« [映] ロッキー・ザ・ファイナル | トップページ | [映] ラストキング・オブ・スコットランド »

2008年7月13日 (日)

[映] 夢駆ける馬ドリーマー

 ダコタ・ファニングが超キュートな演技を見せてくれる、競馬馬のお話だ。"Inspired by a True Story"と言うサブタイトルがついているので、気になって調べてみたら、どうやら実際に脚を骨折したのち、復活したマライアズストームと言う馬がいたらしい。

 牧場でありながら、馬のいないクレイン家。ベン(カート・ラッセル)は、馬の調教師として生計を立てていた。彼と娘のケイル(ダコタ・ファニング)のお気に入りはソーニャドール。だが、レース当日、脚に異変を感じたベンは、欠場するよう馬主に勧めるが、却下。案の定、レース中に骨折し、重傷を負ってしまう。安楽死させろと言う馬主に逆らったため、ベンは解雇されてしまう。ソーニャドールを引き取ることにするが…

 足を折ったから安楽死というのは、あまりにもかわいそうな話であるが、競馬馬は走りが命、走れなくなったら商品価値はゼロということなのだろう。見かねたベンはソーニャを引き取ることにする。レース出場はムリでも、歩くことができるようになれば、種付けして子馬を生ませ、それを売れば儲けが出ると踏んだのだ。だが、そううまく事は運ばず、一家は窮地に立たされる。

 この一家、家族の関係がちょっと微妙なようだ。破綻した牧場ということで、ベンは調教師として働いている。破綻した理由は後に明らかになるのだが、馬という生き物を相手に、ビジネスとして割り切れなかったと言うことらしい。ケイルは父を尊敬していて、父の仕事をすばらしいと感じている。馬が大好きだ。だが、ベンは娘にあまり馬に関わって欲しくないらしい。また、過去の失敗が原因なのか、父(クリス・クリストファーソン)とはなんとなくうまくいっていない。妻(エリザベス・シュー)は、ベンの収入がなくなったため、ダイナーでパートを始めるが、馬関係の話ではあくまでも裏方に徹している。

 冷酷な馬主役でデヴィッド・モース。一家と一緒に馬の世話をする調教師マノリン役に、シックス・フィート・アンダーのフェデリコこと、フレディ・ロドリゲス。バロン役に、ルイス・ガスマン。この二人、なかなかいい味を出している。

 そんな一家が、目的のために1つになる。ケイルも、ソーニャについて責任を持つ立場になることで、成長する。後半、何もかもトントン拍子でうまくいきすぎる気はするが、夢が叶う様子を見て悪い気はしない。確執のあった父(ポップ)と息子(ベン)、父(ベン)と娘(ケイル)が、それぞれ絆を深める様子もすばらしい。馬の走る姿も美しい。親子で楽しめる作品だ。

|

« [映] ロッキー・ザ・ファイナル | トップページ | [映] ラストキング・オブ・スコットランド »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: [映] 夢駆ける馬ドリーマー:

« [映] ロッキー・ザ・ファイナル | トップページ | [映] ラストキング・オブ・スコットランド »