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2008年9月28日 (日)

[映] 敬愛なるベートーヴェン

 天才作曲家ベートーヴェン。陰ながら彼を助ける女性写譜師がいた… と言う架空の物語だ。ベートーヴェン役に、エド・ハリス。ちょっと意外な気もしたが…

 1824年のウィーン。第9交響曲の初演が迫る中、写譜に手間取っている写譜師の代わりに、女性写譜師アンナ・ホルツがベートーヴェンの元に派遣される。女性であることから、見下した態度をとるベートーヴェンだったが、彼女が彼の音楽を深く理解していることを知り、彼女に写譜を頼むことに。そして完成した交響曲は、初演で大喝采を浴びるが…

 難聴が進んでいたベートーヴェンは、自分の曲を指揮するのも自信が持てないほど。怖じ気づく彼のために、アンナは、彼に見えるところから指揮をする。アンナを見ながら安心して指揮をした彼は、見事初演を成功させるのだ。そして、彼にとって、アンナは、かけがえのない存在となる。

 だが、彼の音楽性に惹かれつつも、自分勝手な行動に少々参ってたアンナ。恋人から嫉妬され、仕事を辞めようと考えるが、そうはいかない。今度はベートーヴェンの方が嫉妬して、彼女を手放さない。

 ベートーヴェンの曲は知っているが、彼がどんな人だったのかはまるで知らない。わかるのは音楽室に飾ってあった肖像画くらいのもんだ。エド・ハリスには 似ても似つかないだろうと思っていたのだが、意外にもピッタリ。カツラのせいか?? 見た目はそっくりになったが、中身はどうだろう? あんなに気むずか しい、不潔でだらしない人だったのだろうか? 気まぐれで横柄で自己中な人だったのだろうか?

 ベートーヴェンとアンナの微妙な関係は、わかるようなわからないような。時に無神経な言動から、アンナは傷つけられるが、それに気づくと急に優しくなったりするベートーヴェン。本当に訳のわからない人なのだが、天才とはそういうものなのかもしれない。

 ストーリーとしては、今ひとつパッとしない感じではあるが、12分にも及ぶ第9交響曲の演奏シーンはすばらしい。鳥肌ものだ。クラシックファンだったら、これを見るだけでも、この映画の価値があるのかもしれない。

 

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