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2008年4月 5日 (土)

[映] ボビー

 ボビーと言うタイトルなので、ロバート・ケネディの伝記映画かなにかかなと想像していたのだが、ちょっと違う。確かにボビーが出てくるし、映画の根幹というか、中心部分に位置するのは彼なのだが、主人公は一般ピープルだ。

 1968年、LA。民主党予備選挙に勝ち、大統領の座に近づいたロバート・ケネディ。アンバサダーホテルで祝賀会(?)、記者会見をすることになり、ホテルの従業員たちは大忙し。絶大な人気で、アメリカ希望の星である彼を一目見ようと、大勢の人たちが集まる。そんな中、彼は凶弾に倒れる…

 監督は、エミリオ・エステベス。本人も出ているが、父ちゃんマーチン・シーンも、ヘレン・ハントと夫婦役で出ている。アンバサダーホテルの宿泊客、ケネディ陣営のスタッフ、ホテルの従業員など、それぞれの立場から、ボビー暗殺が描かれている。当時の映像もかなり使われていて、アメリカの一般人が当時経験したことを追体験しているような気分になれる映画だ。

 厨房で働くホセ(「シックスフィートアンダー」のフェデリコ)は、父と野球を見に行こうとチケットを買っていたのに、仕事を入れられてしまう。厨房は、ヒスパニック系、アフリカ系、ネイティブなど、非白人ばかり。まかない料理を食べながら人種差別について語った、ローレンス・フィッシュバーンの言葉が印象的。

 友達ウィリアム(イライジャ・ウッド)がベトナムに送られるのを助けようと、結婚することにしたダイアン(リンジー・ローハン)。夢見ていた結婚式とは違うけれど、彼を救えるのならと決意。そして、愛情が芽生えるのだが…

 ホテルの支配人ポール(ウィリアム・H・メイシー)は、電話係アンジェラ(ヘザー・グラハム)と浮気している。美容師ミリアム(シャロン・ストーン)は、夫ポールの浮気に気づき、夫婦に亀裂が入るが…

 かつては人気歌手だったバージニア・ファロン(デミ・ムーア)。だが、年をとった今では、酒におぼれる日々。そんな彼女と、なんとかやり直したいと思いつつ、どうにもできない夫ティム(エミリオ・エステベス)。エージェント役は、「Numbers」のデヴィッド・クラムホルツ。

 ホテルの老ドアマン、ジョン(アンソニー・ホプキンス)とネルソン(ハリー・ベラフォンテ)は、ロビーでチェスを楽しみ、バーで酒を飲む。ボビーがホテルに到着し、ジョンは挨拶を交わして握手をする。

 そのほか、麻薬ディーラー役で70’sショーのアシュトン・カッチャー、客役でトランスフォーマーのシャイア・ラブーフ、ボビー陣営のスタッフ役でドーソンズ・クリークのジョシュア・ジャクソン、厨房担当の従業員役でクリスチャン・スレイターなどなど。とにかくすごい豪華キャストだ。
 それぞれが、とても味のある役。それぞれの生活があり、彼らの生活の中に、ボビーがいる。

 最後に流れるボビーの言葉(?)は、そのまま今の時代にも通じるものだと思う。その後40年経ったわけだが、未だ改善されていないことも多い。本当に惜しい人を亡くしたと思う。

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