« [映] スタートレック | トップページ | [映] クローバーフィールド/HAKAISHA »

2009年6月 9日 (火)

[映] 最高の人生の見つけ方

 原題が「The Bucket List」なので、棺桶リストということなのだろう。確かに邦題の方がいい感じではある。なかなか評判の良かった作品なのだが、私はどうもひっかかる。

 自動車整備士として働くカーターは、検診でガンが見つかり入院。たまたま同室になったのは、その病院のオーナーであり、実業家のエドワード。すぐにエドワードもガンが見つかり、共に余命数ヶ月と診断される。苦しい時を共に過ごすことになった二人は、人生の終わりに、やり残したことにチャレンジする旅に出ることに。

 今まで日々の暮らしに精一杯だった人が、死期が近いことを知り、やり残したことをすると言うのは、とても共感できる。カーターは博学なのだが、生活のために大学進学を諦め、自動車整備工として働いている。生活は楽ではないが、愛する家族に恵まれ、幸せな人生と言えよう。彼がやり残したことをリストにして、何かに挑戦してみようと言う気持ちは、わからないでもない。だが、残り少ない最後の日々を、知り合ったばかりの男と一緒に過ごすだろうか。私だったら、家族や、親しい友人と過ごしたい。

 一方、エドワードは、カーターとは正反対である。仕事で成功したので、金はうなるほどある。だが、私生活はかなり寂しい。結婚は何度かしたものの、今現在は独身。自分を心配してくれる身内はいない。それには、彼自身の性格も影響しているように思う。あまり思いやりのある人物とは思えない。このような人物が、たまたま同室になった男と一緒に旅に出るだろうか。確かに、彼には友人がいなかった。やりたいことをやる金はあるが、一緒に楽しんでくれる友達がいなかったから、同士を見つけて旅に出たくなる気持ちもわからなくはない。と言うことは、これはエドワードの独りよがりなのか。

 とは言っても、二人はとても楽しい日々を過ごす。冒険。短くても、充実した日々。そして最期を迎える。男二人旅のシーンは、やがて訪れる最期を、一時忘れさせてくれる。この映画で一番いいシーンだろう。ただ、余命数ヶ月の彼ら、体調は万全では無いはず。もう少し若く、元気な時にこういう旅ができたら良かったのにねと、ついつい思ってしまった。

 自己中の頑固オヤジだったエドワードは、すっかり穏和になり、カーターの葬式での彼は、まるで別人のようになっていた。最初からそういう人間だったら、家族にも恵まれただろうにと思う。

 と言う訳で、見ながら自らの人生に重ね合わせ、いろいろな事を考えてしまった。やっぱ、やりたいことは元気なうちにどんどんやらなくちゃね!

|

« [映] スタートレック | トップページ | [映] クローバーフィールド/HAKAISHA »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: [映] 最高の人生の見つけ方:

« [映] スタートレック | トップページ | [映] クローバーフィールド/HAKAISHA »