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2007年11月11日 (日)

[映] プライドと偏見

 ジェーン・オースティンの名作「高慢と偏見」の映画化と聞いて、お堅い映画を想像した。だいたい、原作を読んでいないし、18世紀のイギリスが舞台だし、なんとなくおもしろくなさそう…と思っていたのだが、これこそまさに偏見だった。

 18世紀末のイギリスの田舎町。年頃の5人姉妹のいる家庭、ベネット家の隣に、大富豪で独身のビングリー氏がやってくる。突然色めき立つ一家。長女のジェーンは、ビングリー氏と親密になり、母親は結婚が近いと浮かれる。一方、ビングリー氏と一緒にやってきたダーシー氏の高慢な様子に反発を覚える次女リジー。だが、彼から突然プロポーズされ…

 恋の物語である。原作はどうか知らないが、これはそう仕上がっている。どうやら、「ブリジット・ジョーンズの日記」のモデルになったお話らしい。そうか、なるほど。
 隣に独身イケメン(しかも金持ち)が引っ越してきたと知ったときの、娘たち(+母親)の反応がおもしろい。大騒ぎである。なんとか娘の一人が嫁いでくれたらと願う母。浮かれる娘たち。キャーキャー騒いでいる様子は本当にほほえましい。

 物語の柱となるのは、次女リジーとダーシー氏の恋模様。熱いラブシーンこそないが、とても甘く、切なく、心温まるストーリーだ。本当は誠実なのに、口べたなために誤解されてしまうダーシー氏もいいし、聡明で、はっきりと物を言うリジーもいい。そして、リジーのことを心から思っている父(ドナルド・サザーランド)もいい。

 ちょっとおもしろかったのは、ビングリー役サイモン・ウッズ。富豪でイケメンだが、ちょっと軽いノリの彼、よく見ると、大河ドラマ「ローマ」のオクタビアヌス(成人後)ではないか!! オクタビアヌスの時は、いっさい笑顔を見せず、知的で、少々怖い感じさえあった彼、こちらでは妙に軽い感じでビックリだ。

 タイトルを見て偏見を持つことなかれ。ちょっと切なく、とても心温まる、素敵なラブストーリーだ。

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