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2008年9月12日 (金)

[映] あるスキャンダルの覚え書き

 2007年のアカデミー賞主演女優賞にジュディ・デンチ、助演女優賞にケイト・ブランシェットがノミネートされて話題になった作品。受賞こそしなかったが、ジュディ・デンチの演技はさすが。

 中学校のベテラン教師バーバラ。定年間近で独身の彼女は、厳しい態度のためか、周りから疎んじられていた。ある日やってきた若い新任教師シーバ。すぐに彼女の虜となってしまったバーバラは、彼女に近づき、そして親しくなる。そんな毎日を日記にしたためるバーバラだったが、彼女の一方的な気持ちは次第に度を超し…

 こういう人っているかもしれないと、ちょっと回想。バーバラのことである。彼女は孤独な人間だ。学校ではみんなから嫌われ、家で待っているのは猫だけ。そんなある日、美しい新任教師シーバがやってくる。彼女はとても魅力的だ。すぐに周りにうち解け、友だちができる。そんな彼女を、最初は用心深く遠巻きに見ていたバーバラだったが、シーバからフレンドリーに声をかけられたことで、彼女が大好きになってしまう。相手は同性であるが、恋する乙女状態だ。シーバのためなら何でもする。彼女といつも一緒にいたい。一緒にいられた日の日記には、金星シールを貼ってしまう。まさに少女の恋だ。

 だが、バーバラの恋は、かなり傲慢だ。自分がこれだけしてあげているのだからと、見返りを求める。相手の事情などおかまいなしだ。それでも何事もなければ、ちょっとゆがんだ関係ではあるが、そんな形の友情が続いたのかもしれない。

 ところが事件が起きる。シーバが生徒と関係を持ってしまい、バーバラがそれを知ってしまうのだ。それを黙っていることで、バーバラが絶対的に優位に立つ。

 ケイト・ブランシェットの夫役で、またもやビル・ナイが出演。今回は、良き夫を演じている。

 とにかくジュディ・デンチとケイト・ブランシェットの演技がすばらしい。2人の関係は、次第に泥沼化していくのだが、展開はスリリング、見応え十分だ。

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