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2007年3月30日 (金)

[映] スナッチ

 WOWOWで夜中に放送していたのだが、出演者が結構豪華だったので、ちょっと録画してみた。これ、なかなかおもしろい。

 フランキーは、アントワープで宝石強盗をして、大粒のダイヤを盗み出すことに成功。ロンドンからボスに連絡。アメリカにいるボス、アビーは大喜び。だが、フランキーはギャンブル好きで、ボクシング賭博に出かけたところを別の強盗に襲われ…
 一方、裏ボクシングのプロモーターをしているターキッシュとトミー。新しいトレーラーを手に入れようと、キャンプ場のトレーラー暮らしをしているミッキー(通称パイキー)のところへ行くが、金をだまし取られたばかりか、ボクサーのジョージまでぶちのめされてしまう。やむなく、ジョージの代わりにミッキーをリングに立たせることにするが…

 前半、しっかり見ていないと、誰が誰なのかよくわからなくなってしまうので要注意。だが、そこをしっかり押さえてさえおけば、後半は実におもしろい。いろいろな個性的な登場人物が大粒ダイヤを狙うのだが、彼らの絡みが絶妙なのだ。そしてオチも気が利いている。

 人がバンバン殺されるのに、どこかコミカルだ。おそらく主役はターキッシュ役のジェーソン・ステーサム(「トランスポーター」の彼ね)。だが、ブラピ演ずるミッキーは、かなりのくせ者だ。この映画の要だろう。彼の奇妙な訛りには笑える。また、「弾丸をくぐる男」ボリス・ザ・ブレイドや、ユダヤ人でもないのに、ユダヤ人になりきっている宝石の裏取引屋ダグ・ザ・ヘッド、弾丸を歯で受けたというブレット・トゥース・トニー、残忍非道の裏ボクシングの元締めブリック・トップ、この物語のきっかけとなった宝石泥棒のフランキー・フォー・フィンガーなど、見ていて本当に楽しい。

 さらに忘れてはならないのが、。ポイントである。

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2007年3月29日 (木)

オルゾ

 久々に美容院へ行った。そこではいつも、飲み物をサービスしてくれる。最初はコーヒーと紅茶くらいだったのだが、行くたびに種類が増え、ウーロン茶だのココアだのまで用意してくれる。最近、カフェイン系を飲むと体調悪くなるので、ノンカフェインのものがいいなと言ってみた。そしたら店長、待ってましたとばかりに、シャンプーもしないでパンフレットを持ってきた。初めて聞く飲み物、その名も「オルゾ(ORZO)」。

 どうやらイタリア産らしい。オルゾというのは大麦のことで、言ってみれば麦茶のようなものらしい。さっそくホットで入れてくれた。見たところ、コーヒーのようだ。香ばしい香りもいい。おそるおそる飲んでみると、味は麦茶に近い。だがもっと濃い。コーヒーのような強い苦みはないし、飲みやすい。なんたってノンカフェインなのがうれしい。ハチミツ入れたり、ミルク入れたりしても美味しそう。アイスで飲んでも良さそうだ。ティーバッグ10袋入りを500円で売っているというので、とりあえず買ってみた。まさか美容院でお茶を買うことになるとは。

 さっそく気になってインターネットで調べてみると、いろいろ出てきた。食物繊維が多いとか、ミネラルが多いとか、体によさそうなことがいろいろ書いてある。だがどうやら、「あるある」で紹介され、ちょっと話題になったらしい。今となっては、そう聞くとちょっと怪しい気もするが(^o^;、とりあえず買った分くらいは飲んでみよう。

 ネット販売しているようで、私が買ったのと同じ物も売っていた。顆粒状のものもあるようで、それはコーヒーのようにドリップして飲んだり、ケーキやパンにそのまま混ぜて焼いたりもできるらしい。それもまた興味深い。どんな味になるんだか。もうちょっと安ければ、たくさん買うんだけどね。

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[映] ルワンダ/流血の4月

 ホテル・ルワンダと同じく、94年のルワンダ大量虐殺事件を扱った作品。こちらはTVムービーだ。ツチ族とフツ族が争うようになったいきさつを、冒頭で少々説明しているので、予備知識がなくても理解できる。

 2004年ルワンダ。学校で子供たちに、94年に起こった大量虐殺について教える男オーガスタン。元軍人の彼は、戦犯として裁判にかけられている弟オノレに、なかなか会う決心がつかない。そして、やっと会った弟から、妻や子供たちの最期について聞かされるのだった…

 悲惨な物語だ。オーガスタンはフツ族で、軍人であるが、妻がツチ族であるため、彼女の身を案じ、弟オノレに逃がしてくれるよう頼み込む。オノレはラジオ局のDJで、民兵をあおる放送をしていた。フツ族過激派(?)でそれなりの位置にいたようだ。彼なら顔が利くと思ったのだろう。だが、うまくいかなかった。

 家族がバラバラになり、それぞれ悲惨な最期をとげる。オーガスタンだけは、なんとかホテル・ミル・コリン(ホテル・ルワンダの舞台だね)に逃げ込み、生き延びる。だが、家族を救えなかったこと、自分が何もできなかったこと、そして、弟が虐殺に荷担していたことで、悩み続ける。

 ホテル・ルワンダが、家族を守り抜き、他の人々も助けることに成功した男の物語であるのに対し、こちらは全てを失った男の物語だ。ルワンダでは、多くの人がこういう経験をしたに違いない。
 だが、悲劇だけを描いて終わるわけではない。生き残った人たちは、裁判で証言をする。戦犯を裁く。新しい命も生まれる。悲しんでばかりはいられない。悲劇を伝える。二度とこういうことが起こらないように。

 アメリカ側で、助けてあげたいのに政府の方針として助けることができないと、葛藤する女性として、デブラ・ウィンガーが出演している。

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2007年3月27日 (火)

[映] ホテル・ルワンダ

 1994年にルワンダで起きた大量虐殺事件の映画。実話だ。

 ツチ族とフツ族の争いが激化するルワンダ。大統領の暗殺をきっかけに、フツ族がツチ族の虐殺を始めた。ホテル・ミル・コリンの支配人ポールは、家族をホテルにかくまうことに。国連平和維持軍によって警備されているからだ。やがて、親を失った孤児たちも連れられてくる。ポールは、彼らを守るため、命がけで奔走する…

 このホテル、四つ星ホテルとあって、品格を重んじている。そのため、外国からの客も多い。ポールには白人の友達もたくさんいるし、高官にも知り合いがいる。民族紛争は以前からあったが、何かの時は、助けてもらうつもりだった。ところが、である。

 国連軍は、あまりアテにならない。フツ族の民兵の方が数が多い。さらに、中立の立場なので、介入できないと言い出す。そして、やっと来たと思った助けは、外国人限定。白人たちは、どんどん帰っていく。ジャーナリストも去っていく。でも助けは来ない。
 政府軍は、どっちの味方かよくわからない。将軍は賄賂で動く人間だ。物があるうちは、ポールの味方になってくれるが、それもなくなってくると知ると、急に冷たくなる。

 自分はフツ族だが、妻はツチ族。フツ族民兵のねらいは、ツチ族だけでなく、穏健派フツ族も含まれる。言うことを聞かないやつは、みんなターゲットなのだ。だが、今まで近所で一緒に暮らしてきた仲間に、ツチもフツもないのでは?
 何度も死の危機に見舞われる。隣人もどんどん殺される。ポールは、自分の家族だけでなく、隣人の命も救う。そして、私財をなげうってまで、ホテルに集まってきた人々を守る。

 ルワンダのこの争い、ずいぶんと根深いようだ。その辺の詳しいところは、TVムービーの「ルワンダ/流血の4月」で説明されているので、続けて見るとわかりやすいと思う。2本連続で見たら、夜うなされてしまった。
 だが、そもそも平和に暮らしていた彼らを対立させたのは、どうやら植民地支配してきたドイツやベルギーらしい。少数民族のツチ族に、フツ族を統治させたことが原因らしいのだ。彼らの責任は重いと感じる。

 この映画で、主演のドン・チードル、助演のソフィー・オコネドーはアカデミー賞にノミネートされた。それにふさわしい映画と言える。

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2007年3月26日 (月)

[映] レジェンド・オブ・ゾロ

 マスク・オブ・ゾロの続編。前回に引き続き、アントニオ・バンデラスが2代目ゾロだ。初代の娘エレナとの間に、息子ホアキンがいる。

 1850年カリフォルニア開拓地。エレナに懇願され、ゾロを引退することにしたアレハンドロ。だが、カリフォルニアのアメリカ合衆国加盟を巡って、反対派の嫌がらせが続いていたため、復帰することに。だがそのことで夫婦げんかになってしまい、エレナは家出。そして突然届いた離婚手続きの書類…

 ちょっとした夫婦喧嘩なのに、なんで突然離婚?? と思ったら、ちゃんと理由があった。離婚後すぐに、エレナが富豪とつきあっていると知ったアレハンドロは、なんとか邪魔をしようと躍起になる。この辺はコミカルな部分だ。

 この映画の見所は、なんと言ってもアクションにあると思うが、今回は家族そろっての戦闘。中でも、息子ホアキンの活躍が頼もしい。ゾロに憧れている彼は、なかなかすばしっこく、機転も利く。さすがアレハンドロとエレナの息子という感じ。ホアキン役のアドリアン・アロンソくんは、この映画のために英語のレッスンを受けたらしい。おちゃめだし、この先が楽しみな子役だ。

 お話もわかりやすく、家族で楽しめる作品だ。ちょっと頼りないパパに対して、しっかり者のママという設定もおもしろい。 

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[映] 16ブロック

 以前映画館で宣伝を見て、見たいと思っていた作品。ブルース・ウィリスが、ただのマッチョな警官ではなく、中年の、閑職に回されたアル中刑事というところがおもしろい。

 定時に帰る毎日の刑事ジャック。仕事中でもこっそり酒を飲む日々。そんなある日、裁判所までの証人護送を命令される。夜勤明けで、勤務時間を過ぎていた彼は、しぶしぶ引き受ける。たった16ブロック。簡単な仕事のハズだった…

 警官が自分たちに不利な証言をする証人の命を狙うというのは、ありがちな話だ。捜査するのは自分たちだし、うまくやれば絶対にバレない。
 一方、ジャックは、酒におぼれる日々である。いつもどうでもいい仕事ばかりが回ってくる。本人も特に気にしていない。仕事に対する熱意はとうの昔に失っている。

 だが、証人エディの命が狙われていると知った瞬間、ジャックの体は反射的に動く。かつてのカンは失われてなかった。そこからは、かつての同僚たちとの戦いが始まる。彼の機転で、危機を切り抜ける。エディとの妙な友情もいい。

 エディのキャラクターもおもしろい。おしゃべりで、ジャックとしてはうっとうしい相手だ。だが、前科こそあるものの、悪人ではない。実際、ジャックを救ってくれたりもする。最後も気が利いている。彼の存在がこの映画の鍵である。

 ジャックの過去や、アクション、エディとのチームワークなど、全体としてとても楽しめる内容だ。ただ、1つ疑問に思ったのは、もう少しうまい方法はなかったのかということ。いくら同僚がみな敵に回ってしまったとは言え、エディに証言させたい人物、つまり検事側に味方もいるはず。もう少し協力を得ることはできなかったのか。

 DVDには、もう一つのエンディングも収録されているが、こちらは今ひとつ納得がいかない終わり方だ。劇場公開されたエンディングの方が絶対にいい。

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2007年3月25日 (日)

[映] エイプリルの七面鳥

 ケイティ・ホームズ(ドーソンズ・クリークのジョーイ・ポッターでお馴染み。今ではトム・クルーズ夫人でお馴染み)主演ということで、とりあえず見てみようと思った作品。あまり期待していなかったのだが、なかなかおもしろい。感謝祭の家族の物語だ。

 NYの安アパートに恋人と暮らすエイプリル。感謝祭の日の朝、彼女は慣れない手つきで七面鳥料理を始める。実家から家族がやってくるのだ…

 感謝祭といえば、実家に家族が集まる光景が浮かぶが、これは違う。家族が、娘のところへ来る。しかも初めてらしい。母親はどうやらガンで闘病中らしい。エイプリルは問題児で、保守的な家族からは疎まれていたらしいことが、家族の会話からわかる。変な格好で家に来られては困る → 家族の方がエイプリルのところへ行く、ということらしい。

 エイプリルとしても、母と過ごす最後の感謝祭かもしれないと言う思いで、必死で料理する。だが、なにせ慣れないこと、そう簡単にはいかない。しょっぱなからオーブンが壊れていることに気づく。

 この映画のすばらしいところは、おそらく今まで自分勝手に生きてきたエイプリルが、家族のためにがんばって料理を作るということ。さらに、自分1人ではムリとわかって、周りの人に協力を求めるところ。なんだか、「ナイトミュージアム」と共通のテーマが見えてきた。

 やっとアパートの前にたどり着いた家族は、そのあまりの酷い様子に愕然とし、立ち去ってしまう。だがその後が感動的だ。まさに感謝祭ならではという感じ。すばらしいごちそうでなくてもいい。大切なのはもてなす心。気持ちなのだ。

 エイプリルのパパ役でオリバー・プラット(HUFFのラッセル)、アパートの住人役でショーン・ヘイズが出ている。また、母役パトリシア・クラークソンは、この映画で助演女優賞にノミネートされた。そんな作品を、深夜に放送してしまうWOWOWってどうよ。

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[ド] 追憶の街/エンパイア・フォールズ

 ミニシリーズになるのだろうか。1話2時間の2話構成で、1話は4章から成っている。ピューリッツアー賞を受賞した小説のドラマ化らしい。

 かつては栄えていたが、今はすっかり寂れてしまった街エンパイア・フォールズ。レストランを営むマイルスは、妻ジャニーンと離婚調停中。そして、面倒ばかり起こしている父、思春期の娘。レストランのオーナー、フランシーン・ホワイティングは、街の支配者。彼女の支配から逃れることができず、長年もがいてきたマイルスは、若くして亡くなった母と、CB・ホワイティングの関係に、今更のように気づく…

 マイルス役はエド・ハリス。彼の困った父親役をポール・ニューマンが演じている。恩年80才。(今は82才かな) マイルスの元妻役は、ヘレン・ハント。ちょっとぶっとび系のお母さん役だ。マイルスの母(回想シーン)役にロビン・ライト・ペン。どこか悲しげな彼女の表情が印象的。CB役がフィリップ・シーモア・ハフマン。マイルスの年の離れた弟役がアイダン・クイン。マイルスの幼なじみで警官役は、ウィリアム・フィクトナー(インベイジョンの保安官アンダーレイ)。そして、町を牛耳るフランシーン役は、ポール・ニューマンの妻でもあるジョアン・ウッドワード。そうそうたる顔ぶれだ。

 ゆったりとした雰囲気の中に、この街の雰囲気がよく現れている。田舎町だが、決して平和とばかりは言えない。はじめから存在する格差。街の支配者である ホワイティング家に逆らうことはできないのだ。田舎町の闇の部分を見せてくれる。
 母は死の床でマイルスに「大学を卒業して、町を出なさい」と言い残す。 その真意を、今頃になって実感するマイルス。当時は理解できなかった母やCB、フランシーンの言葉、行動が、今頃になってわかるのだ。その真意、裏の意味までも。

 オチもなかなかおもしろい。全部見るとかなり長いが、じっくりと見て欲しい。

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[映] シリアナ

 去年のアカデミー賞で、ジョージ・クルーニーが助演男優賞を受賞した作品だ。見るのをとても楽しみにしていたのだが、内容はかなり難しく、ぼんやりと見ていたら、訳がわからないまま終わってしまったので、もう一度見てしまった。石油利権がらみで、複数の話が複雑に絡み合う。

 中東で諜報活動をしていたCIA工作員ボブ。彼は、中東の某国の王子暗殺指令を受ける。そのころ、王子と親しくなったエネルギー・アナリストのブライアンは、王子のアドバイザーに。国を建て直すために、ある助言をする。一方、石油関連企業コネックスとキリーンの合併話が進むが、キリーンは不正を調査されていた。コネックスで働いていた作業員は、社の方針変更で解雇されてしまう。仕事を失った青年は、やがて過激な思想をもつ組織へと傾倒していく…

 話はかなり複雑だ。しっかり見ていないと、訳がわからなくなる。中東の某国は、石油が枯渇しつつあり、今後どう立て直すかを真剣に考えなくてはならない状態だ。王子は二人おり、国の将来を真剣に考えている兄に対して、アメリカのいいなりになることで王位を狙う弟は、自分勝手でしたたかだ。当然、アメリカは弟を王位につけようと画策し、兄の暗殺を計画する。

 アメリカが中東の国を利用している構図が見える。上層部が私欲のために動く。ジョージー・クルーニー演ずるCIA諜報員は、その駒にすぎず、利用されて捨てられる。

 この映画に正義はない。あるのはリアリティ。最後は、まさにアメリカの意のままに終わる。だが、これで最後のハズはない。映画はここで終わりでも、このまま終わるはずはない。必ずツケがくるはずだ。そう、アメリカがテロのターゲットとなった過程を描いているのだ。

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2007年3月24日 (土)

[映] ハッピーフィート

 アニメで、ミュージカル、しかもペンギンが歌うと聞いて、なんだかなーと引いてしまったのだが、見て良かったと思う。今年映画館で見た2作目。午前にナイトミュージアムを見て、午後にこれを見たのだが、期待していなかった分、こちらの方が満足度は高い。

 南極の皇帝ペンギンたち。彼らは美しい歌「心の歌」を歌うことで伴侶を見つけ、子孫を残す。だが、マンブルにはそれができなかった。代わりに、彼にはタップダンスという特技があったが、誰もそれを認めてくれない。すっかり変わり者扱いされてしまったマンブルは、魚不足の理由を調べる旅に出る…

 歌が全てという皇帝ペンギン界で、歌えないというのは一見致命的のように見える。だが、群れからちょっとはずれて、違うペンギンの中に入ったマンブルは、全く違う価値観の世界が存在することに気づく。彼にはすばらしい才能がある。その才能が認められる世界もあるのだ。…とここまでだけでも、十分素敵な映画になったに違いない。だがこの映画にはまだ先がある。もっと重要なメッセージがあるのだ。

 なんと言っても、歌と踊りがすばらしい。吹き替え版で見たので、歌まで日本語になっていたらイヤだなと思っていたのだが、歌の部分は字幕だったので、ホッとした。
 そして、声を担当しているのも、名優揃いだ。マンブルがイライジャ・ウッド。彼のママ役がニコール・キッドマン、パパ役がヒュー・ジャックマン。マンブルあこがれの美女グロリア役がブリタニー・マーフィー。みんな自分で歌っているらしい。また、ロビン・ウィリアムス、アンソニー・ラパグリアも声を担当している。

 実写部分もある。人間が出てくるシーンは、それまでのアニメーション部分と質感がほぼ同じで、ほとんど区別がつかない。下の子は人もアニメーションだと思っていたらしい。アニメーションのレベルの高さもピカイチだ。
 ただ1つ、ちょっと気になったのは、主役のマンブルだけ、最後まで産毛が生えた「子供」の姿だったこと。同級生たちはとっくに成長していたのに、なぜマンブルだけ? と思ったが、他のペンギンと区別がつかないからか?

 この映画には、先日亡くなったスティーブ・アーウィン(オーストラリアの動物ナチュラリスト)も声で参加しており、そのためこの映画は彼に捧げられている。彼もこの映画のデキには満足していることだろう。

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[映] ナイトミュージアム

 テレビでもかなり宣伝しているので、「夜の博物館で、展示物が動き出すお話」というのはよくわかっていた。これだけ宣伝で見てしまうと、映画館に行って楽しめるか、正直言って不安だったのだが、心配無用。それに、思っていたより、深い映画だ。今年初めて映画館で見た作品でもある。

 ラリーはバツイチで、定職を持たない男。博物館での仕事を見つけ、面接へ。だが行ってみると、仕事は夜警。しかも1人。そして夜になると、博物館の展示物は勝手に動き出すことを知り、パニック状態に。だが次第に彼らを扱うコツがわかってきて…

 博物館の展示物が動きだす話と行ってしまえばそれまでだが、この映画のポイントはそこではない。何事も長続きしない男が、息子のために、1つの(かなり困難な)仕事をがんばり続けるというお話だ。自分には手に負えそうにないと諦めそうになるが、解決策を見つけるために勉強する。1人ではムリなことは、協力を求める。最後は、チームワークの勝利という感じだ。そんな姿を見て、息子は父親を誇らしく思う。

 ラリー・デイリー(ってなんだかふざけた名前だ)役はベン・スティラーだが、脇も名優が固めている。ルーズベルト大統領の蝋人形役はロビン・ウィリアムス。元警備員の3人組はディック・バンダイク、ミッキー・ルーニー、ビル・コッブス。オーウェン・ウィルソンも出てる。
 また、テレビ勢も結構出演している。博物館の館長役が、「The Office」のリッキー・ジャーヴェイス。博物館のスタッフ役でカーラ・グギーノ(スピン・シティのアシュレー、スパイキッズのママ)。ラリーの妻役はキム・レイバー(サードウォッチのキム、24のオードリー)。
 さらに、ちょっとおもしろいのは、タクシー・ドライバー役で、エディ・マーフィーのお兄さんが出演していること。そっくりなので、エディ・マーフィーかと思った(^o^;。

 ちょっと残念だったのは、吹き替えで見たこと。十分楽しめたが、できれば字幕で見たかった。下の子と見に行ったので、その方が良かったのかもしれないが、時間的に選択の余地がなかったというのが悔しい。

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2007年3月18日 (日)

[映] ダーク・ウォーター

 鈴木光司原作で、邦画「仄暗い水の底から」のリメイクらしい。そういう雰囲気の映画だ。

 離婚調停中のダリアは、愛娘セシリアと共に郊外の古びたアパートへ引っ越すことに。だが、引っ越して早々、寝室の天井から水漏れ。管理人に言うが、なかなか修理してもらえず。上の階を見に行くと、空き室になっていて、子供のイタズラか、水が出しっぱなしで部屋は水浸しだった。そこに住んでいたという家族は行方不明。
 セシリアが空想上の友達ナターシャの話をすると、先生から注意を受けたダリア。だが、ナターシャとは、上の部屋の住人だった…

 ホラーと思ってみていると、全く怖くないことに気づく。そう、これはホラーではない。母と子の絆を描いた作品で、ちょっと超常現象的な要素が入っているという感じだ。

 ダリア自身、母親に見捨てられたという過去を持つらしい。そのことがトラウマになっていて、苦悩している。そのせいか、セシリアには特に愛情を注ぎ、また同じように母親に見捨てられたナターシャに共感する。

 セシリアの先生役で「プラクティス」のエレノアこと、キャムリン・マンハイム、管理人役でジョン.C.ライリー、弁護士役でティム・ロス、雑用係?役でピート・ポスルスウェイト(「父の祈りを」で、ダニエル・デイ・ルイスの父親役が印象的)と、なかなかおもしろい顔ぶれだが、彼らは完全に脇役に徹している。
 この映画は、ダリア役ジェニファー・コネリーと、セシリア役アリエル・ゲイド(インヴェイジョンのローズだね)の二人が全てだ。アリエルちゃんは本当にかわいいし、彼女の演技もいい。

 ホラー映画を見るぞと思っているとハズされる。だが、ある母娘の絆を描いた物語を見るのだと思えば、少しは楽しめるのではないか。

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[映] ディック&ジェーン復讐は最高!

 77年の作品のリメイク版で、ジム・キャリーとティア・レオーニがディック&ジェーンだ。また、悪人である社長役として、アレック・ボールドウィンが出演している。

 ディックはIT企業に勤めるサラリーマン。妻ジェーンはキャリアウーマン。息子ビリーは、家政婦と仲良しなので、スペイン語が堪能だ。立派な家に住み、何不自由なく暮らしていた一家。ある日ディックは、社長に呼び出され、昇進を告げられる。広報本部長。大喜びのディックは、ジェーンに仕事をやめて家事に専念してはどうかともちかける。
 仕事がうまく行かなかったこともあり、すぐに辞めてしまったジェーン。だが、その直後、ディックの会社が倒産し、失業してしまう。金に困ったディックは、コンビニ強盗をすることに…

 話の大筋は、77年の作品とほぼ同じ。ただ、ディックの勤める企業が、77年版では航空宇宙会社であったのに対し、こちらはIT企業。前作では、宇宙産業が下火になり、会社の経営が傾いたためのリストラであったが、こちらは社長が悪人で、自分だけ大もうけして会社を倒産させたという点が大きく違う。つまり、こちらでは、「社長に復讐する」という目的ができた。

 途中の細かい部分は、似たようなシーンはあるが、時代背景が全く違うということからか、設定はかなり違っている気がする。どちらの映画も、強盗するということに関して賛同はできないが、こちらの方が「社長にハメられたための失業」という点では同情の余地がある。最後のオチもなかなか決まっている。

 夫婦関係も興味深い。前作では、専業主婦であるジェーンが夫を操縦していた感がある。本作では、ディックの方が全面に出ている。前作がジェーン・フォンダの映画であったのに対し、本作はジム・キャリーの映画なのだ。

 前作に比べて、今風の作りになっている分、見やすいとは思う。結末もなかなかいい。でも、こちらの方が勝っているとも言い難い。

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[映] おかしな泥棒ディック&ジェーン

 77年の作品。タイトルを見て、泥棒夫妻のコメディ物語なのかと思ったが、ちょっと違う気がする。ジョージ・シーガルとジェーン・フォンダが、ディック&ジェーンだ。

 ディックとジェーンはすくすくと育ち、やがて出会って結婚。子供も生まれ、大きな家に引っ越し、順風満帆の生活を送っていた。ところがある日突然、ディックはクビにされてしまう。収入がなくなり、失業手当をもらうことに。それでも借金が続き、ひょんなことから強盗をすることに…

 「おかしな泥棒」というタイトルからは、コミカルな泥棒姿(富豪の家や銀行にこっそり忍び込んで大金を盗み出す…)を想像するが、彼らは泥棒というより強盗である。たしかにドジで、コミカルではあるが、銃を突きつけて店員から金を奪うのだ。

 彼らはそれまで、贅沢三昧だった。豪邸に住み、庭に金をかけ、メイドを雇う。収入をバンバン使っていたために、蓄えがない。そのため、失業したとたん、生活が破綻する。そこで苦労していたが、結局その生活を維持するために強盗をするのだ。貧乏人としては、彼らの生き方にあまり賛同できない。

 最初は強盗だった彼らは、改心するかと思いきや、今度は社長の金庫から金を盗むことを思いつく。最後はなかなかシャレた終わり方だが、強盗をしたり、泥棒に入ったりと、節操がない。それに全体として、メリハリの無い映画だ。今の子供が見たら、退屈しちゃうね。

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2007年3月14日 (水)

トラックバックってどうよ?

 ブログを始めて、トラックバックというものを知った。だが、その意味が今ひとつ理解できなかった。いや、未だに理解できていない。トラックバックって、どういうこと?

 トラックバックのやっていることは、人のブログに勝手に自分のリンクを張るようなものだ。そこで、多少なりともこちらのブログについて触れてくれるとか、せめて関係のある内容ならば、受け取った側としても理解できる。自分のブログに興味を持ってくれたんだなと思える。コメントもつけてくれたりしたら、なおうれしい。人柄がわかるってもんだ。相手に対する、ちょっとした心遣い。ネット利用時にも忘れないよう心がけたい。

 ところが最近、変なトラックバックが異様に増えた。1つ書き込みをすると、全く関係のないトラックバックが10件以上つくのだ。最初は英語のブログからだった。バイアグラだの、ヴァイコディンだの、どうも薬の販売関係だ。どう考えても、こちらの記事の内容とは全く関係がない。いちいち消すのもシャクにさわったので、キーワードで受け付けないようブロックしてみた。英語のサイトなので、その辺は簡単だ。それ以来、その手のトラックバックはなくなった。

 それなのに、ここ数週間、今度はエッチ系のブログからのトラックバックがつき始めた。またしても、全く関係のない内容だ。数年前から、エッチ系迷惑メールが増えてうんざりしていたが、トラックバックまでも…

 だいたい、トラックバックって失礼だ。もちろん、トラックバックを有効に活用しているブログもあるし、いきなり来たトラックバックに、トラックバック返ししたこともある。それはそれでわかるし、また多少なりとも興味を持って送ってくれるのならまだしも、一斉に送りまくって知らん顔というブログも多い。まるでピンポンダッシュだ。

 ブログの性質にもよるだろうが、私は、できるだけコメントをするようにしている。ブログを読んで、何か感じたならば、コメントするのが良心的。いきなりトラックバック送って、こちらのブログを見に来いなんて図々しいこと、私はしたくない。トラックバックを送るときは、コメントも同時にするか、自分の記事内に相手の記事のことを紹介するなど、配慮すべきでは?

 というワケで、迷惑トラックバックにうんざりの毎日だったので、トラックバックを公開するかどうかを、事前にチェックする設定にしてみた。なので、この記事に、変なトラックバック送ろうとしている人たち、人の目に触れないまま削除されるので、やってもムダだよ。

 とはいえ、そういう人たちは、ブログの内容なんて読んでないよね。ま、いいけど。これでもあんまり続くようなら、トラックバックを受け付けない設定にするまでさ。そこまではしたくないんだけどね。だって、トラックバックにもいいところはあるもの。

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[ド] エンド・オブ・ザ・ワールド

 まさに、「世界の終わり」。怖いお話である。原作はSF小説「渚にて」、原題は「On The Beach」。59年に映画にもなっている。そのリメイクで、TVのミニシリーズらしい。

 アメリカによる核攻撃のため、放射能汚染が拡がる地球。潜水中の潜水艦チャールストン号を指揮するタワーズ艦長は、オーストラリア沖で、まだ放射能汚染が拡がっていないことを確認、浮上する。だが、調査の結果、着実にオーストラリア付近まで拡がってきていることがわかる。陸地に上がった艦長は、北半球に、汚染を免れる地域があるらしく、そこへ調査へ行くよう命じられる…

 タワーズ艦長役が、アマーンド・アサンテ。少々風変わりなオーストラリア人科学者が、ブライアン・ブラウン。また、軍人の妻役で、「4400」のダイアナこと、ジャクリーン・マッケンジーが出演している。

 どうやら、台湾と中国の問題にアメリカが核を使ったらしい。北半球は壊滅的?? 唯一今のところ無事なのがオーストラリアということらしいが、それも時間の問題。無事な場所があるという科学者もいれば(かなり希望的観測?)、そんなものはないと諦めきっている科学者もいる。だが、その少ない可能性に期待を込めて、その場所を探して調査し、1000人で移住するという計画。さて、どうやって1000人を選ぶのか。

 実際にありそうな話だ(特に今の大統領じゃ、やりかねない)。人間関係も複雑で、いろいろありそうだ。元の作品を見ていないし、原作も読んでいないので、どうなっていくのか興味津々。全3話? 今後の展開を楽しみにしている。

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2007年3月13日 (火)

[ド] エバーウッド/遥かなるコロラド

 スーパードラマTVで3月から始まったドラマ。2002年から始まったTVドラマで、アメリカではシーズン4まで放送されている。都会のドクターが田舎へという点では、「ノーザン・エクスポージャー(たどりつけばアラスカ)」と似ているかもしれないが、自分の意志でという点が大きく違う。

 NYに住む脳外科医アンドリュー・ブラウン。妻ジュリア、息子エフラム、娘デリア。円満な家庭に、悲劇が起こる。妻ジュリアが、突然の事故死。それまで、家庭のこといっさいを妻に任せきりにしていたアンディは、これを機会に、コロラド州エバーウッドへ引っ越すことを決意。そこは、ジュリアがかつて訪れ、最も美しいと感じた場所。彼女が突然亡くなるようなことがあったら、そこへ言ってと言われていたのだった…

 小さな町エバーウッドで、無料の開業医をすることにしたアンディだったが、無理矢理連れてこられ、反抗的になる息子エフラム。そりゃそうだよね。都会に生まれて、何不自由なく育ったのに、お母さんが亡くなった上に、お父さんが突然田舎へ行くことを勝手に決めてしまったのだから。彼の気持ちはよくわかる。私でも反抗的になりそうだ。

 さらに、ライバルができたことで、快く思わない開業医Dr.アボット。今まで、町でただ独りの開業医で、好き勝手にやってきたに違いない。患者に対して、かなり横柄な態度を取っていたが、誰も文句は言えないのだ。そこへ、強敵出現。一流の外科医な上に、無料で診察するって言ってるし、なによりいい人そうだ。相当焦っていることだろう。今後が見物だ。

 エフラムは、アボットの娘と知らずに、エイミーと知り合い、好意を持つ。さらに、アンディの診療所へ職を求めてやってきた看護師を、アボットの母と知らずに雇う。小さな町である。狭い世界なのだ。その辺も見所だろう。

 アンディ役は、トリート・ウィリアムス。そして、彼の妻ジュリア役を、「デスパレートな妻たち」のメアリー・アリスこと、ブレンダ・ストロングが演じている。ここでも、#1で亡くなってしまう役だ。

 「たどりつけばアラスカ」では、渋々やってきた田舎町で、個性的な面々がいて、奇妙な出来事が起こって…と、ほのぼのした中にも、少々コミカルな要素が強かったが、こちらはもう少しファミリードラマ風だ。家庭の問題あり、田舎の問題あり。いままで仕事一筋だった父ちゃんが、家庭を大切にするために田舎でやりなおすお話だ。田舎に暮らす者として、今後が楽しみだ。

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[映] サウンド・オブ・サンダー

 タイトルから、どんな映画かは、ちょっと想像できないだろう。レイ・ブラッドベリ原作のお話を、映画化したものらしい。近未来のアメリカ、タイムトラベルが可能になった世界の話だ。

 2055年のシカゴ。タイム・サファリ社は、過去にタイムトラベルして恐竜を撃ち殺す、「恐竜狩りツアー」を売り物にしていた。ある日、ツアーガイドのトラヴィスは、ちょっとしたトラブルに遭遇。恐竜に襲われそうになるが、とっさの機転でその場を切り抜けて帰還。だが、その時引き起こしたちょっとした変化が、タイムウェーブとなって地球を襲う…

 つまり、タイムトラベルは危険だということだ。ほんのちょっとしたことでも、長い年月で見れば、大きな変化につながる。ここでは、何がその原因になったのかを探るのに、かなり苦労している。ま、結果から言ってしまえば、ハッピーエンドなのだが、何度かやってきたタイムウェーブで、地球はどんどん変わっていく。なぜか、ジャングルのようになってしまうのだ。

 細かい点では、いろいろ突っ込みたくなる部分はある。植物の進化、動物の進化が変わり、考えられないような変化が起こるのは、まだわかる。それなのに、人間が作ったビルは変わりなく、そのまま存在している。過去を変えたために起こる変化が、なぜウェーブとして、何度もやってくるのかも疑問だ。ただ、映像的には、その方が見応えあるけどね。

 そう、映像的には、なかなか見せてくれる。下の子はかぶりつきで見ていた。奇妙な生き物が次々と出てきて、それらから逃げつつ、過去の変化を元に戻そうとするあたりは、楽しめるだろう。

 だが、雷の音?? このタイトルの意味が、最後までわからなかった。

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[映] ウォーク・ザ・ライン

 去年のアカデミー賞で話題になった映画だ。司会のクリス・ロックから、白人版「レイ」だと言われていたので、そんな感じを想像した。なるほど、実際、ジョニー・キャッシュの生涯を描いた作品だし、そんな感じでもあるが(^o^;、ちょっと違うのは、これが、恋愛映画でもあるということだ。

 農場で生まれ育ったジョニーは、幼い頃に事故で兄を亡くす。その後、成長した彼は、徴兵され、家を出る。そこで、独学でギターを覚え、曲も作り始める。兵役から戻ってすぐに結婚し、バンドを結成。いつしか、それに熱中してしまうが、妻はそのことをよく思っていない。
 バンドとしてレコードデビューを果たし、合同ツアーへ出かけることになる。そこで、以前から憧れていたジューン・カーターと出会い、彼女に夢中になるが…

 彼は、子供の頃、親から十分愛されずに育ったようだ。そのことが、後々まで尾を引く。若くして結婚するが、あまり家庭的な夫だったとは言えない。ほとんどツアーに出て行ったきり、戻ってこないのだ。彼の人生は、まさにツアーにある。そこで出会ったジューンに惚れてしまったのは、当然といえば当然である。

 ジョニー・キャッシュの伝記的映画であるが、ジューンの存在はとても大きい。彼女への想いが実らないために、ドラッグにおぼれ、どん底まで落ちるが、彼女の支えで立ち直る。子供っぽいジョニーに対して、ジューンは精神的に大人だ。この映画で、リース・ウィザースプーンが主演女優賞を受賞したのには、納得。

 ジョニーとジューンの映画である。そして、決して「レイ」と比べてはいけない。

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2007年3月 8日 (木)

寄木のコースター

 先日箱根で買ってきた、寄木のコースター。自分で作るタイプのものだ。同じ形のピースが18個入っていて、色は3種類。一応、基本パターンというか、見本の組み方の紙が入っている。
Photo_41  各色の場所を変えるとまた雰囲気が違うとは思うが、こんな感じ。これもなかなかいいが、もうちょっといろいろ考えてみよう。うまくいかなかったら、これにしよう。そう思って、いじり始めた。

 一色につき6個というのがなかなか微妙。1セットしか買ってこなかったのだけれど、うまく作れば2個できるかも!? と思って、試行錯誤してみた。
Photo_42 大きさは、ある程度ないと、コップがうまく乗らないので、真ん中に穴を開ければいいか… と思ったのだが、(これもなかなかいいと思ったのだが) やはりちょっと安定感が足りない。小さめのコップだと危ないもんね。ということで、やっぱり、欲張って2個というのはヤメて、1個にしよう。

Photo_44Photo_45  真ん中に、風車状態に置くことで、ちょっと変化を… と思ったのだが、ちょっと真ん中だけ目立ちすぎ? でもこの組み合わせ、よくよくみると、6つの3角パーツに分かれる… でそれを組み直すと…

Photo_43  こんな形になった。ちょっと大きめだけど、真ん中に穴もあって、ちょっとおもしろい? 全体的に風車みたいだし。これにしようか? でも貼ってしまったらもう戻せないし… どうしよう… もうちょっと考えてみて、決まらなかったらこれにするか?

Photo_46  中心部の風車状は同じでも、周りの配置をちょっと変えたら、こんな風になった。これもいいかも。動きがあって。これにしよう! いや、まてよ… 周りに飛び出したところが、引っかかるか? 壊れやすいか? ううむ…
安定性を考えると、最初の形の方がいいのか?? どうすんの、どうすんのよ、オレ… じゃなくて、あたし…

Photo_48  と散々迷った結果、作ったのがこれ。中心部は3番目の写真と同じだけど、周りの並べ方にちょっと変化を出してみた。割と月並みな感じだけど、色合いが結構気に入り、安定感もある。

 子供たちも参加して、ああでもない、こうでもないと、小一時間悩んだ。ちょっとしたパズルだ。組み方はたくさんあるだろう。なにより、木の感触がいい。1つ1つのピースが正確で、表面のなめらかさといい、色合いといい、触れていて癒される感じ。まさに、木のぬくもりというやつか。

 もっと買ってきて、1つずつ違う形に作ってみてもおもしろかったなと思う。コースターってあまり使わないけどね…


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[映] インドへの道

 実は、ちょっとした思い出のある映画だ。学生の時、英語の授業で、この原作本を使った。だが、担当の英語教授は、あまり英語の授業をしてくれず(なぜか、アラビア語ばかり教えたがった)、テストの前になってもほとんど進んでいなかった。ちょうどそのころ、映画になったことを知り、テスト前に、ちょっとは有利かもと思って、友達と一緒に見に行ったのだ。ただ、全くおもしろくなかったことだけが印象に残っている。

 先日、某パチンコ店のCMで、この原作本(訳本)を持つ女性が登場。妙に懐かしい気分になっていたところ、ちょうどWOWOWでこの映画が放送されたのだ。当時はおもしろくなかったけれど、今見ればおもしろさがわかるかもと思って、見てみた。

 まだ英国植民地時代のインド。アデラは、そこに赴任したフィアンセに会うため、彼の母親ムーア夫人と共にチャンドラポアを訪れる。インドの人々とのふれあいを楽しみにやってきたのだが、現地に住むイギリス人たちは、彼らとはほとんど接触していないことに気づく。二人は、そこでアジズ医師と出会い、親しくなる。ある日、彼に誘われて、マラバー洞窟へハイキングへ行くことになるが、洞窟でパニック状態になったアデラ。そのため、アジズに襲われたと周りは大騒ぎになり、ついに裁判に…

 ここで描きたかったのはなんなのか。当時全くわからなかったが、未だによくわからない。インドの人々の怒りなのか。貧しい暮らしをする現地の人々に対し、優雅な暮らしをして、パーティ三昧の英国人たち。おごり。だが、アデラとムーア夫人は違う。そしてアジズ医師と親しくなる。

 現地の人は知っている。はじめは謙虚だった人でも、住んでいるうちに、次第に変わってくる。そして、前述のようなおごった人々になるらしい。アジズは、そういう人たちを今までたくさん見てきたので、ムーア夫人にとても好意を持つ。だが、事件が起こり、アデラもそうなってしまったのかと、裁判の後、怒りに燃える。

 どうも、洞窟での出来事が今ひとつ理解できない。洞窟で、パニックになってしまったというのは、まだわかる。閉所恐怖症らしい。だが、1人で勝手に洞窟に入ってしまって、パニックになったにも関わらず、なぜアジズに襲われたなどと言って告訴にまでしたのか。いくら取り乱していたって、そこまで混乱するとは思えない。
 さらに、裁判中に、アデラは証言しているうちに、自分がフィアンセを愛していないことに気づいたなどと言ってしまう。はっきり言って、全く関係のない話題である。傍聴していたフィアンセは大ショックだ。とんだお騒がせ女なのだ。

 最後のシーンもよくわからない。最終的には、アデラを許すのだが、そのきっかけになった出来事が、どうして許す理由になるのか、理解できない。原作ならわかるのか? 映画がはしょりすぎなのか?

 この映画で、ムーア夫人役、ペギー・アシュクロフトが助演女優賞を受賞したらしい。確かに良い役だ。インド人がイギリス人を襲ったということで、さっさと裁判にかけられてしまったアジズの怒りもよくわかる。そういう意味ではいい話なのかもしれない。だが、アデラの行動は、どうしても理解できない。

 全体として、まったりとした進行で、洞窟のシーンまでは、これといった見せ場もない。はっきり言って、眠くなる系の映画だ。裁判も、なんだか変(弁護士が途中で出て行っちゃうし)だし、なんと言ってもアデラは見ているだけで腹が立つ。だが、インドに興味のある人は、見てみてもいいかも。

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2007年3月 3日 (土)

[映] クラッシュ

 去年のアカデミー賞で、かなり話題になった映画。とても気になっていた作品だ。人種のるつぼLAを舞台にした、差別や偏見、そして様々な衝突を描いた作品だ。

 二人組の刑事が乗った車が、アジア系の女性の車に追突される。両者は大げんかに。白人の検事夫妻は、黒人二人組に襲われ、車を奪われる。それ以来、妻は情緒不安定になり、人種差別発言を繰り返す。
 人種差別主義者の警官ライアンは、車に乗っている黒人プロデューサー夫妻に職務質問するが、その際、妻の体を不当に触る。そのことで、夫婦仲が険悪に。数日後、妻は車で事故に遭い、救助にきたのが、なんとライアンで、パニック状態になる…

 物語は同時進行的で、複雑に絡み合っている。人種差別主義のライアンだが、そうなったのには理由がある。差別主義ではあるが、警官としては優秀だ。自分の身の危険も省みず、女性を救助する。
 一方、ライアンの相棒だった新人警官は、あまりの差別発言に嫌気がさし、相棒を変えて欲しいと上司に直訴する。そして冒頭の黒人プロデューサーの暴走を救う。だが、差別を嫌っているハズの彼が、最後に重大な罪を犯してしまう。 

 車を奪った二人組の片方は、刑事の弟だ。もう片方は、かなりのワルだが、自分よりもっとつらい境遇の人々を見つけてしまい、ちょっとした良心が芽生える。
 ペルシャ系の店主は、何度も店を襲われ、我を失って鍵の修理屋を恨んで復讐に行く。ヒスパニック系の鍵修理人は、マジメに生きている男だ。彼が店主に撃たれるシーンは、とても印象的。透明マントの魔法。

 様々な立場、様々な人種の人々が描かれる。それだけに、キャストもかなり豪華だ。なにより、脚本がすばらしい。複雑なストーリーが、うまく絡み合っている。まさに絶妙だ。だが、複雑なだけに、しっかりと見ていないと、このおもしろさはわからない。

 差別はどうしてうまれるのか。みんなが、ちょっとした思いやりを持てば、うまくいきそうなのに。とてもつらい内容だが、最後には少し希望が残る。なにより、人種差別主義者のライアンが女性を救出するシーンは感動的だ。なんだかんだ言っても、何かあったときには力を合わせて乗り切れる、そんな気がした。

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[映] 綴り字のシーズン

 静かな雰囲気の映画だ。ある家族の物語。リチャード・ギア、ジュリエット・ビノシュ主演だが、お話の中心は娘イライザだ。

 宗教学者のソール。優等生の息子アーロンとは、神について語り合い、共に音楽を楽しむ。そんな兄に憧れるが、自分は父に興味を持ってもらえないと感じる少女イライザ。だが彼女がスペリング大会で優勝したことで、父の興味はイライザに向けられる。その日から父の特訓が始まり、イライザは彼の期待に応える。そして、ついに全国大会に出場することになるが…

 イライザの成功とは裏腹に、家族は崩壊していく。優等生の息子は、父に反発するように、いつしかヒンドゥー教にのめり込む。妻は、幼い頃の事件から立ち直れず、トラウマを抱え、ついに入院。そして、その原因は全て自分にあると思いこむイライザ。

 あまり表情を出さない少女である。11才ということなので、もっとはしゃいでいい年頃だ。彼女のスペリングの能力は並はずれているし、一種独特だ。単純に覚えているのではなく、知らない単語でもわかってしまうらしい。彼女が綴りを繰り出す時のシーンが、とても神秘的。その神秘性に、特別なものを感じた父親は、彼女の特訓に、まさに夢中になってしまう。

 この父ちゃんは、どうもそういう気があるあるらしい。ユダヤ教徒で、宗教学者である彼は、言葉の神秘性を研究し、神に近づきたいと願っている。自分の考えが全てだと信じている。当然のように、それを妻や息子にも押しつけてきた。それが、スペリング大会での優勝をきっかけに、一気に娘に向いてしまった。そして、妻と息子は反動がきて… ということらしい。

 そのままだと、ただの家庭崩壊の映画なのだが、最後に一ひねり? イライザは、とても純真なのだけれど、精神的に大人でもある。そんなところを見せてくれるのだ。キーワードが「オリガミ」というのもおもしろい。

 全体的に、少々不思議な感じのする映画だ。細かいところもよくわからない。妻にどんなことがあったのか。息子はなぜヒンドゥー教なのか。だいたい、スペリング大会ってのも、よくわからない。日本で言ったら、漢字の書き取りみたいなもんだと思うのだが、大会にしてしまうところがすごい。子供にもわかりにくい映画だと思う。けれど、見終わった後、不思議な余韻が残る。明るい内容ではないのに、余韻は暗くない。しっとりとした雰囲気に浸りたいときにどうぞ。

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