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2009年1月26日 (月)

[映] ゾンビーノ

 今までになかったタイプのゾンビ映画である。ゾンビものコメディという意味では、「ショーン・オブ・ザ・デッド」もそうだが、あちらはあくまでもゾンビはゾンビ。この映画のゾンビは、飼い慣らすことが可能ということで、一家に一匹ゾンビという設定自体がかなり独特だ。

 放射能の雲が地球を覆い、その粒子が死体をゾンビにしてしまった! ゾンビは人間を襲い、肉を食う。ゾンビと人間の戦争が勃発。そこでゾンビに勝利した人間は、ゾンビから人間社会を隔離。さらに、ゾンビを思いのままに操縦する装置を開発したのだが…

 舞台はどうやら’50年代のアメリカという感じ。色合いは、昔のテレビドラマのような感じだ。友達のいないイジメられっこ少年ティミー・ロビンソンは、両親と3人暮らし。そして、ある日ロビンソン一家のところへゾンビがやってくる。母親が、父親の反対を押し切って召使いゾンビを購入したのだ。ゾンビには、ゾムコンが開発した首輪が付けられており、操縦が可能。これが機能している限り、ゾンビは完全に人間の支配下。ところが、何かの拍子に機能が止まってしまうと、ゾンビの本性が現れ、人間を襲うと言うのだからおっかない。

 放射能はまだ残留しているため、死んだ人間はゾンビになる。そのため、ゾンビにならないためのお葬式というのがあり、それにはかなりの費用がかかるらしい… とまぁ、なんとも笑える設定なのだが、内容はかなり皮肉が含まれている。だいたい、放射能の雲に覆われ…って、明らかに人間のせいだろう。その辺には全く触れず、大量発生したゾンビも、ちゃっかり利用してしまう。転んでもタダで起きないあたり、いかにもアメリカ的発想?

 ティミーの母ヘレン役に、キャリー・アン・モス(もしかして実際にも妊娠中か?)。息子がいじめられていることよりも、服が汚れている方が気になるような人だ。父ビル役に、ディラン・ベイカー。ビル・ロビンソンって、昔プロレスラーがいたな、そういえば(^o^;。

 ロビンソン家にやってきたゾンビは、なんだかお茶目で、ティミーと親しくなるばかりか、母ヘレンとも親しくなってしまう。ちゃっかり名前までつけて、一緒に遊んだりする。原題「Fido(ファイド)」と言うのがその名前で、よく犬につけたりする名前だ。ストーリーはめちゃくちゃだが、最後はなんだか丸く収まってしまう。残酷なシーンもあるのでPG12なのだが、それすらコミカル。なんとも不思議な映画だ。

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