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2009年3月10日 (火)

[映] ラースと、その彼女

 去年のアカデミー賞で、脚本賞にノミネートされていたので、気になっていた作品。藤枝にできたばかりのシネ・プレーゴで、オープン記念料金とやらで1000円! これは見逃すわけにはいかない。

 アメリカの小さな田舎町で、ガレージに1人で住むラース。母屋には兄ガスと、身重の妻カリンが住んでいるのだが、身内の人間にすら心を開こうとせず、距離を置きたがる。彼ももう27歳。そろそろ恋人くらいできてもとカリンが心配していた矢先、恋人を泊めてやって欲しいとやってきたラース。だが、連れてきたのは実物大の人形ビアンカだった…

 てっきりコミカルな映画だと思っていたのだが、全く違った。ラースは人とうまく接することができない。引きこもりのようでもあるが、ちょっと違う。仕事もしているし、日曜には教会にも通っている。ただ、人とふれあうことができない。触られることを苦痛と感じるらしい。

 そんな彼が、ある日突然、彼女だと言って人形を連れてきたのだから、兄夫婦の動揺は当然である。頭がおかしくなったのかと考える。だがラースは大まじめだ。歩けないからと車いすを買い、服がないからと、カリンの服を借り、甲斐甲斐しく世話をする。

 それだけだと、ただの頭のおかしな男の話になってしまうのだが、この映画のすばらしいところは、周りの人々の反応が、非常に暖かく描かれているところだろう。みんな、ビアンカを1人の大人の女性として扱うのだ。

 ラース役は、「君に読む物語」のライアン・ゴズリング。奇妙な物語だが、最後はなぜかとても感動。

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最近、「ドライヴ」、「スーパー・チューズデー ~正義を売った日~」と続けて主演作 [続きを読む]

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