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2008年4月16日 (水)

[映] 幸せのちから

 ウィル・スミスが、息子ジェイデン・クリストファー・サイア・スミスと親子役で共演したことが話題となった作品。妻リンダ役は、ERのケムや、映画「クラッシュ」でお馴染み、サンディ・ニュートン。原題「The Pursuit of Happyness」の「happyness」は、綴りが正しくないのだが(正しくは「happiness」)、あえてこの綴りにしたワケは、映画を見ているとわかる。

 80年代のサンフランシスコ。骨密度検査の機械を買い取りで売る仕事をしている男、クリス。だが、思うように売れず、家賃は滞納、借金も増える一方。働きづめの妻リンダは、そんな生活に嫌気がさし、息子クリストファーを連れて家を出る。だが、どうしても息子と暮らしたいクリスは、クリストファーを連れ戻し、彼のために奮起する…

 実話に基づいているらしい。極貧生活を耐え、のちに成功した人のお話だ。だが、成功していく様子は描かれていない。悲惨な生活を、わずかな希望にかけて、息子と二人でひたすら耐え抜くお話だ。

 彼は骨密度検査機器を販売している。まず最初に大量の機器を自腹で買い取るらしい。普通に暮らすには月に2~3台売ればいいらしいのだが、高価な機械である。相手は病院だし、そうそう簡単には売れない。だが、最初はそれなりの家に引っ越してきたこと、自腹で機械を購入できた(当然借金もあるだろうが)ことから考えて、ある程度の資金もあり、中流くらいの生活をしていたのではないかと思われる。

 なんとか、もっと稼ぎのいい仕事はないかと考える。たまたま知った、証券会社の研修生に応募し、選ばれるのだが、6ヶ月の研修中は無給な上に、本採用されるのは20名のうち1人だという。かなり望み薄な気がするのだが、彼はこのチャンスにかけるのだ。息子と二人で平穏に暮らすために。

 研修中も、機械が売れないと生活ができない。妻は出て行ってしまう。息子と二人で家賃の安いモーテルへ移る。それすら払えなくなり、そこも追い出されてしまう。ついには駅のトイレで夜を明かすことに。身も心もボロボロなハズなのだが、彼はがんばる。息子の笑顔のために。

 息子もまたよくできた子である。ママがいなくなり、父のセールスに連れ回され、トイレで夜を明かすことになっても、泣き言を言わない。二人の息のあった演技が、この映画の最大の見所だ。だが、できれば、もう少し先、もうちょっと成功するところまで見たかった。

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