[映] ハッピーフィート
アニメで、ミュージカル、しかもペンギンが歌うと聞いて、なんだかなーと引いてしまったのだが、見て良かったと思う。今年映画館で見た2作目。午前にナイトミュージアムを見て、午後にこれを見たのだが、期待していなかった分、こちらの方が満足度は高い。
南極の皇帝ペンギンたち。彼らは美しい歌「心の歌」を歌うことで伴侶を見つけ、子孫を残す。だが、マンブルにはそれができなかった。代わりに、彼にはタップダンスという特技があったが、誰もそれを認めてくれない。すっかり変わり者扱いされてしまったマンブルは、魚不足の理由を調べる旅に出る…
歌が全てという皇帝ペンギン界で、歌えないというのは一見致命的のように見える。だが、群れからちょっとはずれて、違うペンギンの中に入ったマンブルは、全く違う価値観の世界が存在することに気づく。彼にはすばらしい才能がある。その才能が認められる世界もあるのだ。…とここまでだけでも、十分素敵な映画になったに違いない。だがこの映画にはまだ先がある。もっと重要なメッセージがあるのだ。
なんと言っても、歌と踊りがすばらしい。吹き替え版で見たので、歌まで日本語になっていたらイヤだなと思っていたのだが、歌の部分は字幕だったので、ホッとした。
そして、声を担当しているのも、名優揃いだ。マンブルがイライジャ・ウッド。彼のママ役がニコール・キッドマン、パパ役がヒュー・ジャックマン。マンブルあこがれの美女グロリア役がブリタニー・マーフィー。みんな自分で歌っているらしい。また、ロビン・ウィリアムス、アンソニー・ラパグリアも声を担当している。
実写部分もある。人間が出てくるシーンは、それまでのアニメーション部分と質感がほぼ同じで、ほとんど区別がつかない。下の子は人もアニメーションだと思っていたらしい。アニメーションのレベルの高さもピカイチだ。
ただ1つ、ちょっと気になったのは、主役のマンブルだけ、最後まで産毛が生えた「子供」の姿だったこと。同級生たちはとっくに成長していたのに、なぜマンブルだけ? と思ったが、他のペンギンと区別がつかないからか?
この映画には、先日亡くなったスティーブ・アーウィン(オーストラリアの動物ナチュラリスト)も声で参加しており、そのためこの映画は彼に捧げられている。彼もこの映画のデキには満足していることだろう。
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