇の荒れにお困りの方、是非おためしあれ。

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2007年2月 4日 (日)

藤岡ロボコン2007

 つくば遠征(??)から一週間、今度は藤岡ロボコンへの出場となった。全国大会に出た彼らのロボット2台を、それぞれ少々改造し、2チームとして出場することに。

 去年のこの大会では、あまりの酷いロボットに絶句したが(だって、全く点が取れないのだもの)、今年は多少マシになっていた。そして、予選を勝ち抜き、準決勝まで進出。もう片方のチームも残っている。そして臨んだ準決勝。接戦ながら、着実に点を取っていたハズだった。ところが、試合終了間際に、まさかのタワー倒壊。最後の悪あがきで、タワーのアイテムを下に振り落とそうとしたところ、失敗してタワーを倒してしまったらしい。結局彼らは3位。後で聞いたら、そんなことしなくても、点数では勝っていたらしい。余計なことをして負けてしまったのだ。最後の表彰式では、「最後までどんなことがあるかわからない見本」として紹介されてしまった(-_-;)。

 その後、もう片方のチームは、見事優勝。商品は何もないけれど、トロフィーをもらって、とてもうれしそう。彼らも3位だけれど、あまり気にしていない様子。なによりこの大会、中学生が、自分たちで試行錯誤して作ったロボットということがよくわかるだけに、どの試合もいい勝負だった。いろいろな工夫も見られた。前述の中学生ロボコンでは、一部の出場校に大人の知恵が入っているような気がしてならず、納得がいかなかった。
 大人が手助けするのは簡単だ。その方がうまくいくだろうし、なんたって話が早いだろう。だが、それはやってはいけないことだと思う。特に先生は。生徒が、自分で試行錯誤することにこそ、意義があるハズだ。たとえ得点には結びつかなくても、自分たちで考えてこそ、成長がある。今回は、きっとそう考えているに違いない先生たちが主催しているせいか、有意義な試合だった。表彰式での「ものづくりは、とても良い勉強だ」という静大の先生の言葉も印象的だった。

 ちょっとだけ残念だったのは、先日の全国大会での様子を、紹介してもらえなかったこと。彼らの先生は、映像(?)を見せるべく準備していたらしいのだが、パソコンの不調(?)だかで、ナシに。たぶん、彼らが全国大会へ行ったことを、あの会場にいた人たちは知らないだろう。みんなも、ちょっとがんばれば全国大会も夢じゃないという、良い励みになっただろうに。

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2007年2月 3日 (土)

[映] リトル・ショップ・オブ・ホラーズ

 1月2月のWOWOWの映画ラインナップは、どうもパッとしない。話題作の放送がほとんどないのだ。映画好きの我が家では、なんとなく物足りなさを感じつつ、新聞のテレビ欄を眺めていて見つけたこの映画。何度か見たことがあるのだが、また見てしまった。苦手なミュージカルにも関わらず、曲も含めて気に入っている、数少ない映画の1つである。

 貧困街のさえないフラワーショップに勤務するシーモア。同じく店員をしている可憐な美女オードリーに密かに恋いこがれているが、彼女には恋人がいた。店にお客はほとんどない。ある日、オードリーの提案で、シーモアが育てている不思議な植物オードリー2を窓辺に飾ってみることに。するとその途端、お客がゾクゾクとやってくるように。店は繁盛し始めるが、オードリー2の元気がなくなってしまう。困ったシーモアが、偶然彼の血を飲ませると、途端に元気になったオードリー2。めきめきと成長する。そして店はますます繁盛するが…

 ミュージカルコメディだが、内容はかなりブラックだ。なんたって、花が人を食ってしまうのだから。いくら悪人だからといって、殺していい理由にはならない。倫理的には少々問題あるとは思うのだが、なんと言ってもコメディだ。その辺はちょっと置いておこう。

 この映画のおもしろさは、ストーリーもさることながら、曲にあると思う。なんとも楽しい曲ばかりなのだが、内容はなかなかすごい。暴力恋人(スティーブ・マーティン)は、「自分は暴力的でサドだから歯医者に向いている」と歌う。華奢で、か細いオードリーは、話し方は頼りなさそうだが、歌うと別人のようだ。彼女は、舞台版でもオードリー役をしていた人らしい。

 出演者もおもしろい。シーモア役はリック・モラニス、暴力恋人オリンがスティーブ・マーティン、その患者の1人でマゾの男性役がビル・マーレイ、ラジオDJ役に今は亡きジョン・キャンディ、チョイ役だが、ジェイムズ・ベルーシも出ている。また、監督のフランク・オズもカメオ出演している。

 どうやら、オリジナルのエンディングは違っていたらしい。(シーモアもオードリーも食われてしまう?) でもこのエンディングの方が、ホラー映画っぽい終わり方だ。60年にも映画化されているが、こちらはどうだったのだろう? ちょっと気になった。そちらには、ジャック・ニコルソンが出演しているらしい。主役のシーモアの姓は、本作ではクレルボーンだが、前作ではクレルボイン(と読むのだろうか)となっていて、その辺の違いにどういう意味があるのか、ちと気になった。ちなみに、このクレルボインという名は、「マルコム in the middle」の天才児クラスの名前に使われている。

 しばらくは "Suddenly, Seymour"が頭から離れそうにない…

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[ド] ブルース一家は大暴走!

 FOXに完全にやられた。番組表にもロクに紹介されていなかったし、聞き覚えのないタイトル。ドラマはいつも録画してから見るので、CMは飛ばしてしまい、流れる番宣を見ることもない。そのため、1月早々にこっそり始まっていたこのドラマに、全く気づかなかったのだ。たまたまFOXのドラマを見ていて、飛ばしたCMの最後の方にチラッと放送していた番宣CM。このCMの「音楽」が耳に入って気づいた。そう、これは、あの「Arrested Development」だったのだ。でも気づいた時には、第1話の放送は終わっていた…

 というワケで、1話の内容はよくわからないが、どうやら「元」富豪一家の物語らしい。だが、冒頭で家長が逮捕され、刑務所へ。今まで人の金をアテにして怠惰な暮らしをしていた一家が、金に困って… ということのようだ。

 登場人物は、ざっとこんな感じ。
ジョージ・ブルース・シニア: 家長。現在刑務所の中。だが、なんだか気楽な生活。
ルシール: ジョージの妻。こんな状態でも贅沢三昧。
ジョージ(通称ジョブ): ブルース家長男。自称マジシャンだが、なんだか怪しげ。
マルタ: ジョブの恋人。メキシコ(?)のソープ女優。
マイケル: ブルース家次男。父の代わりに会社を切り盛りしており、この物語の中心人物。だが、なんだか頼りない。
ジョージ・マイケル: マイケルの息子。名前だけで笑える。おっとりした性格の高校生。従姉妹のメイビーにお熱。
リンジー: ブルース家長女。超自己中でわがままな女。働く気も全く無し。「アリー・マクビール」のポーシャ・デ・ロッシが演じている。
トバイアス: リンジーの夫。自称俳優。だが、演技の経験はナシ。
メイビー: リンジーとトバイアスの娘。かなりのちゃっかり者。
バイロン(通称バスター): ブルース家三男。大学院生。マザコン。

 ドキュメンタリー風の作りで、一家の日常をカメラが追っている風である。シニアとルシールは別の家に住んでいるようだが、そのほかマルタ以外の全員が、マイケルの家(?)に居候状態だ。みんな自分勝手で、わがまま放題。1人振り回されている感じのマイケルの毎日が描かれている。

 ナレーターはロン・ハワード。さらに、ルシールの旧友役でライザ・ミネリが出演していて、ビックリした。めまいが持病の、かなりドジなおばさん役だ。さらに、今後もエド・ベグリー・ジュニアシャーリズ・セロンベン・スティラーなどがゲスト出演するらしいので楽しみだ。

 IMDBの投票では10点満点中9.7を取っている。こんな高得点の番組は初めて見た。エミー賞でも話題だったし、とても気になっていたドラマだ。それなのに、この扱い。危うく見逃すところだった。邦題も酷いが、もう少し宣伝してくれれば… そもそもなぜドラマを録画してから見るのかと言えば、番組中、あまりに頻繁にCMが入り、時間がもったいないからだ。結局そうやって見るのだから、間にあんなにたくさんCMを入れても意味がないということに、どうして気づかないのか。再放送に期待しているよ > FOXさん

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