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2009年1月17日 (土)

中学受験奮戦記!?

 4年前、上の子がこの中学を受験したときは、こんな日が来るとは思ってもみなかった。上の子の中学生活を見ていた下の子は、自分も同じ中学に入るんだと、ずっと言っていた。言ってはいたが、一芸に秀でた個性的な面々が多いこの中学校に、特に何が得意なのか不明の下の子が向いているのかどうか、私には判断できなかった。それに、実情を何もわかっていない小学生の言うこと、どうせその頃になったら忘れてしまうだろうと思っていた。ところが、大まじめの下の子は、本当に受けるつもりでいたのだ。

 とはいえ、塾に行くつもりは全くない下の子。親もそこまでは考えていない。とりあえず学校の勉強をしっかりやって、受かれば行くし、ダメなら諦めるくらいの考えだ。試験科目は国語と算数。夏休み、上の子の使った国語の問題集と、朝日小学生新聞に毎週載る算数の問題をやってみるよう言った。だが、まだ習っていない漢字があるだの、分数のかけ算わり算はまだやってないだので、結局ロクにやらぬまま、夏は終わった。

 秋になり、2度目の学校説明会直前になって、受験したくないと言い出した。本番が近づいて、怖じ気づいたのかと思ったが、よくよく話を聞くとどうも違う。土日にまで勉強しなさいと言われ、友だちと遊ぶ時間を削られるのがイヤだと言うのだ。ちょっと待て。全く遊ぶなとは言っていない。しかも、受験が終わるまでのたった数ヶ月間のことだ。それに、受験の有無にかかわらず、ある程度の勉強は必要だ。一時の快楽のために、挑戦すること自体を諦めてしまっていいのかと問いただした。なんのことはない、受験はどちらでもいいなどと言っていた、こちらの方がすっかり本気になっていたのだ。それは、上の子の中学生活を見ていたからかもしれない。単なる受験用詰め込み授業ではなく、考える力をつける授業が特徴の学校だ。先生も実力のある方々だし、生徒もみな優秀なので、授業に真剣に取り組む雰囲気がいい。地元の中学を見ていないので、比べることはできないが、小学校時代に毎日つまらなそうな顔で学校へ通っていた上の子は、中学入学当初、毎日顔を輝かせて帰ってきた。できれば下の子もこの中学に通わせてあげたい、そう思うようになっていた。

 自分の仕事が忙しい秋はどんどん過ぎ、気がつくと12月になっていた。上の子も受けた、塾の模擬試験を受けてみることに。自分のレベルがだいたいわかるし、ちょっとでも試験慣れした方がいい。結果を見て、心配していた国語よりも、算数が致命的に解けないことに気づく。問題の意味を理解していないばかりか、単純なミスも連発。国語も、勘違いによる珍解答の嵐。テレビで話題のおバカタレントを笑える立場ではない。このままじゃいかん… 受験以前の問題として、人間としてまずい…

 冬休みは、親子で猛特訓となった。塾へ行くことも考えたが、なんたって中学の入試。内容は小学校で習ったことだ。国立大の附属中は、教科書で習った範囲から出題すると言うことになっており、有名私立中学の難問とはワケが違う。なにより、大手の塾は金額もバカにならない。移動時間もかかるし、送迎だって大変だ。私だって塾で教えたことがある(それって何十年前だよ… しかもちょっとだけだし…)、なんとかなる(一か八かだ!)…

 算数の問題集を買った。試験まであと3週間という時である。もっと早くやっておけば良かったと後悔しつつも、やるしかない。最初から全部解かせる時間はない。とりあえず、巻末の実戦テストをやって、間違えた問題と似たような問題を徹底的に練習すると言う方法をとった。国語は実戦テストと漢字練習。6年までに習う漢字は全て書けなくては。習ってないなんて言ってられない。
 お風呂リフォーム中だったこともあり、ものすごい騒音の中でとぎれる集中力と戦いながら、気がつけば問題集をかなり解いていた。難しい問題は、解答を見ながら2人で頭をひねった。どうしてもわからないときは、上の子に聞いた(^o^;。勘違いはだいぶ減り、問題に慣れてきたのか、解き方がひらめくようになってきた。

 1月は、本番と同じように時間を決めて過去問。相変わらず国語の珍解答はあったが、あとは本番での勝負だ。風邪をひかぬよう、お腹を壊さぬよう注意し、当日となった。

 試験は、本人によると、それほど難しくなかったらしい。どれだけできたのかはわからないが、ほぼ全部解けた言う。唯一わからなかった問題は、勘で書いたらしい。帰宅後、2人でじっくり考えた感じでは、どうやら正解だ。面接では、自分より前の子が、自分が話そうとした内容とほぼ同じ内容を、もっと立派な言葉で先に言ってしまい、立場がなかったとのこと。やれやれだが、試験日にベストコンディションで受けられたし、全力を出しきったようなので、悔いはないだろう。親としても、やれることはやったと思う。

 そして緊張の合格発表。本人が学校へ行っている午前中に、結果は届いた。合格。冬休みの猛特訓が、走馬燈のように頭を巡った(大げさ)。すぐに親戚や友だちにメール。だが、一緒に通おうと言っていた友だちが残念な結果だったことを知る。とてもがんばり屋さんだったのに。

 と言うワケで、4月から下の子は、希望の中学に通うこととなる。どんな中学校生活になるのだろう。勉強は大変かもしれない。でも、心の通じ合う友だちに巡り会うといいな。なにより、有意義な3年間であってほしい。お弁当作らなくちゃならないんだからっ。

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