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2009年3月 4日 (水)

[映] モンゴル

 なんでモンゴルの映画に、浅野忠信なんだろうと思っていたが、なかなかどうして、立派なモンゴル人を演じている。2008年アカデミー賞で、外国語映画賞にノミネートされて話題になった作品。

 12世紀のモンゴル。部族間の争いが絶えないこの地で、小部族を率いるイェスゲイの息子として産まれたテムジン。彼は9歳で、父と共に花嫁を見つける旅に出る。旅の途中で知り合った他の部族のボルテを一目で気に入り、結婚の約束をするが、帰り道で父イェスゲイは毒殺されてしまう。さらに、部下にも裏切られ、逃亡生活をすることになったテムジン。年上の少年ジャムカに救われ、兄弟の誓いをする。成人したテムジンは、ボルテを迎えに行き、結婚するが、すぐいメルキト族にボルテを奪われてしまい…

 モンゴルについての知識って、遊牧民であるとか、朝青龍くらいのもんだ。だが、これを見て、彼らは戦士であると言うことがよくわかった。家畜を放牧してのんびり暮らす人々なのではなく、花嫁を奪い合ったり、家畜を奪い合ったりして、部族間で争っていたようだ。それを、一つにまとめ上げたのが、チンギス・ハーンということらしい。なるほど。そりゃ、偉大な人物だわ。

 だが、彼が国を統一する辺りは、さらりとしか描かれていない。そこに至るまでの、若き日の苦難が主だ。奴隷として売られてしまう辺りは、グラディエイターを思わせるし、かなり独特の戦闘シーンは迫力がある。なにより、妻ボルテのたくましさには敬服する。略奪された後、夫に救われるが、自分でも自分の身は守る。さらに、1人で子供を育て上げ、奴隷として拘束されている夫を助けに行く。

 製作はカザフスタン、監督がロシア人で、主演が日本人、他、中国人俳優多数。なんとも国際的な映画である。だが、違和感はなく、浅野のモンゴル語も決まっている(気がする。モンゴル語なんて全くわからないので、うまいのかどうかなんてわからない) 実はあまり期待していなかったのだが、見応えがあり、大満足。

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