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2009年4月27日 (月)

[映] あの頃ペニー・レインと

 何がいいって、ケイト・ハドソンがすばらしい。彼女を見るだけでもいい。キャメロン・クロウ監督の実体験が元になっているらしい。

 大学教授の母に育てられ、飛び級して高校に入った少年ウィリアム。厳格な母のいいつけ通りに暮らしていたが、ある日、母親に反抗して家を出ていった姉アニタが残していったロックのアルバムを見つける。それ以来、ロックに夢中になった彼は、ロックの批評記事を書くように。それが認められ、新進バンド、スティル・ウォーターのツアー同行取材を任せられることに。15歳でツアーバスに同行したウィリアムは、バンドのメンバーや、グルーピーと親しくなり…

 70年代の薫りぷんぷんの、ノスタルジックな作品だ。15歳で大人の世界に飛び込んでしまったウィリアム。そんな彼のとまどいや、恋心、大人の嫌な部分を見て成長していく様が描かれている。

 ウィリアムはかなり特殊な環境に育ったようだ。厳格な母による英才教育。飛び級して上の学年へ行くことは、時間の無駄を省けるのだろうが、同い年の友達との交流という機会を奪う。そのことに何の疑問も抱かずに、母の言いつけ通りにしていたウィリアムからすれば、ものすごい冒険だったろう。戻ってきた彼は、身も心も成長している。

 ウィリアムの母役に、フランシス・マクドーマンド。ウィリアムの姉役にゾーイー・デシャネル。スティル・ウォーターのメンバーとして、ジェイソン・リー(「マイ・ネーム・イズ・アール」のアール・ヒッキー!)、ビリー・クラダップ。クリーム誌の編集長役にフィリップ・シーモア・ホフマン。そしてグルーピーの役で、アンナ・パキン。ケイト・ハドソンの役は、グルーピーの中でも別格の通称ペニー・レイン。彼女、ゴールディ・ホーンとはあまり似ていないと常々思っていたが、若い頃の映画を見るとそっくり。あのこぼれそうな笑顔を見ているだけでうっとりだ。

 流れる音楽もまたいい。ウィリアムはドラッグにおぼれないだろうか、無事に帰ってくるんだろうかと、すっかり母の立場で見てしまった。

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