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2009年4月30日 (木)

[映] ミスト

 スティーブン・キング原作のホラー? 彼原作のホラーは、映画化するとハズされることが多く、今回はどうかなと思っていたのだが…

 メイン州の田舎町に住むデイヴィッド・レイトンと妻子。ある日、嵐で木が倒れ、窓が割れてしまう。ガラスを張り替えるため、また食料品の買い出しに、デイヴィッドは息子と街のスーパーへ。だが買い物の最中、突然店の周りは霧に覆われ、何も見えなくなってしまう。霧の中から血を流した男性が。一緒にいた人間が、霧の中で連れ去られたと言う… 霧の中には、得体の知れない怪物がいることもわかり、店から出られなくなってしまった人たち。そんな中、信心深いカモーディ夫人は、神の怒りによるものだと言いだし…

 キング原作のホラーは、映像化されると最後に安っぽい怪物がでてきて終わってしまうことが多く、あーまたかーと思うのだが、これはかなり最初の方でいきなりでてきた。しかも、巨大なタコの足みたいのやら、巨大なサソリ昆虫みたいの、プテラノドンもどき、巨大な蜘蛛などなど、かなり節操がないと言うか、なんでもアリで、どう考えてもB級ホラーである。

 だが、どうもこの物語の本質はそこではないらしい。非常時における人の心理、極限状態に置かれた人々の心理を描いた作品なのだ。主人公はデイヴィッドなのだろうが、彼よりも存在感のある人物がいる。マーシャ・ゲイ・ハーデン演ずるカモーディ夫人だ。彼女の、はじめは奇妙に思われた言動が、次第に人々の心をつかむようになる。群集心理の怖いところだ。そしてデイヴィッドたちは、誤った決断をする。

 デイヴィッド役に、パニッシャーのトーマス・ジェーン。カモーディ夫人役にマーシャ・ゲイ・ハーデン。アマンダ役に、ローリー・ホールデン(シールドのオリビア)。デイヴィッドと不仲の隣人役にアンドレ・ブラウアー(ホミサイドのペンブルトン)。オリー役に、トビー・ジョーンズ(ハリー・ポッターシリーズのドビー役)。ジム役にウィリアム・サドラー(ロズウェルのバレンティ保安官)。その他、ドラマ俳優がたくさん。

 デイヴィッドは、最後にも誤った判断をする。早まってしまうのだ。彼の最後の2回の判断が、私にはどうも理解できなかった。とはいえ、怪物ものにしては、楽しめた気がする。

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