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2007年4月14日 (土)

[映] SAYURI

 舞台が日本、芸者のお話ということで、日本でも話題になった作品だ。渡辺謙も出ているし、アカデミー賞でも期待され、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞の3部門受賞。

 貧しい漁村に生まれた千代。母親が病に倒れ、姉と共に置屋に売られてしまう。姉とは引き離され会うこともできない。なんとか姉に会おうと、脱走するが失敗。その反抗的な態度のため、芸者修行からハズされ、女中として働くことに。
 だがある日、会長と呼ばれる男性に出会い、優しく接してもらう。彼と一緒にいた上品な芸者たち。それ以来、あの芸者のようになりたいと思う一心で、つらい毎日を乗り切ってきた千代は、やがて立派な芸者になる…

 日本が舞台、芸者の話であるにもかかわらず、ほとんどが英語、そして主役のさゆりがチェン・ツィイーというのは、確かに奇妙な話ではある。日本語にすれば良かったじゃんと思うし、そうすれば、日本人の役者でも良かったのにと言う思いもある。だが、彼女の演技はすばらしい。英語を流ちょうに話せる日本の俳優がいなかったから彼女になったのかと思っていたのだが、もしかすると逆ではないか? 彼女を主役にしたかったが、日本語を日本人のように話すことができないから、全編英語で撮影したのでは?? そんな思いがよぎった。

 千代の幼少時代は過酷だ。おしんのようである。先輩である売れっ子芸者からは、いじめられる。明らかに嫉妬だろう。自分より若く、おそらくいつかは自分を超えるであろうことを、初桃は早くから気づいていたのだ。そして彼女の策略にひっかかり、芸者への道を絶たれたかに見えた。が、会長との出会いが彼女の運命を変える。

 この会長(渡辺謙)が、映画の要だ。彼に会いたいがために、いつか立派な芸者になろうと決心する。絶望の日々に、光がさす。だが、それだけではなかったことが、あとでわかる。最後はできすぎな気もするが、そんな感じの伏線も確かにあった。

 かなり長いが、一気に見てしまう。衣装も綺麗だし、華やかな芸者の世界もうまく描かれている。ストーリーもなかなか楽しめる作品だ。

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コメント

女の世界だし、女の争いもあるけれど、華やかな部分もあって、見応えあるよね。私はあの流し目のシーンが好き。さゆりのお師匠にあたる、マメハさんも綺麗で、品があっていいよね。

投稿: マイキー | 2007年4月23日 (月) 14:31

こんにちはw
早速マイキーさんのオススメということで、見てみました。
凄い面白くて、全然眠くならず、最後は座ってみたほどです。
グイグイと、引き込まれていくような感じでした。
千代さん(さゆりさん)の人生は、家族や友人に裏切られたり、先輩にいじめられたりと、悲しい場面もありますが、それでも精一杯生きている感じがよかったです。すべては会長さんに近づくため。ってところも一途でよかったです。
最後はハッピーエンドぽくて、それもよかったです。
それでも芸者さんは彼女だけではないし、つらい思いもこれからたくさんしていくだろうけれど、また乗り越えていくんだろうな、なんて思ってしまいます。続きはないのかな。。
それでは。

投稿: オピナ | 2007年4月23日 (月) 13:24

私も、あまり期待していなかったんだよね、正直言って。なんで主役が日本人じゃないの?って思っていたし。でも、彼女は本当に綺麗だし、流し目もいい。ストーリーも、熾烈な女の戦いって感じでなかなかおもしろいし、おすすめ。

投稿: マイキー | 2007年4月16日 (月) 15:13

「SAYURI」はアカデミー賞を貰っていても、ストーリー、俳優陣にいまひとつ魅力を感じなくて、見ていなかったよ。
マイキーさんのブログを読んで「チェン・ツィイー」の演技を見てみたくなったよ。

投稿: パプコーン | 2007年4月16日 (月) 15:04

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