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2008年5月12日 (月)

[ド] キル・ポイント

 銀行強盗を描いたドラマだ。WOWOWは、全8話を土日に2話ずつで一挙に放送するらしい。ジョン・レグイザモ主演と聞いたので、交渉人の刑事の役かと思っていたら、銀行強盗の親玉だった。

 ピッツバーグのスリー・リバーズ銀行へ、銀行強盗が押し入った。誰も傷つけることなく、手際よく金を奪い、さっさと逃走する… ハズだった。だが、たまたまその場にいたFBI捜査官が、逃げる彼らに向けて発砲。さらに、銀行にいた客の1人が携帯から通報したために、警察も集まってきており、撃ち合いに発展。多くの負傷者を出した上に、強盗たちは逃げ場を失い、銀行へ逆戻り。そして客たちを人質に立てこもることに…

 よくある強盗事件のようにも見える。だが、強盗たちは、妙に統率が取れている上に、傷の手当ても見事。そして、彼らの正体が次第にわかり、物語が俄然面白くなるのだ。

 まず、ジョン・レグイザモが主演なだけあって、強盗たちが妙に魅力的だ。彼らの結束力はとても強い。彼らは元軍人で、イラクでの戦闘経験がある。本来なら、英雄と言われてもおかしくない人たちだったハズというところがポイントだ。ジョン演ずるボスのウルフは、頭がよいだけでなく、部下から信頼されており、その訴えていることは人々の共感を呼ぶ。犯人でありながら、民衆の人気者になってしまうあたりは、「狼たちの午後」にも似ている気がするが、彼らはもっと計画的だし、チームワークも抜群だ。

 警察の側もなかなか興味深い。カリー警部が交渉人として、ウルフとの交渉にあたるが、副本部長がしゃしゃり出てきたり(早々に失敗するが)、FBIのねーちゃんが偉そうに仕切ったり(同様に失敗)。人数が多い割に、一枚岩でないところが弱み。

 人質たちも、いろいろだ。パソコンの天才である青年が、重要な存在となる。富豪の娘は、なんとか逃げ出すすべはないかと画策。おとなしくしていれば助かると信じる者、悟りを開いているようなゲイの老人。誰1人とっても、失っていい命などない。

 さらに、なんとか自分の娘だけ救いだそうとする富豪の出現。強盗団の1人で唯一逃げられた者が、仲間の窮地をニュースで知って、他の仲間を集めて外から加勢したりと、単純な人質たてこもり事件ではなく、見所満載だ。

 交渉人カリー警部役は、ドニー・ウォールバーグ。マーク・ウォールバーグの兄ちゃんだ。「ソウ」シリーズ(2以降)のエリック・マシューズ刑事役でお馴染みだが、面白いことに、ジグソウ役のトビン・ベルも娘を人質にとられている富豪アラン・ベック役で出演している。

 4話まで一気に見た。まだまだ先が読めない。人質は全員助かって欲しいし、犯人たちにも感情移入してしまっているので、逃げおおせて欲しい。8話で決着がつくのだろうか。

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