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2008年5月26日 (月)

[映] トランスアメリカ

 フェリシティ・ハフマン(デス妻のリネット)が、性同一性障害で女性になりたい男性役を演じて話題になった映画だ。ゴールデングローブ賞、主演女優賞を受賞している。

 ブリーは、本名スタンリー。男性として生まれたが、性同一性障害であり、女性になるためにホルモン治療を受けている。セラピーを受け、手術を受けることになり、その日を心待ちにしていた。そんなある日、自分にトビーという息子がいること、彼が留置所にいることを知らされる。かつて、一度だけ寝た女性との間の子らしい。しかも、子供の母親は亡くなっているらしい。手術の前に、彼に会うべきだとセラピストから言われ、渋々引き取りに行くが…

 最初は渋々だったブリー。子供の扱いなんてわからない。息子とは言え、初対面だ。とりあえず彼を保釈してもらう手続きを済ませるが、女性の格好で父親だとも言えず、教会の者だとウソをつく。とりあえず、彼を義理の父親の元に送り届けようと考える。そして二人のドライブが始まる。

 ドライブって不思議なもので、狭い空間に二人だけで乗っていると、自然といろいろな話をしたりする。次第に仲良くなる。仲の良い母子のようになる。ところが、トビーは、彼女が女性ではないことを知ってしまう。ウソをつかれたと感じたトビーは、再び心を閉ざす…

 製作総指揮は、フェリシティの実夫ウィリアム・H・メイシー。役者さんとしても活躍しているが、今回は裏方。ブリーの母役は、ブラザーフッドのローズ・カフィーこと、フィオヌラ・フラナガン。旅の途中で助けてくれたカルヴィン役に、ネイティブ・アメリカンの役でお馴染みグレアム・グリーン。山あり谷ありの二人旅の中で、彼とのシーンは、ホッとするシーンでもある。

 ちょっと生々しいシーンもある。だが、とても心温まる物語だ。なんと言っても、フェリシティ演ずるブリーがいい。とても素敵な人だ。あえて難があると すれば、彼女は、女性にしか見えないと言うこと。女性になりたい男性とは、どうしても思えないところだろうか。とはいえ、普段のメイクとは全く違い、男 性っぽいメイクではある。

 男が女になったり、女が男になったりと言うのは、まだまだ広く受け入れられた事とは言い難いが、ままあることと言えよう。お父さんが女にと言うことだってあるだろう。これからこういうことも増えてくるだろうし、いろいろ問題も出てくるのかもしれない。けれど、みんなが幸せになれるよう、なんとかうまくやってほしいものだ。

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