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2009年4月 6日 (月)

[映] 大いなる陰謀

 政治がらみの陰謀のお話かなと、なんとなく想像はしていたけれど、アメリカの現実を見せられたようで、何とも切ない。

 ベテランジャーナリストのジャニーン・ロスは、大統領候補と考えられている上院議員アーヴィングに呼び出され、独占インタビューを頼まれる。彼が語り始めたのは、対テロ戦争のための新作戦。そのころ、若き兵士達が現地入りを命じられる。同じ頃、大学教授のマレーは、将来性があるにも関わらずやる気を失っている生徒トッドを呼び出し、かつての自分の教え子の話を始める。

 ジャーナリストと上院議員、戦争に送られる兵士、そして大学教授と生徒という3つのシーンが描かれているのだが、一見バラバラに見えるそれらの映像が、最後は意味を持って全てつながる。そしてなんともやるせなさが残る。

 対テロという名の下に、それぞれの立場が描かれている。自分の出世のために利用する上院議員、それを知っていながらも、手を貸さねばならない状況にいるジャーナリスト。国のためにと、学業半ばにして志高く志願した兵士。彼らの姿を、断腸の思いで見送る教授。

 上院議員役にトム・クルーズ。ジャーナリスト役にメリル・ストリープ。教授役にロバート・レッドフォード。兵士役にマイケル・ペーニャ(ワールド・トレイド・センターのヒメノ役が印象的だった)。上官役にピーター・バーグ(シカゴ・ホープのクロンク)。

 短いながらも、重いテーマの作品だ。

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