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2007年3月25日 (日)

[映] シリアナ

 去年のアカデミー賞で、ジョージ・クルーニーが助演男優賞を受賞した作品だ。見るのをとても楽しみにしていたのだが、内容はかなり難しく、ぼんやりと見ていたら、訳がわからないまま終わってしまったので、もう一度見てしまった。石油利権がらみで、複数の話が複雑に絡み合う。

 中東で諜報活動をしていたCIA工作員ボブ。彼は、中東の某国の王子暗殺指令を受ける。そのころ、王子と親しくなったエネルギー・アナリストのブライアンは、王子のアドバイザーに。国を建て直すために、ある助言をする。一方、石油関連企業コネックスとキリーンの合併話が進むが、キリーンは不正を調査されていた。コネックスで働いていた作業員は、社の方針変更で解雇されてしまう。仕事を失った青年は、やがて過激な思想をもつ組織へと傾倒していく…

 話はかなり複雑だ。しっかり見ていないと、訳がわからなくなる。中東の某国は、石油が枯渇しつつあり、今後どう立て直すかを真剣に考えなくてはならない状態だ。王子は二人おり、国の将来を真剣に考えている兄に対して、アメリカのいいなりになることで王位を狙う弟は、自分勝手でしたたかだ。当然、アメリカは弟を王位につけようと画策し、兄の暗殺を計画する。

 アメリカが中東の国を利用している構図が見える。上層部が私欲のために動く。ジョージー・クルーニー演ずるCIA諜報員は、その駒にすぎず、利用されて捨てられる。

 この映画に正義はない。あるのはリアリティ。最後は、まさにアメリカの意のままに終わる。だが、これで最後のハズはない。映画はここで終わりでも、このまま終わるはずはない。必ずツケがくるはずだ。そう、アメリカがテロのターゲットとなった過程を描いているのだ。

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