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2008年9月28日 (日)

[映] フェイク

 97年の作品。アル・パチーノとジョニー・デップが共演、しかもマフィアものと言うことで、当時ワクワクして見た。WOWOWで放送されていたので、久しぶりに見たのだが、当時とはちょっと違った感想を持った。自分が年をとったせいだろうか。実話が元になっているらしい。邦題もなかなかイケてるが、原題”Donnie Brasco”もなかなかいいと思う。

 70年代後半のブルックリン。年輩だが下っ端マフィアのレフティは、馴染みの酒場で見慣れぬ若者ドニーを見つける。彼が宝石商であることを知り、借金のカタに巻き上げたダイヤの鑑定を頼む。彼の態度に頼もしいものを感じたレフティは、ドニーを自分の弟分にすることに。マフィアのルールを教え、何かとドニーを頼りにするレフティ。だが、ドニーはFBIの囮捜査官だった…

 ドニー・ブラスコと名乗ってマフィアに潜入したジョー・ピストーネ捜査官の物語だ。だが、この映画の見せ場は、なんと言ってもレフティ役アル・パチーノの哀愁漂う演技だろう。マフィアでイメージするのは、やっぱりボスとその取り巻きなのだが、そういう輩ばかりではない。当然下っ端もいる。年功序列というわけではないので、年を取ったからといって、必ず昇格するわけでもない。レフティは、まさにそういう、万年下っ端マフィアなのだ。

 レフティは、愛する妻と息子がいて、そこそこ幸せらしい。町中では、オレの顔を知らない者はいないと、ちょっと威張っている。殺しもたくさんやったらしい。長年やっているので、マフィアとしてのカンもいい。だが何かが足りない。そう、彼には度胸が足りないのだ。

 そんな彼が、偶然見つけた弟分ドニー。彼にだけはちょっと大きな顔ができる。何でも話せる。グチを聞いてくれる。お金も貸してくれる。自分のために動いてくれる。レフティがドニーをすっかり信用するのもムリはない。

 ちょっとした夢を抱く。ドニーと2人でフロリダの酒場を経営できたら。ブルックリンの奴らから離れて、のびのびと暮らせたら。儲けが出れば、また船が買えるかもしれない。だがそんなささやかな夢も、あっさりとうち砕かれる。さらに、使える男(ドニーね)はすぐに上にも認められ、引き抜かれてしまう。

 レフティは本当にいいところのない男だ。見ていてかわいそうになる。ドニーとして彼のそばにいたジョーも、そういう気持ちだったのだろう。情が湧くのもムリはない。

 ジョーが、ドニーを演ずることで、家族と会う時間もとれず、次第にヤクザな人間に代わっていくさまも興味深い。組織をつぶすため、全てを犠牲にして潜入しているのに、家族からは冷たくされ、成果が出た後もメダルと少しばかりのご褒美が出ただけ。自分が払った犠牲は、なんだったんだろうと思ったことだろう。

 ジョーの妻役にアン・ヘッシュ。野心を持ったマフィアの同僚ソニー・ブラック役にマイケル・マドセン(バージニア・マドセンの兄ちゃんだね)。FBI側にポール・ジアマッティ、ジェリコ・イヴァネク(ホミサイドのダンバース、OZのデブリン、24のドレイゼン、ダメージのフィスク)。

 2人の男の、言葉にできない思いを堪能してほしい。

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[映] 敬愛なるベートーヴェン

 天才作曲家ベートーヴェン。陰ながら彼を助ける女性写譜師がいた… と言う架空の物語だ。ベートーヴェン役に、エド・ハリス。ちょっと意外な気もしたが…

 1824年のウィーン。第9交響曲の初演が迫る中、写譜に手間取っている写譜師の代わりに、女性写譜師アンナ・ホルツがベートーヴェンの元に派遣される。女性であることから、見下した態度をとるベートーヴェンだったが、彼女が彼の音楽を深く理解していることを知り、彼女に写譜を頼むことに。そして完成した交響曲は、初演で大喝采を浴びるが…

 難聴が進んでいたベートーヴェンは、自分の曲を指揮するのも自信が持てないほど。怖じ気づく彼のために、アンナは、彼に見えるところから指揮をする。アンナを見ながら安心して指揮をした彼は、見事初演を成功させるのだ。そして、彼にとって、アンナは、かけがえのない存在となる。

 だが、彼の音楽性に惹かれつつも、自分勝手な行動に少々参ってたアンナ。恋人から嫉妬され、仕事を辞めようと考えるが、そうはいかない。今度はベートーヴェンの方が嫉妬して、彼女を手放さない。

 ベートーヴェンの曲は知っているが、彼がどんな人だったのかはまるで知らない。わかるのは音楽室に飾ってあった肖像画くらいのもんだ。エド・ハリスには 似ても似つかないだろうと思っていたのだが、意外にもピッタリ。カツラのせいか?? 見た目はそっくりになったが、中身はどうだろう? あんなに気むずか しい、不潔でだらしない人だったのだろうか? 気まぐれで横柄で自己中な人だったのだろうか?

 ベートーヴェンとアンナの微妙な関係は、わかるようなわからないような。時に無神経な言動から、アンナは傷つけられるが、それに気づくと急に優しくなったりするベートーヴェン。本当に訳のわからない人なのだが、天才とはそういうものなのかもしれない。

 ストーリーとしては、今ひとつパッとしない感じではあるが、12分にも及ぶ第9交響曲の演奏シーンはすばらしい。鳥肌ものだ。クラシックファンだったら、これを見るだけでも、この映画の価値があるのかもしれない。

 

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2008年9月25日 (木)

[映] ヒッチャー

 86年の同名作品のリメイクらしい。前作で、ルトガー・ハウアーが演じた怖い役を、今回はショーン・ビーンが演じている。警部役で、「M.I.緊急医療捜査班」のニール・マクドノーが出ているが、ちょっと頼りなかったな。もうひとがんばりしてほしかった。

 春休みにドライブ旅行へ出かけることにした大学生カップル、ジムとグレース。深夜に、道路の真ん中に立っていた1人の男を、あやうく轢きそうになるが、無事だったためにそのまま走り去った。その後、ガソリンスタンドで給油中に、その男が別の車に乗せてもらってやってきた。近くのモーテルまで乗せてほしいと頼まれ、断り切れずに乗せることになるが…

 とにかく怖い映画だ。ショーン・ビーン演ずる、ジョン・ライダーと名乗る謎の男が、ひたすら彼らを殺そうと追いかけてくるのだ。最初はなんとか逃げることに成功するが、その後、他の家族の車に乗っている彼を発見。直後に、家族が惨殺されているのを見てしまい…

 このカップル受難の一日だ。警察には、殺人犯と間違われ、逮捕されてしまうのだが、ジョン・ライダーはそんなことお構いなしに追ってくる。警察からも、殺人鬼からも追われてしまう2人。

 ショーン・ビーンの殺人鬼は、何を考えているのか全くわからない。どうもただ人を殺すのが楽しいと言うだけのようだ。なぜ殺すのかとか、なぜ彼らを追うのかとか、そういう説明はいっさいないし、相手は大人だろうと子どもだろうと、男だろうと女だろうと、一般人だろうと警官だろうと、まったく関係ない。ナイフで殺そうが銃で殺そうが、お構いなし。その辺り、怖いと言えば怖いのだが、どうしてもなぜ??と言う疑問が浮かんでしまうし、何かしらの説明が欲しくなってしまう。でも、アメリカの寂しいハイウェイだったら、あんな人がいてもわからないのかもね。田舎の警察の勘違いもありそうだし。と思ったら、妙にリアルな気もした。

 逃げて戦って、最後はまぁ一件落着ということで、何も考えずにスリルを味わいたい時にはいい映画かもしれない。だがそれ以上のものはない。R-15指定なので注意。

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2008年9月23日 (火)

[ド] ヴェロニカ・マーズ #12

 ヴェロニカのキュートな笑顔にすっかりハマっている。DVDも出たようだ。シーズン3まであるらしい。しばらくは楽しめそうだ。

 偽造IDを使って酒を飲んだ高校生が意識不明となり、一緒に酒を飲んだ高校生が逮捕される。偽造IDを作ったのは誰かと聞かれ、ヴェロニカの名前を出したことから、彼女も巻き込まれることに。

 ヴェロニカならやりそうではあるし、実際、自分の偽造IDは複数持っているようなので(^o^;、疑われてもしょうがないっちゃーしょうがないのだが… 私ならもっとうまく作れるって、言ってくれるねー(^o^)。今回も、しっかり犯人を見つけ、無事解決。この辺り、危なげないと言うか、頼もしい限り。
 自分の実父が、もしかしたらジェイク・ケインかもしれない=愛しのダンカンは異母兄(弟?)かもしれないと言う、自分自身の複雑な状況を乗り越え、今日も明るく、前向きに過ごすヴェロニカは本当に頼もしい。

 ここ数回、ちょっと気になっていたのは、ローガンの家庭環境だ。父アーロンは俳優ということで、私生活も何かと目立ってしまうようで、ローガンはかなり苦労している様子。学校での反抗的態度は、こういう家庭環境の反動らしい。面白いのは、この父アーロン役がハリー・ハムリン(LAローのマイケル・クーザックくんね)なのだが、母リン役がリサ・リナ(メルプレのテイラーなど、ソープではお馴染み。あの唇も健在)。そう、この2人、実生活でも夫婦なのだ。ドラマの中では、アーロンの浮気など夫婦仲険悪で、#12ではどうやらリンが自殺を図った模様。

 ヴェロニカ役クリステン・ベルは、今放送中のヒーローズ2にも出演中。ちょっと怖い役だし、謎めいているが、週に2回彼女が見られるのはうれしい。

 

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[映] ナンバー23

 ジム・キャリーが、23と言う数にとりつかれた男を演じている、ミステリアスな作品。妻役に、バージニア・マドセン。

 動物捕獲員のウォルターは、愛する妻子と、平凡だが幸せな毎日を送っていた。ある年の誕生日、ちょっとした偶然が重なり、妻から一冊の本をプレゼントされる。23と言う数字に取り憑かれた男の物語なのだが、どうも自分の過去に似ていることに気づいたウォルター。彼も次第に23に取り憑かれてしまう。そして、調べを進めるうちに、意外な真相が…

 ジム・キャリーが演ずるのは、一見平凡な男性。だが彼が迷い込んだのは、ミステリアスな世界だ。妻からプレゼントされた本の内容が、ウォルターのイメージで描かれている。あまりに自分の過去と重なる部分が多く、また自らも23と深く関わっていることに気づく。次第に夢と現実の区別もつかなくなってくる。

 あらゆる数字が23につながると言うのは、あきらかにこじつけだ。都合の良い数字ばかりを選び出して、あれも23、これも23と言っているとしか思えない。なぜ、たかが物語にここまでのめり込むのかはじめは理解できないのだが、最後に種明かしがあるので、一挙に謎は解ける。解けてしまえば、なーんだそういうことかと思うのだが、それでもなかなか凝った内容だ。

 ウォルターの過去に出てくる女性役で、「ボストン・リーガル」のタラこと、ローラ・ミトラ。さらに、無実の罪で投獄されている男役で、「デクスター」のポール(リタの元夫)こと、マーク・ペルグリノ。

 23に取り憑かれて、次第に常軌を逸してくる主人公なのだが、何があっても彼を信じる姿勢の妻と息子がいい。これまでの家庭生活が、充実していたことがわかる。この家族なら、乗り越えられると思う。最後、真相がわかった時点で、ああするしかなかったんだろうなとは思う。その辺り、何のヒネリもなく常識的なのだが、まあいいだろう。なぜ23にそんなに執着するのか、23だったからってそれが何よと言う気がしないでもないが、面白かったので許そう。R-15指定なのだが、下の子も見てしまった。

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2008年9月22日 (月)

ぼんやりテレビを見ていたら…

 先日、夕食後にぼんやりとテレビを見ていたときのこと。地球温暖化を伝える番組で、クマゼミの北限が北に移行していると言う。蝉に詳しいと言う、厚木市郷土資料館の学芸員の方が登場。ちょっと珍しいその名前、確か高校の同級生にもいたなと、ふと思った。よくよくお顔を拝見すると…! 20ン年の歳月は、容姿を多少変えてはいたが、まさしく彼であった。

 慌てて高校の卒業アルバムを引っ張り出し、下の子と一緒に彼を探した。なるほど、生物部だったのね、と妙に納得。ちょっと調べてみたら、その方面でいろいろ活躍している様子。

 特に親しかったワケでもなく、名前と顔を覚えていただけで、向こうはおそらく私の存在すら記憶に残っていないと思うのだが、思わぬところで同級生の活躍を見て、ちょっと感激。陰ながら応援しているよ。

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2008年9月21日 (日)

[映] ザ・プレイヤー

 92年の作品。ロバート・アルトマン監督なので、気になってみてみた。

 大手映画会社の重役グリフィン(ティム・ロビンス)の元へ、脅迫状のような絵はがきが届くようになる。相手にしなかった脚本家が逆恨みしたのだろうと考えたグリフィンは、それらしき脚本家に接触。だが、口論になってしまい、殴り殺してしまう。慌てた彼は、強盗に見せかけ逃走。ところが、それ以後も脅迫状が届き…

 ストーリー自体は、それほど奇抜というワケではない。結局、脅迫状を送ってきた相手が誰なのかは不明のままだ。だが、結末がなんとも気が利いている。映画監督が、映画業界を舞台に映画を撮るって、なかなか面白い。

 この映画の一番の見所は、ストーリーよりも、出演者かなと思う。映画業界ということで、多くの有名俳優が、本人役で出演しているのだ。業界の裏舞台を見られた気分。主演のティム・ロビンスの奥さん(事実婚?)スーザン・サランドンも、劇中劇で出演(セリフなし)。

 グリフィンのライバル役で、いまやOCのサンディ・コーエンでお馴染み、ピーター・ギャラガーが出演。また刑事役でウーピー・ゴールドバーグってなかなか面白い配役だ。ジーナ・ガーションもチョイ役で出ている。

 なんだかなの、ちょっと不気味なハッピーエンドといい、やたら豪華な出演者といい、映画好きならば、いろいろな意味で楽しめる作品だと思う。

 

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[映] エディット・ピアフ

 フランスの伝説的歌手エディット・ピアフの生涯を描いた映画。今年のアカデミー賞で、マリオン・コティアールが主演女優賞を受賞してかなり話題になった。エディット・ピアフって知らないと思っていたのだが、歌を聴いたら、かなり知っていることが判明。

 第一次大戦中のパリに生まれたエディット(マリオン・コティアール)。幼い頃は、父方の祖母が営む娼館に預けられ、娼婦達にかわいがられて育つ。その後、大道芸人の父に引き取られ、父の手助けをするうち、歌の才能に気づく。ストリートシンガーで日銭を稼いでいるところを、クラブのオーナー、ルイ・ルプレ(ジェラール・ドパルデュー)に見いだされ、クラブで歌うようになるが…

 父にも母にも疎んじられて育ったようだ。娼館へ預けられたり、大道芸人の父と暮らしている間もこき使われたりで、相当苦労したのだと思う。若くして結婚、子どもをもうけるが、病死。ストリートで歌って稼ぐが、大した稼ぎにはならなかっただろう。そんなところを、ルイ・ルプレに見いだされる。彼との出会いで、エディットの人生は大きく変わる。

 彼女の歌は、その小柄な体格からは考えられないような声量と、低音。なんとも魅惑的な歌声だ。わがままで気むずかしくて、周りにしてみりゃ、扱いにくい人だったのかもしれない。それでも、彼女は愛された。そのすばらしい歌声で。

 若く美しい時代と、晩年の療養生活とが、交互に描かれる。アルコール中毒、モルヒネ中毒などで苦しんだらしい。愛する人を何度も失っている。壮絶な人生だ。かなり長い作品なのだが、見応えは充分。歌も楽しめる。

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[映] 題名のない子守唄

 WOWOWの番組表をチェックしていた下の子に勧められ、何の予備知識もなく録画した。見ようと思ったら、録画ミスで最初の5分が欠けていることが判明。しかもイタリアの映画だし、なんだか暗そう。あまり気の進まぬまま、なんとなく見たのだが、結局最後まで目が離せずに一気に見てしまった。

 ウクライナから北イタリアへ単身やってきた女性イレーナ。あまり条件の良くない部屋を借り、あまり良くない条件で、アパートの掃除婦として働くことに。そのアパートには、金細工職人が住んでおり、そこのメイドと親しくなるイレーナ。真面目な仕事ぶりが周りに評価され始めるが、彼女にはある狙いがあった…

 イレーナが何か大きな目的を持って動いていることは、すぐにわかる。あまり良くない条件にもかかわらず、立地条件で部屋を選ぶ。掃除婦は必要ないと言われたのに、管理人にマージンを払う約束で強引に掃除婦として働く。そして、そのアパートに住むアダケル家のメイドと親しくなる。全ては、アダケル家に近づくためだ。

 そしてついに目的を果たす。だが、なぜか彼女を狙う者がいる。それは彼女の過去に関係しているらしい。回想という形で少しずつ明らかになる悲惨な過去。衝撃の展開。

 イレーナ役の女優さん、若い頃(ブロンド)と現在(ブルネット)は、まるで別人のようだ。見た目だけでなく、振る舞いも全く違う。ちょっとお子さまにはお勧めできないシーンもあるのだが、母性愛を描いた感動作である。結末もなかなかいい。予期せずすばらしい作品を見ることができて、下の子に感謝。

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[映] ボーン・アルティメイタム

 記憶をなくした、元CIA諜報部員ジェイソン・ボーンの3部作、最終章だ。ついにボーンが記憶を取り戻す。

 CIAの極秘プロジェクト「トレッドストーン」によって、暗殺者に仕立てられ、記憶を消された男ジェイソン・ボーン。自身の過去を取り戻し、恋人を殺した者への復讐をすべく、調査を続ける彼は、ブラックブライアー計画を知る。この計画について調査している記者に接触し、情報を得ようとするが…

 完結編ということで、やっと真相がわかる~と期待して見たのだけれど、(確かにわかったのだろうけど)、ちょっと肩すかし。結局、トレッドストーン計画やらブラックブライアー計画だのの存在はわかるけれど、それ自体がどういうものなのか、よくわからない。ボーンは利用されたと言うことを再確認しただけだ。(利用されたのは最初からわかっている)

 とはいえ、この映画の見所は、やっぱりアクションだろう。常に追われる身であるジェイソンが、逃げたり、戦ったりするシーンがほとんどで、これはスリリングだし、迫力満点だ。そういうものを見たいのならば、この映画は非常におすすめ。見応え十分だ。

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2008年9月15日 (月)

[映] エバン・オールマイティ

 仕事も私生活もうまく行かないブルース(ジム・キャリー)に、神様が1週間だけその力を授けた物語「ブルース・オールマイティ」の続編。前作で、ブルースのライバルだったエバン(スティーブ・カレル→アメリカ版「The office」で人気急上昇だね)が、今回は主役だ。

 テレビのアンカーだったエバンは、上院議員に当選。新居に引っ越し、順風満帆… のはずが、引っ越し早々、大量の木材が届く。さらに、なぜか動物が彼の元に集まり始める。そして神様が現れ、エバンに箱船を作るよう言う。でもなんで? 渋るエバンだったが…

 神様は前作に引き続き、モーガン・フリーマン。今回は、エバンに箱船を作るよう指示。でも理由は言わない。突然そんなこと言われたって、ねぇ(^o^;。まぁ、当然のように最初は渋り、そのうちイヤイヤ作り始め、最終的には信念を持って作り上げると言う、ありがちな展開。そこに、箱船づくりの意義がからんで、そこそこ楽しめるストーリーになっている。

 エバンは仕事人間で、妻と3人の子どもたちを構う時間的余裕がない。箱船づくりは、家族が協力してふれあう絶好のチャンスというワケだ。さらに、私欲で開発を進めようとする悪~い議員(ジョン・グッドマン)の悪事のせいで、箱船が必要な事態が起こると言う設定だ。

 ただ、気になったのは動物たちだ。ノアの箱船は、洪水から救うため、全ての生き物(?)を各種つがいで箱船に乗せるってことで、今回も、様々な動物たちが箱船に乗ろうとやってくる。だが、この話の範囲だと、全ての動物が乗る必要はなさそうだ。少なくとも、近所に住んでいるとは思えないホッキョクグマやらライオンやらは、わざわざやってくる必要はないだろーと、ツッコミを入れたくなった。

 子どもと一緒に楽しめる作品だ。当然だが、ノアの箱船のことは、大筋だけでも知っている方が楽しめる。

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2008年9月14日 (日)

[映] アイ・アム・レジェンド

 原作があり、映画化されたことのある「地球最後の男」のリメイクらしい。NYが廃墟となり、自分1人という設定は、CGアニメ「アフターワールド」を思わせる。だが、ストーリーはゾンビ映画にも似てる。

 人類はウィルスを利用して、ガンの治療に成功した。だが、ウィルスは暴走し、人が次々に死んでしまった。NYでただ1人生き残った科学者ロバート・ネビルは、治療薬を作るべく、日々研究を重ねていた。彼の心のよりどころは、一緒に暮らす愛犬サム。だが、街には、彼ら以外にも暮らしている者がいた…

 NYが舞台で、突然人が大量死(消失)というの、最近多い気がする。アフターワールドしかり、ハプニングしかり。この映画ではウィルスに、科学の手が加わったことで、人類を滅亡の危機へと追い込んでしまったらしい。アフターワールドやハプニングと違って、こちらは最初から、原因がある程度わかっている。

 前半は、NYでの孤独な暮らしがメインだ。だがそれほど悲壮感はない。愛犬サムがいるからだ。この存在は大きい。そして、他にも生存者がいることを期待して、無線で交信を試みる。とりあえず、日々の暮らしはなんとかなっているようだ。食料もあるし、研究に時間をかけることができる。それが、一変する。ゾンビ化した人々に、変化が現れるのだ。この辺りからは、ゾンビ映画。あれよ、あれよと言う間に話は進み、アッという間に終わってしまう。伝説って、そういうことね。

 この大変な騒動のきっかけを作ってしまったドクター役に、エマ・トンプソン。冒頭のテレビ番組でのシーンのみの出演。また、ロバート(ウィル・スミス)の娘役で、実娘ウィロー・スミスが出演。

 短い。ま、意味もなく長くする必要はないと思うが、ちょっとあっけない。それにゾンビがみんなCGなので、やっぱり迫力に欠ける。想像とは違うストーリー。(何を想像していた!?) 下の子は、大興奮だったのだが、私は少々物足りない気がした。でもまぁ、面白い方かな。

 DVDをレンタルして見たのだが、一緒に入っていた、アニメ版「アイ・アム・レジェンド」もなかなか面白かった。ゾンビ化して、普通の人間とは違う生き物になっただけで、彼らには彼らの世界があるっていう見方もできるよね。知性があるんだもの。

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2008年9月12日 (金)

[映] フリーダム・ライターズ

 これまた新任教師の物語だが、こちらは実話に基づいているらしい。荒廃した公立高校の実体を描いたドラマ「ボストン・パブリック」の映画版のような感じである。ヒラリー・スワンクが、熱意あふれる新任教師を熱演している。

 94年、LA郊外の公立高校へ赴任してきた新任国語教師エリン・グルーウェル。教師としての仕事に希望を抱いてやってきた彼女だったが、受け持った1年生のクラスは、荒廃していた。学ぶ意欲がないばかりか、人種ごとに分裂し、クラスの雰囲気は常に緊張状態。彼らの状況をなんとかしたいと考えたエリンは、毎日日記をつけさせることに。彼らの日記を読み、問題点に気づいた彼女は…

 なんとか彼らに本を読ませたいと考えたエリンは、自腹で本を購入して生徒に与える。そのために、バイトまでする。彼らの置かれた状況を把握するために日記を書かせるのだが、その日記の内容が、この映画のベースになっている。

 彼らの日常は過酷だ。人種間抗争が絶えず、常に緊張状態。いつ背後から撃たれてもおかしくない状況。クラスの中も同様で、人種ごとに固まっている。そんな状況を変えたいと考えたエリンは、人種間抗争がいかにくだらないことかを悟らせるために、ホロコーストの話をする。興味を持たせるために、課外活動に連れ出す(これもエリンの自腹)。彼らはアンネの日記を読んで、感情移入する。当時アンネをかくまった女性が、まだ健在だと知り、募金を集めて学校に呼ぶことにまで話は発展するのだ。そして、いつの間にか、クラスのメンバーは固い絆で結ばれる。学習意欲も湧き、学力も上がる。

 生徒それぞれに様々な事情があるが、みんなの意識が変わっていく。表情が変わっていく。彼らが変わっていく様子は、本当に感動的だ。エリンも手応えを感じただろう。

 ただ残念なことがある。エリンは、生徒のために全力を注いだせいか、夫(婚約者?)に去られてしまうのだ。夫役はグレイズ・アナトミーのDr.デレク・シェパードこと、パトリック・デンプシー。妻が学校に夢中で、自分を構ってくれない寂しい気持ちはわからないでもないが、あんなにイキイキと、バイトを掛け持ちまでして生徒のために働いているのに、家事をする風でもなく、ほったらかしにされたとダダをこねている辺り、器の小さな男だなと思ってしまった。だが、エリンの父親がエリンに協力的だったのは救いだ。

 ベテラン教師役で、イメルダ・スタウントン。ハリー・ポッターのアンブリッジ先生役でお馴染みだが、まさにそういう感じの役柄。エリンの父親役に、スコット・グレン。

 こういう先生が、もっとたくさんいたらいいのにと思うと同時に、こういう先生の犠牲的精神にだけ頼っているようではダメだとも思った。学校が変わらなきゃ!

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[映] こわれゆく世界の中で

 イギリスを舞台にした恋愛もの。キングズ・クロスが犯罪多発地区とは知らなかった…

 建築家のウィルは、婚約者リヴと、彼女の娘ビーと暮らしていた。キングズ・クロスの再開発プロジェクトを手がけていたが、立て続けに事務所が荒らされ、パソコン類が盗まれてしまう。事務所の前で張り込みをしていたウィルは、窃盗に入った少年を追いかけ、家を突き止める。少年について探ろうと、母親に近づくうちに、彼女に惹かれ…

 リヴ(ロビン・ライト・ペン)は、ウィル(ジュード・ロウ)を愛しているが、彼が娘の父ではないことから、結婚を躊躇しているようだ。娘に少々問題があるらしく、それが理由なのかもしれない。とにかく、リヴとビーの間にどうしても入り込めない感じを抱いていたウィルは、窃盗団の手先であった少年を調べるために母親アミラ(ジュリエット・ビノシュ)に近づいたにもかかわらず、彼女に惹かれてしまう。

 アミラと息子は、ボスニア難民だ。夫を殺され、祖国から逃げてきた。異国の地で、息子を育てるために必死で働いている健気な女性だ。ウィルが惹かれるのもムリはない。アミラは、ウィルが息子を調べるために自分を利用したことに気づく。関係を求められたとき、それを逆に利用しようと考える。

 それぞれの家庭に、最善の結末だったのだろうとは思う。だが少々疑問は残る。ウィルは、リヴに不倫を告白する必要があったのだろうか。百歩譲って、あったとしよう。だとしても、それを判事(?)の前で公表する必要があったのだろうか。それに、たとえどんな事情があったにせよ、そんなに簡単に不倫をしたような人と、良い家庭を築くことができると考えるだろうか。

 ちょっと釈然としない感じではあるが、物語的にはまぁ楽しめる。が、あくまでも大人の物語なので、お子さまにはおすすめしない。

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[映] あるスキャンダルの覚え書き

 2007年のアカデミー賞主演女優賞にジュディ・デンチ、助演女優賞にケイト・ブランシェットがノミネートされて話題になった作品。受賞こそしなかったが、ジュディ・デンチの演技はさすが。

 中学校のベテラン教師バーバラ。定年間近で独身の彼女は、厳しい態度のためか、周りから疎んじられていた。ある日やってきた若い新任教師シーバ。すぐに彼女の虜となってしまったバーバラは、彼女に近づき、そして親しくなる。そんな毎日を日記にしたためるバーバラだったが、彼女の一方的な気持ちは次第に度を超し…

 こういう人っているかもしれないと、ちょっと回想。バーバラのことである。彼女は孤独な人間だ。学校ではみんなから嫌われ、家で待っているのは猫だけ。そんなある日、美しい新任教師シーバがやってくる。彼女はとても魅力的だ。すぐに周りにうち解け、友だちができる。そんな彼女を、最初は用心深く遠巻きに見ていたバーバラだったが、シーバからフレンドリーに声をかけられたことで、彼女が大好きになってしまう。相手は同性であるが、恋する乙女状態だ。シーバのためなら何でもする。彼女といつも一緒にいたい。一緒にいられた日の日記には、金星シールを貼ってしまう。まさに少女の恋だ。

 だが、バーバラの恋は、かなり傲慢だ。自分がこれだけしてあげているのだからと、見返りを求める。相手の事情などおかまいなしだ。それでも何事もなければ、ちょっとゆがんだ関係ではあるが、そんな形の友情が続いたのかもしれない。

 ところが事件が起きる。シーバが生徒と関係を持ってしまい、バーバラがそれを知ってしまうのだ。それを黙っていることで、バーバラが絶対的に優位に立つ。

 ケイト・ブランシェットの夫役で、またもやビル・ナイが出演。今回は、良き夫を演じている。

 とにかくジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの演技がすばらしい。2人の関係は、次第に泥沼化していくのだが、展開はスリリング、見応え十分だ。

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2008年9月 9日 (火)

[映] ナイロビの蜂

 2006年のアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞で、レイチェル・ワイズが助演女優賞を受賞して話題になった映画だ。ずっと見たいと思っていたのだが、WOWOWではなかなか放送してくれず、なぜかAXNで放送していたのを見つけたので、見てみた。原題は「The Constant Gardener」。だが邦題もなかなかいいと思う。タイトルを聞いて、ナイロビの環境保護(蜂に異変が!?)の話かと思ったが(^o^;、見ていれば何のことかはすぐにわかる。

 外交官ジャスティン(レイフ・ファインズ)は、黒人医師アーノルドと共にロキに出かける妻テッサ(レイチェル・ワイズ)を見送った。二日後に戻る予定だった。ところが、妻の乗った車がトゥルカナ湖で襲われ、妻は遺体で発見される。妻はトゥルカナ湖へ何のために行ったのか。なぜ殺されたのか。アーノルドはどこへ行ったのか。ジャスティンが調べ始めると、脅迫をうけるように。妻は何をしていたのか?

 妻の死の謎を探る夫。これは、サスペンスなのだが、愛の物語でもある。外交官であるジャスティンは、温厚な人柄である。趣味が庭いじりというのが、それを象徴している。それに対し、妻テッサは情熱的だ。彼女は、アーノルドと共に、救援活動をしていたのだが、自身の死産をきっかけに、ますますそれにのめり込むようになる。そんな彼女を気遣いながらも、彼女のしていることを見て見ぬフリしてきたジャスティン。

 妻の死後、いろいろな事実がわかる。意外な素顔を知る。自分は利用されていたのかもしれないと疑う。妻の不倫を疑う。だが次第に核心に近づいたとき、妻の愛情を確信する。そして失ったものの大きさを嘆く。悲しい最後だ。

 レイチェル・ワイズが素敵だ。夫の前では、愛らしい妻。本当にキュートだ。だが、活動に関しては命を捧げていると言っていい。目的のためには手段を選ばない。陰謀を暴くために、あらゆる手を使う。自分の魅力も利用するのだ。また、ビル・ナイが重要な役で出演している。

 アフリカを食い物にしている製薬会社を告発した映画だ。だが、そういう人たちがいる一方で、陰謀を暴こうとする人たちもいる。希望はあると信じたい。

 

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2008年9月 7日 (日)

[ド] マイアミ・バイス5

 放送が始まったのは、大学生の頃だったと思う。テレビ東京で始まったこのドラマに、すぐに夢中になった。なんと言っても、ドン・ジョンソンは格好良かった。めちゃめちゃ格好良かった。マイアミのあのパステルカラーな感じも、当時流行っていた曲がバンバン流れるのも、とにかくキラキラ輝いていて、毎回欠かさず見ていた。そして、ドン演ずるソニーが、歌手のケイトリン(シーナ・イーストン)と結婚して終わったと思う。それが最終回だと長いこと思っていた。

 数年後、まだ先があることを知った。しかもケイトリンは死んでしまうと言う。ガーン。だが当時の私にはどうすることもできず…

 そして今。AXNでマイアミ・バイスの放送が始まり、9月からついに未放送であったシーズン5に突入。良い時代になったものだ。念願の字幕で見ることができるのだ。

 かなり昔の事だし、ほとんど忘れているので、シーズン4の最終話くらいから見ようと思った。ところがっ! 見てビックリ。見たことのない話なのだ… どうやら、シーズン4も日本では全部放送したわけではないらしい。ガーン。もっと早くから見ておくんだった… 最初から、放送順はかなりめちゃくちゃだった様子。その上、シーズン途中でうち切っていたとは。あまりに酷い扱いだよね。

 気を取り直して… とりあえず、シーズン4の最終話から見て、まだ良かったと思った。シーズン5へと続くお話なのだ。ソニーは、マフィアのサミットに潜入中、爆破事故に遭って記憶を失ってしまう。バイスではソニーは死亡したものと思われるが、マフィアによって助けられた彼は、ソニー・バーネットとして裏社会で生きていた… しかも、シーズン5の#1では、組織を操った挙げ句、乗っ取ってしまうのだ。彼を取り戻すべく近づくリコ。どうなるソニー!

 ゲストもすごい。クリス・クーパーや、ジュリア・ロバーツ(若いっ)、アントニオ・ファーガス(スタスキー&ハッチのハギー・ベアでお馴染み)、ジョン・ポリト(ホミサイドのクロセッティ刑事)。

 今見ても、十分に格好いい。はっきり言って、最近できた映画版よりいい。これから最終回まで、たっぷり楽しませてもらおう(^o^)。唯一気がかりなのは、ケイトリンとのこと。彼女はどうなった?? 再放送に期待。

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[ド] 奥様は首相

 華麗なるペテン師2の後番組として、またもやイギリスのドラマが始まった。イギリスで、スーパーの店長をしていた女性が、首相になってしまうお話だ。全6話。原題は、「The Amazing Mrs Pritchard」。まさにAmazing である。

 スーパーマーケットの敏腕店長ロズ・プリチャード。総選挙が近づいたある日、店頭で喧嘩を始めた候補者を仲裁することになったロズ。喧嘩の内容がくだらないばかりか、毎度のように投票したい候補者がいないことに思わず怒り爆発。私がなった方がマシと、勢いで立候補してしまう。このことに多くの女性が賛同、すぐにパープル同盟党を結成。そして、気がついたら首相になっていた…

 普通のおばさんが、突然首相になってしまったと言うお話だ。とはいえ、ロズは、店長として敏腕ぶりを発揮する、デキるおばさんである。彼女の笑顔はチャーミングだし、機転が効く。周囲の動きに瞬時に気が回り、相手の気持ちに敏感。テレビの討論会で戦うはずの相手を、スカウトしてしまうあたり、あっぱれである。

 ま、そう簡単にはいかないでしょと言う部分はある。なんと言ってもドラマである。シリアスなものではなく、どちらかというと軽めの作品なので、現実的とは言えないのかも知れないが、普通のおばさんとしては見ていて楽しい。日本でもちょうど首相がやーめたっと言ったばかり。私たちが首相選びに直接関われないので、傍観するしかないが、こんな人が首相になったら、みんな政治に関心が向くかも。がんばれ、ロズ!!

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[ド] マルコム in the middle 6 最終回

 シーズン5を放送後、しばらく放送を休止して、やっと始まったシーズン6も、ついに終わってしまった。全体的に見ると、ずいぶんとパワーダウンした感じだったし、そのせいでこの扱い(リピート放送が無かったり、非常に少なかったり、字幕版のみの放送だったり)なんだろうなと思うのだが、最終回はなかなか見せてくれた。

 最終回は、ロイスがミセスコンテストに出場すると言うもの。マルコムたちがイタズラで応募したら、ロイスが出場する気になってしまうのだ。ここで面白いのは、かつてロイスの妹スーザンがミスコン荒らしであり、ロイスはいつも裏方だったと言う点。一度くらい主役になってみるのもいいかというところか。

 ハルとデューイは、ロイスのサポートに徹する。ハルの張り切りブリはものすごい。こういうことにかけては天才的である。そして、あくまでもマイペースを貫くロイスも素敵だ。

 最終回もそうだが、全体的にドタバタ劇の中心が、子ども達ではなくなってきている。初期の頃は、マルコムを中心に子ども達のイタズラが描かれることが多かった。なんと言ってもマルコムは天才。子どもなのにこんなことを… と言うのがウリだったハズ。だが、すっかり成長してしまったマルコムは、おそらく高校生なのだろうが、今となってはそういう描写は全くない。飛び級でもして、早々に大学にでも行くのかと思っていたのだが、普通の高校生である。その辺りがパワーダウンの原因か。

 とはいえ、シーズン7が最終シーズンとなる。いつ放送してくれるのか、(ちゃんと放送してくれるのか)不安ではあるが、最後まで楽しみたい。

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2008年9月 5日 (金)

[映] キャンディ

 今年急逝したヒース・レジャーが、ドラッグにおぼれる若者を演じている。まるで彼の晩年を見ているようでつらい。

 詩人志望のダンは、美しい女性キャンディと出会って恋に落ちる。恋する2人は、何でも分かち合い、ダンがドラッグ中毒だったために、キャンディも… やがて2人は結婚し、キャンディの妊娠を機にドラッグをやめようとするが…

 若く愛し合う2人が、ドラッグにおぼれる様が描かれている。最初は天国。2人でハッピーな時を過ごす。だが、お金に困り、キャンディは体を売る。それでもドラッグはやめられず、次第に彼らの体をむしばんでいく。キャンディが娼婦として稼いだ金は、全てドラッグにつぎ込まれる。家賃も払えず、追い出される。

 ダンがなぜドラッグ中毒になったのかは不明だ。だが、キャンディは、束縛された家庭環境が問題だったのかもしれない。唯一心を許せるダンと、何でも分かち合いたいと思ったのかも知れない。いつでもやめられると思っているうちに、やめられなくなってしまう。

 こういう若者は多いのかもしれない。だが、興味深いのは、彼らに援助をしている、大学の準教授キャスパー(ジェフリー・ラッシュ)の存在。彼もまた、ドラッグ中毒である。やっかいなのは、彼は有機化学の準教授であり、自分でドラッグを精製してしまうことだ。一見、まっとうな生活をしているように見える人にまで、ドラッグは浸透しているのか。

 キャンディ役のアビー・コーニッシュは、本当に美しい。若い頃のニコール・キッドマンを思わせる美しさ、可憐さ。そんな彼女が、みるみるやつれていくさまは哀れだ。ヒース・レジャーも、ドラッグの過剰摂取が原因で亡くなったようだが、心を病んでいたのだろうか。

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[映] ローグ・アサシン

 日本のヤクザと中国マフィアの抗争に巻き込まれたFBI捜査官、そしてローグと呼ばれる謎の殺し屋の話だ。

 相棒とその家族を、ローグと呼ばれる殺し屋に殺されたFBI捜査官ジョン・クロフォード。3年後、日本のヤクザと中国マフィアの抗争が勃発。ローグが関わっているらしいことがわかるが…

 ジョン(ジェイソン・ステーサム)の視点でずっと描かれて行くのだが、途中からローグの視点に変わる。その辺りがこの物語の要であり、面白いところだ。

 ストーリー的には、かなりムリがある気もする。ヤクザと中国マフィアの抗争ってのも、なんだかちょっと妙な感じだし、FBI捜査官がスーツじゃないのも、らしくない。とはいえ、ジェット・リーと石橋凌のアクション、ケイン・コスギとのアクションはなかなか見物だ。オチも、ありがちではあるが、いい。ちょうど、マイアミ・バイス5(ドン・ジョンソン格好いい~)の放送がAXNで始まったが、4の最終回から5にかけてのストーリーと、ちょっと似ているなと思った。

 マフィアの抗争なので、ドンパチ激しいし、人がバンバン殺される。そういう意味では、お子さま向きではないが、大人は楽しめる作品だ。

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[映] コンフェッティ

 コンフェッティ誌が行った、ユニークなコンテストの様子を、ドキュメンタリータッチで描いている。3組のカップルの、結婚準備の様子が描かれている。イギリスの作品。

 結婚情報誌コンフェッティ誌。毎年花嫁コンテストを行っていたが、どうもマンネリに。そこで、一番ユニークな結婚式をしたカップルに、新居をプレゼントすると言う企画を思いつく。多くの奇妙な結婚式アイデアの中から、3組を選び出した。ミュージカル結婚式、テニス結婚式、ナチュリスト結婚式。さて優勝するのは…?

 結婚式をコンテストにしてしまうと言う発想が面白い。みんな真剣だ。ミュージカル結婚式をする2人は、華やかなダンスを振り付け師に考えてもらうのだが、ダンサーだという花嫁の妹や、文句ばかり言う母親が引っかき回す。テニス結婚式をするカップルは、闘志むき出し。とにかく勝つことしか考えていない。花婿がテニスのコーチに嫉妬したりと、いろいろ問題も出てくる。花嫁の鼻の穴が巨大という設定が笑える。ナチュリスト結婚式のカップルは、どうしても裸で式を挙げると言い張る…

 ミュージカル結婚式の花婿役は、「オフィス」のティムこと、マーティン・フリーマン。攻撃的な花嫁の母、妹から、未来の妻を守る姿は好感が持てる。

 それぞれのカップルは問題が山積みで、コーディネーターの2人(ゲイのカップル)はてんやわんや。それでもなんとか式を成功させる。3つの結婚式はそれぞれ感動ものだ。最後、ゲイの2人にも、幸せが訪れる。バカバカしい設定ながら、楽しめる内容だ。

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[映] セックス&マネー

 このタイトル、意味がよくわからないのだが、原題は「Friends with Money」。セックス・アンド・ザ・シティの監督もした人だからと言うことで、このタイトルなのか?? ジェニファー・アニストン、キャサリン・キーナー、ジョーン・キューザック、フランシス・マクドーマンドが、SATCの4人組のような雰囲気。

 仲良しの友だちはみんな結婚し、所帯持ちなのに、唯一独身のオリビア。それどころか、定職にもつかず、メイドをして稼ぎ、試供品の化粧品で暮らす日々。そんな彼女を心配するクリスティーン、フラニー、ジェーンたちだったが、彼女たち自身もそれぞれ悩みがあり…

 SATCのような友だち関係は貴重だと思う。結婚しても、家族ぐるみで仲良くできたら理想的だ。また、同じ女性として、結婚生活や、仕事の悩みなどが描かれている作品も、いいと思う。この映画には、40代(?)の独身女性と、所帯持ち3組の日常が描かれている。だが、どうも今ひとつ面白みがわからない。

 まず、クリスティーン(キャサリン・キーナー)。どうやらキャリア・ウーマンのようである。だが、夫(ジェイソン・アイザックス)とどうもうまくいっていない。何かにつけ喧嘩になってしまう。でもその理由はよくわからない。

 フラニー(ジョーン・キューザック)は、オリビアの良き相談相手のようである。親身になって彼女の話を聞いている。夫(グレッグ・ジャーマン)ともうまくいっているようだ。なんとなく夫の言いなりのようでもあるが、うまくいっているのなら問題はない!?

 そしてジェーン(フランシス・マクドーマンド)。彼女はデザイナーのようである。夫はどうもゲイっぽく、みんなから疑われている。子どももいるし、本人もきっぱりと否定しているので、違うのかもしれないが、その辺ははっきりしない。そのことが原因か、ジェーンは情緒不安定気味である。列に横入りされたことで激怒、周りから変人扱いされてしまうのだが、明らかにこれは横入りを許す方がおかしい。

 とこんな具合に、どうも何が描きたいのかよくわからないメンバーな上に、主役であるオリビア(ジェニファー・アニストン)の考えていることがよくわからない。教師だったらしいのだが、なぜか辞め、今はメイドで暮らしている。とはいえ、化粧品を買うお金もないらしく、試供品をもらいまくっている。かつて不倫していたことがあり、その相手を忘れられないようだ。そういう設定はわかるにしても、メイドで知り合ったさえない感じの男性から誘われ、なんとなく気が向いてOKしてみたら、実は彼は大金持ちで… と言う、ちょっとあり得ない展開。これでお金の心配がいらなくなると言うこと?? そんなことでいいの??

 みんな実力派の女優さんたちなのに、この中途半端なストーリーはちょっと残念。

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2008年9月 3日 (水)

[映] アレックス・ライダー

 少年スパイ物。タイプとしては、マルコムでお馴染みフランキー・ミューニーズの「エージェント・コーディ・バンクス」に近いが、こちらは、もう少しシリアス。ドイツ、アメリカ、イギリス合作ということで、英米の俳優さんが見られる。

 普通の中学生アレックス(アレックス・ペティファー)。彼は両親を亡くして依頼、叔父イアン(ユアン・マクレガー)に育てられていた。ある日、その叔父が事故で亡くなってしまう。叔父の死に不審を持ったアレックスは、イアンがMI6のスパイだったことを知り、自らもスカウトされる。彼がついた任務は…

 ストーリーにそれほど目新しさはない。彼の初任務も、お子さま映画にありがちなものだ。この手の映画はハッピーエンドと決まっているので、最後もだいたい想像がつく。この映画の見所は、美青年アレックスのアクションだろう。

 アレックスは、美青年ではあるが、特別な派手さはない。一見、普通の中学生(日本だったら見た目高校生くらいかな)。だが、叔父の教育の成果か、各種格闘術に長けている。語学も堪能らしい。スパイとしての素質は充分である。叔父が、アレックスの将来を考えて鍛えたと言うことか。となると、アレックスの両親についても疑問が湧く。もしかしたら両親もスパイだったのでは? もしかしたら生きているのかも!?

 アレックスの世話係である、ジャック(アリシア・シルバーストーン)の存在も興味深い。本当にそれだけの存在だったのか。若く美しい女性である。イアンの恋人だったと言う可能性もある。彼女もある程度の武術ができるようだし、アレックスと日本語を交わすシーンから考えて、語学もできそうだ。

 英国首相役にロビー・コルトレーン(ハリー・ポッターのハグリットだね!)、スミサーズ役にスティーヴン・フライ、MI6のボス役にビル・ナイ、Mr.ジョーンズ役にソフィー・オコネドー(イーオン・フラックスのシサンドラ!)、悪役ダリアス・セイル役にミッキー・ローク、彼の部下役にミッシー・パイル、アンディ・サーキス(ロード・オブ・ザ・リングのゴラム!!)。

 どうやら原作があるらしい。しかもシリーズものと言うことなので、映画にも続編の可能性が?? アレックスの生い立ち周辺が、さらりと流されてしまっているのが、少々残念だ。子ども向けということで、難しい話は省いたのだろうか。その辺りの詰め方次第では、大人も十分に楽しめる内容になったのではないかと思う。シリアスなのか、コミカルなのか、どっちつかずな感じが、ちょっともったいない気もする。いや、そこがいいのか。

 

 

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