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2007年11月24日 (土)

[ド] ヒーローズ

 去年アメリカで放送されるや、話題となった人気ドラマだ。スーパードラマTVで放送。エミー賞でも話題だったこのドラマ。タイトルの通り、何人ものヒーローが出てくるのだが、中でも日系人である、ヒロ・ナカムラを演ずるマシ・オカが人気だ。

 #1では、世界のあちこちにいる人たちに、超能力が芽生えるところから始まる。東京のサラリーマン、ヒロは、時間が止められることに成功。しかもタイムトリップもできるし、テレポートまでできる。彼は、その力を使って、あこがれのNYにテレポートするのだ。
 夫が行方不明のニキは、息子マイカと共に暮らしているが、危険な目に遭うと、気を失っている間に敵が死んでいると言う不思議な体験をする。
 インドの大学教授モヒンダーは、父の死後、彼の研究していたことを探るため、アメリカへやってくる。
 看護師ピーターは、なぜか自分が飛べる気がして、実行するのだが、飛べるのは兄ネイサンだとわかる。
 画家のアイザックは、ドラッグ中毒なのだが、ハイになっている時だけ、未来を予言する絵を描くことができる。
 警官のマットは、捜査中に突然、相手の思考が読みとれるようになる。

 はじめは、別々の場所で、全くなんの関わりもないと思われた彼らだが、少しずつ、複雑に彼らの人生は絡み合う。回を重ねるごとに、少しずつ謎が解け、また少しずつ謎が深まる。

 彼らは、自分の能力にある日突然気づく。その力を、どう使っていいのか、よくわからない。だが、いつの日か、NYが大爆発することがわかってくる。彼らの使命は、どうやらそれを阻止することらしい。

 早くから自分はヒーローなんだと気づくヒロがおもしろい。コミックファンなだけあって、あるべきヒーローの姿というものを心得ている。次第に力のコントロール方もわかってくる。そして一時視聴者の前に現れた、未来のヒロは、もうすっかり戦士の顔をしていた。

 シーズン1は全23話。アメリカでは去年放送が始まり、今年はシーズン2に突入。ヒーローたちの活躍が楽しみだ。

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2007年11月23日 (金)

君の友だち

 彼女と出会ったのはちょうど10年ほど前。見知らぬ地へやってきて、子育てに追われる毎日。身動きのできない田舎暮らしにうんざりしていた時、まさに一筋の光が見えたようだった。彼女の明るさ、前向きさが、私の田舎暮らしを変えた。

 その人が去ってしまう。突然の事に呆然としたが、何かできることはないかと考えた。バンドの友達と、こっそり彼女に送る曲を練習しようと言うことになった。そして、その友達が見つけてくれたのが、この曲。キャロル・キングの「君の友だち(You've got a friend)」だ。

君が落ち込んだり、困っていて、助けが必要な時
全てうまくいかない時
目をつぶって私の事を考えて
そうすれば私はそこにいる
真っ暗な夜でも明るくしてあげる

君はただ私の名前を呼んでくれるだけでいい
どこにいるかはわかるよね
私は君のとこへ飛んで行くよ、また君に会うために
冬、春、夏、秋
名前を呼ぶだけでいい、そうすれば私はそこにいる
君には友達がいる…

 とまぁ、こんな感じの内容なのだが、歌詞を見て感動。まさにピッタリの曲。曲もすばらしい。さっそくピアノ譜を見つけ、CD(「つづれおり」Tapestryがおすすめ)まで購入してくれた友達。さらに、私もピアノ譜を持っていることに気づき(^o^;、ピアノとベースで演奏することに。加え、歌詞もすばらしいので歌ってみようと言うことになった。ちょっと無謀かもと思いつつ、思い立ったら止まらない。

 そのほか、埃かぶってるウクレレもやってみようと言うことで一曲、ピアノ(1曲は連弾)とギターで2曲、計4曲が決まり、ミニ音楽会に。練習の成果があったのかなかったのか、あまりうまく弾けなかったけれど、友達は喜んでくれた。彼女との出会いに感謝。曲を見つけ、一緒に演奏してくれた友達に感謝。思い出に残る日となった。

 引っ越してしまっても、これでお別れではないと思っている。また会える。会おうと努力することに意義がある。そう思う。君は私の友だち、私は「君の友だち」。この曲を聞くたびにお互いを思い出そうね。

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2007年11月18日 (日)

[映] ブロークン・トレイル/遙かなる旅路

 今年のエミー賞で話題だったテレビムービーだ。作品賞、主演男優賞(ロバート・デュバル)、助演男優賞(トーマス・ヘイデン・チャーチ)、キャスティング賞を受賞している。「ブ」で始まる、カウボーイ物ということで、「ブロークバック・マウンテン」とイメージが近い気がしたが(^o^;、混同してはいけない。(しないか…) 全く違う作品である。

 1898年アメリカ西部。牧場で働くトムの元に、叔父プリントがやってくる。トムの母である、プリントの姉が亡くなり、彼女の遺言で牧場をプリントが相続したと言う。だが、トムを気の毒に思ったプリントは、馬を売って金に換え、牧場資金にすることを提案。トムに手伝いを頼む。そして2人は、ワイオミング州まで馬を売りに行く旅に出ることに。そこで2人は様々な出来事に遭う。

 カウボーイのロードムービーだ。オレゴン州からワイオミング州へ、馬を移動させる旅である。それは男の旅なのだが、彼らは途中で、娼婦として売られる中国娘たちと出会う。彼女たちとの出会いが、この映画を俄然おもしろくしている。早く目的地に着きたい彼らとしては、女は足手まといだ。さっさとやっかい払いしたいと考える。だが、彼女たちと生活するうちに、離れがたい絆ができる。

 途中で寄った町は、ドラマ「デッドウッド」のようである。酒場の主人(こちらは女だが)が町を牛耳る。中国娘たちは、ここに売られるハズだった。ネイティブ・アメリカンたちとの関わりもある。馬泥棒もいる。

 主演男優賞、助演男優賞を受賞しただけのことはある。なんと言っても、プリント(ロバート・デュバル)とトム(トーマス・ヘイデン・チャーチ)は本当に格好良い。決してイケメンとは言えないし、女性の扱いも今ひとつだが、彼らはまさに紳士だ。そして、アメリカ人魂。自分で自分の身を守る。少々荒っぽいが、敵には容赦しない。また、カウボーイの知恵もすばらしい。病気やケガの手当から、ロープの扱いまで幅広い。

 中国娘の一人役で、デス妻のシャオ・メイこと、グウェンドリン・ヨーが出ている。悲惨な境遇にも負けず、1人気丈に振る舞い仲間を励ます役だ。

 自然と共に、過酷だがゆったりと過ごすカウボーイの生活が描かれた、すばらしい作品だ。1時間半の前後編なので、少々長いが、見応え十分だ。ただ欲を言えば、トムと母親の確執や、プリントの過去について、ほとんど語られていないのが惜しい。何かあったらしいと言うことしかわからない。いや、その方がいいのか。

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[映] 2番目のキス

 なかなかかわいらしい映画、典型的なラブコメである。ドリュー・バリモアがキュートだ。だが、タイトルが少々不満だ。言いたいことはなんとなくわかるが、もうちょっと考えて欲しい。

 ビジネスウーマンであるリンジーは、ひょんなことから高校の数学教師ベンと出会い、恋に落ちる。彼はやさしく、ユーモアのセンスがあり、申し分のない恋人。だが、彼にはある秘密があった…

 と言うことで、彼が30歳まで独身であったにはワケがあり… と言う展開だ。彼は大のレッドソックスファンであり、彼の人生全てはレッドソックスに捧げられている。2人の出会いは野球のオフシーズンであり、野球シーズンが始まると、彼の生活は一変する。

 とはいえ、彼の誠実さには変わりなく、彼女への愛も決して薄れたわけではない。確かに、恋人があそこまで野球につぎ込んでいると、引いてしまうと言うのもわかる。だが、リンジーの場合は、自分も一緒に応援し、彼に歩み寄る。2人の関係は、いろいろあるものの、見ていてほほえましい。ベン役、ジミー・ファロンも楽しい。TAXI:NYのドジな刑事の彼だが、なかなか好青年風だ。それになんと言っても、リンジー役のドリューは、本当にかわいらしい。彼女の笑顔を見ているだけで幸せになれる私としては、なかなか楽しめる映画だった。ただ、私は野球を良く知らないので、その辺りが少々残念。野球に詳しい人ならもっと楽しめるかもしれない。 

 どうやらこれ、人気作家ニック・ホーンビィの自伝的ベストセラー「ぼくのプレミア・ライフ」の映画化らしい。しかも、2度目らしい。(だから2番目の…なのか?? 前作は、コリン・ファース主演) サッカーフリークという設定を、野球に変えたようだ。こちらは日本未公開だったようだが、どうだったのか。

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2007年11月12日 (月)

[ド] ブラザーズ&シスターズ

 今年エミー賞で話題になったドラマが、AXNでいよいよ始まった。主演女優賞を受賞したサリー・フィールドを始め、「アリー・マクビール」ことキャリスタ・フロックハート、「シックス・フィート・アンダー」のブレンダことレイチェル・グリフィス、トム・スケリット、エイリアスのスローンことロン・リフキン、「プリズン・ブレイク」の副大統領(後に大統領)役でお馴染みパトリシア・ウェティグなどなど、キャストだけ見てもなかなか豪華な顔ぶれ。そのほかにも、ロブ・ロウ、「エバーウッド」のエイミーことエミリー・ヴァンキャンプなども出演するらしいし、アンディ・ブラウン役トリート・ウィリアムスも出てくるようだ。

 #1は、NYでラジオのパーソナリティをしていたキティが、実家のあるLAのテレビ局から仕事を依頼され、面談のためにLAへやってくる。久しぶりに戻った実家。母ノーラと確執があるキティは、仕事は断ってNYへ戻るつもりだったが…

 登場人物について簡単に説明しておくと、
キティ:次女。NYのラジオ局パーソナリティだったが、LAのテレビ局からスカウトされ、仕事を引き受けることに。母ノーラから愛されていないと感じている。恋人からプロポーズされるが、NYに戻ることが条件だと言われ…
ウィリアム:包容力のある暖かい父親。ファミリー・ビジネスであるオーハイ食品の経営者。
ノーラ:元気な良き母親であるが、キティと意見が対立してしまう。
サラ:長女。勤めていた会社を辞め、家族の経営するオーハイ食品へ。2児の母。夫ジョーとの関係が冷えかけている。
トミー:長男。オーハイ食品で仕事をしている。
ケヴィン:次男。弁護士。ゲイであることをカミングアウトしている。
ジャスティン:三男。911の後、アフガニスタン侵攻を経験し、そのトラウマからドラッグにおぼれた経験あり。
ソール:ノーラの兄。オーハイ食品の財務責任者。

 始まって早々に、キティとノーラの関係があまり良くないことがわかる。断るつもりだったテレビの仕事だったが、話を聞くうちに興味を持ち、引き受けようと言う気になる。だが、恋人からは、結婚するならNYに住むようにと迫られる。ジャスティンは、父とホリー・ハーパーの様子に怪しいものを感じる。さらに、ファミリー会社であるオーハイ食品の資金に、問題があることもわかる。そして、#1の最後に、その鍵を握ると思われる父ウィリアムが倒れる。まさに波乱の幕開けと言えよう。

 一見、和気あいあいの大家族に見える。だが、それぞれに悩みがあり、隠し事もある。不倫や、お金も絡んでくるようだ。今後、どんな展開になるのか、楽しみだ。

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2007年11月11日 (日)

[映] プライドと偏見

 ジェーン・オースティンの名作「高慢と偏見」の映画化と聞いて、お堅い映画を想像した。だいたい、原作を読んでいないし、18世紀のイギリスが舞台だし、なんとなくおもしろくなさそう…と思っていたのだが、これこそまさに偏見だった。

 18世紀末のイギリスの田舎町。年頃の5人姉妹のいる家庭、ベネット家の隣に、大富豪で独身のビングリー氏がやってくる。突然色めき立つ一家。長女のジェーンは、ビングリー氏と親密になり、母親は結婚が近いと浮かれる。一方、ビングリー氏と一緒にやってきたダーシー氏の高慢な様子に反発を覚える次女リジー。だが、彼から突然プロポーズされ…

 恋の物語である。原作はどうか知らないが、これはそう仕上がっている。どうやら、「ブリジット・ジョーンズの日記」のモデルになったお話らしい。そうか、なるほど。
 隣に独身イケメン(しかも金持ち)が引っ越してきたと知ったときの、娘たち(+母親)の反応がおもしろい。大騒ぎである。なんとか娘の一人が嫁いでくれたらと願う母。浮かれる娘たち。キャーキャー騒いでいる様子は本当にほほえましい。

 物語の柱となるのは、次女リジーとダーシー氏の恋模様。熱いラブシーンこそないが、とても甘く、切なく、心温まるストーリーだ。本当は誠実なのに、口べたなために誤解されてしまうダーシー氏もいいし、聡明で、はっきりと物を言うリジーもいい。そして、リジーのことを心から思っている父(ドナルド・サザーランド)もいい。

 ちょっとおもしろかったのは、ビングリー役サイモン・ウッズ。富豪でイケメンだが、ちょっと軽いノリの彼、よく見ると、大河ドラマ「ローマ」のオクタビアヌス(成人後)ではないか!! オクタビアヌスの時は、いっさい笑顔を見せず、知的で、少々怖い感じさえあった彼、こちらでは妙に軽い感じでビックリだ。

 タイトルを見て偏見を持つことなかれ。ちょっと切なく、とても心温まる、素敵なラブストーリーだ。

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2007年11月 8日 (木)

[映] ブロークバック・マウンテン

 去年のアカデミー賞で話題になった映画だ。ゲイのカウボーイの映画というふれこみだった。だがそう単純ではないようだ。

 60年代のアメリカ。ブロークバックマウンテンで、夏の間、羊番として雇われた2人の青年イニスとジャック。次第に親密になった2人の間には、いつしか友情以上の感情が芽生える。そして夏が終わり、イニスは婚約者と結婚、ジャックもロデオで知り合った女性と結婚。数年後、ジャックからのハガキで再会した2人は、たびたび2人だけで山へ出かけて、愛をはぐくむのだったが…

 ゲイが今ほど認められていなかった時代。ましてやカウボーイである。イニス自身、過去に父親が、ゲイのカウボーイをなぶり殺しにした事実が、トラウマになっている。ジャックへの愛情を、表に出せるはずもなく、恋人と結婚し、子供をもうける。美しい妻と、かわいい娘たちがいるにも関わらず、どうしても彼の気持ちは満たされない。そして、時々、本当に愛する人と会うことができる。2人きりで、こっそりと。

 ジャックはと言えば、これまたかわいそうな人生である。イニスと一緒に牧場をやりたいと、ずっと夢見ていたのだが、イニスにはその勇気がない。いっそ、他の人に乗り換えたいと思っても、彼への想いは断ち切れない。妻の父親からは、邪険にされる。

 もの悲しい感じの映画だ。カントリー風だが、ちょっと変わった、切ない感じの音楽も効果的だ。全体としてゆったりとした雰囲気の中で進むのだが、2人のからみはとても情熱的で、衝撃的だ。イニスとジャックが初めて愛し合うシーン、イニスの妻が2人のキスを目撃してしまうシーン、そして、イニスのフラッシュバック。最後がまたわびしい。

 日本で一般ウケするかは疑問だが、アカデミー賞も納得の作品だと思う。でも、内容が内容だけに、大人向けかな。

<以下、1月23日に追記>

 イニス役のヒース・レジャーは、2008年1月22日(火)、マンハッタンのアパートで死亡しているのが発見されたらしい。ドラッグ過剰摂取か。享年28歳。まだ若いし、これからの人なのに残念だ。

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