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2009年3月22日 (日)

[映] フィクサー

 2008年のアカデミー賞でかなり話題になった作品。ジョージ・クルーニーが主演と製作総指揮をしている。フィクサーとは、もみ消し屋。困った問題を、金をもらって無かったことにする仕事だ。邦題では、その仕事自体がタイトルになっている訳だが、原題はズバリ、マイケル・クレイトン。もみ消し屋をしている彼自身が、この物語のテーマだ。

 マイケルは、NYの大手弁護士事務所のもみ消し屋。金持ちの依頼通り、面倒な出来事を裏でこっそりもみ消すのが仕事。ある日、大手製薬会社に対する損害賠償訴訟を担当していた同僚が、突然の奇行の末失踪し、その後始末を頼まれたマイケル。だが、調べるうちに、同僚が訴訟を覆す重大な事実をつかんでいたことを知る。

 マイケルは元々弁護士であり、自分もその仕事をしたいと思っているらしい。だが、彼はその能力を見込まれ、フィクサーとして裏の仕事を任せられている。頼りにされてはいるが、その仕事の内容が内容だけに、地位は無いも同然。自身のギャンブル癖や、身内の借金のせいで、お金もたまらない。そんな生活から足を洗いたいと思いつつ、抜け出せずにいる。

 同僚アーサーが、突然の奇行。原告との話し合いの場で、突然素っ裸になり外を走り回ったらしい。精神的な物かと軽く考えるが、彼が重大な事実をつかんでいることを知る。だが、製薬会社の弁護側としては、それを公に出すわけにはいかない。が、出さなければ、原告は今後も苦しめられることになる。

 その事実を知った段階で、金を取るか、正義を取るかの選択を迫られるマイケル。一度は金を取る彼だったが、命を狙われ、正義を取る。

 なかなかスリリングな展開だし、製薬会社の不正を暴く内容で、面白い。だがちょっと気になったのは、命を狙われなくても正義を取ったのだろうかと言う点。友人が殺されても金を選んだ彼。自分の命が狙われていなければ、また見て見ぬ振りをしたのかもしれないなと、チラッと思った。

 そんな、妙に人間くさいところが、これまた良く描かれている気がして面白い。ティルダ・スウィントンが助演女優賞を受賞したが、彼女の役は悪役だ。出番は多くないが、見せてくれる。

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