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2009年1月 9日 (金)

[映] ブラック・スネーク・モーン

 黒ヘビの呻き。なんのこっちゃと言う感じだが、どうやらこのタイトル、有名なブルースシンガー、ブラインド・レモン・ジェファーソンの曲にちなんでいるらしい。ブルースに詳しい人ならピンとくるのだろうか。

 アメリカ南部の田舎町。子どもの頃受けた虐待が原因でセックス依存症になってしまった女性レイ。恋人が軍隊に入隊してしまい、寂しさを紛らわせようと、男あさりやドラッグに走り、男に乱暴されて道ばたに捨てられる。
 一方、妻に逃げられた初老の黒人男性ラザラス。元ブルースシンガーの彼は、農業を営み質素な生活。彼は、農作業中に瀕死の状態で放置されていたレイを見つけ、自宅へ連れ帰る。レイを看病したラザラスは、彼女の荒れた生活を知り、彼独自の方法で立ち直らせようとする。

 ラザラスという男性が、とても魅力的だ。農業で暮らす、敬虔な(?)クリスチャンだ。唯一の楽しみは、ギターで歌うブルース。マジメだし、ユーモアもあって、いい男なのに、なんで妻が弟と浮気したのか、ちょっと謎。田舎暮らしがイヤだったのか?

 それに対し、レイはまさに対照的な存在。子どもの頃、義理の父に性的虐待され、そのせいでセックス依存症になってしまったらしい。酒にたばこ、ドラッグ、なんでもアリ。汚いことばを使い、みだらな服装で、その時その時で衝動を抑えるために誰とでもセックスする。自暴自棄な生活だ。

 この2人が、最初は激しく反発しあいながらも、次第に心を通わせていく様がいい。要はブルース。ブルースは魂の叫び。ラザラスが、自分の境遇を歌にしてはき出す。それにレイも共感する。サミュエル・L・ジャクソンは、この映画のためにギターを練習したらしい。(しかも、「スネーク・フライト(Snakes on a Plane)」の撮影後ってんだから、ヘビ続きだね)

 レイ役のクリスティナ・リッチは、小柄なので幼く見えるが、これがまたなんともセクシー。レイの腰抜けの恋人役で、ジャスティン・ティンバーレイク。

 少々過激な性的シーンがあるので、お子さまには向かない。大人の映画。

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