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2009年4月 8日 (水)

[映] ジェシー・ジェームズの暗殺

 ジェシー・ジェームズとは、アメリカでは有名な列車強盗らしい。そんなことも知らず、スリリングな展開や、もしかして陰謀? などといろいろ想像していただけど、かなり大きくハズされた。

 兄フランクと共に列車強盗をしていたジェシー・ジェームズ。子どもの頃からジェシーのファンだと言う青年ロバートが仲間入りすることになるが、若い彼を子供扱いするメンバーたち。それでも、ジェシーに認められようと彼に近づくロバートだったが…

 一言で言うと、長いっ。タラタラと長すぎるっ。確かに、全体の雰囲気はなかなか詩的で格好良い。ブラピもジェシー・ジェームズになりきっているし、ロバート役のケイシー・アフレック(ベン・アフレックの弟だって)の演技はすばらしい。映画としての評価もなかなか高いようなのだが、個人的にはあまり楽しめなかった。

 まず、ジェシー・ジェームズがどんな人物なのかが全くわかっていない者にとっては、なぜこんな人物が英雄視されるのかがわからなかった。ロビン・フッドや、鼠小僧といったイメージなのだろうか、金持ちから奪い、貧しい者に与えると言うようなことから、英雄視されていたらしい。(どこまで真実かはわからないが) だが、この映画には、そのようなことはいっさい描かれておらず、列車強盗団の一味であること、行動がちょっとヤバい感じで歯止めがきかない怖さがあり、自分が捕まることを恐れて仲間を殺すような男である。

 一方、ボブ(ロバート)は、最初は気の弱い若者で、ジェシーに憧れ、近づく。彼の行動をまねてみたりする。だが、次第に憧れのヒーローの闇の部分が見えてくる。自分も成長し、したたかになってくる。仲間がどんどん殺され、次は自分たちかもと思うのも当然だ。そしてその時が来る。

 前半はタラタラとムダに長いが、終わり1/3はなかなか見応えがある。若気の至りで暗殺してしまったボブのその後だ。ジェシーは殺されたヒーローとして伝説となり、自分は卑怯者と軽蔑される。後ろから撃ったから卑怯者なのか? 武器を持たぬ者を撃ったから? だが、ジェシーは、このときを予期していたようでもある。自ら望んだようにも見える。

 とにかく、冒頭にジェシー・ジェームズがどういう位置づけなのか、さらっとでも説明を入れて欲しかった。

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