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2007年5月14日 (月)

[映] がんばれ!ベアーズ 新旧見比べ

 はっきり言って、がんばれ!ベアーズはあまり好きな映画ではなかった。なんと言っても、野球に興味がないからなのだが、最近下の子がアニメ「メジャー」にはまっていて、そのからみでこの映画も新旧両方見たいと言い張る。やむなく録画して、見比べてみた。

 まずは旧作。かつて大リーグ選手だったこともあるバターメイカー。今はプールの清掃係だが、少年野球の新チーム監督を任されることに。だがアルコール依存症の彼は、あまりやる気なし。集められた子供たちも、お世辞にもうまいとは言えず。最初の試合は惨敗。あまりのひどさにガックリ来る子供たちを見て、ちょっとやる気になった彼は、かつての教え子アマンダをチームに加えることに…

 監督はウォルター・マッソー。猫背で、やる気のない監督ぶりがピッタリだ。そしてしっかり者のアマンダ役がテイタム・オニール。ちょっと生意気で、勝ち気な彼女がこの映画の顔である。弱小チームが、がんばって強くなるというお決まりのパターンではあるが、途中、子供たちの気持ちも考えず「勝ち」に走る監督や、結末がうますぎないところがいい。ゲームの戦略もおもしろいようだ。

 それに対して新作。タイトルに「ニューシーズン」とついているので、てっきり続編かと思ったのだが、お話は旧作とほぼ同じ。監督の仕事が害虫駆除、酒好きだがアル中というほどではなく、女性にだらしない男だったり、息子をチームに入れてくれとやってくるのが男性議員ではなく、女性弁護士だったり、車いすの少年がいたりと、設定はだいぶ違うものの、ストーリー展開はほとんど同じだ。だが何かが違う。旧作の良さが出ていないばかりか、新作ならではの良さもない。強いて言えば、ビリー・ボブ・ソーントン、グレッグ・キニア、マーシャ・ゲイ・ハーデンと言った豪華俳優が出ていることくらいか。

 一番違うと思ったのは、ついつい「勝つ」ことに夢中になるあまり、子供たちの気持ちも考えずに叱りとばすシーン。このシーンでの子供たちの表情(特にテイタム)は忘れられない。それがあるからこそ、「そうだ、大切なことを忘れていた」と気づいた監督の、その後の行動が生きてくるのだ。新作では、ただ単に真似して同じシーンを作ったとしか思えない。

 どちらかを見ようと思っているのならば、旧作の方を強くおすすめする。

 

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コメント

かなり活躍していたよね、当時は。あの生意気な感じが好きじゃなかったけれど(父ちゃんのファンだった)、今見るとそれが彼女の魅力なのかななんて思ったり。

メジャーは、家ではパパまでハマっていて、仕事があっても、その時間帯には必ず戻ってくる…

投稿: マイキー | 2007年5月21日 (月) 15:08

テイタム・オニール懐かしいなぁ~。「ペーパームーン」で人気者になって以後、当時の映画雑誌にはよく登場していたよ。「がんばれベアーズ」もずいぶん昔に見たなぁ。
下のお子さんの「映画の新旧両方見たい」っていうあたりがいいね~!「メジャー」がどんなアニメか逆に気になってきたよ。

投稿: パプコーン | 2007年5月21日 (月) 08:51

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