« [映] 光の六つのしるし | トップページ | [映] つぐない »

2009年7月 4日 (土)

[映] 燃えつきるまで

 84年の作品で、大好きなメル・ギブソンとダイアン・キートン主演ということなので、興味津々。刑務所所長の妻と、死刑囚が恋の逃避行をすると言う、実話に基づいた話だ。

 1901年、ピッツバーグ、アレゲニー刑務所。所長ピーターの妻ケイトは、長く病気療養を続けていた。やっと回復したケイトを見て、喜ぶ4人の子供達。刑務所に、死刑囚ビドル兄弟がやってきた。囚人達に聖書の朗読をしていたケイトは、彼らの無実の主張に心動かされ、兄エドに対して次第に恋心を抱くようになる。そして刑の執行が近づいたある日、エドから脱獄の手助けを頼まれ、手を貸す。そして処刑の前日、二人は脱獄し、ケイトを連れて逃亡するが…

 なんかどこかで見たような… と思ったら、プリズン・ブレイクのマイケルとDr.タンクレディの恋に似ている。無実の罪(本当かどうかは不明だが)で、イケメンで、素敵な男性だったら、利用されているとわかっていても、惹かれてしまうのは当然なのか。

 ケイトには同情すべき点がある。4人の子供達は確かにかわいいが、とても幸せな家庭とは言えない。何があったのかは不明だが、夫とは少々距離があるようだし、長らく病気療養していたのはそのせいかもしれない。何か満たされないものを抱えつつ、囚人達に聖書を読むことで彼女なりにストレスを発散していたのだろう。

 そんな彼女の前に、心の通じる相手が現れる。死刑囚とは言え、彼女の心を動かす詩をプレゼントするのだ。彼女のことを全く認めようとしない夫とは対称的に、エドには彼女が必要だ。のめり込んでいくのもムリはない。

 実話に基づいていると言うのが驚きだが、彼女の心の動きはよくわかるし、悲しいが素敵な話だとも思う。だが、残念なことに、彼女と夫との不仲の原因や、エドとジャックのビドル兄弟の事件についての詳細が描かれていない。その辺り、もう少し深く掘り下げてくれれば、もっと二人の恋に感情移入できたのにと思う。

 ケイト役がダイアン・キートン。エド役にメル・ギブソン。弟ジャック役にマシュー・モディーン。ケイトの夫で所長役にエドワード・ハーマン(プラクティスのピアソン教授など)。彼らを追う刑事役にテリー・オクイン(LOSTのジョン・ロックね)。

 ゴッド・ファーザーの頃より、ちょっと年取った感じのダイアン・キートン。夫との生活で、自分を押し殺しているときの彼女と、エドと逃避行しているときの解き放たれたような彼女、表情の違いに注目。最後の、収監されたにもかかわらず、満足そうな彼女の笑顔がいい。

|

« [映] 光の六つのしるし | トップページ | [映] つぐない »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: [映] 燃えつきるまで:

« [映] 光の六つのしるし | トップページ | [映] つぐない »