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2007年6月11日 (月)

[映] ポセイドン

 72年の映画、「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクだ。当時でも、逆さまセットなど、かなり手の込んだ作りで、感動したのを覚えている。それを、最新技術でリメイクするのだから、さぞすごいのだろうと意気込んで見たのだが…

 大晦日、航海中の豪華客船ポセイドン号。フロアでは、カウントダウンのパーティが催されていた。ちょうどそのころ、突如として巨大な波が押し寄せ、ポセイドン号は転覆、逆さまになってしまった… 大半の乗客たちが、フロアに残った方が安全と考える中、脱出を試みる一行が、上になってしまった船底を目指す。

 …と、大筋は同じである。逆さになってしまった船から、数人が脱出のために、船底を目指す。数々の困難を乗り越えて上へ向かい、その際それぞれの特技を発揮する。命を落とす者もいる。災害で、命の危険にさらされたとき、とっさにどう行動するか。そういうお話だ。

 今回のリメイクの意味は、おそらく最新技術による映像だろう。確かに手に汗握る映像ではある。だが、それは前作も同じでは??

 登場人物の設定はずいぶんと違うようだ。その点ちょっと物足りなさも感じる。まず設計士。ポセイドン号を設計した人物ということなので、脱出に関して、もう少し役に立つのかと思っていたが、そうでもない。むしろ、リーダー的存在である、ギャンブラーのディランの方が、船の構造にずっと詳しい。
 ディランの存在も少々謎が多い。なんたって一匹狼のギャンブラー。もっと自己中男なのかと思いきや、意外とナイスガイである。その日初めて会った女性のために、命がけで息子探しを手伝う。みんなのために、率先して体を張る。何かワケあってギャンブラーになったのだろうが、その辺は詳しく描かれていない。

 全体としてそういう感じである。登場人物の掘り下げが浅い気がするのだ。映画は決して長くない。その辺をもう少し描いた方が、感情移入できたのではないか?? その辺りが、とても残念な気がする。これでは前作を超えられない。

 出演者には、テレビ勢も多い。密航者の女性役でミア・マエストロ(エイリアスのナディア)、彼女をこっそり連れ込んだウェイター?役にフレディ・ロドリゲス(シックス・フィート・アンダーのフェデリコ)、ギャンブルをしていた男性役でケヴィン・ディロン(マット・ディロンの弟、ザッツ・ライフのポール・デルッカ)、船長役にアンドレ・ブラウアー(ホミサイドのペンブルトン)。

 どうしても前作と比べてしまうのだが、これを初めて見るのなら、それなりに楽しめる作品だ。ただ、その後に、「ポセイドン・アドベンチャー」も是非見て欲しい。

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