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2008年3月31日 (月)

[映] 守護神

 アメリカ沿岸警備隊員のお話。

 伝説の救難士ベン・ランドール。彼は、200人以上も救助した強者だったが、ある時、任務中に相棒を亡くし、一線を退くことに。そして、レスキュー隊員を養成する学校、Aスクールの教官として働くことになる。訓練生として入学してきたジェイク・フィッシャーは、最初から彼に目をつけられるのだが、彼には過去があった…

 ベンは、相棒を亡くしたことがトラウマになっている。現場に出る自信を失って、教官となる。彼に訓練を受けたジェイクは、やがて一人前の救難士となり… とここまでなら、予想通りの展開だ。だが、最後に一ひねりあるのだ。守護神とは、ベンのことなのである。

 ベンは、ジェイクに目をつける。将来有望の水泳選手だった彼が、なぜ救難士の道を選んだのか疑問に思う。そして、ジェイクにも、つらい過去があることを知り、二人はある絆で結ばれる。それが、最後の最後で見せ場となるのだが… 正直、話が少々長すぎる気がする。

 ベンの救難士としての生活、妻との別居。そしてジェイクたち訓練生の過酷な訓練、ジェイクの恋愛、卒業。さらに、ベンと共に、ベンの古巣に配置されたジェイクの活躍と、かなり盛りだくさんだ。アシュトン・カッチャーたちの体当たり演技もすばらしい。だが、詰め込みすぎのせいで、どこが見せ場なのかよくわからない。ベンの物語なのか、ジェイクの物語なのか。タイトルから察するに、ベンを語るジェイクの物語なのかな。

 しかし気になったのが、「安い給料で…」のくだり。あんなにがんばっているんだもの、彼らのような人たちにこそ、高いお給料やってくれよ…

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[映] ストリングス ~愛と絆の旅路~

 なんの映画だろうと思ったら、人形劇だった。だが、ただの人形劇ではない。彼らはまるで生きているかのようであり、これままさに人形の世界の物語なのだ。

 へバロン王国の王カーロは、息子ハルにあてて遺書を書き、自ら命を絶った。だがそれを見つけた邪悪な弟ニゾは、遺書を破棄、敵対するゼリス一族の仕業にみせかけ、王子ハルが敵をうちにいくようし向ける。さらにそこでハルを襲わせ、自分が王座につく計画だった…

 ありがちな王家のお話である。息子ハルにあてた遺書には、自分が犯した罪を償うために自殺すること、敵対するゼリス一族とはこれ以上戦いをせず、平和な国を築くよう書かれていたのだが、そんなことは知らないハル。ニゾの企みにまんまと乗せられて、旅立ってしまう。

 ハルは善人だが、とにかく青い。故に浅はかである。ニゾの企みに気づくハズもなく、自分の立場もわかっていない。さして強いわけでもない。
 そんなハルが、旅先での出来事を通して成長する。父の犯した罪を知る。信じていた家臣に裏切られる。そして、敵と信じていた相手が、無実と知る。

 お話としては、どこかで聞いたような話ではある。だが、この人形たちはすばらしい。操り人形なのだが、あえてその糸をしっかり見せている。彼らは、頭の糸が切れることで、死を表す。天から伸びていると言うその糸は、他の人ともつながっているらしい。彼らは、操り人形という生き物のようだ。戦いのシーンこそ迫力に欠けるものの、雨の中で悲しみを表現するシーン、水中を泳ぐシーン、赤ちゃん人形が生命を得るシーンなど、なかなか興味深い。

 デンマークで製作された映画のようだが、日本人豪華キャストによる吹き替えがされていた。それがウリなのだろうが、私としては、吹き替えではない方が見てみたかった。唯一残念な点だ。

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[映] パフューム ~ある人殺しの物語~

 強烈なインパクトの映画だ。脳裏に焼き付くシーンが多い。PG-12指定なので、注意。

 舞台は18世紀のフランス。悪臭たちこめる魚市場で産み落とされたジャン=バティスト・グルヌイユ。腐った魚と一緒に廃棄されようとしていた彼は、奇跡的に助けられるが、孤児院に売られ、孤独な少年時代を過ごす。その後、皮なめし工場へ売られ、過酷な労働を強いられる。だが、彼にはある才能があった。それは、嗅覚が異様に鋭いこと。そしてある日、街に出た彼は、美しい少女の香りに惹かれて…

 冒頭の死刑宣告シーンも強烈だが、彼の誕生シーンはものすごい。魚市場の女の私生児として産み落とされた彼は、腐った魚の山に、無造作に放り投げられる。死んでいると思われた彼は、だが生きていた。子供を殺そうとしたと言うことで、母親は死刑。以後、彼を引き取った者は全て、彼を手放すと直後に死んでいる。

 生まれたときから、彼は誰からも愛されずに育った。故に、愛することを知らない。ただひたすら、香りに対する好奇心だけが、彼の生きる支えである。そしてある日、美しい女性の香りに出会う。だが、香りをかぐことにしか興味のない彼は、誤って彼女を殺してしまう。そして、死と共に、香りも消えてしまうことを知る。なんとかその香りを、保たせることはできないものか。

 彼は、殺したかったワケではない。ただ香りを集めたかっただけだ。美しい花から香水を作るのと同じ。殺してはいけないと言う考えは、彼にはない。つまり悪いことをしていると言う意識はない。だが、そんなことが許されるはずもなく、ついにつかまり、冒頭の死刑宣告となるわけだ。ここまでは、目が離せない展開。

 ちょっと納得がいかないのは、その後だ。少々意味不明の展開、なんだかなーの結末。わかったような、わからんような。でもまぁ、普通の展開じゃ、おもしろくないしね。

 老調香師役で、ダスティン・ホフマン。最後の獲物(美女)の父役で、ハリーポッターシリーズのスネイプ先生でお馴染み、アラン・リックマン。ナレイターはジョン・ハート。みんな、おかしなカツラをかぶり、白塗りメイクをしていて笑える。貧困層と、上流階級の暮らしの差が、身なりだけでなく、香ってきそうだ。

 セックスシーンこそないが、子供が見て楽しめる内容ではなさそうだ。PG-12も納得。だが、2時間以上の長さも感じさせず、一気に見てしまった。とにかく強烈な映画だ。

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2008年3月24日 (月)

[ド] グレイズ・アナトミー3 #22

 終盤が近くなってきたグレイズ・アナトミー3。今回は、ちょっといつもと様子が違う。アディソンが単独でLAへ行き、旧友の病院を訪ねると言う設定。そう、これがウワサの、アディソン主演スピン・オフ・ドラマ「プライベート・プラクティス」の舞台となる病院、「オーシャンサイド・ウェルネス・グループ」らしい。

 サンタモニカにあるらしい。そして、旧友ナオミ役は、「マルコム in the middle」のスティービーのママ役でお馴染み、メリン・ダンジー。(だが、プライベート・プラクティスでは、違う人が演じるようで、ちょっと残念) また、ティム・デイリー、プリズンブレイクのケラーマンこと、ポール・アデルスタインも出てきた。

 またここでのゲストのようだが、D.W.モフェット(パレスガードのトミー・ローガン役が忘れられない!先日もブラザーズ&シスターズにゲスト出演していて(^o^))、エバーウッドのニーナこと、ステファニー・ニズニック、ツインピークスの高校生マイク・ネルソンこと、ゲイリー・ハーシュバーガー、エイリアスのサークこと、デヴィッド・アンダースなどなど、ちょっとおもしろい顔ぶれ。

 雰囲気は、ボストン・リーガルの病院版といった感じか。共同病院という設定もなかなかおもしろい。ナオミと元夫が、同じ建物の中で別々の医院としてやっているらしい。産科医が辞めてしまって不在ということで、アディソンのポストもバッチリだ。ティム・デイリーとのラブストーリーもありそうだ。シーズン1は22話あるようだが、#9まで放送されたところで休止しているのが少々気になる。

 と言うわけで、SGHでのお話は、今回さほど多くない。プライベート・プラクティスへの橋渡しストーリーがメインだ。スピンオフも楽しみである。

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[映] ドリームガールズ

 何度も言うようだが、ミュージカルは嫌いだ。お話の途中で急に歌い出すのは、明らかに不自然だし、苦手系の曲をじっくり聴いていられない人間なので、曲が気に入らないと退屈してしまう。だが、最近のミュージカル映画は当たりが多い。これもそう。ストーリーもすばらしいが、曲もいい。なにより、役者が最高なだけに、歌声は鳥肌ものだ。

 60年代のアメリカ、デトロイト。歌手としての成功を夢見る黒人乙女3人組、ドリーメッツ。ある日、彼女たちは黒人歌手ジミー・アーリーのバックコーラスを依頼される。リードボーカルのエフィは、自分たちの目標とは違うと反対したものの、結局引き受けることに。彼と共にツアーを続けるが、マネージャーは彼女たちの才能と人気に目をつけ、今度は彼女たちを売り出そうと考える。ただし、リードボーカルをディーナに変えて…。

 実在のグループ、シュープリームスをモデルにした、ブロードウェイミュージカル、ドリームガールズ。その映画版だ。ディーナ役ビヨンセが、ダイアナ・ロスということだろう。実際の出来事とはずいぶん違うと怒っている方もいらっしゃるようだが、実名は使っていないし、これはこれ、こういう物語だと解釈しよう。

 この手のグループは、最初は仲良くやっていても、長年やっているうちに、必ず何かしらの問題が起こる。彼女たちの場合は、リードボーカルとしてずっとやってきたエフィをバックコーラスにして、今までバックコーラスだったディーナをリードボーカルにとしたことで、エフィが不満を持つ。歌唱力は自分の方が上なのに、見栄えのいいディーナがリードだなんて。当然の不満である。エフィ役のジェニファー・ハドソンは、この演技でアカデミー賞助演女優賞を受賞した。納得の演技&歌唱力。その圧倒的存在感(見た目だけでなくね)は、主演女優賞でもいいくらいだ。

 だが私はあえて、ビヨンセの方に注目したい。彼女は当然だが、歌唱力抜群の歌手である。その彼女が、ジェニファー・ハドソンに、歌唱力で負けると言う役を演じているのだ。そのために、抑えて歌ったと言う。彼女の努力に拍手。

 マネージャー役のジェイミー・フォックス、ジミー・アーリー役のエディー・マフィーもすばらしい歌声を披露してくれる。エディー・マーフィーは久々に歌声を聞いた気がする。イメージとしてはジェームズ・ブラウンか? ジャクソン5らしきグループも登場。また、エフィが抜けたあと、代わりに入ったメンバー、ミシェル役で、ボストン・パブリックのマリリン・スードア先生こと、シャロン・リールが出演。さらに、チョイ役だったが、ジャズシンガー役で、同じくボスパブのマーラ・ヘンドリックス先生こと、ロレッタ・ディヴァインも出演。
 歌声は披露していないが、ダニー・グローバーが、渋いマネージャー役を演じている。なかなかいい役だ。

 黒人歌手が、白人社会で売れるためには、相当な苦労があっただろう。白人向け路線への変更も余儀なくされたようだ。表の華やかさとは裏腹に、仲間割れ、曲の奪い合い、醜い争い。曲のすばらしさと共に、そんな現実も見せてくれる映画だ。

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2008年3月23日 (日)

[ド] マルコム in the middle 6

 シーズン5まで放送したのち、しばらく忘れられていた「マルコム in the middle」。今頃になって、やっとシーズン6が放送されることになったようだ。待ちくたびれてしまった。

 5の最後で、ハルもロイスも職を失い、莫大な借金をかかえ、さらにリースの入隊を知った一家。6では、今までの状況をハルがぼやくシーンで始まる。

 まず、すぐにロイスが動く。未成年の息子を軍に取られてはなるものかと、意気込んで行ったものの、どこにいるかわからないから待つように言われる… 6ヶ月も。当然、待てるはずもなく、今度はハルが軍へ出向くのだが、軍の待遇の良さを聞かされ、自分が入隊したくなってしまう。やっぱりハルである。

 マルコムはと言えば、リースの入隊は、自分が彼女を奪ったせいだと罪悪感でいっぱいになる。なんとか償う方法はないものかと、デューイと共に考えたこととは…?? 二人とも、リースはもう戻ってこないと思いこんでいるところが笑える。悲しみつつも、どこか願っているような。

 リースは、実地訓練(?)にでかけたはいいが、世界中をさまよい、超アバウトな世界地図を頼りにアメリカへ向かう。

 久しぶりに見たマルコムだが、今回からは、どうやら字幕版になったようだ。リピート放送も1度しかなく、見逃すと大変だ。予算の関係か?? でも、彼らの声が聞けるので、字幕版もなかなかいい。デューイはなかなか大人っぽくなった。なにより、ものすごい才能の持ち主である。

 このドラマ、2006年に放送は終了しており、シーズン7までしか作られていない。最後まで放送してくれると良いのだが。

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2008年3月22日 (土)

[映] ジャンパー

 春休み映画館ハシゴ企画第2弾、午後の部である。同じく、時間の都合で吹き替え版になってしまった。

 高校生のデヴィッドは、ある日凍った川に転落。死を意識したその瞬間、全く別の場所 …図書館へ瞬間移動してしまう。自分の能力に気がついたデヴィッドは、酒浸りの父のいる家を離れ、1人で暮らすことに。だがある日、彼は命を狙われる…

 デヴィッドの能力は瞬間移動だ。一度行ったことのある場所ならば、念じただけでそこへ移動できる。すばらしい能力だ。だが、それ故に、彼らを恐れ、抹殺を図る組織があった。パラディンである。これはジャンパーとパラディンの戦いの物語だ。

 瞬間移動できるのならば、怖い物ナシなのではと思う。見つかっても、すぐに逃げれば良いのだから。だが、敵も侮れない。ジャンプできない条件を知っている上に、ジャンプ直後ならば、追っていけるらしい。彼らが闘うシーンは迫力満点だし、スリリングだ。なんたって、パラディン代表は、サミュエル・L・ジャクソンなんだもの。

 とはいえ、どうもストーリーの掘り下げは少々足りない気がする。わからない部分も多い。ジャンパーを恐れる気持ちはわかるけれど、なぜ抹殺しなければならないのか。

 デヴィッド役はヘイデン・クリステンセン。彼の相手役は、OCのサマーこと、レイチェル・ビルソン。デヴィッドの、失踪した母役がダイアン・レイン。なかなか重要な役割だ。ちょっとヒーローズのような展開だが、そこまで深くはなさそう。いや、続編を考えて、あえてこのくらいにしているのか??



 

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[映] ライラの冒険/黄金の羅針盤

 下の子と春休み恒例(?)、映画のハシゴに行った。下の子が見たいと言う作品2作。まず午前の部はこれだ。ハシゴするため、時間の都合上、吹き替え版しか見られなかった。

 舞台はイギリス、オックスフォード。だが、私たちの世界とは少々様子の違う、パラレルワールド。孤児として、ジョーダン学寮で暮らすライラは、ある日やってきた謎の美女、コールター夫人に連れられて、冒険の旅に出ることに。だが夫人にはある企みがあるのだった…

 ライラの冒険は、全3作で、これは1作目ということもあり、物語の設定を理解するのに少々時間がかかる。映画では、その辺をサラッとしか紹介していないので、細かい内容はよくわからない。とりあえず、ライラが冒険に出るお話だ。

 この世界では、人には必ずダイモンと呼ばれる守護精霊がいる。彼らは動物の姿をしていて、人と会話をする魂のような存在だ。子供の頃は自在に変化するのだが、大人になるにつれ、何かの形に定まるらしい。ライラのダイモンは、パンタライモン。オコジョだったり、猫になったり、鳥になったり、自在に変化する。

 ライラは、どうやら勉強嫌いの、少々問題児らしい。だが頭は悪くない。そして勇気がある。友達を決して見捨てない。

 もう一つ、重要な設定として、ダストがある。それがどういうものなのか、よくわからないのだが、他のパラレルワールドへの出入りに関係するらしい。その鍵となるのが、ライラの持つ羅針盤。ライラのおじアスリエル郷は、ダストの存在を証明するために、単身北極(?)へ出かけてしまうのだが、その辺のお話は、今回はあまり出てこない。ダストを探そうとするおじたちと、ダストは悪だと考える人たちの戦いになるらしい。

 壮大な物語だ。映像は迫力満点だ。戦いのシーンもあるし、スリリングな展開だ。だが、設定が今ひとつよくわからない。さっそく原作本を買ってきたので、読んでみようと思う。

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2008年3月20日 (木)

ももちゃん

 そこは奇妙な造りの部屋で、ももちゃんはそこにいた。他の多くの子供たちと一緒に、雑魚寝していた。3歳くらいだろうか。まるで、アルプスの少女ハイジのような、素朴な、そして純粋な女の子だった。ふっくらしたほっぺは、まるでモモのようで、それで「ももちゃん」と呼ばれていた。
 ももちゃんと、すぐに仲良くなった。ももちゃんは、私に甘えた。私も、我が子のように接した。かわいいももちゃんに会いたくて、たびたび会いに行った。

 ある時、ももちゃんが行方不明になった。すぐに見つかるのだが、私の所へ来ようと、施設(?)を脱走したのだと言うことがわかる。なんと愛おしいももちゃん。私は彼女を我が子として育てる決意を固めた。そして、ももちゃんを抱きしめて言った。
「ももちゃんは、ママのものだからね」
すると、ももちゃんは言った。
「自分の言った事の意味わかってる?」
ここで目が覚めた。夢である。

 なんだったんだろう。こんな夢は初めてだ。よくよく考えてみると、昨日は上の子の中学卒業式だった。そう、子供たちの成長を実感した一日だったのだ。
 上の子のお友達の何人かは、寮へ入るために家を出る。進路はみんなバラバラだ。巣立ち。早い子はもうすぐ、そうでなくてもあと数年で、巣立っていく。入学した頃は、まだほっぺぷっくらでかわいかった彼らも、今ではずいぶんとおとなっぽくなった。格好つけてる子もいるし、制服のボタンを全部とられたモテ男もいる。いつのまにか、守ってあげる存在ではなくなってしまった…

 そんな想いからくる寂しさ故だろうか。成長した姿を頼もしく思いつつも、もう決して戻れないあのころを懐かしむ。ももちゃんに会いたい。

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2008年3月18日 (火)

都まんじゅう

 上の子の教科書を買うために、清水へ行った。こういう時、遠くの学校って大変だなぁなどと、今更のように思いつつ、教科書やら辞書やら大量に買い込み、商店街をとぼとぼと歩いていた。そして偶然みつけた、「都まんじゅう」の看板。
Miyako
 昔、茅ヶ崎に住んでいた頃、駅前で売っていた都まんじゅうが大好きだった。懐かしの味なのだ。甘い物が苦手なハズなのだが、これは食べられた。中は白あん、皮はちょっとカステラ風。1個30円。まさかこんなところでお目にかかれるとは! 思わず30個購入。(買いすぎ…)

 気になって調べてみたら、どうやら日本各地にあるらしい。名前もいろいろあるようだ。茅ヶ崎のお隣、平塚にもあるようだし、引っ越した先の中野の駅前にも、違う名前だったが売っていた。(その後、なくなってしまった気がするが) ここのお店は、清水と富士にあるらしい。

 Wikipedia によると、「元々は製造機械のメーカーでもある福岡県の城野鉄工所が、昭和10年代に地元で菓子店を出店した後、東京に進出したことから「都まんじゅう」と名付けられ、製造機械の販売に伴い日本中に広まった。」とのこと。なるほど。Wikipedia に載ってるのもすごいが、都まんじゅう調査隊なるページも発見。(更新されていないようなのが気になるが) やっぱ気になってる人っているのね…

 それにしても懐かしい。まさかこの年になって、また都まんじゅうが食べられるとは。(ちと大げさか) 1個30円なら上の子にも買えそうだ。清水へ行くのが楽しみになった。

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2008年3月16日 (日)

[ド] デスパレートな妻たち3 #23

 なんだかあっと言う間だったなー、デス妻シーズン3。今シーズンもいろいろなことがあったが、またまた気になる終わり方だ。

 めでたく市長ビクターと式を挙げたガブリエルだが、彼に本当に愛されているか疑問を持ち始める。カルロスもイーディのウソに傷ついて失意のどん底。そして二人はなんだかいいムードになってしまった。
 スーザンとマイクはほのぼのだ。質素ながらも暖かい手作り結婚式で、幸せいっぱいと言った感じ。
 リネットは病気と闘うことになるのだろう。おまけに、憎んでいた母が手伝うためにやってきた。心中穏やかではないだろう。だが、和解のきっかけになるのかもしれない。
 ブリーは、ダニエルの妊娠を隠すのに必死。夫婦生活はうまくいっているようだが、ダニエルとオースティンの子を、自分たちの子供として育てることにするようだ。
 イーディは、カルロスに捨てられたショックで自殺を図る。

 イーディ役はまだ降板していないので、おそらく助かるのだろう。アメリカではシーズン4を放送中。まだしばらく楽しめそうだ。

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[ド] ダラス特番

 なんで今更ダラスなのかわからないが、とりあえずダラスを全部見たファンとしては、ここは押さえておかねばと、特番と96年の「JRリターンズ」、98年の「新たなる野望」ぶっ続けで6時間予約。なんとか見終えた。

 まず特番。これは、シリーズ全13シーズン分を90分かそこらで紹介すると言うすばらしい企画。各シーズンのあらすじ、見所、ゲストなど、なかなか興味深い内容だ。ダラスファンとしては、保存版である。

 そして「JRリターンズ」。これは、どうやらダラスの最終回から5年後のお話らしい。最終回では、自殺しそうだったJR。その後どうなったかは不明のままだったが、元気にカムバックというわけだ。ユーイング石油を手に入れようと画策するお話だ。だが、内容としては、ドラマの続きという感じで、特に斬新さはない。相変わらずJRはJRで、唯一目新しいと思えたのは、キャストが老けたことくらいだ。ボビーの恋人役で、ロザリンド・アレン(サンタバーバラの2代目グレッチェン・リチャーズ)が出演。吹き替えの声が、パメラの声だったのが妙にわびしい。

 最後に「新たなる野望」。これまたリターンズの続きといった内容で、ウェストスターを乗っ取ったJRと、ユーイング石油を手に入れたボビー&スーエレンの攻防戦。レイも出てきて、原題通りまさに「ユーイング家の戦い」。だが、目新しさはなく、毎度お馴染みの展開である。おまけに前作でボビーの恋人役だったロザリンド・アレンも出てこない。まさにプレイボーイ。

 だが、まぁ、久しぶりにダラスを見られたし、なにより特番のダイジェストはなかなか楽しめた。しかし、なぜ今更ダラスなのか。映画化という話もあったが、いっこうに進展していない様子。話が出ていた当初とは、配役も変わったようだし、実現するかも不明だ。どうなってるんだ、ダラス。

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2008年3月15日 (土)

[ド] ヒーローズ #23

 ここ数ヶ月、一番気になっていたドラマ、ヒーローズ。ついに最終回。迫力の結末だった…

 アイザックによって予言されている、そしてヒロが未来で見たNYの爆発を、くい止めることができるのか否かが、一番の気がかりだったが、そういう展開になるとは。他に道はなかったのか。

 そして気になるのが、彼らの安否だ。ピーターは、ネイサンは、そしてマットは? ちょっと先を調べて、安否を確認してしまったのだが(^o^;、この3人は引き続き登場するようだ。さらに新キャラも登場するらしい。

 かなり引っ張った割には、あっけない結末の気もするが、ヒーローたち勢揃いのラストシーンは迫力満点だった。そしてラストも意味深。まだまだ謎も多い。だいたいあの組織はいったいなに? 意外な人物まで絡んでいるようだ。早くもシーズン2が気になってならない。

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高校受験

 自分の高校受験は遠い昔の記憶。今住んでいる地域とは、入試のしくみも違うし、よくわからないのだが、当時は不合格者はほとんどいなかった。つまり、倍率も高くなかった。

 だが、上の子が受けた高校は、倍率が少々高く、さらに志望変更で増えてしまい、とても気がかりだった。試験直後に様子を聞いても、「別に普通だけど」と、つれない返事。さらに、翌朝の新聞に載った解答も、ロクに見もせず、「今更ミス探して悲しんでもしょうがない」。これは諦めなのか?

 入試2日目、面接の日、付き添いで学校へ行くことになっていた。本人たち以上に緊張して高校へ到着。するとそこには、職場の同僚が。そんなこともあり、付き添いに来ていたお母さんたち7~8人が、なんだかんだで次第に輪になり、ヤケに盛り上がってしまった。いろいろな地域から受けに来ていることがわかる。自分の子供たちの笑い話も出た。そうこうしているうちに、早く面接を終えた生徒が戻り始めた。さっそく捕まえて、面接の様子を聞き出す人あり。おばさんは集まると怖いもの知らずだ。

 受験番号が後半だったので、かなり待たされたが、おかげで楽しく過ごすことができたし、いろいろな情報も得ることができた。貴重な体験。みんな合格するといいな。

 そして昨日、いよいよ発表である。一緒に受けた友達のお母さんと示し合わせて、子供たちより一歩先に高校に到着。真っ先に結果を知る。合格! その受験番号を見るまで、心臓バクバクだったが、やっと落ち着いた。そしてすぐにメール。

 本人たちは、一度帰宅して昼食をとり、合格証書&書類を受け取りにまた学校へ。もらってきた封筒の中には、春休みにそろえるべき、膨大な教科書&宿題用のテキストのリストが。鬼のような宿題量である。制服も作らなくてはならないし、体操服やら定期やら、出費も多そうだ。なにより、朝早起きして登校しなくてはならず、今すでに遅刻ギリギリの上の子に通えるのか? 不安はつきない。

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2008年3月12日 (水)

[映] 善き人のためのソナタ

 以前、新聞に講評が載っていたのを読んで、気になっていた映画だ。ドイツの作品で、ベルリンの壁が崩壊する数年前の東ドイツが舞台。去年のアカデミー賞では、外国語映画賞を受賞している。

 1984年東ドイツ。国家保安省のヴィースラー大尉は、劇作家ドライマンが反体制思想を持っていないか否か、監視をすることに。盗聴器を取り付け、連日彼らの行動を監視。だが、ドライマンと恋人クリスタの日常を盗聴し続けるうちに、ヴィースラーはドライマンの思想に影響されはじめ…

 ヴィースラーは尋問のプロだ。これまで、何の疑問の抱かず、反体制思想の疑いのあるものを監視し、尋問してきた。それは国家のためであり、そうすることがいいことだと信じてきたに違いない。だが、ドライマンの日常に接しているうちに、彼の気持ちが変わっていく。彼の家にこっそり忍び込み、彼の読んでいる本を読んでみる。そして彼の弾く、「善き人のためのソナタ」に心うたれる。

 ドライマンの投稿が問題となり、立場が危なくなる。その辺りはとてもスリリングだ。またヴィースラーの心の動きが興味深い。今まで信じていたものが崩れ去る。そんなもののために自分は忠誠をつくしていたのかと愕然とする。そして、自分を犠牲にしてまでもドライマンを守るのだ。

 ベルリンの壁崩壊後、ドライマンは自分を救ってくれた者の存在を知る。自分が助かったのは偶然ではなかったと知るのだ。最後はなかなか感動的だ。

 残念なことに、ヴィースラー大尉役のウルリッヒ・ミューエ氏は、2007年7月に、胃ガンで亡くなったらしい。ご冥福をお祈りする。

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[映] 恋するレシピ~理想のオトコの作り方~

 サラ・ジェシカ・パーカー、マシュー・マコノヒー主演のラブコメ。設定は独特だが、まぁありがちな展開&結末。それなりに楽しめる作品だ。

 35歳独身のトリップは、両親と同居。そのため、自宅へ彼女を連れてくると、決まって別れを告げられる。そうやってプレイボーイを続ける息子を、なんとか自立させようと考えた両親は、息子に彼女ができて家を出たと言う友人夫婦の話を聞き…

 ポーラは、なかなか親離れできない息子の彼女になり、自分から家を出るようし向けるのが仕事。美しく、聡明で、すぐに男性に気に入られる。相手の趣味に合わせるのだ。まさに男性にとって理想的な彼女ということらしい。
 何も知らないトリップは、ポーラとつきあい始める。友達にも紹介する。そして、ある段階まで行くと、そろそろ潮時と考える。そして自宅へ連れて行く。だが、今度ばかりはそう簡単にふられない。だって、ポーラは両親の依頼でつき合っているのだから。

 トリップは、1人の女性と長くつき合うことを避けている。そのために両親と暮らしているのだ。別れるのがラクだから。その理由がわかったとき、2人の関係に変化が生じる。

 結末は、ハッピーエンド。ありがちな展開ではあるが、サイドストーリーとして、トリップの親友と、ポーラの親友がカップルになったり、トリップの両親の夫婦関係などが描かれていて、なかなか楽しめる。数々の動物がおもしろいシーンを見せてくれるのも見所か。

 日本じゃ、独身で両親と住んでいるなんて、別に珍しくもないが、アメリカでは、30歳過ぎてもまだ両親と暮らしている=自立できていないと言うことらしい。

 マシュー・マコノヒーの母親役は、キャシー・ベイツ。父親役は、テリー・ブラッドショウ。あまり見かけない顔だと思ったら、フットボール選手だった人らしい。トリップの親友の1人役として、エイリアスのウィル・ティッピンこと、ブラッドリー・クーパーが出演している。

 それにしても邦題が気に入らない。恋するレシピって、料理の映画でもあるまいし。原題は「Failure to launch」。「船出失敗」とか、「巣立ち失敗」って感じか。

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2008年3月10日 (月)

[映] カポーティ

 「ティファニーで朝食を」などで有名な作家、トルーマン・カポーティが、実際の事件を6年に渡って取材、「冷血」を書き上げるまでのストーリー。2006年アカデミー賞では、カポーティを演じたフィリップ・シーモア・ハフマンが主演男優賞を受賞している。

 1959年、カンザス州で一家が射殺される事件が起きた。この事件に興味を持ち、執筆のため取材することにした作家、トルーマン・カポーティ。すぐに犯人は逮捕され、彼らと話す許可を得て取材を続けるトルーマンだったが…

 まず、このカポーティという人はとても個性的だ。どうやらゲイのようであるし、女性的な口調なのだが、その繊細な感じを、フィリップ・シーモア・ハフマンはうまく演じている。

 カポーティは、一家惨殺事件を知り、これをネタに本を書こう!と言う、おそらく軽いノリで取材に出かける。やがて2人組の犯人がつかまり、彼らと面会。どんな極悪人かと思いきや、意外と普通の青年たちである。
 彼らから、一家殺害についての真相を聞き出そうと、カポーティは監獄に通う。だがなかなか核心に近づけない。とはいえ執筆の方は順調だ。

 そのうち、犯人の1人と特に親密な関係になる。自分の過去をも語ってしまう。親密になるにつれ、彼らのこの先を考えて落ち込むようになる。この辺りから、カポーティの精神は非常に不安定になってしまうのだ。

 結局、本を書き上げるまで6年かかったようだ。そして、この本の後に、完成させた本は一冊もない。彼が、この1冊で、どれだけ憔悴したかがわかる。

 物語は淡々と進む。特に派手な演出はない。助演のキャサリン・キーナーもノミネートされていたが、特に目立った演技はなかった。だが、この映画には、重みがある。彼が命をすり減らして書き上げた「冷血」、映画にもなっているので、是非こちらも見てみたくなった。

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2008年3月 5日 (水)

[映] ホリデイ

 ちょっといい気分になれる、ホッとする映画だ。イギリスとアメリカが舞台、ケイト・ウィンスレット、キャメロン・ディアス、ジュード・ロウ、ジャック・ブラックの4人の、恋の物語。

 ロンドンの新聞社に勤めるアイリスは、元恋人を忘れられずにいた。そんなある日、彼が他の女性と婚約したことを知る。ショックで落ち込むアイリス。一方、LAで、映画予告編製作会社を経営するアマンダは、同棲していた恋人の浮気に気づき、彼を追い出す。気分を変えたいと考えたアマンダは、HPで偶然みつけた田舎の家で休暇を過ごすことを思いつく。それはまさにアイリスの家で、2人はお互いの家を2週間交換することにするが…

 ホーム・エクスチェンジって、おもしろそうだ。アマンダは、LAの豪邸に住んでいる。一方アイリスは、ロンドンから40分という郊外の、質素な家に住む。全く違う環境に、それぞれ飛びこんだワケだが、それぞれに出会いがある。

 アマンダは、偶然やってきたアイリスの兄グレアムと深い仲になる。これはありがちな展開である。これだけなら、つまらない映画だ。だが、グレアムにはちょっとした秘密がある。そして、これが2人の関係をより複雑なものにするのだが、心温まるシーンでもある。
 一方、アイリスは、夢のような豪邸に大はしゃぎだ。そして、偶然やってきた、アマンダの元彼の友達マイルズと出会う。彼には恋人がいる。とりあえずは友達だ。だが、頼りになる友達である。一緒にいて楽しい。場を盛り上げてくれる。そして、大切な時にそばにいてくれる。映画音楽製作者という、彼の設定もおもしろい。

 さらに、アイリスには、この映画の要とも言える出会いがある。隣人である。この隣人の存在が、映画をより深いものにしている。イーライ・ウォラック演ずるアーサー・アボットは、年輩の脚本家。彼との出会いで、アイリスは心の安らぎを得る。最後の方に出てくる、彼をたたえる会のシーンは本当に感動的だ。

 遠距離恋愛。さて彼らはどうするのか。大晦日はグレアムの家(ロンドン)で過ごしたようだが、年の半分くらいはLAでも過ごして欲しい。だってアーサーがさびしくなってしまうもの。

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2008年3月 4日 (火)

[ド] ブラザーフッド

 同名の韓国映画があったようだが、こちらは全くの別物。ロードアイランド州プロビデンスのヒル地区を舞台にした、アイルランド系兄弟の物語だ。FOXクライムで去年シーズン1が放送され、先日再放送していたので、一気に見た。

 アイルランド系労働者の多く住むヒル地区。廃退する街を救うべく、トミー・カフィーは州議会議員に。だが、7年間行方不明で、死亡したと思われていた兄マイケルが、突然戻る。マイケルは、マフィアのボスだった…

 議員とマフィアの兄弟という設定がおもしろい。マイケルは、見るからにワルなのだが、家族を思う気持ち、街を守りたいと言う気持ちは誰にも負けない。対してトミーは、一見善人だが、裏取引もする。家族や街を思う気持ちは2人とも同じ、だが方法が全く違う。

 ヒル地区は、アイルランド系が多く住み、労働者階級の彼らは、ほとんどがずっと同じ場所に住み続ける。つまり、議員も、マフィアも、警官も、幼なじみなのだ。この小さな街が、彼らの世界。それぞれの立場、それぞれの事情。そんなドロドロした関係を見せてくれる。

 マイケル役は、今やハリー・ポッターシリーズのルシウス・マルフォイでお馴染み、ジェイソン・アイザックス。個人的には、イギリスのドラマ「キャピタルシティ」のチャス役が印象的だったのだが、全く正反対の役だ。

 一気に見たので、頭がごちゃごちゃで(^o^;、物語の細部まで追いきれていないのだが、シーズン2が始まるので、整理しておきたい。シーズン1の最後で、兄を売って出世の道を選ぶか否かの選択を迫られたトミー。売ってもいいとまで言ったマイケル。今までマイケルをかばってきたが、立場が危うくなってきた刑事デクランは、マイケルに重傷を負わせてしまった。トミーの妻アイリーンはドラッグ&アルコール依存から抜け出せない。果たして、彼らに未来はあるのか?

 

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[映] 最終絶叫計画4

 おバカなパロディ映画の第4弾。実はこのシリーズ、見たことがない。くだらないと思っていたからだ。だが、4の予告を見ているうちに見たくなってしまい、深夜に放送していたのだがバッチリ録画。くだらないながらも、笑わせてもらった。

 根本的にパロディなので、ストーリーらしいストーリーはそれほどない。だが、あえて言うなら、宇宙戦争の流れか。(冒頭はなぜか「ソウ」。だが、これでつかみはバッチリだ) シンディとブレンダのコンビは、このシリーズにずっと参加している様子。

 大物俳優を、とんでもないところで使っているのもおもしろい。主役の娘レイチェル役で、「4400」のマイアこと、コンチータ・キャンベルも出演。マイケル・ジャクソンのそっくりさん(さすがに本人の出演はムリだったか)が、レイチェルを連れて行きそうになるシーンに苦笑い。

 とにかく、パロディがおもしろい。子供たちと一緒に、これ、アレのパクリね~と大笑いしながら見た。たまにはこんな映画もおもしろい。

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[映] リトル・ミス・サンシャイン

 同じく去年のアカデミー賞で4部門ノミネート、助演男優賞と脚本賞を受賞した作品。個性的な家族が、少女ミスコン出場のためにミニバンでカリフォルニアを目指すロードムービーだ。

 アリゾナ州に住むフーヴァー家。妻シェリルの兄フランクが、自殺未遂で病院へ運ばれたと連絡を受ける。シェリルは、フランクを自宅へ引き取ることに。そんな一家の元へ、娘のオリーブが少女ミスコンである「リトル・ミス・サンシャイン」への出場を決めたと連絡が入る。大喜びのオリーブのため、一家はオンボロのミニバンに乗り込み、開催地カリフォルニアへ…

 この一家、かなり個性的な一家だ。父親リチャードは自己啓発本出版を考えている、自称勝ち組。だがそう思っているのは、本人だけのようだ。長男ドゥウェインはテストパイロットになるまで口を利かないと言う誓いを立てている。どういう意味があるのかは不明だが、とにかく口を利かず、話す必要があるときは、メモ帳に書いている。リチャードの父は、言ってみれば下品なオヤジだ。言いたいことを言うし、ヘロイン(?)もやっている。だがオリーブは、このグランパをとても慕っていて、ミスコン出場のためのダンスを教えてもらっている。このダンス、家族の誰にも見せていない(グランパと2人だけの秘密の特訓)というのがミソだ。

 みんなそれぞれ自分のことしか考えていないような、ちょっと無神経な家族の中へ、自殺未遂をした、意気消沈しているフランクが参入。普通だったら、どう接して良いものか、気を遣ってしまうところだが、この家族にはそんなことは関係ないらしい。何があったのか、無邪気に聞くオリーブ。真実を話すフランク。この無神経さ、フランクには良かったのかもしれない。

 確かに長旅ではある。だが、ミスコンに参加するだけだ。飛行機代を惜しんで車での移動。よくある話だ。それなのに、数々の不幸な出来事が、一家を襲う。でも彼らはメゲない。それどころか、次第に結束していく。その様子は、コミカルだが、ほのぼのしている。

 ドラマでお馴染みの顔が脇を固めていて、これもまたおもしろかった。まず、リチャードに出版を持ちかけた(詐欺師?)スタン・グロスマン役で、「マルコム in the middle」のハルこと、ブライアン・クランストン。ミスコンのスタッフ役で「24」のクロエこと、メアリー・リン・ライスカブ(って読む?)。「ベロニカズ・クローゼット」のジョッシュこと、ウォレス・ランガム。そして驚いたことに、フランクの恋人(♂)を奪った相手ラリー・シュガーマン役で、「サンタバーバラ」の3代目メイスン・キャプウェル役が懐かしいゴードン・トンプソンが、チラッと出ていたのを発見!!(ガソリンスタンドで、偶然元彼と会ってしまったシーン)

 おもしろいシーン、印象的なシーンがたくさんあるのだが、一番好きなのは、ドゥウェインがショックを受けて取り乱した時、オリーブが寄り添うシーン。オリーブは本当に健気で愛らしい。彼女は決して文句を言わない。いつもニコニコして、前向きだ。助演女優賞ノミネートも納得の演技だ。むしろ主演でもいいのでは?

 みんなで車を押して、走りながら乗るシーンは何度見ても笑える。オリーブのダンスシーンもいい。最初は今にも倒れそうだったフランクが、次第に生き生きしてくるのも、うれしい。ほのぼのしていて、笑えて、ちょっと切なく、何度見ても楽しめる映画だ。

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[映] バベル

 去年のアカデミー賞で6部門ノミネートされ、話題になった作品。結局受賞は作曲賞のみだったが、助演女優賞ノミネートの菊池凛子が気になっていた。

 モロッコの小さな村。父親は、オオカミから家畜を守るために、友人からライフルを購入。息子たちに使い方を教える。だが彼らが遊びで撃った弾が、観光バスに当たってしまい、アメリカ人女性が重傷を負う。彼らの子供たちを、本国アメリカで子守するメキシコ人女性は、両親が戻ってこられないため、仕事を抜けられず。息子の結婚式に出るため、やむなく子供たちを連れてメキシコ入りするが… そのころ、日本では、聾唖の少女は、銃撃事件のニュースを見ていた…

 モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本。同じ頃の、それぞれの出来事が描かれているのだが、全てがつながっている。いわば、「風が吹けば桶屋が儲かる」式映画である。不思議なところでつながっている系映画で思い出すのが、ロバート・アルトマン監督のショートカッツだが、もっとグローバルだ。

 この映画から何が見えてくるか。ライフルを安易に譲ってしまった日本人。ライフルを子供に持たせてしまった父。遊びで発砲してしまった兄弟。危険な地域に旅行に来てしまった夫婦。不法入国なのに、幼い子(しかも他人の)を連れて帰国してしまった乳母。みなそれぞれに大なり小なり不注意な感じだが、子供とは言え、ライフル発砲の兄弟のしたこと、乳母の行動は不注意度合いが高く、代償も大きい。
 だが、これは彼らだけが悪いのか? 弱者が一番大きな代償を払った気がしてならない。 

 菊池凛子の役だけは、この事件と直接の関係はない。だが彼女の存在感は強烈で、一度見たら忘れられないだろう。同様に、乳母役のアドリアナ・バラーザも熱演だ。この2人が助演女優賞ノミネートというのは納得だ。受賞できなかったのが残念。

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