« [映] スラムドッグ$ミリオネア | トップページ | [映] アイアンマン »

2009年5月 6日 (水)

[映] イーグル・アイ

 映画館へ行ったとき、予告編を散々見せられて気になっていた作品。スピーディかつスリリングな展開はすばらしいが、それだけと言う気がしないでもない。

 コピーショップの店員ジェリーに、ある日軍事用品がごっそりと届けられる。その直後、謎の電話がかかり、言う通りにしないと死ぬと脅される。同じ頃、息子を旅行に送り出した母レイチェルも、同様の電話で、言う通りにしないと息子が死ぬと言われ、やむなく従うことに。そしてジェリーとレイチェルは、声の指示通りに二人で行動することになるが…

 どこに行っても監視されていると言うのは、気づかなければ何でもないが、そうだと気づいてしまうと怖い。電話の声から突然指示されるようになり、訳もわからず追われて逃げるハメになるジェリーだったが、とりあえず反抗してみる。だが、何をやってもすぐに見破られ、結局思い通りに動かされてしまう。この時点で、彼にはまだ失うものはない。

 レイチェルはちょっと違う。息子を人質に取られているため、従わざるを得ない。息子を失う訳にはいかないのだ。

 二人で一緒に行動するうち、絆が生まれる。そしてジェリーは最後に、自分を犠牲にしてみんなを救うと言う行動に出る。彼はこの出来事を通して成長する。優等生だった兄と比べられて何かと劣等感を持っていたジェリーだが、彼は大器晩成タイプ?

 ジェリー役に今売り出し中のシャイア・ラブーフ。レイチェル役にミシェル・モナハン。捜査官(?)役にロザリオ・ドーソン。FBI捜査官役にビリー・ボブ・ソーントン。長官役にマイケル・チクリス。ジェリーのパパ役でウィリアム・サドラー。

 ここからはネタバレになってしまうのだが、ちょっと気になった点をつついてみたい。まず、アメリカ中でこの計画に利用された人間がたくさんいるようなのだが、ジェリーが利用された理由はただ一つ。死んでしまった双子の兄の代用品として、どうしても必要だった。つまり、兄の声紋や顔でロックしたシステムを、同じ姿形の弟に解除させることが目的。でも、この手のシステムは、個人をきっちり判別するようできているハズで、双子だからってだませないハズだ。まだ不完全かもしれないが、少なくともそう言う方向で改良しているものだ。それに、百歩譲って見分けられないほど顔がそっくりで、声もそっくりだったとしよう。だとしても、このコンピュータは、彼が双子の弟と知っている。知った上で利用したのだ。つまり、ロックした張本人ではない=解除できないと知っているのに、解除していることになる。これはコンピュータとしては少々おかしな行動ではないか?

 さらに、クライマックスシーン。レイチェルの息子たちの演奏するアメリカ国家のF(高いファの音だね)の音の振動数に反応して、レイチェルが身につけたクリスタル(?)を爆発させようと言うところ。アメリカ国家の最後の方のFの直前に、ジェリーが止めに入り… と言うことになっているが、アメリカ国家には、この前にもFがでてくるのだ。映画的にはここでと言うのが一番盛り上がるのだろうが、事実に反していて少々納得行かない。

 全体としてスリリングで楽しめる。展開もスピーディだし、娯楽作品としてはすばらしい。少々深みに欠ける気はするが、スカッとすることは間違いない。

|

« [映] スラムドッグ$ミリオネア | トップページ | [映] アイアンマン »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: [映] イーグル・アイ:

« [映] スラムドッグ$ミリオネア | トップページ | [映] アイアンマン »