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2009年4月27日 (月)

[映] グラン・トリノ

 クリント・イーストウッド主演、監督で、感動作と話題の作品。なるほど確かに感動的である。

 年老いたウォルトは妻を亡くし、1人質素な生活を送っていた。楽しみは、1人で飲むビール。ある日、彼の自慢の愛車グラン・トリノをアジア系の若者が盗みに入った。ライフルを構えて撃退するウォルト。だがそれは、隣に住むタイ人のタオとわかり…

 この物語、脚本がすばらしい。まずウォルトは、絵に描いたようなアメリカの頑固じじいである。朝鮮戦争での経験もあり、アジア系民族を良く思っていない。アジア系だけではない、とにかく自分と異質な者を受け付けないのだ。おそらく彼が若い頃は、自動車産業などで栄えていただろう街も、今では白人がごっそり引っ越してしまい、アジア系やヒスパニック系、黒人ばかりとなっている。それでもガンとして家を出ようとはしない。ついに隣人までもが、アジア人一家になり、眉をひそめる。

 こんな性格だから、息子達も寄りつかない。結構良い生活しているのに、まだオヤジの財産をアテにしていたりする。そこんとこウォルトもよくわかっていて、息子達とも疎遠になっている。そんな彼に転機が訪れる。隣人と親しくなるのだ。

 ここから先は、あちこち宣伝で詳しく語られすぎてしまっていて、映画を見たときの感動が減ってしまった気がする。是非、予備知識ナシに見てほしい。

 エンディングで流れる曲「グラン・トリノ」は、クリント・イーストウッドや、息子カイルたちの作品らしい。(クリント・イーストウッドのジャズ好きは有名だが、息子カイルは、ジャズのベース・プレイヤーらしい) 途中、あまり音楽が無く、淡々と進むのだが、その分、エンディングのこの曲がうまく効いている。 

 まさに「遠くの親戚より近くの他人」。最後はもの悲しいが、スカッとすることも確か。

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» グラン・トリノ [映画君の毎日]
●ストーリー●妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知... [続きを読む]

受信: 2009年4月27日 (月) 17:51

» クリント・イーストウッド監督「グラン・トリノ」(★★★★★) [詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)]
監督 クリント・イーストウッド 出演 クリント・イーストウッド、ビー・バン、アーニー・ハー  すばらしいシーンがいくつもある。私がいちばん感情を揺さぶられたのは、イーストウッドが病院で診察を受け帰宅し、息子に電話をかけるシーンである。頑固一徹で気弱なところをみせたことのない男が、ふいに寂しさに襲われ、息子に電話をする。息子はそれに気がつかない。仕事が忙しくて、会社だけではなく、自宅でも仕事をしているのだと、そそくさと電話を切り上げようとする。それに対して、どうしていいかわからない。  このとき、イ... [続きを読む]

受信: 2009年4月28日 (火) 01:54

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