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2008年9月12日 (金)

[映] こわれゆく世界の中で

 イギリスを舞台にした恋愛もの。キングズ・クロスが犯罪多発地区とは知らなかった…

 建築家のウィルは、婚約者リヴと、彼女の娘ビーと暮らしていた。キングズ・クロスの再開発プロジェクトを手がけていたが、立て続けに事務所が荒らされ、パソコン類が盗まれてしまう。事務所の前で張り込みをしていたウィルは、窃盗に入った少年を追いかけ、家を突き止める。少年について探ろうと、母親に近づくうちに、彼女に惹かれ…

 リヴ(ロビン・ライト・ペン)は、ウィル(ジュード・ロウ)を愛しているが、彼が娘の父ではないことから、結婚を躊躇しているようだ。娘に少々問題があるらしく、それが理由なのかもしれない。とにかく、リヴとビーの間にどうしても入り込めない感じを抱いていたウィルは、窃盗団の手先であった少年を調べるために母親アミラ(ジュリエット・ビノシュ)に近づいたにもかかわらず、彼女に惹かれてしまう。

 アミラと息子は、ボスニア難民だ。夫を殺され、祖国から逃げてきた。異国の地で、息子を育てるために必死で働いている健気な女性だ。ウィルが惹かれるのもムリはない。アミラは、ウィルが息子を調べるために自分を利用したことに気づく。関係を求められたとき、それを逆に利用しようと考える。

 それぞれの家庭に、最善の結末だったのだろうとは思う。だが少々疑問は残る。ウィルは、リヴに不倫を告白する必要があったのだろうか。百歩譲って、あったとしよう。だとしても、それを判事(?)の前で公表する必要があったのだろうか。それに、たとえどんな事情があったにせよ、そんなに簡単に不倫をしたような人と、良い家庭を築くことができると考えるだろうか。

 ちょっと釈然としない感じではあるが、物語的にはまぁ楽しめる。が、あくまでも大人の物語なので、お子さまにはおすすめしない。

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