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2009年3月31日 (火)

[映] サーフズ・アップ

 実はウォッチメンが見たくて、今日は下の子と見に行く約束をしていたのだが、時間を調べていてR-15指定であることを知ったcrying。1つ2つはごまかせるとしても、さすがに小学校卒業したての下の子に15歳を語らせるのはムリ。泣く泣く諦め、代わりに録画してあったこの映画を、自宅で一緒に見ることに。

 極寒の南極の小さな街で仲間と共に暮らすイワトビペンギンのコーディ。退屈な毎日だったが、彼の唯一の楽しみはサーフィン。街に伝説のサーファー、ビッグZが来て以来、コーディはサーフィンに夢中で、いつか街を飛び出してサーフィンの大会に出場したいと考えていた。ある日、ついに大会のスカウトが街にやってきた! 強引に彼にくっついて、大会に出場すべく、ペングーアイランドへやってきたコーディだったが…

 ペンギンが主役のサーフィンアニメーション。だが、ストーリーは、狭い街を抜け出して、世界に飛び出す若者の話だ。体格にコンプレックスを持つコーディは、サーフィンが唯一の特技。小さな街の中では、誰にも負けない自信があった彼だが、世の中には自分より上がたくさんいることを思い知らされる。一度は挫折する彼だが、そこで出会いがあり、友情が生まれ、成長すると言う、王道とも言えるストーリー展開だ。それに見事なサーフシーンのアニメーションが加わり、作品を盛り上げる。

 声の出演もなかなか豪華で、主役のコーディ役に、トランスフォーマーでお馴染みシャイア・ラブーフ。ビッグZ役にジェフ・ブリッジス。ラニ役にイエスマンにも出ていたゾーイー・デシャネル。(あちこちにズーイーと書いてあるが、どうもゾーイーと言う発音が一番近そうだ) チキン・ジョー役にジョン・ヘダー(ナポレオン・ダイナマイトの彼。まさに適役!) レジー・ベラフォンテ役にジェームズ・ウッズ。タンク役にディードリック・ベイダー(ドリュー・ケリー・ショウのオズワルド)。

 今回は吹き替え版だったのが残念。吹き替えもバッチリはまっていて良かったとは思うが、ビッグZがウクレレで歌うシーンもあったので、次回は是非字幕版でジェフ・ブリッジスの歌を聴きたい。

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2009年3月30日 (月)

[映] スルース

 この作品、元はアンソニー・シェーファーの舞台劇だそうで、72年にローレンス・オリビエとマイケル・ケインで映画化。その後、2007年に、今度はオリビエの役をマイケル・ケイン、そしてマイケル・ケインの役をジュード・ロウが演じて再び映画化。WOWOWでは両方続けて放送されたので、新旧見比べをしてみた。登場人物の設定はほぼ同じ。

 人気推理小説家アンドリュー・ワイクの邸宅に、マイロ・ティンドルと名乗る男がやってくる。彼はアンドリューの妻と浮気をしている。彼女と結婚したいと考えるマイロに、アンドリューはある提案をする。浪費癖のある妻を養うのは大変なので、自分の家にある宝石を盗み出して現金化、それを生活費にあてれば良いと言うのだ。そしてマイロは言われるがままに強盗を演じるのだが…

 結論から言ってしまうと、旧作の方が断然面白い。旧作138分、新作88分で、旧作の方が50分も長いのだが、長さを感じさせないばかりか、展開が実に巧妙で、小道具がまた効いている。

 まず大きな違いから言うと、旧作では2人の年の差約26歳であるのに対し、新作では約39歳。つまり、アンドリューの妻を寝取った男が、新作ではどうも若すぎて、この妻、いったいいくつなの?と思ってしまう。旧作では、マイロは美容院を経営していて、一応それなりの稼ぎのある、身なりのきちんとした男性であるのに対し、新作では、美容師だが役者志望で、あまり稼ぎのない若造だ。どちらもアリではあると思うのだが、その設定のためか、強盗をもちかける際の説得の仕方がだいぶ違う。新作では、そんな無謀な誘いに、ホイホイ乗ってしまうのだ。そんな計画性のない、いい加減な男にもかかわらず、後半は妙に緻密な計画を練ってみたり、その後、なんだか2人の関係が怪しくなったりと、かなりとりとめない。その点、旧作では、前半もかなり丁寧に描かれている上に、後半の見せ方もすばらしい。

 この作品、前半と後半の2人の立場が逆転するところが見所だ。その点はどちらもよく描かれているとは思うが、どちらか一方を見るのなら、断然旧作をおすすめする。でも、両方見比べてみるのも楽しい。

 

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[映] 時をかける少女[アニメーション版]

 その昔、筒井康隆の同名小説を読んだ記憶があるし、その後映画化された物も見た。高校生のタイムリープものであると言う以外、詳しいことはすっかり忘れてしまっているのだが、原作は面白かったし、映画もそれなりだった気がする。アニメ版と聞いて、また同じ物をアニメーションにしたのかと思っていたのだが、続編ということで、別のお話となっている。

 真琴は、元気いっぱいの高校2年生。女の子ながら活発な彼女は、いつも放課後は仲良しの男子生徒、千昭、功介とキャッチボールをする毎日。ある日、いつものように学校へ行くと、小さな不運が続いてしまう。さらに理科室で転倒。帰宅途中に坂道を自転車で下っていた真琴は、ブレーキの故障で電車横断中の踏切に突っ込んでしまう。がそのことがきっかけで、自分がタイムリープできることに気づき…

 この主人公真琴はかなり活発な女の子。つるんでいるのは男の子。恋愛なんて関係ない… と言う関係が、タイムリープに絡んで次第に微妙になっていくあたりが面白い。最初はおもしろ半分で利用してしまうタイムリープ、実は大きな秘密があったことが、あとで発覚。自分の行動を悔やむことになるが、そこで諦めないところもまたいい。

 タイムリープを使いこなすシーンは本当にうらやましい。疲れそうではあるが、やり直しができると言うのはありがたい。楽しい時間を延々と引き延ばすことだってできる。過去に戻って食べ損ねたプリンを食べたりする。その時にいたはずの自分はどうなるんだろうとか、少々疑問は残るが、まぁ細かいことはいいだろう。自分の体験を、叔母さんに相談するのだが、この叔母さん自身もどうやら経験者らしい。彼女が前作の主人公という設定なのかななどと想像してみたり。

 とにかく、期待していなかったせいか、とても楽しめた。実写版を見たときよりも、感動が大きい。アメリカでの評価もかなり高く、さすが日本のアニメと言った感じだ。

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2009年3月26日 (木)

[映] 28週後...

 ロンドンが舞台のゾンビ映画である「28日後」の続編。前作は、ダニー・ボイル監督(スラムドッグ・ミリオネアの)だったらしいが、今回は製作総指揮に回っている。「28ヶ月後」という映画もできるらしい。

 ウィルスの感染で、大多数の人間がゾンビ化してしまったロンドン。数人が山荘に立てこもっていたが、ゾンビ集団の襲撃を受ける。ドンは、妻アリスを見捨てて逃げ延びることに成功。それから28週後、ゾンビが死に絶えたロンドンを復興するため、アメリカ軍を中心としたNATO軍が監視していた。そこへ、スペインへ旅行中だったドンの子供達が戻ってくる。母の死を知った2人は、思い出の品を取りに行こうと、立ち入り禁止区域にある自宅へ侵入。そこで、なぜか生き残っていた母アリスと再会するのだが…

 このゾンビ、今までのゾンビと大きな違いがある。感染してからゾンビになるまでが、ものすごく早いこと、そして全力疾走で追いかけてくることだ。そのため、ゾンビから逃げるシーンはものすごい迫力で、スリル満点だ。ゾンビに追われている人を助けるのは、ほぼムリ。噛まれた直後にゾンビになってしまうので、どんどん増える。放っておけば、そのうち餓死していなくなると言うのが、唯一の救いだ。

 ドン役にロバート・カーライル。彼が妻を見捨てて逃げた所は、かなり衝撃的。でも、あの状況じゃ、しょうがないかなとも思う。だが、妻が生きていたと知った後の行動は、納得できない。無防備すぎ。米軍隊員役で、ローズ・バーン(ダメージのエレン・パーソンズ)、ハロルド・ペリノー(オズのオーガスタス、LOSTのマイケル)。

 後半は、とにかく怖いシーンの連続なので、その手の映画が苦手な人にはお勧めできない。でも、やっぱり前作の方が面白かったかな。

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[映] イエスマン

 藤枝シネ・プレーゴのレディスデイ、しかも春休みなので、下の子と映画を見に行こうということになった。だが、朝起きたら雨。しかもザンザン降りになってきた。車で行くことも考えたが、BiviはあかのれんとアウトレットJのオープン初日でもあり、混雑が予想された。歩いていく気にもなれず、今日はやめようとトーンダウン。のんびり休日を過ごすことになった。

 12:30ごろ、ふと外を見ると、西の方に日が差してきた。ん? 今から行けば、12:50からのイエスマンに間に合う! 慌てて着替え、すっぴんのまま飛び出した。2人で自転車に飛び乗り疾走。お昼にホットドッグを買って入ろうと思ったのだが、できるのが間に合わないので、ドーナツとフライドポテトで我慢。なんとかギリギリ間にあった。と言う訳で、ジム・キャリー主演のコメディ映画イエスマンを見ることに。

 3年前に離婚してから、何事にも消極的になっていたカール・アレン。銀行の貸し付け担当員としても、私生活の誘いでも、彼が言うのは常に「No!」。友達にも見放されつつあったそんな彼は、偶然旧友ニックと再会。彼の強い勧めで、何にでも「Yes」と言おう!と言う自己啓発セミナーへ行ってみることにしたカールは、今後何があっても「Yes」と言い続けると言う誓いを立てさせられてしまう。それ以後、何事もうまく運び、人生上向きになったカールだったが…

 イエスマンというと、通常あまり良いイメージはない。強い者のいいなりで、なんでもハイハイと言う事を聞く人間という感じだ。だが、ここでは少々意味合いが違う。何にでも積極的に、常に前向きに挑戦してみようと言う意味でのイエスマンだ。

 カールが参加した自己啓発セミナーは、実に怪しげで笑える。かなり懐疑的だったカールが、無理矢理誓いを立てさせられ、その通りに行動してしまうところは少々違和感がある。だが、「Yes」と言い続けたら運が向いてきたと言うのは、わからないでもない。前向きになれば、周りも違って見えるだろう。今までとはまるで違い、何事も順調に進んだカールが、とにかくその通りにしなければならないという強迫観念にとらわれる辺りは、「マイ・ネーム・イズ・アール」にも通じるものがある。ただ「Yes」と言えばいいってもんではない。なんでもただ言う事を聞くだけでは、まさに上述のイエスマンだ。

 カールの親友役で、ブラッドリー・クーパー(エイリアスのウィル・ティッピン)、ダニー・マスターソン(’70sショーのハイド。クリストファー・マスターソン(マルコムのフランシスね)の実兄だね)。アリソン役にゾーイ・デシャネル(ハプニング)。上司役にロッキー・キャロル(シカゴ・ホープのDr.ウィルクス)。カリスマ教祖テレンス役にテレンス・スタンプ(スーパーマンのゾッド将軍!)。カールのご近所さん役に、フィオヌラ・フラナガン(ブラザーフッドのローズ・カフィ)。

 なかなか面白い映画ではある。だが、あくまでもコメディ、それほど深い物はない。下の子と見に行ってしまったのだが、少々エッチな部分もあり(映像はなかったので大丈夫かとは思うが)、子供と見るときはちょっと注意が必要かもしれない。

 

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2009年3月25日 (水)

[映] ライセンス・トゥ・ウェディング

 ロビン・ウィリアムスが出ていなかったら、おそらく見ていなかっただろうと思う。ストーリー展開は、いかにもありがちなコメディで特にヒネリもないのだが、ロビン・ウィリアムスのトークが全体を引き締めている。

 偶然の出会いから交際に発展し、ついにプロポーズ… 幸せいっぱいのカップル、ベンとセイディ。2人は、セイディが昔から通っていた教会、聖オーガスティン教会で式を挙げることに。だが、空きは2年先か、3週間後かしかないと言うフランク牧師。急遽、3週間後に式を挙げることにした2人に、牧師は結婚準備講座の受講を強いるのだが…

 この映画、ロビン・ウィリアムスのトークが全てである。牧師の結婚準備講座とやらは、かなりむちゃくちゃに見えるのだが、若いカップルに本音で話し合うことの大切さを教えている。お互いに気を遣っているうちは、相手のアラは見えない。本音が出るようになって初めてわかるのだ。それを、結婚前に済ませ、相手の短所も良く見極めてから結婚しなさいと言うことなのだろう。やってることはむちゃくちゃだが、言ってることはかなり普通である。

 双子の赤ちゃん人形に悪戦苦闘するシーンが面白い。セイディ役にマンディ・ムーア。彼女の父役に、ピーター・ストラウス(ダーティ・セクシー・マネーのダッチ)。彼女の母役にロクサーヌ・ハート(シカゴ・ホープのカミール)。祖母役にグレイス・ザブリスキー(ツイン・ピークスのサラ・パーマー)。姉(妹?)役にクリスティン・テイラー(ベン・スティラーの奥さんね)。牧師の助手、生意気な聖歌隊の少年役に、ジョン・フリッター(ナンシ・ドリューのコーキー)。

 軽いコメディだが、ロビン・ウィリアムスの牧師は一見の価値アリ。

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2009年3月24日 (火)

ミニ将棋大会 in マイキーズ

 ついに下の子が小学校卒業。何か卒業の記念となるイベントをしてあげたいなと思い、家庭教育学級の仲間と親子ボウリング大会を企画した。卒業式の後、一度帰宅して着替えてボウリング場に集合、ワイワイとボウリング大会。だが、元々運動音痴の下の子、どうもあまり楽しそうではない。私も、幹事の仕事に追われ、他のお母さん達と話も出来なかったし、帰宅した時には疲れ果てていた。

 仲の良い友達と別れて、他の中学へ行く下の子のために、何か楽しめることができたらいいなと考えていたある日、好きな将棋を、将棋好きの友達と楽しむ一日があってもいいねと言う話になった。下の子の周りには、将棋好きの友達が結構多い。その話を友達にすると、すぐに乗ってくれた。下の子を含め、9人の子供達が、ミニ将棋大会のために我が家へ集まることとなった。

 春休みだし、一日たっぷり楽しもうと言うことで、お昼にみんなでカレーを食べることに。さすがに9人分のご飯を炊くのは大変そうだったので、持参してもらうことにした。9時開始。午前中9人で総当たりにして、午後は将棋や他のボードゲームなどで楽しもうと計画。ゲーム機の類は持ち込み禁止だ。

 朝、9時前から続々と集まり始める子供達。将棋盤4セットを準備して、4組み同時に試合開始。1人が監督&結果記録係。ルールの説明をして試合を始めてもらい、私はカレーとケーキ作りに入った。さすがに9人も集まると、かなり賑やかである。総当たり戦なので、かなり時間がかかるかなと思ったのだが、さすが6年生、要領よくどんどん試合を進めるし、妙に早く終わってしまう試合もあり、12時頃までになんとか全試合が終わった。すばらしい。

 散々頭を使ったせいか、昼食時は妙に静か。みんなもくもくと食べていた。アッという間に食べ終わり、今度は外へ遊びに行くという。広場や神社で大はしゃぎしたのち、また戻ってきた9人は、今度はボードゲーム。ブロックスが意外と人気で、最後は全員で熱中。5時の音楽が鳴ってもなかなか去りがたい様子。

 ちょっと前まで幼かった彼ら、いつの間にかしっかり者に成長していた。朝一番にやってきて、「今日はよろしくお願いします!」と満面の笑顔だった子。これみんなで食べてくださいと、お菓子やジュースをたくさん持ってきてくれた子たち。お父さんと将棋を相当練習したらしく、ものすごく強くなっていた子。初めてのゲームも、説明書を読んですぐに理解して、コツを習得してしてしまう辺りは、本当に頼もしい。せっかくできた友達、違う中学になってしまうけれど、これからも仲良くしてほしいと思う。楽しい一日に感謝。忙しいのに、いろいろ手伝って一日つき合ってくれた私の友達にも感謝。

 帰り際、深々と頭を下げて「今日はどうもありがとうございました」とお礼を言ってくれたAくんの笑顔が忘れられない。

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2009年3月22日 (日)

[映] フィクサー

 2008年のアカデミー賞でかなり話題になった作品。ジョージ・クルーニーが主演と製作総指揮をしている。フィクサーとは、もみ消し屋。困った問題を、金をもらって無かったことにする仕事だ。邦題では、その仕事自体がタイトルになっている訳だが、原題はズバリ、マイケル・クレイトン。もみ消し屋をしている彼自身が、この物語のテーマだ。

 マイケルは、NYの大手弁護士事務所のもみ消し屋。金持ちの依頼通り、面倒な出来事を裏でこっそりもみ消すのが仕事。ある日、大手製薬会社に対する損害賠償訴訟を担当していた同僚が、突然の奇行の末失踪し、その後始末を頼まれたマイケル。だが、調べるうちに、同僚が訴訟を覆す重大な事実をつかんでいたことを知る。

 マイケルは元々弁護士であり、自分もその仕事をしたいと思っているらしい。だが、彼はその能力を見込まれ、フィクサーとして裏の仕事を任せられている。頼りにされてはいるが、その仕事の内容が内容だけに、地位は無いも同然。自身のギャンブル癖や、身内の借金のせいで、お金もたまらない。そんな生活から足を洗いたいと思いつつ、抜け出せずにいる。

 同僚アーサーが、突然の奇行。原告との話し合いの場で、突然素っ裸になり外を走り回ったらしい。精神的な物かと軽く考えるが、彼が重大な事実をつかんでいることを知る。だが、製薬会社の弁護側としては、それを公に出すわけにはいかない。が、出さなければ、原告は今後も苦しめられることになる。

 その事実を知った段階で、金を取るか、正義を取るかの選択を迫られるマイケル。一度は金を取る彼だったが、命を狙われ、正義を取る。

 なかなかスリリングな展開だし、製薬会社の不正を暴く内容で、面白い。だがちょっと気になったのは、命を狙われなくても正義を取ったのだろうかと言う点。友人が殺されても金を選んだ彼。自分の命が狙われていなければ、また見て見ぬ振りをしたのかもしれないなと、チラッと思った。

 そんな、妙に人間くさいところが、これまた良く描かれている気がして面白い。ティルダ・スウィントンが助演女優賞を受賞したが、彼女の役は悪役だ。出番は多くないが、見せてくれる。

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2009年3月16日 (月)

[ド] アントラージュ3

 FOXライフでの放送のあと、FOXチャンネルへ落ちてきて(^o^;、シーズン1、2を一挙に放送したアントラージュ。3月から、FOXライフでシーズン3の放送が始まった。でも、ライフは契約してないしなーと、FOXへ落ちてくるのを待つつもりでいたのだが… 今までスカパーのドラマパック+見たいチャンネルを契約していたのだが、それよりも、「えらべる15」の方がお得ということに気づき、急遽変更。FOXライフもバッチリ選んで、シーズン3の放送に間に合った(^o^)!

 と言うことで、晴れて見ることができるアントラージュ3。最初は、イマヒトツだなーなんて思っていたのだが、すでにすっかりハマっている… すっかりヴィンス・チェイスファンになってしまっているようだ。

 アクアマンの撮影が終了し、公開を待つ4人。プレミアに、長年旅行を嫌がっていた母を呼ぶことに成功。そしてついに公開初日。お客の入りが気になる… と言うのが、#1と#2。アリは、独立して、ショボイながらも自分のオフィスを構えてやる気満々だ。全てヴィンスにかかっていると言っても良いだろう。そして初日に大都市が相次いで停電となり、一度は落ち込む面々だが、結果はスパイダーマン越えの大盛況となる。

 彼ら、いつもヤキモキさせられるが、結果は決まってうまく行く。周りが気をもんでいるのに対し、いつも前向きに考えて、どこまでもオキラクなヴィンスは、スターの貫禄十分だ。プレミアに同伴するのは、若い美女ではなく絶対にママと言うのも好感持てるし、嫌がるママをラジオで口説き落とす辺りは、本当にかわいい。これでまた女性ファンが増えると言うもの。さすが、心得てるねー、女性の扱いを。

 と言う訳で、今後もがんばれヴィンス! そして、仕事見つかるといいね、ジョニー!

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[ド] CSI:マイアミ6 #21

 マイアミのギラギラする太陽、カラフルな色調はいいのだが、どうもホレイショ・ケインの立ち居振る舞いや、決めぜりふが格好良すぎて、かえって演技臭く見えてしまう。そんな気がして、最近は「ながら見」することが多かったCSIマイアミ。今回も、気を抜いて見ていたのだが、シーズン6の最終回と言うこともあり、とんでもないことが起こった! 慌てて30cmくらい前に乗り出してしまったのだが…

 いつものように事件の調査があり、一通りカタがついた後…

 息子とジュリアを逃がすため、手配した飛行機の傍らで2人を待つホレイショ。サングラスをはずしたその直後、銃声がして… どうなったホレイショ?? 直後に、何者かから「完了した」と言うメールを受け取るウルフ。ウルフが何か関係しているの?? どういうこと、どういうこと~??

 と、かなり意味深なラスト。ホレイショは死んでしまうのか? 撃ったのはだれか? ウルフは絡んでいるのか? など疑問だらけ。ただ、今後もホレイショは登場するようなので、とりあえず死なないんだろうなと、ちょっと安心。ついでにシーズン7のあらすじもちょっと検索してみたりして(^o^;。なるほどねと言う感じだが、これは続きの放送までのお楽しみに。

 やっぱりまだまだ目が離せないね、CSIマイアミ。

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2009年3月14日 (土)

[映] グッドフェローズ

 こちらもマフィア物で、90年の作品。以前も見た気がするのだが、当時は今ほどおもしろさがわからなかったと思う。ソプラノズのメンバーがかなり出演しているのも楽しい。

 50年代のアメリカ。10代で、マフィアの出入りする店でバイトを始めた少年ヘンリー。周りからもかわいがられ、街の顔役ポーリーのこまごました仕事を任せられるように。ある日、ポーリーも一目置き、カリスマ性を持つ男ジミーと知り合う。ジミーの子分トミーと組んで、窃盗などの仕事をするようになったヘンリー。やがて、結婚し、仕事も家庭も順調だったが…

 ヘンリーとジミー、トミーは、仲良し3人組だ。3人で仲良く仕事をして、いつもつるんでいる。主人公はヘンリーなので、語りも彼なのだが、時々妻カレンが語る部分があり、これがまた面白い。少々コミカルな部分もある。
 ヘンリーとジミーは、イタリアマフィアと仕事をしているが、イタリア系ではないらしい。(アイルランド系??) イタリア系でないと、決して幹部にはなれないとのこと。それまで3人で仲良く、順調に仕事をしてきたが、トミーが幹部に昇格になるあたりから、歯車が少しずつ狂い始める。仲間が信じられなくなったら終わりだ。

 ヘンリー役にレイ・リオッタ。ジミー役にデニーロ。トミー役にジョー・ペシ。彼はこの役で助演男優賞を受賞している。ヘンリーの妻カレン役に、ソプラノズのDr.メルフィでお馴染みロレイン・ブラッコ。初々しい彼女は本当に美しい。街の顔役ポーリー役に、ミラ・ソルビノのパパ、ポール・ソルビノ。ヘンリーの愛人の1人役で、デビ・メイザー。ヘマをする運転手役でサミュエル・L・ジャクソン。「エド」のケニーこと、マイク・スター。その他、ソプラノズのポーリー(トニー・シリコ)、ビッグ・プッシー(ビンセント・パストーレ)、フィル(フランク・ビンセント)、ビトー(ジョセフ・R・ガナスコーリ)、クリス(マイケル・インペリオリ)。そして、どうやらスコセッシ監督のお父さん、お母さんも出演しているらしい。さすがイタリア系。

 こちらも実在の人物がモデル。50年代~80年代にかけて、ヘンリーを中心にマフィアを描いた作品だ。145分と少々長いが、テンポ良く進む。良い思いをたっぷりする黄金時代の前半と、麻薬におぼれ、浮気で家庭も崩壊し、次第に歯車が狂い始める後半、そして人生半ばにしてマフィア人生が終わってしまう悲しい(?)ラスト。それぞれの時代を象徴する音楽もたまらない。とにかく見応えたっぷりの作品だ。

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[映] アメリカン・ギャングスター

 マフィア物好きにはたまらない内容。実在の人物がモデルで、マフィア側と、刑事側、双方の視点で交互に物語が進むのも面白い。

 68年NYハーレム。黒人ギャングのボス、バンピーが死亡。運転手から彼の右腕に登り詰めた男フランク・ルーカスは、独自のルートで高純度のヘロインを中国からベトナム経由で密輸。ブルーマジックと名付けて売りさばき、一大帝国を築き上げる。一方、汚職が当たり前の警察の中で、唯一不正を行わないために、周りから疎まれている刑事リッチー・ロバーツ。彼は、同様に不正を行わない刑事達を集めた、対麻薬組織の新チームのリーダーに抜擢され、麻薬密売組織摘発のため動き始める…

 マフィアと言えばイタリア系だが、フランク(デンゼル・ワシントン)は黒人として、黒人ギャングのボスであったバンピーを尊敬している。だが、ハーレムでは住民から慕われていたバンピーも、白人マフィアの連中からは軽く扱われていたことにも気づいている。自分はそれ以上になろうとする。実際、彼はバンピーを超えた。

 フランクは頭がいい。自分は決して麻薬に手を出さないし、高品質のヘロインを手に入れるため、自ら中国へ出向く。密輸手段も、ベトナム戦争を利用。田舎から親戚を呼び集め、組織を身内で固める。

 刑事側も面白い。リッチー(ラッセル・クロウ)は、刑事だが司法試験を受けている。周りは汚職が当然で、相棒までもがヤクに手を出しているし、押収した大金を届け出たために、変人扱いされている。だが、そんな彼にも転機が訪れる。決して不正を行わない姿勢が評価されるのだ。どこの警察署にも、1人くらいはそういう輩がいて、そういう刑事ばかりを集めたチームが作られる。そして、地道な捜査の結果、フランクを追いつめることに成功するのだ。この辺りは、どちらにも肩入れしているので、見ていてハラハラだ。

 だが、映画はここで終わらない。この後がまた面白い。マフィアのボスとして、時に殺人もいとわない男だが、普段は紳士である知的な男性を演ずるデンゼル・ワシントンは、まさに適役。マフィア物であり、刑事物でもある。見応え充分だ。

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2009年3月13日 (金)

[映] エンゼルハート

 かなり昔に見た記憶はあるのだが、覚えているのは不気味なデニーロのシーンだけ。アカデミー賞で復帰が騒がれたミッキー・ロークの、昔の姿をもう一度見たくて、ついつい見てしまった。

 50年代のアメリカ。私立探偵のハリーは、サイファーと名乗る謎の人物から、ジョニーと言う男を捜すことを依頼される。ジョニーはサイファーに借りがあるらしいのだが、行方不明だという。ジョニーについて、ハリーが調査を始めると、聞き込みをした相手は次々と殺され…

 さすがに少々古さを感じる映像ではあるが、なかなかスリリングな展開、衝撃のラストで、面白い作品だ。デイーロは出番こそ少ないが、あの不気味な雰囲気はかなりのインパクトである。

 なんと言っても、ミッキー・ロークが美しい。こんなにハンサムだったのに… 看護師役で、チョロッとキャスリーン・ウィルホイト(ERのDr.スーザン・ルイスの姉クロエ役)が出演しているのを見つけた。

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[映] ファウンテン 永遠につづく愛

 ヒュー・ジャックマンとレイチェル・ワイズ、時空を超えたストーリーということで、ワクワクしていたのだが…

 脳腫瘍に冒された妻イジーを救うべく、新薬の研究に没頭する医師トミー。死期を悟ったイジーは、最後の時を夫と過ごしたいと願うが、研究にのめり込むあまり、彼女の真の願いに気づかないトミー。そんな彼に、イジーは自分が執筆中のある物語を完成させて欲しいと頼む…

 さて困った。イジーとトミーのところはわかるのだが、その他の部分、訳がわからないのだ… 映像は確かに神秘的だし、ヒュー・ジャックマンの坊主頭はなかなか笑えるのだが、かなり意味不明。だが、イジーとトミーの話が根幹だとすると、その他の部分は全てイジーの物語であり、不死の薬を開発すべくムキになっているトミーを諭す内容らしい。

 遙か昔に、女王を愛していた家臣が、彼女のために不死の薬を探し、見つけて2人でそれを飲み、一度死んでまた別の時代に2人でまた蘇りまた愛し合う… 的な話を想像していたのだが、全然違うね(^o^;。時空を超えたストーリーって、劇中劇のことか。ううん… とにかくよくわからない。不老不死って、人類の究極の願いみたいなところがあるけれど、それは決してすばらしいものではないよ、限りある時間を有意義に過ごすことが大切なんだよと言うことが言いたいのか。

 難解な映画が好みの人にはお勧め。だけど、私のような単細胞には不向き。

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2009年3月12日 (木)

[映] 7つの贈り物

 藤枝シネ・プレーゴのレディスデイだったので、前日に引き続き見に行った。チケット売り場は、女性ばかりかなりの列になっていたが、ほとんどは「おくりびと」を見る人たちの列。前日は、「お席はこの辺か、この辺しか空いていません」と言う「おくりびと」に対し、「ほとんど空いてます」と言われ、うれしいような、悲しいような気持ちになったが、こちらはもう少し多く、3列くらいは埋まっただろうか。

 国税庁の身分証明書を持つ男、ベン・トーマス。彼は、数名の名前リストを作り、彼らについて調査している。盲目のテレホン・オペレータ、エズラ・ターナー、心臓病の女性エミリー・ポーサ… 次第にエミリーと親しくなったベンだが、なぜか心を開かない。そしてある日彼はついに決心した…

 重く、悲しい映画である。聡明で快活だったころの彼と、現在の彼の対比が興味深い。人前では、以前の彼の快活さが戻る。と言うか、演じているだけなのだろう。1人になると、絶望に打ちひしがれる。

 ベン・トーマス役にウィル・スミス。エミリー役にロザリオ・ドーソン。盲目のピアニスト役にウディ・ハレルソン。ベンの親友役に、バリー・ペッパー。あと、ほんのチョイ役だけど、ウェイトレスのスーザン役で、サラ・ジェーン・モリス(フェリシティのゾーイ、ブラザーズ&シスターズのジュリア)。

 とても感動的な物語に仕上がってはいる。だが、やりすぎと言う気もするし、本当にそこまでできるかと言う気もする。もっと他に方法はないのかしらとも思う。そしてなにより、あまりに予想通りの展開に、やっぱりそういうことなのねと言う軽い失望感。そんなにうまく行くかねと言う懐疑的な気持ちにもなる。それでもやっぱり感動的と言えば感動的だ。

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2009年3月10日 (火)

Bivi藤枝

 藤枝に来てもうすぐ17年。このときをどれだけ待っただろう。近くに映画館ができたら… そしてついにその夢がかなった。自転車で10分足らずの距離。実家も、新宿歌舞伎町まで20分で、映画を見るには最高の環境と思っていたが、それ以上である。

 駅前にできたBivi藤枝の中の映画館は、藤枝シネ・プレーゴ。あこがれのシネコン。オープン初日に行ってみて、あまりの小ささにがっくり来たが、この際いいだろう。今日見た「ラースと、その彼女」なんて、観客は私を入れて5人だ。狭くて充分! 水曜がレディースデイで1000円で見られる。さっそくポイントカードも作った。話題のドーナツは、小さなドーナツ6個入りで380円。気になっていたハリコレは、なんだかドラえもんやら、クレしんやらのグッズに置き換わっていて、少々残念。見たい映画全てを上映してくれる訳でもなさそうで、その辺が少々気がかりだが、新作映画が気軽に見られるので、映画好きにはたまらない!

 3Fに市立図書館が入っているのもうれしい。下の子は、ちょうど4月から電車通学。帰りに図書館に寄れると言うことで、初日にさっそくカードを作り、読みたい本のリクエストまでして、通う気満々だ。図書館の周りに、屋上広場なるスペースがあり、飲食可。気候の良い季節にはいいかもしれない。

 1F、2Fには、ゲオやら江崎書店やら、飲食店やら雑貨店が入っていて、MOVIX清水の縮小版といった感じ。とりあえず、31ができたのがうれしいかな。藤枝駅北にあったときは、あまり流行らず、撤退してしまったのに、こちらはなかなか盛況の様子。久しぶりに食べてみようと、6個パックを全部ロッキーロードでと言ったら、店員さんにクスッと笑われた。31アイスはロッキーロードに限る! おまけに付けてくれたアイスも、当然ロッキーロードにしてもらった(^o^;。

 1Fのパン屋さんが気になっているのだが、オープン初日は長蛇の列で断念。先日行った時は、パンがほとんど売り切れてしまっていた。やむなく、アピタのリトルマーメイドへ行ったのだが、こちらは結構な混雑。相乗効果だろうか。

 個人的には、映画館へ通うのがメインになりそう。周辺道路の混雑はしばらく続きそうだ。

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[映] ラースと、その彼女

 去年のアカデミー賞で、脚本賞にノミネートされていたので、気になっていた作品。藤枝にできたばかりのシネ・プレーゴで、オープン記念料金とやらで1000円! これは見逃すわけにはいかない。

 アメリカの小さな田舎町で、ガレージに1人で住むラース。母屋には兄ガスと、身重の妻カリンが住んでいるのだが、身内の人間にすら心を開こうとせず、距離を置きたがる。彼ももう27歳。そろそろ恋人くらいできてもとカリンが心配していた矢先、恋人を泊めてやって欲しいとやってきたラース。だが、連れてきたのは実物大の人形ビアンカだった…

 てっきりコミカルな映画だと思っていたのだが、全く違った。ラースは人とうまく接することができない。引きこもりのようでもあるが、ちょっと違う。仕事もしているし、日曜には教会にも通っている。ただ、人とふれあうことができない。触られることを苦痛と感じるらしい。

 そんな彼が、ある日突然、彼女だと言って人形を連れてきたのだから、兄夫婦の動揺は当然である。頭がおかしくなったのかと考える。だがラースは大まじめだ。歩けないからと車いすを買い、服がないからと、カリンの服を借り、甲斐甲斐しく世話をする。

 それだけだと、ただの頭のおかしな男の話になってしまうのだが、この映画のすばらしいところは、周りの人々の反応が、非常に暖かく描かれているところだろう。みんな、ビアンカを1人の大人の女性として扱うのだ。

 ラース役は、「君に読む物語」のライアン・ゴズリング。奇妙な物語だが、最後はなぜかとても感動。

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2009年3月 5日 (木)

[映] 危険な年

 82年、オーストラリアの作品。メル・ギブソンとシガニー・ウィーバーが若くて素敵。さらに、リンダ・ハントがアカデミー賞助演女優賞を受賞したと言うのが気になったが、彼女の役は男性の役でビックリだ。

 1965年、スカルノ政権下のインドネシア。民衆は貧困で苦しみ、PKIの反政府運動が高まり、情勢不安定なジャカルタへ、オーストラリアの放送局特派員ガイ・ハミルトンがやってきた。彼は、カメラマンのビリーに導かれ、大スクープをものにする。ビリーの紹介で、英国大使館秘書ジルと知り合い、親密になる。ある日、ジルは、仕事上で知った極秘メッセージを、ガイの身を案じて教えてしまうのだが…

 まず、ビリー役のリンダ・ハントがなんとも謎めいている。長年この地で取材しているらしく、情報通である。顔も広いようで、さまざまなコネがある。彼は、ガイを見込んでスクープの手助けをしたり、大好きなジルを紹介したりする。だが、ガイはあくまでも報道するのが仕事。特ダネがあれば、報道しないわけにはいかない。だが、報道したために、クーデターは失敗に終わってしまう。

 ビリーは、インドネシアの貧困に心を痛めている。なんとか救いたいと願うのだが、彼1人の力ではどうにもならない。最後は、彼なりの抗議をする。

 私の生まれた年のインドネシアって、こんな風だったのねと、しみじみ思った。

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2009年3月 4日 (水)

[映] モンゴル

 なんでモンゴルの映画に、浅野忠信なんだろうと思っていたが、なかなかどうして、立派なモンゴル人を演じている。2008年アカデミー賞で、外国語映画賞にノミネートされて話題になった作品。

 12世紀のモンゴル。部族間の争いが絶えないこの地で、小部族を率いるイェスゲイの息子として産まれたテムジン。彼は9歳で、父と共に花嫁を見つける旅に出る。旅の途中で知り合った他の部族のボルテを一目で気に入り、結婚の約束をするが、帰り道で父イェスゲイは毒殺されてしまう。さらに、部下にも裏切られ、逃亡生活をすることになったテムジン。年上の少年ジャムカに救われ、兄弟の誓いをする。成人したテムジンは、ボルテを迎えに行き、結婚するが、すぐいメルキト族にボルテを奪われてしまい…

 モンゴルについての知識って、遊牧民であるとか、朝青龍くらいのもんだ。だが、これを見て、彼らは戦士であると言うことがよくわかった。家畜を放牧してのんびり暮らす人々なのではなく、花嫁を奪い合ったり、家畜を奪い合ったりして、部族間で争っていたようだ。それを、一つにまとめ上げたのが、チンギス・ハーンということらしい。なるほど。そりゃ、偉大な人物だわ。

 だが、彼が国を統一する辺りは、さらりとしか描かれていない。そこに至るまでの、若き日の苦難が主だ。奴隷として売られてしまう辺りは、グラディエイターを思わせるし、かなり独特の戦闘シーンは迫力がある。なにより、妻ボルテのたくましさには敬服する。略奪された後、夫に救われるが、自分でも自分の身は守る。さらに、1人で子供を育て上げ、奴隷として拘束されている夫を助けに行く。

 製作はカザフスタン、監督がロシア人で、主演が日本人、他、中国人俳優多数。なんとも国際的な映画である。だが、違和感はなく、浅野のモンゴル語も決まっている(気がする。モンゴル語なんて全くわからないので、うまいのかどうかなんてわからない) 実はあまり期待していなかったのだが、見応えがあり、大満足。

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[映] ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記

 どうもニコラス・ケイジの出る作品って、Bの臭いがしてしまう。これはまともな方だが、お話が壮大な割には、物足りなさが残る。

 歴史学者のベンは、自分たちの祖先トーマス・ゲイツが、リンカーン暗殺者一味の資金調達を阻止した英雄と言うことを調べ上げ、発表。だがその場で、実はトーマスこそが、暗殺者一味であると反論され、父と共にショックを受ける。祖先の汚名をすすぐため、調査に乗り出すが…

 なんたって物語は壮大だ。アメリカ先住民の黄金の都市を探すため、ロンドン、パリ、そしてラシュモア山へと飛び回る。バッキンガム宮殿やホワイトハウスに忍び込んだり、大統領を誘拐!?したり、とにかくなんでもアリである。次々と謎のカギが見つかり、どんどん先へ進む。アッという間に謎が解け、敵とのちょっとしたバトルもあり、危険な目にあって、最後はめでたしめでたし。家族で気楽に楽しむにはいい作品だ。

 だが、どうにも解せないことがある。そもそも、リンカーン暗殺者一味から、黄金の都市にかかわる暗号の解読を頼まれたご先祖トーマス。それが、暗殺者一味だと気づき、暗号部分を破り、とっさに暖炉に放りこみ、自分は撃たれて死亡。そのため、英雄だと判断したベンたち。ところが、その破りとられた日記を暖炉からなんとか取り出して持ち帰ったと言うウィルキンソンの子孫ミッチ。そこには、トーマスの名が、仲間として書かれていたため、英雄ではなく、犯罪者一味であると言う訳だ。
 そんなハズはないと、反論したいベンとパトリック。そこで、その少々焼けた日記を調べ始め… いつの間にか、黄金の都市を探せ!と言うことに。トーマスが犯罪者ではない証拠を見つけるのが本来の目的のハズなのだが、黄金の都市を探すことがなぜトーマスの汚名をすすぐことにつながるのか、さっぱりわからないのだ。

 前作から引き続き、ベン役にニコラス・ケイジ。父パトリック役にジョン・ヴォイト。ライリー、アビゲイル役も前作と同じだが、今回はベンの母役で、ヘレン・ミレンが登場。また悪役で、エド・ハリスも出演している。

 なんだかうまく行き過ぎな感じに、すっきりしない気がするが、あまり深く考えずに、気楽に謎解き&ワクワク感を楽しむにはいいのかもしれない。

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