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2007年5月14日 (月)

[ド] ニーベルングの指環

 「ロード・オブ・ザ・リング」の元になった北欧神話の、テレビムービーらしい。前後編で184分。ファンタスティック・アドベンチャーと書かれているが、指輪物語とはひと味違い、愛の物語だと思う。

 幼い頃、敵国(?)に襲われ、両親を殺されたジークフリート。彼は、鍛冶屋のエイヴィンに拾われ、立派な青年に成長する。ある夜、隕石が落ちるのを目撃した彼は、現場へ行ってみると、同じくかけつけた美女と出会う。すぐに恋に落ちた二人。永遠の愛を誓い合うが、彼女はアイスランドの女王だった。
 自分の出生の秘密を探るため、ブルグント王国へ行ったジークフリートは、国王が凶悪な竜に悩まされている事を知り、1人で退治に出かける。見事竜を倒した彼は、竜の血を浴び、無敵の皮膚に。さらに竜の持っていた、ニーベルング族の宝物を手に入れるが…

 なかなか奥が深い物語だ。強い青年が竜を倒して、宝も手に入れてめでたしめでたしとはいかないのだ。その宝を手に入れたことで呪いをかけられ、王の陰謀に巻き込まれていく。永遠の愛を誓った、誠実な青年なのに、彼に平和な生活はやってこない。この辺りはソープオペラを見ているようだ。

 宝が人の欲を呼び起こすということか。ジークフリートは何も悪いことをしていないのに、報われない。女王も、ただただ一途にジークフリートが来ることを待っていたのに、これまた報われない。グンター王も、女王と結婚したかっただけで、それほど悪い人ではなさそう。妹グリームヒルトも、ジークフリートに純粋に恋してしまっただけだ。一番悪いのはハーゲン郷のようである。ハリウッド映画を見慣れていると、なんだか納得のいかない終わり方の気はするが、北欧神話なのでしょうがないのか。ここで言いたいのは、古い神々は死んだので、今後はキリスト教を信じましょうということなのか。

 とはいえ、なかなか見応えある映像だ。ファンタジー好きの方、ソープオペラ好きの方にもおすすめかもしれない。 

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