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2007年3月27日 (火)

[映] ホテル・ルワンダ

 1994年にルワンダで起きた大量虐殺事件の映画。実話だ。

 ツチ族とフツ族の争いが激化するルワンダ。大統領の暗殺をきっかけに、フツ族がツチ族の虐殺を始めた。ホテル・ミル・コリンの支配人ポールは、家族をホテルにかくまうことに。国連平和維持軍によって警備されているからだ。やがて、親を失った孤児たちも連れられてくる。ポールは、彼らを守るため、命がけで奔走する…

 このホテル、四つ星ホテルとあって、品格を重んじている。そのため、外国からの客も多い。ポールには白人の友達もたくさんいるし、高官にも知り合いがいる。民族紛争は以前からあったが、何かの時は、助けてもらうつもりだった。ところが、である。

 国連軍は、あまりアテにならない。フツ族の民兵の方が数が多い。さらに、中立の立場なので、介入できないと言い出す。そして、やっと来たと思った助けは、外国人限定。白人たちは、どんどん帰っていく。ジャーナリストも去っていく。でも助けは来ない。
 政府軍は、どっちの味方かよくわからない。将軍は賄賂で動く人間だ。物があるうちは、ポールの味方になってくれるが、それもなくなってくると知ると、急に冷たくなる。

 自分はフツ族だが、妻はツチ族。フツ族民兵のねらいは、ツチ族だけでなく、穏健派フツ族も含まれる。言うことを聞かないやつは、みんなターゲットなのだ。だが、今まで近所で一緒に暮らしてきた仲間に、ツチもフツもないのでは?
 何度も死の危機に見舞われる。隣人もどんどん殺される。ポールは、自分の家族だけでなく、隣人の命も救う。そして、私財をなげうってまで、ホテルに集まってきた人々を守る。

 ルワンダのこの争い、ずいぶんと根深いようだ。その辺の詳しいところは、TVムービーの「ルワンダ/流血の4月」で説明されているので、続けて見るとわかりやすいと思う。2本連続で見たら、夜うなされてしまった。
 だが、そもそも平和に暮らしていた彼らを対立させたのは、どうやら植民地支配してきたドイツやベルギーらしい。少数民族のツチ族に、フツ族を統治させたことが原因らしいのだ。彼らの責任は重いと感じる。

 この映画で、主演のドン・チードル、助演のソフィー・オコネドーはアカデミー賞にノミネートされた。それにふさわしい映画と言える。

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